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第391話 [踏破準備。Part4]
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「おい!シュウト、そりゃなんだ?」
「ん?ルークか。この前言った神機・武甕槌命だ。」
「強くね?っていうか、シュウトはどうやって動かしてたんだ?結構離れてたよな?」
「俺が動かしてた訳じゃないからな。」
「はぁ?・・・神様の気配は・・・ないけど?どういう事?」
「そのまんま俺が動かさなくても動くって事だよ。」
「はぁ?って事はドラウの魔道具と同じって事か?」
「そう思うよな。」
「・・・少し違うか、ドラウの魔道具は襲いに来ねぇヤツには何もしねぇし、一旦戦いから逃げてく様なヤツもフル無視だったもんな。その点、ソレは逃げてる魔物も気付いてねぇ魔物も関係無しに討伐してる感じだったもんな。って事は討伐自体を自動でするって事か?」
「討伐もそうだが、オートバトルだからお前達との模擬戦も可能なはずだ。」
「模擬戦?そんな事も出来るのか?」
「多分な。」
「おっしゃ、そんならいっちょやってみっか?」
「良いのか?」
「問題ねぇ。っつうより午前中遊んでたってぇのもあって体力が余ってんだよ。」
「そういう事なら・・・。」
俺はそう言うと糸でアンテナを作って、模擬戦と思いながら武甕槌命に取り付けた。すると武甕槌命は金剛杵ではなく六角棒を肩口から取り出すと六角棒を杖の様に持ち、直立不動で制止していた。
「動かねぇぞ?」
「・・・そうだなぁ・・・もしかして・・・ルーク、武甕槌命の前で1回構えてみてくれないか?」
「お、おう。」
ルークは俺に言われた通りに武甕槌命に対して武器を構えたが武甕槌命が動く事は無かった。
「やっぱ、動かねぇぞ?」
「じゃあルークは何時でも良いように構えたままで居てくれよ。」
「分かった。」
「始め!」
俺がそう言うと武甕槌命は六角棒を構えたと思った瞬間、武甕槌命は一瞬でルークに近付き怒涛の如く防御もさせないとでもいう様な攻撃を次々と繰り出していた。
「凄ぇ攻撃だな。」
「楽勝って感じか?」
「いや、そんな事はねぇが、スピードは有っても全力で戦う程じゃねぇな。それとコイツ・・・武甕槌命だっけ?コイツに攻撃しても大丈夫なのか?」
ルークは武甕槌命の猛攻を楽々と捌きながら聞いてきたので俺は武甕槌命の前に出て動きを止めた。
「シュウト、どうしたんだ?ってか、急に飛び出したら危ねぇだろ?」
「大丈夫、武甕槌命は俺には攻撃出来ない設定らしいから。」
「いや、それだって俺が攻撃しちまうかもしんねぇだろ?」
「いや、それこそ無いだろ?全力なら兎も角、そうじゃないならルークが味方を誤爆する事なんて考えられないだろ?」
「ま、まぁそんなヘマはしねぇけど・・・それよりもしかして武甕槌命ってシュウトがそうしねぇと止まらないのか?」
「いや、模擬戦って思ったら武器を殺傷能力の低い物に変えてたところを見るに多分、終わりとか、それまで!とか言えば止まると思うぞ。」
「じゃあ何でしねぇんだよ。」
「いや、面倒だったし、気になる事があったしな。」
「故障か?」
「そうじゃない。まぁ待ってろ。」
俺はルークにそう言うと金剛杵の時の様に六角棒の手元に有る紐を調べると金剛杵と同様の導線を発見したので、それを瓢箪に繋いだ。
「何してんだ?」
「いや、これで攻撃力がかなり上がるはずなんだよ。」
「そうなのか?何か一々面倒だな。」
「いや、有るって分かってたら戦闘中に糸を繋いで操作するが今は有るかも分からなかったからなぁ。」
「あぁ、そう言う事か。どれくらい掛かるんだ?」
「もう良いぞ。ルークも良いか?」
「第2ラウンドって感じか、良いぜ。」
ルークはそう言うと武甕槌命から一旦離れた。
「じゃあ行くぞ・・・では・・・始め!」
俺が合図をした瞬間、武甕槌命は先程と同様、瞬時にルークへと近付き、六角棒を一振りした。
