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曇り空の雲間から
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「今日はいつも以上に機嫌が良くないね。悪夢を見たせいかな?」
「うるさい!」
ドンドンと荒い足音を響かせながら、宮殿の廊下を歩くキャサリンとその3歩ほど後ろから追いかけるパトリックとジョセフィーヌ。
「これからエデン王国の国王との会食なの!邪魔だからついてこないで!!」
「…それなら仕方がない。さぁ、ジョセフィーヌ、暫く僕と遊ぼうか。」
ワンワン!と楽しそうにパトリックの周りを跳ね回るジョセフィーヌ。
その光景がより一層、キャサリンをイラつかせた。
国王との会食が終わり、自室の椅子に溶けるように座るキャサリン。
そこへ、パトリックとジョセフィーヌがやってくる。
ジョセフィーヌはやっと遊んでくれると彼女の膝の上まで駆け登り、一生懸命に体を伸ばして彼女の顔を舐めた。
「…ごめんなさいね。今日はもう疲れちゃったの…」
若干イラついたように言い放つ。
いつもと違う主人の様子を見てクゥーンと項垂れるジョセフィーヌ。
いつも以上に疲労感が身体を襲っていた。
鈍い怒りが思考を支配していた。
これも全て昨日の夢のせいだ。
これも全てあいつのせいだ。
これも全て
目の前のお前のせいだ。
「なんなのよ!!!」
キャサリンの怒りが爆発する。
「いつもいつも!私が呼んでもないのに現れて!!どんな事をやらせても笑顔でケロッとして!私の気持ちも知らないで!!」
「もう放っておいてよ!!」
ジョセフィーヌ激昂する主人に怯え、パトリックの懐へと飛び込む。
「放ってなど置けないよ。僕は君の許婚なんだから。」
「あんたなんかフィアンセでも何でもないって言ってるでしょ!!私のワガママで気持ち良くなりたいだけなら、他の人の所へ行ってよ!!!」
「誰のワガママでも良い訳では無いよ。」
「君のワガママだから聞いてあげたいんだよ。」
私の中で音がした。
「確かに、君の気持ちは分からない。君が自分の気持ちに蓋をしているから。他人どころか、自分でも分からないように。」
なんなのよ。
「もっと君のことが知りたい。好きな色は?スポーツは得意?どんな食べ物が好き?…もっともっと聞きたい。」
私の心にズカズカ入ってきて。
「もっと、君のことが知りたい。」
しばしの静寂が2人を包み込む。
お互いの視線が交差する。
彼の目はいつもと違って、真剣だった。
私は―――
―――その目を信じてもいいの?
「うるさい!」
ドンドンと荒い足音を響かせながら、宮殿の廊下を歩くキャサリンとその3歩ほど後ろから追いかけるパトリックとジョセフィーヌ。
「これからエデン王国の国王との会食なの!邪魔だからついてこないで!!」
「…それなら仕方がない。さぁ、ジョセフィーヌ、暫く僕と遊ぼうか。」
ワンワン!と楽しそうにパトリックの周りを跳ね回るジョセフィーヌ。
その光景がより一層、キャサリンをイラつかせた。
国王との会食が終わり、自室の椅子に溶けるように座るキャサリン。
そこへ、パトリックとジョセフィーヌがやってくる。
ジョセフィーヌはやっと遊んでくれると彼女の膝の上まで駆け登り、一生懸命に体を伸ばして彼女の顔を舐めた。
「…ごめんなさいね。今日はもう疲れちゃったの…」
若干イラついたように言い放つ。
いつもと違う主人の様子を見てクゥーンと項垂れるジョセフィーヌ。
いつも以上に疲労感が身体を襲っていた。
鈍い怒りが思考を支配していた。
これも全て昨日の夢のせいだ。
これも全てあいつのせいだ。
これも全て
目の前のお前のせいだ。
「なんなのよ!!!」
キャサリンの怒りが爆発する。
「いつもいつも!私が呼んでもないのに現れて!!どんな事をやらせても笑顔でケロッとして!私の気持ちも知らないで!!」
「もう放っておいてよ!!」
ジョセフィーヌ激昂する主人に怯え、パトリックの懐へと飛び込む。
「放ってなど置けないよ。僕は君の許婚なんだから。」
「あんたなんかフィアンセでも何でもないって言ってるでしょ!!私のワガママで気持ち良くなりたいだけなら、他の人の所へ行ってよ!!!」
「誰のワガママでも良い訳では無いよ。」
「君のワガママだから聞いてあげたいんだよ。」
私の中で音がした。
「確かに、君の気持ちは分からない。君が自分の気持ちに蓋をしているから。他人どころか、自分でも分からないように。」
なんなのよ。
「もっと君のことが知りたい。好きな色は?スポーツは得意?どんな食べ物が好き?…もっともっと聞きたい。」
私の心にズカズカ入ってきて。
「もっと、君のことが知りたい。」
しばしの静寂が2人を包み込む。
お互いの視線が交差する。
彼の目はいつもと違って、真剣だった。
私は―――
―――その目を信じてもいいの?
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