5 / 38
命を与える者2
しおりを挟む
ギブの両親は子供の目から見ても最悪だった。父親は酒に溺れ、母親は毎日夜の街へと出かけていた。そこへ、児童養護施設の職員を名乗る女がやってきてギブを連れて行った。その頃6歳だったギブには女が救いの女神に見えていた。両親はその女に興味も示さず、ギブが連れて行かれたことすら一週間後には忘れてしまっていたのではないかと思う。
施設での生活は幸せで溢れていた。毎日同年代の施設の子とも遊べるし、何より愛情を注いでもらえた。
しかし、幸せな日々は1年で終わりを告げた。6歳にして愛情に飢えていたギブは与えられる愛情だけでは足りなくなっていた。そして、愛情を注いでくれない人を恨むようになった。日が経つにつれて行動に起こすようになり、ついには殺人事件を起こすことが目的にまでになっていた。
殺人を起こしてからは施設にいられなくなり、少年鑑別所へと送られた。
しかし、そこでギブに転機が訪れた。乗っていた車の運転手が殺されたのだ。そして、その殺した犯人たちはギブを見つけるとこう言った。
「ギブ・リブス、俺たちと一緒に来い。好きに殺させてやる」
ギブはこの男たちの「殺し」という言葉に惹かれついて行った。着いたのはホテルの一室だった。そしてそこには2人の男がいて、ギブを見た大柄の男が口を開いた。
「俺の名はデストロイ・リブ。この組織、「マドファイド」のリーダーだ。俺はこの世界を破壊し、また一から作り直すこと目的だ。そのためには殺しが必要だ。お前は殺したいんだろう?私たちの手伝いをさせてやる。お前には殺し屋になることが出来る力が眠っているみたいだしな」
この言葉を聞き、ギブは興奮を覚え、デストロイに忠誠を誓ったのだった。
それからまた1年後。ギブに能力が発現した。それは、対象の人間に1つ命を余分に与える【生命復活(リターン・ライフ)】という能力だった。
ギブは迷わずデストロイに使った。この愛情を注いでくれない世界を素晴らしいものに作り直すために。
施設での生活は幸せで溢れていた。毎日同年代の施設の子とも遊べるし、何より愛情を注いでもらえた。
しかし、幸せな日々は1年で終わりを告げた。6歳にして愛情に飢えていたギブは与えられる愛情だけでは足りなくなっていた。そして、愛情を注いでくれない人を恨むようになった。日が経つにつれて行動に起こすようになり、ついには殺人事件を起こすことが目的にまでになっていた。
殺人を起こしてからは施設にいられなくなり、少年鑑別所へと送られた。
しかし、そこでギブに転機が訪れた。乗っていた車の運転手が殺されたのだ。そして、その殺した犯人たちはギブを見つけるとこう言った。
「ギブ・リブス、俺たちと一緒に来い。好きに殺させてやる」
ギブはこの男たちの「殺し」という言葉に惹かれついて行った。着いたのはホテルの一室だった。そしてそこには2人の男がいて、ギブを見た大柄の男が口を開いた。
「俺の名はデストロイ・リブ。この組織、「マドファイド」のリーダーだ。俺はこの世界を破壊し、また一から作り直すこと目的だ。そのためには殺しが必要だ。お前は殺したいんだろう?私たちの手伝いをさせてやる。お前には殺し屋になることが出来る力が眠っているみたいだしな」
この言葉を聞き、ギブは興奮を覚え、デストロイに忠誠を誓ったのだった。
それからまた1年後。ギブに能力が発現した。それは、対象の人間に1つ命を余分に与える【生命復活(リターン・ライフ)】という能力だった。
ギブは迷わずデストロイに使った。この愛情を注いでくれない世界を素晴らしいものに作り直すために。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる