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2章 2度目の人生の目標
14話 あれからしばらく経って・・・
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「起きろ!朝の訓練の時間だ!」
僕を呼ぶ声が聞こえる。体に刻まれた本能が、僕の眠気を完全に吹き飛ばす。
同じ部屋で寝ている兵士達も、声と共に覚醒。自分が使用しているベッドから飛び起きると、立ち上がって空いているドアに向かって敬礼した。
「「「「おはようございます!教官!!」」」」
「病気や怪我の者は深刻しろ!!いなければすぐに訓練所へ向かえ!!」
「「「「はっ!!」」」」
教官の横を通り、部屋を出て、訓練所へと向かう。まず、最初は朝のランニング。大体3kmくらいの軽い運動だ。大体、10分ぐらいで終わる。
皆と足取り合わせるのではなく、自分のペースで走ることとなっており、タイムも順位も計られる。
「今日は、5位か。いつも通りだな、アル」
「はい!!明日は更に高い順位を目指します!!」
「良い意気込みだ。次は、筋トレを始めろ」
「はい!」
次は筋トレ。鍛えるのは、腕、胸、腹、足の4つの部位。これは、みんなで一緒に行う。
「よしっ!では、打ち込み訓練開始ッ!!」
カカシを人と想定して、木製の剣で斬る訓練。ここで、型を学ぶ。
「練習試合、始め!!」
次は一対一の練習試合。1回につき、4分間行い、それを相手を変えて10回行う。
これが、1番楽しくて、1番辛い訓練だ。これを終えると、ようやく終わりを迎える。
「よし!訓練終わり!!」
「「「「ありがとうございました!!」」」」
この時には、もう皆へとへと。教官も指導で汗かきまくりだ。
「お疲れさん、アル」
「お疲れ様です、先輩」
「練習試合の時の突き、とても良かったぞ。日に日に上達してる。最初来た時と比べると感慨深いものだ」
「ありがとうございます!」
「因みに、ここに来てからもう何年だっけ?」
「1週間前に丁度、6年経ちました」
「もう、6年か・・・早いな」
そう、もう6年経ってしまった。栄養不足でガリガリだった体には、程良く筋肉が付き、背も伸びた。前世の年齢に追いついたわけだが、身長は既に前世よりも高くなっている。
「そろそろ朝食だ。食べに行こうぜ」
「はい、今日は何でしょうね?」
「サンドイッチが食いたいな・・・」
僕は少し、米が恋しい。
朝食を平らげ、11時まで待つ。因みに朝食は、パンとスープだった。
11時になったのを確認すると、バール様の部屋の前に行き、ノックして部屋に入る。
「バール様、朝です」
「んぅ・・・あと5分・・・」
「寝ても意味はないっ!!」
6年もお世話していると、躊躇もなくなってくる。カーテンを開けて、布団を剥がす。そして、いつも通り、服を脱がして、体を濡れたタオルで拭いた後に今日の服を着せる。
「わたしの体を布越しに触った感想は?」
「いつも触ってるでしょう?」
「良いじゃないか~聞かせておくれよ」
「柔らかいですよ。特に胸とお腹が」
「ボッキした?」
「5年もやってたら、そんなに興奮しませんよ」
バール様は1週間に1度しか風呂に入らない。なので、凄く匂う。それを指摘しても、風呂を面倒くさがる為、濡れた布で拭って少しでも匂いをマシにする事に成功した。
「それにしても、大きくなったねぇ。あんなガリガリだった、子供がまさかここまでの美丈夫に育つとは・・・わたしって見る目があるのかな?」
「それは確かにあると思いますよ。カルー将軍とか見つけてるし」
「そうかそうか!それじゃあ、早速ご飯を食べに行こう!今日のご飯はなにかなー?」
「ここでは見ない珍味だと聞きました」
「それはちょっと楽しみかも」
