11 / 13
第十一話
しおりを挟む
ザーザーと雨が降る中、俺は女性と一緒に街に向かって進んでいく。
「それで、あんたは何者なの? 私の名前はマーリー・ルーズベルト、グランビア王国の第3王女よ」
「お、王女様!? しかもグランビア王国って大国じゃないか! そんな人がどうしてこんな森に1人でいるんだよ!」
グランビア王国は俺たちのいる大陸でも最大級の王国だ。
俺たちの街が人口50万人なのに対し、グランビア王国の人口は500万人近くいたはずだ。
そんな大国の王女様がどうしてこんな森に一人でいるんだ。
偽物か?……といっても偽物の王女をわざわざ追い回すような変態はいないよなぁ。
さっきの魔法もすごかったし、多分本物なんだろう。護衛が一人もいないのはおかしいけどね。
「ちょっと事情があるのよ……あんたみたいな一般人には教えられないような機密事項よ」
「別にいいけどさ、それじゃ俺は退散させてもらうよ。一般人がそんな機密事項に触れていたら厄介なことに巻き込まれそうだしね」
せっかく冒険者になれたのに、こんなすぐに冒険者をやめなきゃいけないような事件に巻き込まれるのはごめんだ。女の子が困っていそうだから助けただし。
「ちょっと!? さすがにそれはあっさりしすぎなんじゃないの!?」
俺がマーリーに背を向けて歩き出すと、グッと力強く肩を握られる。
無視して歩きだそうとしたが、動けない。見た目はきゃしゃなのになんて馬鹿力だ。
「いや、助けたのにその態度はなくない? いくら王女でもよくないと思いまーす!」
「まぁ、確かに助けられたわよ。ありがとう」
さっきから態度がでかかったし、この無礼者!! なんて言われることを覚悟していたのに返ってきたのは素直な返事だった。拍子抜けだ。
「う、うん。助かったならよかったよ」
あまりにも拍子抜けすぎてすっとぼけた反応しかできなかった。
「私はこの近くにある街のアクアスに行きたいんだけど、あなたってそこの住人よね? 案内してくれないかしら」
それは俺たちの街だな。
案内すること自体は簡単なんだけど、1国の王女を普通に街に入れちゃって平気なんだろうか。
後から発覚したら国際問題でした、とかになられたら困るなぁ」
「連れてくのは良いけど、一応市長のところに案内はさせてよ。さすがに何もなしに王女を街に入れるのはまずいと思うからさ」
「確かにそれもそうね。それだったらライガさんのところに案内してよ。何度か会ったこともあるし話が早そうだわ」
ライガ……? って名前で言われて疑問符が浮かんだけど市長のことか。
いつも筋肉とかゴリラとか変なあだ名で呼ばれてることが多いから誰の事なのか一瞬分からなかった。
「顔見知りなら大事になりそうになくて良かったよ。それじゃ、案内するね」
「よろしくね、そういやあなたはなんて名前なの?」
「俺の名前はハル・ロードっていうんだ。短い付き合いかもしれないけどよろしくね」
◆
自己紹介も済んだあとはさっきのことについてひたすらに聞いた。
さっきの男の口ぶりだと俺のことも狙われかねないし、情報は聞いておいた方が良いと思ったからだ。
「あいつは魔王の手先である悪魔のルシフェガよ。さっきみたいにドラゴンを使ったり、魔法も色々使える厄介なやつなの」
「あいつ人間じゃなかったの!? そんなのに狙われたらシャレにならないんですけど!?」
あんなワープして飛んでくるようなやつが敵になるのはシャレにならない。
俺なんて普段から無防備なんだし、普通に生活している俺のことなんてあいつからしたら赤子をひねるような感覚で殺せるはずだ。
今になって自分がやったことが恐ろしくなってきた。
ドラゴンを操っているやつなんて普通じゃないんだし、さっさとしっぽ巻いて逃げておくべきだったのか?……でも見ちゃった以上、女の子を見捨てて逃げるのはなしだよなぁ。
今さら悔いても仕方ないか。やっちゃったんだし。
「今さらそんな事言っても仕方ないわ。それに、ドラゴンを一撃で屠れるような冒険者なのにどうしてそんなに臆病なの?」