ルークがその一撃を受けると1m程、飛ばされた。
「くぅ~効くねぇ。これならさっきよりは楽しめそうだぜ。」
ルークはそう言いながら攻撃をすると武甕槌命に簡単に止められ、双方、鍔迫り合いからの攻守が凄まじく、どんどん速くなっていった。
「凄ぇな、シュウト!だんだん威力もスピードも上がってけど、何処まで上がるんだ?」
「さぁ?何せ武甕槌命の模擬戦を観るのはルークが初めてだからな。」
「そうだったな。だが突然止まるみたいな事はねぇよなぁ?」
「何でだ?」
「魔力で動いてんだろ?なら魔力切れで突然ってぇのも考えられるだろ?」
「まぁ有り得るか。とりあえず神の瞳でも魔力残量を確認するから大丈夫だ。でもどうしたんだ?」
「これ以上速くなるなら俺が止め切れるか分かんねぇと思ってな。」
「なるほどな。」
「ってかよぅ、ホントに面白ぇなぁ。」
「それは良かった。」
ルークはそう言うとどんどん真剣になっていき、話す余裕も無い感じになっていた。
暫くの時間、戦闘が続いたがルークが徐々に押され始めたところで魔力残量が1割を切ってしまったので、俺は声を掛ける事にした。
「ルーク!武甕槌命の残量が少ないから止めるぞ。」
「・・・おう!」
「終わり!・・・止まらないな・・・それまで!」
俺がそう言うと武甕槌命は瞬時にルークから離れ、ルークに対して礼をすると六角棒を仕舞って動きを止めた。
「凄ぇなぁ。パワーとスピードがどんどん上がってくから必死だったぜ。ってか、魔力残量に余裕があったらまだまだ上がるんじゃねぇの?」
「そうかもしれないな。そうじゃなかったら神様を降ろすことなんて出来ないだろうからな。」
「まぁそうだよな。でもあれだなぁ・・・。」
ルークはそう言うと少し残念そうな表情をしていた。
「どうしたんた?」
「いやさぁ、パワーもスピードも凄ぇのに技量がそこそこだからなぁ、確かに人形らしく、関節が自由自在だって事もあって予想外の動きで翻弄されっけど、それだけだ。攻撃の捌き方も力任せ、攻撃自体も円を意識してるのは分かるし、レイみたいに踊りの要素もあるが、力に翻弄されてる節が否めねぇ。それに人じゃねぇから戦闘センスみてぇなもんもねぇから慣れたら読み易いんだ。」
ルークがそう言うと停止させた武甕槌命のメンテナンスに動いていたドラウが声を掛けてきた。
「そりゃ、武甕槌命の前任者が、操縦者がカヤ様っつって武術の熟練者じゃなくてパペットマスターだったからじゃねぇか?」
「ん?・・・あぁ、戦闘経験の差って事か。」
「おそらくだが、カヤ様の相手はルーク程強くなく、尚且つ、カヤ様自身が武甕槌命の動きにというか、パワーやスピードに着いて行けなかったのが、原因だと思うぞ。」
「ドラウは何でそう思うんだ?」
「そりゃ、オートバトルモードがパペットマスターの操作を元に構築されたデータから自動戦闘を行うからだな。」
「って事はシュウトが武甕槌命を何度も操作してきゃあ、今とは全然違うもんになるって事か?」
「そうだろうな。それにこれはあくまでも仮定の話だが、武甕槌命に神様が憑依すれば、その動きもトレースして、データベースで最適化して戦闘を行えるじゃねぇかと思うぞ。」
「って事は武神アレス様を降ろす事が出来ればアレス様の動きを何度も自分で味わう事が出来るって事か?」
「その可能性もあるってだけで、模倣出来るかは分かんねぇぞ。」
「そんなもん分かってるよ。だが、その技量の一端でも味わえるのは興奮すんぜ。例えばだぞ。ドラウも製造神ファイス様の鍛治だったり魔道具造りだったり、その技術を直接見れて、神域に戻られた後もシュウトに頼めば見直せるってなったらどうだ?興奮すっだろ?」
「そうだな。シュウト、ファイス様を降ろせないのか?」
「いやいや、やった事も無いからな。それにどの神様が憑依してくれるか分からないってドラウも言ってただろ?」
「そ、そうだったな。ルーク、要らねぇ事言うんじゃねぇよ。」
「そうかもしれねぇけど、夢がねぇか?」