昼食はカレーに似た、様々なスパイスを調合したスープだった。普通に美味しかったし、インドカレーを思い出した。
僕を呼ぶ声が聞こえる。体に刻まれた本能が、僕の眠気を完全に吹き飛ばす。
同じ部屋で寝ている兵士達も、声と共に覚醒。自分が使用しているベッドから飛び起きると、立ち上がって空いているドアに向かって敬礼した。
「「「「おはようございます!教官!!」」」」
「病気や怪我の者は深刻しろ!!いなければすぐに訓練所へ向かえ!!」
「「「「はっ!!」」」」
教官の横を通り、部屋を出て、訓練所へと向かう。まず、最初は朝のランニング。大体3kmくらいの軽い運動だ。大体、10分ぐらいで終わる。
皆と足取り合わせるのではなく、自分のペースで走ることとなっており、タイムも順位も計られる。
「今日は、5位か。いつも通りだな、アル」
「はい!!明日は更に高い順位を目指します!!」
「良い意気込みだ。次は、筋トレを始めろ」
「はい!」
次は筋トレ。鍛えるのは、腕、胸、腹、足の4つの部位。これは、みんなで一緒に行う。
「よしっ!では、打ち込み訓練開始ッ!!」
カカシを人と想定して、木製の剣で斬る訓練。ここで、型を学ぶ。
「練習試合、始め!!」
次は一対一の練習試合。1回につき、4分間行い、それを相手を変えて10回行う。
これが、1番楽しくて、1番辛い訓練だ。これを終えると、ようやく終わりを迎える。
「よし!訓練終わり!!」
「「「「ありがとうございました!!」」」」
この時には、もう皆へとへと。教官も指導で汗かきまくりだ。
「お疲れさん、アル」
「お疲れ様です、先輩」
「練習試合の時の突き、とても良かったぞ。日に日に上達してる。最初来た時と比べると感慨深いものだ」
「ありがとうございます!」
「因みに、ここに来てからもう何年だっけ?」
「1週間前に丁度、6年経ちました」
「もう、6年か・・・早いな」
そう、もう6年経ってしまった。栄養不足でガリガリだった体には、程良く筋肉が付き、背も伸びた。前世の年齢に追いついたわけだが、身長は既に前世よりも高くなっている。
「そろそろ朝食だ。食べに行こうぜ」
「はい、今日は何でしょうね?」
「サンドイッチが食いたいな・・・」
僕は少し、米が恋しい。
朝食を平らげ、11時まで待つ。因みに朝食は、パンとスープだった。
11時になったのを確認すると、バール様の部屋の前に行き、ノックして部屋に入る。
「バール様、朝です」
「んぅ・・・あと5分・・・」
「寝ても意味はないっ!!」
6年もお世話していると、躊躇もなくなってくる。カーテンを開けて、布団を剥がす。そして、いつも通り、服を脱がして、体を濡れたタオルで拭いた後に今日の服を着せる。
「わたしの体を布越しに触った感想は?」
「いつも触ってるでしょう?」
「良いじゃないか~聞かせておくれよ」
「柔らかいですよ。特に胸とお腹が」
「ボッキした?」
「5年もやってたら、そんなに興奮しませんよ」
バール様は1週間に1度しか風呂に入らない。なので、凄く匂う。それを指摘しても、風呂を面倒くさがる為、濡れた布で拭って少しでも匂いをマシにする事に成功した。
「それにしても、大きくなったねぇ。あんなガリガリだった、子供がまさかここまでの美丈夫に育つとは・・・わたしって見る目があるのかな?」
「それは確かにあると思いますよ。カルー将軍とか見つけてるし」
「そうかそうか!それじゃあ、早速ご飯を食べに行こう!今日のご飯はなにかなー?」
「ここでは見ない珍味だと聞きました」
「それはちょっと楽しみかも」
昼食はカレーに似た、様々なスパイスを調合したスープだった。普通に美味しかったし、インドカレーを思い出した。
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