運命を刻む者たち

ペルシャ猫

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人を殺す者

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 【悪魔】のドロウン・グリードは欲に忠実だった。そのせいで、何度も警察に捕まった。万引きや麻薬、さらには殺人まで犯していた。
 そんなドロウンは一度大量殺戮を起こしたことがあった。駅のホームで愛用の斧を振り回し、その場にいた一般市民を殴って切って殺したのだった。当時から大きな体をしていたため、世間からは「ジェイソン」と呼ばれていた。のちに捕まったドロウンは事情聴取の際に「殺したくなったから殺した。動機はない」と答えたのだった。
 この事件のことは国中に広がり、デストロイの耳にも入っていた。その頃からデストロイは欲に忠実なドロウン・グリードという男に興味を惹かれていった。
 裁判で死刑判決が下され、それから15日がたった頃だった。ドロウンの死刑が執行される直前にデストロイは現れた。そして、一瞬でその場にいた執行人などを殺しドロウンに不気味な笑顔で話しかけた。
「好きなだけ殺させてやる。ついてこい」
 この言葉にドロウンは殺したい、という欲求を駆り立てさせられた。この時から、好きに殺しをさせてくれるデストロイにドロウンは忠誠を誓った。

「まずは一人仕留めたぜ。やっぱり殺しは最高だ。これがないと生きていけねぇぜ」
 ドロウンが殺した感覚に甘美していると後ろから野太い声がした。
「No.8、意思と覚悟の暗示【力】のバイオレンス・オーバーウェルミング。意志を貫く心の強さ、とくと味わえ」
 バイオレンスが殴りかかると、ドロウンは手に持った斧でその腕を切り落とそうと振りかぶってきた、がドロウンの斧が折れる音がした。
 その勢いに乗り、バイオレンスは追撃をかける。人の体の急所という急所に拳を叩きつけた。バイオレンスはしばらく鎧ごと殴りつけると攻撃をやめてその場を後にした。
 後に残ったのは鉄と肉の混ざった大きな塊だけだった。

 残り、15人。

 No.15 【悪魔】 ドロウン・グリード DEAD
 Ability:【欲求追求(パスート・ディサイヤー)】…自らや他人の欲求を満たすまで行動する、させる
 Main Image 
正位置:欲望、邪心
逆位置:悪意、依存症
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