「そうだな。まぁ、武神アレス様は上位神だからあれだが、もしかしたら他の武の神様は降りやすいかもな。なんせ武甕槌命は大きく分類するとバトルドールの一種だからな。」
「おぉ、それでも神の技術を間近で観れるなんてワクワクしかねぇな。」
ルークはそう言うと子供みたいにキラキラした目で武甕槌命を見ていた。
「まぁでも今度のダンジョンで神降ろしをしたとしても俺の技量というか、神気がまだまだだから戦闘は一瞬だと思うぞ。」
「それでも、だよ。もしかしたら一瞬で屠っちまって動きが見えなかったとしても武甕槌命に命令したら俺が見えるスピードで、その一撃をその攻撃を観れるかもしんねぇだろ?」
「そういう事か。そういう事なら勉強出来るかもしれないな。」
「だろ?うぉぉぉぉ今から楽しみだぜ!」
「本当にルークは戦う事が好きだなぁ。」
「そりゃ、シュウトも一緒じゃねぇか。ってか、そういう事ならサスケもそうだし、シュウトの子供らもそうだろ?」
「あぁ・・・確かに俺も興味しかないし、子供らもそうだろうな。」
「だろ?」
「だが、強敵が現れた時だけしか使わないぞ。」
「そりゃそうだろ。神様を俺達の好奇心ってだけの理由で降ろすなんて罰当たり出来る訳がねぇだろ?」
「分かってるなら良い。それよりも明日なんだけど、プレイルームの改良は終わったから水中戦で武甕槌命も使用して良いか?」
「別に構わないが、水中戦なんて出来んのか?」
「さぁ?カヤ様が水中戦をしてたかどうかも分からないしな。ドラウは何か聞いてないか?」
「いや、ヤマトは海戦はあっても船の上だったと思うぞ。まぁ水中に入る事は出来っから出来ねぇった事はないだろうが、水中に入っても潜水で敵の船を落としたり、水上からカヤ様が操って水中の敵を倒してるぐれぇで本格的な水中戦なんてやってねぇんじゃねぇか?」
「その可能性の方が高いか。まぁ、明日だな。とりあえずは最低ラインで武甕槌命が動けるかをテストしてからだな。」
そうこう言っていると皆んなが戻ってきたので俺達は一旦、自分達の屋敷へと戻って取れた素材や食材の報告を受けてから食事をして各々の時間を過ごしていった。
「ん?ルークか。この前言った神機・武甕槌命だ。」
「強くね?っていうか、シュウトはどうやって動かしてたんだ?結構離れてたよな?」
「俺が動かしてた訳じゃないからな。」
「はぁ?・・・神様の気配は・・・ないけど?どういう事?」
「そのまんま俺が動かさなくても動くって事だよ。」
「はぁ?って事はドラウの魔道具と同じって事か?」
「そう思うよな。」
「・・・少し違うか、ドラウの魔道具は襲いに来ねぇヤツには何もしねぇし、一旦戦いから逃げてく様なヤツもフル無視だったもんな。その点、ソレは逃げてる魔物も気付いてねぇ魔物も関係無しに討伐してる感じだったもんな。って事は討伐自体を自動でするって事か?」
「討伐もそうだが、オートバトルだからお前達との模擬戦も可能なはずだ。」
「模擬戦?そんな事も出来るのか?」
「多分な。」
「おっしゃ、そんならいっちょやってみっか?」
「良いのか?」
「問題ねぇ。っつうより午前中遊んでたってぇのもあって体力が余ってんだよ。」
「そういう事なら・・・。」
俺はそう言うと糸でアンテナを作って、模擬戦と思いながら武甕槌命に取り付けた。すると武甕槌命は金剛杵ではなく六角棒を肩口から取り出すと六角棒を杖の様に持ち、直立不動で制止していた。
「動かねぇぞ?」
「・・・そうだなぁ・・・もしかして・・・ルーク、武甕槌命の前で1回構えてみてくれないか?」
「お、おう。」
ルークは俺に言われた通りに武甕槌命に対して武器を構えたが武甕槌命が動く事は無かった。
「やっぱ、動かねぇぞ?」
「じゃあルークは何時でも良いように構えたままで居てくれよ。」
「分かった。」
「始め!」
俺がそう言うと武甕槌命は六角棒を構えたと思った瞬間、武甕槌命は一瞬でルークに近付き怒涛の如く防御もさせないとでもいう様な攻撃を次々と繰り出していた。
「凄ぇ攻撃だな。」
「楽勝って感じか?」
