転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第383話 [プレイルーム。]

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 リヴィアタンに案内をお願いすると何故か家の中に案内された。

「あれ?外でやってるんじゃなかったんですか?」

「確かに外での訓練も必要なのですが、水圧を強め、海流の流れを複雑して、身体に負荷を加えた状況の方が水中戦に慣れるが早くなるので。」

「そんな場所があるんですね。」

「はい。海龍でも人化したての頃は慣れる必要がありますので、その為の特殊な部屋でございます。」

「なるほど・・・。」

 そうこうしている内にかなり大きな扉の前でリヴィアタンが止まった。

「此処ですか?」

「はい。この部屋となります。」

「随分大きな扉ですね。」

「海龍族の中には人化してもこの扉を屈んだ状態で入らねば無理な者も居ますので。」

「そんなにですか。」

「はい。力の使い方が上手くなれば人族と変わらないサイズまでは縮める様にはなるのですが幾分力の制御は苦手な者が多いのが現状の海龍ですね。」

「なるほど。」

「では、これより部屋の方に入って頂きますが、少し注意点がございます。」

「はい。」

「この部屋は先程申し上げた通り急激な流れの変化があり、水圧も違いますので、入った瞬間、まぁないとは思われますが、身体を持っていかれないようにお気を付け下さい。」

「分かりました。」

「ではお入り下さい。」

 そう言われた俺が中に入ろうとするとリヴィアタンに言われた様に身体に強い力が掛かった。

「なるほど、潮の流れに引っ張られる感じがしますね。」

「はい。ですが流石にございますね。」

「何の事ですか?」

「初見で微動だにしておられないので。」

「確かに何も教えてもらってなかったらビックリしますけど、教えてくれてましたし、この程度なら普通は耐えれるでしょ?」

「確かに耐える事は可能でしょうが、これまで来た中で、微動だにしない方はシュウト様が初めてなのですよ。」

「えっ?ルーク達は違ったんですか?」

「堪えてはいましたが、潮の流れを初見で把握する事は難しかった様で少し身体を振られていましたね。」

「う~ん、修行不足なだけですよ。」

「いえいえ、海龍の者であろうと複雑に乱れ狂う潮の流れを把握するには2、3日は掛かっております。ですが、シュウト様は瞬時に把握された御様子でしたので、こちらが驚いてしまいました。」

「う~ん、前世で行っていた滝壺での修行の成果かもしれませんね。ただそういう事ならやはり修行不足ですね。」

 そうリヴィアタンと話しながら中に入ると全員がペアを組んで組み手を行っていた。

 俺が暫く様子を見ていると俺の存在に気付いたのか、全員が近寄ってきた。

「シュウト、どうしたんだ?何か問題でも起こったのか?」

「いや対した用じゃないぞ。それよりルーク、修行の成果はどうなんだ?」

「俺とサスケはまあまあだな。」

「ならルーク達以外はどうなんだ?」

「もう少し時間が必要だな。」

「そうかぁ・・・。」

「ん?どうしたんだ?」

「それってルーク達2人は必要か?」

「まぁ別に抜けても問題ねぇレベルには達してっから問題ねぇが、やっぱり何かあったのか?」

「それなら明日1日で良いから借してくれないか?」

「2人ともか?」

「あぁ、その方がいい。」

「サスケはどうだ?」

「拙者は問題ないでござるよ。」

「だとよ。んで、どうしたんだ?」

「いや、俺の調整に付き合ってほしくてさ。」

「「え!?マジで(ござるか)?」」

「いやさぁ、調整するのにAランクのダンジョンを紹介して貰ったんだけど、杖とスキルは流石に調整出来なくてさ。」

 俺がそう言うと2人は絶望した様な表情で皆んなを見ていたが、全員が目を逸らした。

「ん?大丈夫だよな?」

「「あ、あぁ・・・。」」

 ルーク達がそう言うと近くにいたカスミとレイがルーク達の肩を労う様に叩いていた。

「ん?レイ達も一緒にしたいのか?」

 俺がそう言うと2人はルーク達から離れて素知らぬ顔をしていた。

「まぁ、今日は流石に無理だろうから明日、アイテムボックス改でな。」

「アイテムボックス改?・・・まぁ、そうか。だが、彼処は穏やかな海だろ?本当の意味での調整になるのか?」

「いや、スキアと相談して闘技場の一部を色々変えて戦える海戦フィールドとして使おうかなって思ってな。それに海/島フィールドだと折角育った資源も破壊しかねないしな。」