マーリーは不思議そうな目で俺を見つめる。
マーリー視点で見れば、いきなりドラゴンをぶっ放すやつがちょっと悪魔に狙われただけでビビるのもおかしな話か。
「俺はちょっとワケありなんだよ。ドラゴンは一撃で倒せたけど、間違いなくルシフェガに狙われたら瞬殺される」
「まぁ、隠したいなら言わなくてもいいけどね。私だって詮索する気なんてないし」
冒険者は自分の身を守るために持っているスキルを隠したがるけど、そういう風に捉えられてしまったか。別にこのスキルを隠すつもりないし、全部ゲロッちまうか。
◆
「私が思っていた以上にワケありだったわ。そんなスキルなんてどんな国でも欲しがるような最強スキルじゃない!」
「だから悪魔に狙われたら瞬殺だろ? ドラゴンを狩れるかどうかだって正直いって博打だったんだ。あれで失敗してたら俺はあそこで木端微塵にされてたしな」
俺がどんな経緯であそこにいたのかを説明すると、マーリーは驚いた様子だった。
目の前に最強冒険者が現れたと思っていたら、ペーペーの料理人だったんだから当然の反応か。
「それでも大したものだわ。それでハルはこれから冒険者になるのよね? 悪くはしないから私と一緒に来てくれない?」
これが普通の冒険者の誘いだったら喜んで受けるんだけどなぁ。
一国の王女から一緒に冒険しようって言われても怖すぎる。
自分の身すら守れないのに王女と共に冒険するとは何事だ! とか大臣あたりに言われそうだ。
こんな場所に1人で突っ込んでくるあたりこの娘は間違いなくじゃじゃ馬だ。本来ならマーリーには厳しい監視がいたに違いない。
「まぁ、考えておくよ。とりあえず市長のところに一緒に行こうか? 一応顔は隠しておいてね」
さっきの悪魔じゃないが、王女を狙って悪者が襲い掛かってくることも想定できる。
マーリーの髪は赤くてとても目立つ。問題の芽になりそうなものは早めに潰しておくべきだろう。
フードを被って顔を隠してもらってから、俺は連日市長の家に向かうことにした。
「それで、あんたは何者なの? 私の名前はマーリー・ルーズベルト、グランビア王国の第3王女よ」
「お、王女様!? しかもグランビア王国って大国じゃないか! そんな人がどうしてこんな森に1人でいるんだよ!」
グランビア王国は俺たちのいる大陸でも最大級の王国だ。
俺たちの街が人口50万人なのに対し、グランビア王国の人口は500万人近くいたはずだ。
そんな大国の王女様がどうしてこんな森に一人でいるんだ。
偽物か?……といっても偽物の王女をわざわざ追い回すような変態はいないよなぁ。
さっきの魔法もすごかったし、多分本物なんだろう。護衛が一人もいないのはおかしいけどね。
「ちょっと事情があるのよ……あんたみたいな一般人には教えられないような機密事項よ」
「別にいいけどさ、それじゃ俺は退散させてもらうよ。一般人がそんな機密事項に触れていたら厄介なことに巻き込まれそうだしね」
せっかく冒険者になれたのに、こんなすぐに冒険者をやめなきゃいけないような事件に巻き込まれるのはごめんだ。女の子が困っていそうだから助けただし。
「ちょっと!? さすがにそれはあっさりしすぎなんじゃないの!?」
俺がマーリーに背を向けて歩き出すと、グッと力強く肩を握られる。
無視して歩きだそうとしたが、動けない。見た目はきゃしゃなのになんて馬鹿力だ。
「いや、助けたのにその態度はなくない? いくら王女でもよくないと思いまーす!」
「まぁ、確かに助けられたわよ。ありがとう」
さっきから態度がでかかったし、この無礼者!! なんて言われることを覚悟していたのに返ってきたのは素直な返事だった。拍子抜けだ。
「う、うん。助かったならよかったよ」
あまりにも拍子抜けすぎてすっとぼけた反応しかできなかった。
「私はこの近くにある街のアクアスに行きたいんだけど、あなたってそこの住人よね? 案内してくれないかしら」
それは俺たちの街だな。
案内すること自体は簡単なんだけど、1国の王女を普通に街に入れちゃって平気なんだろうか。
