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5章 紛い物の神
229話 危険な山
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ドゥークは真剣な表情でエンゼルマウンテンが過酷な山なのかの説明を始めた。
「まず、さっき言った通りあの山は生物が住めないくらい過酷な山だ。つまりは魔物が生息していないわけだ」
「つまりは途中で戦う事がないって事?」
「プラス面で考えるとな。しかしだ、魔物が住めないくらいの山っていう事は、つまり私達も登山中に死ぬというわけだ。体が凍り付く寒さと、いつ落ちるか分からない足元に、薄い酸素。ベテランの登山者でも不可能だったのにどうやって登るって言うんだ?」
俺は登山をした事がない。他の皆は分からないけど、難しい表情をしている時点で答えが出ているようなものだ。
「じゃあ、龍騎隊の人達に頼んで頂上まで連れて行ってもらう事はできますかね?」
「無理だな。シャックル山は、とにかく天候が悪い。過去に何度かワイバーンで登頂に挑んだ猛者もいたらしいが、死亡もしくは重症を負ったらしい。生きて帰ってきた龍騎兵曰く、山に拒まれているようだった、そうだ」
ズルをせずに正々堂々と登ってこいという意味だろうか?とにかく裏技は使用できないみたいだ。まいったな・・・。
「他に方法は無いのか?」
「無いな。残念ながら正々堂々と登る他ない」
「・・・なら、しっかりとした準備が必要だな。準備に一日かけよう。金も出し惜しみはしない。1%でも生存の確率をあげなくちゃ・・・」
「おいおいおい!マジで言ってるのか!?私の話を聞いていたのか貴様は!あの山かろ帰ってきた者はいないんだぞ!?ベテランの登山者、ワイバーンに乗った龍騎兵。全員辿り着けなかったんだぞ!登山素人のお前が登山できるとでも思っているのか!?」
「勿論、ただで済むとは思ってない。それなりの覚悟は決めてるさ」
「覚悟を決めて立って死ぬ時は死ぬんだぞ!!お前は私達を連れて行きたかったんだろうが、私はついて行かないぞ!登山中に凍死でごめんだ!ナックル、お前も何か言ってやれ」
「はい。ファルコさん、今のファルコさんの知識では到底不可能です。ですので・・・登山が大好きな叔父に話を聞いてから挑戦するか考えましょう!」
「そうだ!・・・って何アドバイスしてんだ馬鹿者!今の流れはどう考えても説得する流れだったろ!」
「ですけど、黒幕を見つける方法は今はこれしかないんでしょう?なら、不可能でもやらなきゃ。さもないと一生戦争は終わりませんよ?」
「ぐ、ぬぬぬ・・・ふんっ!もう知らん!私はドラゴム家の血を絶やす事は避けたいから辞退させてもらうぞ!」
そう言うとドゥークは部屋から立ち去ってしまった。元からダメ元のお願いだった。ナックルが賛成してくれた事に感謝しよう。
「それじゃあ、明日叔父さんに会いに行きましょう。戦争を終わらせる為って説明したらきっと快く教えてくれるはずです」
明日から始まる準備に備えて、その日はヘリナ先輩と寝る事にした。
久しぶりに抱きしめたヘリナ先輩は、少し・・・いやかなり痩せていた。
「まず、さっき言った通りあの山は生物が住めないくらい過酷な山だ。つまりは魔物が生息していないわけだ」
「つまりは途中で戦う事がないって事?」
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俺は登山をした事がない。他の皆は分からないけど、難しい表情をしている時点で答えが出ているようなものだ。
「じゃあ、龍騎隊の人達に頼んで頂上まで連れて行ってもらう事はできますかね?」
「無理だな。シャックル山は、とにかく天候が悪い。過去に何度かワイバーンで登頂に挑んだ猛者もいたらしいが、死亡もしくは重症を負ったらしい。生きて帰ってきた龍騎兵曰く、山に拒まれているようだった、そうだ」
ズルをせずに正々堂々と登ってこいという意味だろうか?とにかく裏技は使用できないみたいだ。まいったな・・・。
「他に方法は無いのか?」
「無いな。残念ながら正々堂々と登る他ない」
「・・・なら、しっかりとした準備が必要だな。準備に一日かけよう。金も出し惜しみはしない。1%でも生存の確率をあげなくちゃ・・・」
「おいおいおい!マジで言ってるのか!?私の話を聞いていたのか貴様は!あの山かろ帰ってきた者はいないんだぞ!?ベテランの登山者、ワイバーンに乗った龍騎兵。全員辿り着けなかったんだぞ!登山素人のお前が登山できるとでも思っているのか!?」
「勿論、ただで済むとは思ってない。それなりの覚悟は決めてるさ」
「覚悟を決めて立って死ぬ時は死ぬんだぞ!!お前は私達を連れて行きたかったんだろうが、私はついて行かないぞ!登山中に凍死でごめんだ!ナックル、お前も何か言ってやれ」
「はい。ファルコさん、今のファルコさんの知識では到底不可能です。ですので・・・登山が大好きな叔父に話を聞いてから挑戦するか考えましょう!」
「そうだ!・・・って何アドバイスしてんだ馬鹿者!今の流れはどう考えても説得する流れだったろ!」
「ですけど、黒幕を見つける方法は今はこれしかないんでしょう?なら、不可能でもやらなきゃ。さもないと一生戦争は終わりませんよ?」
「ぐ、ぬぬぬ・・・ふんっ!もう知らん!私はドラゴム家の血を絶やす事は避けたいから辞退させてもらうぞ!」
そう言うとドゥークは部屋から立ち去ってしまった。元からダメ元のお願いだった。ナックルが賛成してくれた事に感謝しよう。
「それじゃあ、明日叔父さんに会いに行きましょう。戦争を終わらせる為って説明したらきっと快く教えてくれるはずです」
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