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生誕祭②
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ーーー良いかいキャサリン。自分の生誕祭は必ず行いなさい。
そしてーーーー
「…さま。キャサリン様。」
トントンというドアをノックする音とメイドの声でキャサリンは目を覚ます。
「生誕祭の準備が整いました。どうぞ大広間まで」
「…わかったわ。」
随分と懐かしい夢を見た。
「…お父様…」
広い部屋に玉座が1つ。
そこに腰をかけるキャサリン。
「それではこれより、ミランダ・キャサリン様の生誕祭を執り行う!!」
大臣が高らかに宣言した。
それと同時に旅芸人たちが楽器を鳴らし、踊り子が躍る。
その後からは玉に乗った人間や、おかしな格好の道化師が続く。
退屈だ。
何度も見た同じ光景。
いつもと同じ装飾、同じケーキ、首輪に繋がれた男。
ん?
何故かその道化師に連れられていたのはキャサリンの元許嫁パトリックだった。
「…ねぇ。あの人は何をしてるのかしら。」
「さ、さぁ…?」
キャサリンの隣に居るメイドも困惑していた。
「僕の愛しいキャサリン!!見ていてくれ!僕がライオンの代わりにこの火の輪をくぐってみせよう。」
「ど、どうやら旅芸人達が飼っていたライオンが居なくなってしまったみたいですね。」
「それで何故あの人が下着1枚で首輪をつけることになるの?」
パトリックの前に大人一人分はあろうかという大きさの火の輪が登場する。
それを見たパトリックの動機は激しくなっていく。
「だ、大丈夫でしょうか…パトリック様緊張されているようです。」
「興奮してるだけでしょ。」
ハァッ!と道化師に鞭を打たれたパトリックはキャインッ!と声を上げながら四足歩行のまま火の輪に突っ込む。
「あのまま丸焼きになれば多少は笑えるのだけれど。」
「キャ、キャサリン様!?」
大きく飛び上がり火の輪をくぐるパトリック。
しかし
距離が足りず、火の輪にぶつかってしまった。
「ギモヂィィィ!!」
パトリックの断末魔と共に、大きな火の輪が倒れ旅芸人達を襲った。
楽器を投げ出す者、服にうつった火を消そうと転げ回る者、自分の身体で火を消そうとする者(パトリック)。
会場は大パニックだった。
「…ふ」
「お、お嬢様…?」
「あはははははっ!」
キャサリンは子供のように笑った。
メイドもここ10年は見ていない程の屈託のない笑顔だった。
(お父様の言った通りなのかも…)
ーーそして、心から祝ってくれる者と結ばれなさいーー
「誕生日おめでとうキャサリン」
「服を着なさい、ケダモノ」
そしてーーーー
「…さま。キャサリン様。」
トントンというドアをノックする音とメイドの声でキャサリンは目を覚ます。
「生誕祭の準備が整いました。どうぞ大広間まで」
「…わかったわ。」
随分と懐かしい夢を見た。
「…お父様…」
広い部屋に玉座が1つ。
そこに腰をかけるキャサリン。
「それではこれより、ミランダ・キャサリン様の生誕祭を執り行う!!」
大臣が高らかに宣言した。
それと同時に旅芸人たちが楽器を鳴らし、踊り子が躍る。
その後からは玉に乗った人間や、おかしな格好の道化師が続く。
退屈だ。
何度も見た同じ光景。
いつもと同じ装飾、同じケーキ、首輪に繋がれた男。
ん?
何故かその道化師に連れられていたのはキャサリンの元許嫁パトリックだった。
「…ねぇ。あの人は何をしてるのかしら。」
「さ、さぁ…?」
キャサリンの隣に居るメイドも困惑していた。
「僕の愛しいキャサリン!!見ていてくれ!僕がライオンの代わりにこの火の輪をくぐってみせよう。」
「ど、どうやら旅芸人達が飼っていたライオンが居なくなってしまったみたいですね。」
「それで何故あの人が下着1枚で首輪をつけることになるの?」
パトリックの前に大人一人分はあろうかという大きさの火の輪が登場する。
それを見たパトリックの動機は激しくなっていく。
「だ、大丈夫でしょうか…パトリック様緊張されているようです。」
「興奮してるだけでしょ。」
ハァッ!と道化師に鞭を打たれたパトリックはキャインッ!と声を上げながら四足歩行のまま火の輪に突っ込む。
「あのまま丸焼きになれば多少は笑えるのだけれど。」
「キャ、キャサリン様!?」
大きく飛び上がり火の輪をくぐるパトリック。
しかし
距離が足りず、火の輪にぶつかってしまった。
「ギモヂィィィ!!」
パトリックの断末魔と共に、大きな火の輪が倒れ旅芸人達を襲った。
楽器を投げ出す者、服にうつった火を消そうと転げ回る者、自分の身体で火を消そうとする者(パトリック)。
会場は大パニックだった。
「…ふ」
「お、お嬢様…?」
「あはははははっ!」
キャサリンは子供のように笑った。
メイドもここ10年は見ていない程の屈託のない笑顔だった。
(お父様の言った通りなのかも…)
ーーそして、心から祝ってくれる者と結ばれなさいーー
「誕生日おめでとうキャサリン」
「服を着なさい、ケダモノ」
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