運命を刻む者たち

ペルシャ猫

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 リメイン・ギルドの親は元々王宮に使える騎士団長だった。しかし、ある日殺し屋という存在が現れたことにより、その才能を持つリメインがわずか二歳にして親の代わりに騎士団長となった。
 国民からは批判の声が多く届いたが、五歳の頃には能力が発現し、リメイン・ギルドの騎士団長就任に反対する者はいなくなった。
 そして、リメインの七歳の誕生日。この日、リメインは初めての戦争に出陣した。結果は圧勝。そして、リメインはある一人の女性を連れてきた。名をカーム・エクスプロアと言った。
 リメインはそれからカームをこの王宮のメイドにしてはどうかと王様の側近に相談をしていた。初めは反対されていたが、リメインがついでにと教えていた王宮剣術の稽古の途中でカームに能力が発現したことにより認められた。
 この頃から、リメインは幼いながらも大勢の死を見てきたことにより、目の前のカームや軍の仲間たちを大切に思うようになっていた。
 そしてそれから数年が経った頃、パペスキル王国の同盟国から応戦の連絡が入った。そこで、軍の半分をその戦争に送ることとなった。
 その戦争は惨敗したらしい。送り込んだ軍隊は全滅したとのことだった。
 リメインはその時初めて泣いた。知らないところで仲間が死んでしまったのが悲しかったのだ。
 そこで話が終わればいいものの、リメインは不思議な噂を聞いた。軍隊を殲滅したのは敵の国ではなく、マドファイドという組織らしい。デストロイという男がリーダーで世界の再創造が目的らしい。
 この時、リメインは自分自身分からない怒りを覚えた。戦争に出ると死ぬ可能性があるのを承知でみんな戦争に出ていたのにこんな理不尽な怒りはない、とリメインは思った。
 なのでそれから、リメインはこの出来事を忘れようと努力し、なんとか記憶の隅に置き去ることができた。
しかし、この記憶はあることをきっかけに呼び覚まされることとなる。
 そう。デストロイが再び現れたあの瞬間に。
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