「いや、そんな事はねぇが、スピードは有っても全力で戦う程じゃねぇな。それとコイツ・・・武甕槌命だっけ?コイツに攻撃しても大丈夫なのか?」
ルークは武甕槌命の猛攻を楽々と捌きながら聞いてきたので俺は武甕槌命の前に出て動きを止めた。
「シュウト、どうしたんだ?ってか、急に飛び出したら危ねぇだろ?」
「大丈夫、武甕槌命は俺には攻撃出来ない設定らしいから。」
「いや、それだって俺が攻撃しちまうかもしんねぇだろ?」
「いや、それこそ無いだろ?全力なら兎も角、そうじゃないならルークが味方を誤爆する事なんて考えられないだろ?」
「ま、まぁそんなヘマはしねぇけど・・・それよりもしかして武甕槌命ってシュウトがそうしねぇと止まらないのか?」
「いや、模擬戦って思ったら武器を殺傷能力の低い物に変えてたところを見るに多分、終わりとか、それまで!とか言えば止まると思うぞ。」
「じゃあ何でしねぇんだよ。」
「いや、面倒だったし、気になる事があったしな。」
「故障か?」
「そうじゃない。まぁ待ってろ。」
俺はルークにそう言うと金剛杵の時の様に六角棒の手元に有る紐を調べると金剛杵と同様の導線を発見したので、それを瓢箪に繋いだ。
「何してんだ?」
「いや、これで攻撃力がかなり上がるはずなんだよ。」
「そうなのか?何か一々面倒だな。」
「いや、有るって分かってたら戦闘中に糸を繋いで操作するが今は有るかも分からなかったからなぁ。」
「あぁ、そう言う事か。どれくらい掛かるんだ?」
「もう良いぞ。ルークも良いか?」
「第2ラウンドって感じか、良いぜ。」
ルークはそう言うと武甕槌命から一旦離れた。
「じゃあ行くぞ・・・では・・・始め!」
俺が合図をした瞬間、武甕槌命は先程と同様、瞬時にルークへと近付き、六角棒を一振りした。
ルークがその一撃を受けると1m程、飛ばされた。
「くぅ~効くねぇ。これならさっきよりは楽しめそうだぜ。」
ルークはそう言いながら攻撃をすると武甕槌命に簡単に止められ、双方、鍔迫り合いからの攻守が凄まじく、どんどん速くなっていった。
「凄ぇな、シュウト!だんだん威力もスピードも上がってけど、何処まで上がるんだ?」
「さぁ?何せ武甕槌命の模擬戦を観るのはルークが初めてだからな。」
「そうだったな。だが突然止まるみたいな事はねぇよなぁ?」
「何でだ?」
「魔力で動いてんだろ?なら魔力切れで突然ってぇのも考えられるだろ?」
「まぁ有り得るか。とりあえず神の瞳でも魔力残量を確認するから大丈夫だ。でもどうしたんだ?」
「これ以上速くなるなら俺が止め切れるか分かんねぇと思ってな。」
「なるほどな。」
「ってかよぅ、ホントに面白ぇなぁ。」
「それは良かった。」
ルークはそう言うとどんどん真剣になっていき、話す余裕も無い感じになっていた。
暫くの時間、戦闘が続いたがルークが徐々に押され始めたところで魔力残量が1割を切ってしまったので、俺は声を掛ける事にした。
「ルーク!武甕槌命の残量が少ないから止めるぞ。」
「・・・おう!」
「終わり!・・・止まらないな・・・それまで!」
俺がそう言うと武甕槌命は瞬時にルークから離れ、ルークに対して礼をすると六角棒を仕舞って動きを止めた。
「凄ぇなぁ。パワーとスピードがどんどん上がってくから必死だったぜ。ってか、魔力残量に余裕があったらまだまだ上がるんじゃねぇの?」
「そうかもしれないな。そうじゃなかったら神様を降ろすことなんて出来ないだろうからな。」
「まぁそうだよな。でもあれだなぁ・・・。」
ルークはそう言うと少し残念そうな表情をしていた。
「どうしたんた?」
「いやさぁ、パワーもスピードも凄ぇのに技量がそこそこだからなぁ、確かに人形らしく、関節が自由自在だって事もあって予想外の動きで翻弄されっけど、それだけだ。攻撃の捌き方も力任せ、攻撃自体も円を意識してるのは分かるし、レイみたいに踊りの要素もあるが、力に翻弄されてる節が否めねぇ。それに人じゃねぇから戦闘センスみてぇなもんもねぇから慣れたら読み易いんだ。」
