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三章 辿り着いた先は闇
92話 No.2とNo.3
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「その顔・・・まさかテツローの手先かな?だとするなら納得だ。お前達、後処理の事は気にせずやってしまいなさい」
「「はっ!」」
両手剣と、両手斧を装備した全身鎧の男達が立ち塞がる。どちらも180センチを余裕で超えており、ガタイはとても大きい。
素手の俺に対して舐め腐った態度を取ってはいるものの、構えには油断も隙も無い。
「俺達と出会した事が運の尽きだったなぁ、にいちゃん」
「俺らはこの賭博都市タルニムでもNo.2とNo.3なんだぜ?」
「No.1では無いんだな?」
「うるせぇ!」
「前まではNo.1とNo.2だったんだ!それなのにあの女が雇われてから俺達のランクはダウンしちまった!」
血の気が多いみたいだけだ。こっちの挑発に面白いくらい乗ってくれる。
「そして、俺達が組めば最強!お前は手を出せずに終わる!・・・ハァ!」
斧持ちの男が叫んだ瞬間、体が急に重くなる。実際に体重が増えたわけではない。恐らくスキルなのだろうがこのスキルは一体なんなんだ?
「俺のスキル『プレッシャー』はどうだ?俺との差があればあるほど、体が重くなり動けなくなる!」
「なるほど、説明ありがと」
「そして俺は『電撃付与』!なんでも電気を纏わせる事ができる!!」
大剣に稲妻が纏わりつく。電気は強くなっていき、新たな刃を形成する。さしずめ、雷の刃だろうか?
「電気は体に纏わせる事で、移動速度の向上もできる!上がったスピードと、雷の刃で動けなくなったお前を・・・斬るっ!」
目でギリギリ追える速度で大剣持ちの男が襲いかかってくる。普通の剣なら体で砕くことも可能だろうが、属性が付与されているのならば話は別だ。跳躍して攻撃を回避する。
「なっ!」「なんだと!?俺のプレッシャーが効いてないなんて・・・貴様ただ者ではないな!?」
「・・・まずはお前からだな」
動くことはできるが、体が重いというのは些か面倒だ。先に斧持ちの男を仕留める。驚いていてロクな構えを取れていなかったからか、難なく鳩尾に一撃を入れる事ができた。
「あ゛・・・!!」
あまりの痛みで、斧持ちの男は気絶してしまう。残ったのは大剣持ちの男だ。
「くっ!よくも相棒を一撃で・・・!!」
悪党ではあるものの、一流の戦士なのだろう。仲間のノックアウトに動揺せずに雷で向上させた移動速度で俺の周りをぐるぐると周る。
「ハハハハ!この速度を貴様は捉える事はできない!」
確かにずっと見ていたら目が回ってしまいそうだ。しかし、慣れてきた。
残像からはっきりと姿が見えるようになってくる。俺の目の前に大剣持ちの男が現れた瞬間を見計らい、回し蹴りを頭部にお見舞いする。
「あ・・・がっ・・・!」
大剣持ちの男は脳にダメージを追ってしまい、その場で倒れてしまった。
「「はっ!」」
両手剣と、両手斧を装備した全身鎧の男達が立ち塞がる。どちらも180センチを余裕で超えており、ガタイはとても大きい。
素手の俺に対して舐め腐った態度を取ってはいるものの、構えには油断も隙も無い。
「俺達と出会した事が運の尽きだったなぁ、にいちゃん」
「俺らはこの賭博都市タルニムでもNo.2とNo.3なんだぜ?」
「No.1では無いんだな?」
「うるせぇ!」
「前まではNo.1とNo.2だったんだ!それなのにあの女が雇われてから俺達のランクはダウンしちまった!」
血の気が多いみたいだけだ。こっちの挑発に面白いくらい乗ってくれる。
「そして、俺達が組めば最強!お前は手を出せずに終わる!・・・ハァ!」
斧持ちの男が叫んだ瞬間、体が急に重くなる。実際に体重が増えたわけではない。恐らくスキルなのだろうがこのスキルは一体なんなんだ?
「俺のスキル『プレッシャー』はどうだ?俺との差があればあるほど、体が重くなり動けなくなる!」
「なるほど、説明ありがと」
「そして俺は『電撃付与』!なんでも電気を纏わせる事ができる!!」
大剣に稲妻が纏わりつく。電気は強くなっていき、新たな刃を形成する。さしずめ、雷の刃だろうか?
「電気は体に纏わせる事で、移動速度の向上もできる!上がったスピードと、雷の刃で動けなくなったお前を・・・斬るっ!」
目でギリギリ追える速度で大剣持ちの男が襲いかかってくる。普通の剣なら体で砕くことも可能だろうが、属性が付与されているのならば話は別だ。跳躍して攻撃を回避する。
「なっ!」「なんだと!?俺のプレッシャーが効いてないなんて・・・貴様ただ者ではないな!?」
「・・・まずはお前からだな」
動くことはできるが、体が重いというのは些か面倒だ。先に斧持ちの男を仕留める。驚いていてロクな構えを取れていなかったからか、難なく鳩尾に一撃を入れる事ができた。
「あ゛・・・!!」
あまりの痛みで、斧持ちの男は気絶してしまう。残ったのは大剣持ちの男だ。
「くっ!よくも相棒を一撃で・・・!!」
悪党ではあるものの、一流の戦士なのだろう。仲間のノックアウトに動揺せずに雷で向上させた移動速度で俺の周りをぐるぐると周る。
「ハハハハ!この速度を貴様は捉える事はできない!」
確かにずっと見ていたら目が回ってしまいそうだ。しかし、慣れてきた。
残像からはっきりと姿が見えるようになってくる。俺の目の前に大剣持ちの男が現れた瞬間を見計らい、回し蹴りを頭部にお見舞いする。
「あ・・・がっ・・・!」
大剣持ちの男は脳にダメージを追ってしまい、その場で倒れてしまった。
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