「資源破壊って何処までするつもりだよ。」

「何処までってスキルとか使ってたら戦闘用フィールドじゃないと厳しいだろ?」

「ま、まぁ・・・なぁ、俺達は全力で良いのか?」

「慣らしが終わったらそうするつもりだぞ。」

「分かった。」

 ルークはそう言うとサスケと何かを相談してからレイに声を掛けてから皆んなと別れて俺の方に来た。

「どうしたんだ?皆んなの訓練メニューでも伝えてたのか?」

「訓練メニューなんてもんはねぇよ。今は組み手がメインだからな。」

「じゃあどうしたんだ?」

「いや、明日シュウトに付き合うなら俺達は、ここで終了して休むって伝えただけだ。アイツらは時間一杯までやるしな。」

「そういえば、時間、時間って何の時間なんだ?」

「この部屋の使用時間だ。」

「使用時間?」

「今もそうだが、この部屋は常に激流や水圧で身体に負荷を掛けてるから立ってるだけでも訓練になるだろ?」

「まぁ、流れが一定じゃない感じだし、水圧も変動してるみたいだから結構くるな。」

「だから海龍族であっても使用時間が決まってるらしいぞ。まぁ、俺達は短期間で慣れる必要があったからリヴィアタン様が決めた限界ギリギリでやらせて貰ったがな。」

「そうなんだな。リヴィアタンさん、ありがとうございます。」

「いえいえ、私も想定以上に耐えれる方々でしたので、どの程度まで耐えれるか記録出来たので、今後の海龍達の訓練の参考になりますので。」

「参考ですか・・・。」

「はい。これまでは私が限界を決めておりましたが、本人の意思の力で限界を超える限界が存在する事を知りましたので、今後に活かせるかと思っております。」

「・・・それは本人の意思が重要だと思いますので、意思確認は必須にした方が・・・いや、リヴィアタンさんが聞き取りするのは無しで。」

「ホッホッホッ。そうですね。此処に来る者は認められようと躍起になっており、自身の能力を過大評価している者が多いですからね。」

その後も暫くの間、皆んなの様子を見てからスキアと闘技場の改良を行っていき、その日は就寝した。

次の日、朝食を終えた俺達は闘技場の中に入った。

「何処に創ったんだ?」

「一応、登録された者で尚且つ、俺か、ルークの承認が必要っていうプレイルームを創った。」

「プレイルーム?それって子供の遊び場じゃないのか?」

「まぁ、色んな環境での調整なんて楽しそうだろ?」

「・・・まぁ、確かに。」

「それに基本的には俺達しか使わない予定だから結構無茶な設定まで出来る様にしてあるし、普通の人は居るだけで危険な状態になるだろうな。」

「シュウトが無茶って・・・。」

ルークは青ざめた顔でそう言うとサスケもゴクッと喉を鳴らしていた。

「何だよ。サスケはそんなに楽しみなのか?」

俺がそう言うとサスケは凄い速さで首を横に振っていた。

「まぁなんだ俺も調子に乗った事は否めないが、これから行く予定のダンジョンは未だかつて無いSSSランクのダンジョンだからな。どれだけやっても足りないって事はないだろ?」

「まぁ、そうだな。」

「まぁ、今日一日でルーク達が慣れて大丈夫だと思ったら皆んなも連れて来てやってくれ。結構な自信作だからな。」

「おうよ。やるだけはやらねぇとな。」

そう言って中に入ったルーク達は激流に足を取られそうになるのを踏ん張って耐えていた。

「何だコレ!こんなんでどうやってシュウトの調整を手伝えっつうんだよ!」

「そ、そうでござるよ!」

「とりあえずコレが此処の今の平均ぐらいだな。」

「コレで平均!!?」

「一応、昨日行った部屋の倍ぐらいの威力の水流と水圧の負荷も倍ぐらいを平均にしてみたし、水圧変動もより激しくしてみた。」

「みた。じゃねぇよ。それに今はって何だよ!」

「そりゃあ慣れて来たら上げるだろ?」

「何処まで上げるつもりなんだよ。」

「さぁ?皆んな次第?」

「はぁ~。で、マジでこんな状態で調整するつもりか?」

「いや、とりあえず最低に設定した昨日の部屋と同じにするけど、とりあえず動ける様に・・・そうだなぁ、1時間ぐらい?準備運動でもしてみるか?」

「マジか・・・まぁでもシュウトはこの激流に慣れたんだろ?」

「昨日も調整のつもりでやってるからな。」

「なら昨日と同じじゃ俺らは着いて行けねぇって事か・・・サスケ、やるか。」

「そうでござるな。このままだと調整相手にもならない可能性があるでござるからな。」

ルーク達はそう言うと1時間みっちり、走ったり泳いだり、組み手をしたりしていた。

その後、1時間のインターバルを挟んでから昨日と同じ水流、水圧、水圧の変動にしてから再び中に入った。

「ヤベ!思った以上に効果有るなぁ。」

「そうでござるな。」

2人はそう言うと武器を取り出して振り回していた。

「だろ?短時間でこの効果。レベルを上げた方が良いって思うだろ?」

「まぁ、そうだな。だが、初っ端から今の最大レベルにはしないからな。」

「分かってるって、今の俺でも立ってるのがやっとだったからなぁ。さっきので普通に立つのが難しいなら激流に呑まれて訓練にならないだろうからな。でもリヴィアタンさんは本当に良い訓練方法を教えてくれたよ。」

「擬似的に水流を作ってってやつな。アレって何代か前の使徒様が創ったらしいぞ。」

「そうなのか?」

「その時の使徒様は人族と人魚族のハーフだったらしくて海の難敵を倒す為に創ったんだと。」

「へぇ~だから負荷を掛けれる様にしてあったんだな。」

「まぁそういう事だろうな。じゃあやるか?」

「おう。頼むな。」

俺達はそう言うと訓練を開始し、一部のスキルは流石に此処では使えなかったが、一日掛けて、ルーク達がボロボロになるまで調整を行っていった。


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