ルークがそう言うと停止させた武甕槌命のメンテナンスに動いていたドラウが声を掛けてきた。
「そりゃ、武甕槌命の前任者が、操縦者がカヤ様っつって武術の熟練者じゃなくてパペットマスターだったからじゃねぇか?」
「ん?・・・あぁ、戦闘経験の差って事か。」
「おそらくだが、カヤ様の相手はルーク程強くなく、尚且つ、カヤ様自身が武甕槌命の動きにというか、パワーやスピードに着いて行けなかったのが、原因だと思うぞ。」
「ドラウは何でそう思うんだ?」
「そりゃ、オートバトルモードがパペットマスターの操作を元に構築されたデータから自動戦闘を行うからだな。」
「って事はシュウトが武甕槌命を何度も操作してきゃあ、今とは全然違うもんになるって事か?」
「そうだろうな。それにこれはあくまでも仮定の話だが、武甕槌命に神様が憑依すれば、その動きもトレースして、データベースで最適化して戦闘を行えるじゃねぇかと思うぞ。」
「って事は武神アレス様を降ろす事が出来ればアレス様の動きを何度も自分で味わう事が出来るって事か?」
「その可能性もあるってだけで、模倣出来るかは分かんねぇぞ。」
「そんなもん分かってるよ。だが、その技量の一端でも味わえるのは興奮すんぜ。例えばだぞ。ドラウも製造神ファイス様の鍛治だったり魔道具造りだったり、その技術を直接見れて、神域に戻られた後もシュウトに頼めば見直せるってなったらどうだ?興奮すっだろ?」
「そうだな。シュウト、ファイス様を降ろせないのか?」
「いやいや、やった事も無いからな。それにどの神様が憑依してくれるか分からないってドラウも言ってただろ?」
「そ、そうだったな。ルーク、要らねぇ事言うんじゃねぇよ。」
「そうかもしれねぇけど、夢がねぇか?」
「そうだな。まぁ、武神アレス様は上位神だからあれだが、もしかしたら他の武の神様は降りやすいかもな。なんせ武甕槌命は大きく分類するとバトルドールの一種だからな。」
「おぉ、それでも神の技術を間近で観れるなんてワクワクしかねぇな。」
ルークはそう言うと子供みたいにキラキラした目で武甕槌命を見ていた。
「まぁでも今度のダンジョンで神降ろしをしたとしても俺の技量というか、神気がまだまだだから戦闘は一瞬だと思うぞ。」
「それでも、だよ。もしかしたら一瞬で屠っちまって動きが見えなかったとしても武甕槌命に命令したら俺が見えるスピードで、その一撃をその攻撃を観れるかもしんねぇだろ?」
「そういう事か。そういう事なら勉強出来るかもしれないな。」
「だろ?うぉぉぉぉ今から楽しみだぜ!」
「本当にルークは戦う事が好きだなぁ。」
「そりゃ、シュウトも一緒じゃねぇか。ってか、そういう事ならサスケもそうだし、シュウトの子供らもそうだろ?」
「あぁ・・・確かに俺も興味しかないし、子供らもそうだろうな。」
「だろ?」
「だが、強敵が現れた時だけしか使わないぞ。」
「そりゃそうだろ。神様を俺達の好奇心ってだけの理由で降ろすなんて罰当たり出来る訳がねぇだろ?」
「分かってるなら良い。それよりも明日なんだけど、プレイルームの改良は終わったから水中戦で武甕槌命も使用して良いか?」
「別に構わないが、水中戦なんて出来んのか?」
「さぁ?カヤ様が水中戦をしてたかどうかも分からないしな。ドラウは何か聞いてないか?」
「いや、ヤマトは海戦はあっても船の上だったと思うぞ。まぁ水中に入る事は出来っから出来ねぇった事はないだろうが、水中に入っても潜水で敵の船を落としたり、水上からカヤ様が操って水中の敵を倒してるぐれぇで本格的な水中戦なんてやってねぇんじゃねぇか?」
「その可能性の方が高いか。まぁ、明日だな。とりあえずは最低ラインで武甕槌命が動けるかをテストしてからだな。」
そうこう言っていると皆んなが戻ってきたので俺達は一旦、自分達の屋敷へと戻って取れた素材や食材の報告を受けてから食事をして各々の時間を過ごしていった。
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