後から発覚したら国際問題でした、とかになられたら困るなぁ」
「連れてくのは良いけど、一応市長のところに案内はさせてよ。さすがに何もなしに王女を街に入れるのはまずいと思うからさ」
「確かにそれもそうね。それだったらライガさんのところに案内してよ。何度か会ったこともあるし話が早そうだわ」
ライガ……? って名前で言われて疑問符が浮かんだけど市長のことか。
いつも筋肉とかゴリラとか変なあだ名で呼ばれてることが多いから誰の事なのか一瞬分からなかった。
「顔見知りなら大事になりそうになくて良かったよ。それじゃ、案内するね」
「よろしくね、そういやあなたはなんて名前なの?」
「俺の名前はハル・ロードっていうんだ。短い付き合いかもしれないけどよろしくね」
◆
自己紹介も済んだあとはさっきのことについてひたすらに聞いた。
さっきの男の口ぶりだと俺のことも狙われかねないし、情報は聞いておいた方が良いと思ったからだ。
「あいつは魔王の手先である悪魔のルシフェガよ。さっきみたいにドラゴンを使ったり、魔法も色々使える厄介なやつなの」
「あいつ人間じゃなかったの!? そんなのに狙われたらシャレにならないんですけど!?」
あんなワープして飛んでくるようなやつが敵になるのはシャレにならない。
俺なんて普段から無防備なんだし、普通に生活している俺のことなんてあいつからしたら赤子をひねるような感覚で殺せるはずだ。
今になって自分がやったことが恐ろしくなってきた。
ドラゴンを操っているやつなんて普通じゃないんだし、さっさとしっぽ巻いて逃げておくべきだったのか?……でも見ちゃった以上、女の子を見捨てて逃げるのはなしだよなぁ。
今さら悔いても仕方ないか。やっちゃったんだし。
「今さらそんな事言っても仕方ないわ。それに、ドラゴンを一撃で屠れるような冒険者なのにどうしてそんなに臆病なの?」
マーリーは不思議そうな目で俺を見つめる。
マーリー視点で見れば、いきなりドラゴンをぶっ放すやつがちょっと悪魔に狙われただけでビビるのもおかしな話か。
「俺はちょっとワケありなんだよ。ドラゴンは一撃で倒せたけど、間違いなくルシフェガに狙われたら瞬殺される」
「まぁ、隠したいなら言わなくてもいいけどね。私だって詮索する気なんてないし」
冒険者は自分の身を守るために持っているスキルを隠したがるけど、そういう風に捉えられてしまったか。別にこのスキルを隠すつもりないし、全部ゲロッちまうか。
◆
「私が思っていた以上にワケありだったわ。そんなスキルなんてどんな国でも欲しがるような最強スキルじゃない!」
「だから悪魔に狙われたら瞬殺だろ? ドラゴンを狩れるかどうかだって正直いって博打だったんだ。あれで失敗してたら俺はあそこで木端微塵にされてたしな」
俺がどんな経緯であそこにいたのかを説明すると、マーリーは驚いた様子だった。
目の前に最強冒険者が現れたと思っていたら、ペーペーの料理人だったんだから当然の反応か。
「それでも大したものだわ。それでハルはこれから冒険者になるのよね? 悪くはしないから私と一緒に来てくれない?」
これが普通の冒険者の誘いだったら喜んで受けるんだけどなぁ。
一国の王女から一緒に冒険しようって言われても怖すぎる。
自分の身すら守れないのに王女と共に冒険するとは何事だ! とか大臣あたりに言われそうだ。
こんな場所に1人で突っ込んでくるあたりこの娘は間違いなくじゃじゃ馬だ。本来ならマーリーには厳しい監視がいたに違いない。
「まぁ、考えておくよ。とりあえず市長のところに一緒に行こうか? 一応顔は隠しておいてね」
さっきの悪魔じゃないが、王女を狙って悪者が襲い掛かってくることも想定できる。
マーリーの髪は赤くてとても目立つ。問題の芽になりそうなものは早めに潰しておくべきだろう。
フードを被って顔を隠してもらってから、俺は連日市長の家に向かうことにした。
0
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる