運命を刻む者たち

ペルシャ猫

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命を与える者3

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 ギブは目の前のハンマーにとっさに反応して、背中に挿してあった長剣で受け止めた。だが、ハンマーの一撃の方が重い。すぐに避け、大怪我にはならなかったが双子に囲まれてもう打つ手が残っていなかった。
「本当に話さないのか? 」
「……あぁ」
「じゃあこれで終わりね。観念しなさい。No.19、笑顔と陽光の暗示【太陽】のフレイム・インテンスだよ」
「……姉ちゃんってなんでそんな知名度の低い暗示の言葉選ぶかな……婚約の暗示とかいい言葉あるのに……」
無邪気な姉に微笑を浮かべ、そっくりな弟も名を名乗る。
「No.18、不安と悪寒の暗示【月】のアイス・インテンス……」
「No.20、復活の暗示【審判】のギブ・リブス」
 ギブが喋り終えた瞬間、目の前の少女が炎の剣を振り抜いた。
 剣が振り抜かれるまでの間に今までの記憶が走馬灯のように浮かんでくる。しかし、その記憶はほとんどデストロイとのものだった。
(自分の人生はこんなにも薄っぺらいものだったのか)
 ギブは今まで、殺しにまで至った愛情というものに執着していたことがバカバカしくなっていた。
(もっと色々なことを体験しておけばよかった)
 そんな後悔と共にギブの意識は今までたくさん見てきた死という闇に呑まれていった。

 残り、20人。

 No.20 【審判】 ギブ・リブス DEAD
 Ability:【生命復活】…対象の相手の命を一つ増やす
 Main Image 
正位置:再生、復活
逆位置:執着、挫折
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