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5章 紛い物の神
255話 美しい話
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「お前が知っているかどうかは知らないが、514年前から始まった戦争の前に、カートライトと戦争をしているんだ」
「ああ、第一次魔族戦争・・・いや、ベルム戦争って言った方が良いかな?」
「この際どちらでも構わない。その戦争では、どうやって勝ったのかは知っているな?」
「勇者と呼ばれる剣士とその仲間達がベルム王を倒し、戦争はカートライトの勝ちになった」
「この物語を聞いて、お前はどう思った?」
「どう思ったって・・・勝ったんだってぐらいしか思わなかったけど・・・」
「はぁぁ~・・・こうは思わなかったのか?美しい・・・と」
「はぁ?」
何を言っているんだ?目の前のバカは・・・。
「第一次ベルム戦争は、はじめカートライト側が不利だった。圧倒的なベルム族の数と魔法のレベルで押されていた。しかし、そこに現れたたった4人の勇気ある者達の活躍で、形成逆転。番狂せとも捉えて良い勝ち方をした!これを美しいと言わずに何と言うか!!」
なるほど、美しいというのはそういう意味だったのか。確かに、物語としては王道だ。
「だけど、それと歴史改変は何の共通点があるんだ?」
「ああ、そうだった。誰しもが我と同じような考えを持っているわけではない事を失念していたよ・・・つまり、我はこう思ったわけだ。再現してみたいと」
「はぁ・・・?」
「今の話の流れから分かるように我はベルム戦争が大好きだ、愛している!そして、『オール・イン・ザ・ハンド』を発見した時、思ったんだ。この力があれば、ベルム戦争と同じ状況を作り出せるのでは?と」
言っている意味は分かる。しかし、頭が理解を拒んでいる。あまりにも規模の大きすぎる自分勝手ぶりにドゥークとナックルは思わず言葉を失ってしまっている。
だから、俺が言わせてもらう。
「つまり、お前は・・・1つの種族を自分の快楽の為に迫害したと言うのか?」
「ああ、そうだが?」
「ッッ・・・!!うぉおおおおおぁぁぁぁ!!」
ファルコの怒気の混ざった咆哮と共に、鉄球が放たれる。不意打ちに限りなく近いストレート。しかし、寸前に叫んだのが問題だったのだろう。呆気なく止められたしまう。
「怒っているのか?ファルコ・ブレイヴ」
「当たり前だろ!!人をおもちゃみたいに扱いやがって・・・今まで見てきた人間の中で1番最悪だ!!」
「酷い事を言うな貴様は。せっかく、私が転生させてやったというのに」
「そうだろうよ。なんたって天使を操ってるのはお前なんだからな。だから、腹が立って仕方がないんだよ!!」
鉄球に魔力が宿る。初球は止められてしまったが、意味はあった。驚き呆けていた仲間達を戦闘態勢を取らせることに成功したんだから。
「ああ、第一次魔族戦争・・・いや、ベルム戦争って言った方が良いかな?」
「この際どちらでも構わない。その戦争では、どうやって勝ったのかは知っているな?」
「勇者と呼ばれる剣士とその仲間達がベルム王を倒し、戦争はカートライトの勝ちになった」
「この物語を聞いて、お前はどう思った?」
「どう思ったって・・・勝ったんだってぐらいしか思わなかったけど・・・」
「はぁぁ~・・・こうは思わなかったのか?美しい・・・と」
「はぁ?」
何を言っているんだ?目の前のバカは・・・。
「第一次ベルム戦争は、はじめカートライト側が不利だった。圧倒的なベルム族の数と魔法のレベルで押されていた。しかし、そこに現れたたった4人の勇気ある者達の活躍で、形成逆転。番狂せとも捉えて良い勝ち方をした!これを美しいと言わずに何と言うか!!」
なるほど、美しいというのはそういう意味だったのか。確かに、物語としては王道だ。
「だけど、それと歴史改変は何の共通点があるんだ?」
「ああ、そうだった。誰しもが我と同じような考えを持っているわけではない事を失念していたよ・・・つまり、我はこう思ったわけだ。再現してみたいと」
「はぁ・・・?」
「今の話の流れから分かるように我はベルム戦争が大好きだ、愛している!そして、『オール・イン・ザ・ハンド』を発見した時、思ったんだ。この力があれば、ベルム戦争と同じ状況を作り出せるのでは?と」
言っている意味は分かる。しかし、頭が理解を拒んでいる。あまりにも規模の大きすぎる自分勝手ぶりにドゥークとナックルは思わず言葉を失ってしまっている。
だから、俺が言わせてもらう。
「つまり、お前は・・・1つの種族を自分の快楽の為に迫害したと言うのか?」
「ああ、そうだが?」
「ッッ・・・!!うぉおおおおおぁぁぁぁ!!」
ファルコの怒気の混ざった咆哮と共に、鉄球が放たれる。不意打ちに限りなく近いストレート。しかし、寸前に叫んだのが問題だったのだろう。呆気なく止められたしまう。
「怒っているのか?ファルコ・ブレイヴ」
「当たり前だろ!!人をおもちゃみたいに扱いやがって・・・今まで見てきた人間の中で1番最悪だ!!」
「酷い事を言うな貴様は。せっかく、私が転生させてやったというのに」
「そうだろうよ。なんたって天使を操ってるのはお前なんだからな。だから、腹が立って仕方がないんだよ!!」
鉄球に魔力が宿る。初球は止められてしまったが、意味はあった。驚き呆けていた仲間達を戦闘態勢を取らせることに成功したんだから。
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