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第396話 [踏破準備。Part9]
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翌朝、ドラウから武甕槌命を受け取った俺はルーク達とプレイルームに来ていた。
「シュウト、昨日思ったんだが、ホントに此処で良いのか?感覚が可笑しくならないのか?」
「ルークの言いたい事は分かるが、次に本当の意味で使用するのは彼処のダンジョンだからな。」
「だが、話だと陸地も存在するんだろ?」
「分かってる。だからとりあえず、午前中は此処で、午後からは陸地でも同じ事が可能か自分で動かして、その調整もする予定だ。」
「それなら良いが先ずはシュウトの考える動きを見せてくれないか?」
「おぉそうだな。」
俺はそう言うと武甕槌命に糸を取り付けてドラウの前でやった動きに加え、精霊魔法での動きの補助と各関節部分の回転も加えて出来るだけ技の切れ目が無い様に動かしていった。
「う~ん、確かにその使い方をベースにする他は無さそうだな。後は遠心力を使って刃の部分を挟み持って大剣の様に振り下ろすか、回転力を使ってブーメランの様に投げるとか、まぁ何にしても他の武器みたいに突っ立った状態で戦うよりも武器を回転させる事を要として多少トリッキーに映るかもしんねぇが・・・そういやぁ、持ち手んとこから紐を出てたよなぁ?」
「あぁ。それで振り回しても下手をしたら導線を切ってしまうぞ?」
「違ぇよ。出来るかは分かんねぇが、導線を魔力で固めたりは出来ないのか?」
「導線をか・・・1回試すか。」
俺はそう言うと導線内で魔力を圧縮して留めようとすると思った以上に硬くそして、しなやかに、まるで硬いバネの様に金剛杵をグラグラさせつつも支えていた。
「なんか前世でこんな面白斧があったよな。」
「編み込んで見える材質の所為かもな。まぁでもあの斧だったり、大鎌だったり、トリッキーな攻撃を軸にした方が向いてるのかもな。」
「そうだな。模擬戦で使ってた警棒術だって、この世界の人間からしたらトリッキーだしな。」
「まぁ、点穴も経絡も知らないなら不思議な武術って認識にはなるか。」
「だろうな。サスケが知らなかったぐらいだからな。」
「強くなるだけならレベル上げで済むから必要ないしな。まぁでもルークのお陰で方向性は固まったな。」
「じゃあ、いっちょやってみっか?」
「そうだなって言っても新しい武術を創るみたいな感じになりそうだから一朝一夕には完成させれないだろうけどな。」
「だな。しかもコイツは人形だから人体構造を無視した攻撃も可能だからな。その分も面白い攻撃が出来るんじゃないか?」
「そうだな。その辺も考慮して色々やってみるか。」
俺はそう言うと武甕槌命をルークと向かい合わせ、試行錯誤しながら様々な戦法を試していった。
そうしてある程度戦法は定まったところで皆んなも俺が操作した武甕槌命ともやってみたいという事になったので、多人数戦もやる事になった。
その後、昼までの訓練を終えた俺は昼食を済ませてから荒野/渓谷フィールドにて精霊魔法の風と雷を活かして、ルークと固めた武甕槌命用の武術を行っていった。
そうして、ある程度納得いくところまで練習を続けた俺は、今日中にリヴィアタンに練習場所を紹介してもらおうと思い、神の瞳で位置を確認して転送した。
「おや、シュウト様、どうされましたか?」
「ダンジョンで使用するつもりの神機を試す場所をご存知ですか?」
「神機?」
「はい。コレです。」
「ヒィィィ~!!」
俺が武甕槌命を出すとリヴィアタンは悲鳴を上げながら腰を抜かして離れようと這いずっていた。
「えっ?・・・リヴィアタンさん?ど、どうしたんですか?」
「ソレを早く!ソレは暴走して周囲の者を破壊し尽くすまで止まりません!!!」
「え?武甕槌命を知ってるんですか?」
「・・・。」
リヴィアタンは俺の質問にも応えられない程、頭を抱えて震えていたので、俺はとりあえず武甕槌命をアイテムボックス改に仕舞ってから肩を叩くとリヴィアタンはビクッとしてからそ~と俺の方を覗いて、武甕槌命が居ないのを確認すると何事も無かった様にすぅ~と立ち上がった。
「リヴィアタンさん?」
「お恥ずかし所をお見せして申し訳御座いません。」
「いえいえ、それは良いんですけど、武甕槌命と何かあったって事ですか?あっ、言い難いのであれば・・・。」
リヴィアタンは俺の言葉を遮る様な身振りをすると俺の方を真剣な表情で見てきた。
「シュウト様はアレを武甕槌命をダンジョンで使用するつもりという事で宜しかったでしょうか?」
「はい。少しでも戦力になるなら使用していこうかと思っていますね。」
「でしたらお話致します。あれはまだ私が若かった頃の話なのですが、聖獣に成って天狗になっていたという事もあって、戦争で海を荒らす者達が許せず、自身の子が巻き添えになった事で、あらゆる戦争に介入する様になっていました。」
リヴィアタンはそう言うと過去を思い出す様に目を閉じて話し始めた。
「最初は自身の子を殺した国だけを狙っていたのですが、他の子まで危険に晒される様な戦争が起こり、協力関係にあった当時は女武将であったカヤとも最後は戦う事になったのです。」
「カヤ様とは戦友だったって事ですか?」
「はい。ですが増長した私は海に敵無しと思い、軍船であろうと商船であろうと破壊していった所為で、カヤと戦う事に・・・始めの方は、カヤの操作していたので、私が圧倒していたのですが、戦いの最中に遭遇した船を邪魔だという身勝手な理由で壊した事で、カヤが限界以上の魔力を武甕槌命に送り込み、カヤの操作から外れてしまったのです。」
「カヤ様にとって大切な方でも乗っていたんですか?」
「はい。後々分かった事ですが、カヤの子が乗っていた商船に偽装した軍船だったのです。」
「だからカヤ様は・・・。」
「はい。もしかしたら態とだったのかもしれませんが、その所為で暴走した武甕槌命は己の保有している魔力を使い切ると己の腕を破壊し、膨大な魔力と神気を使い、周辺全ての生きとし生けるものへと攻撃し、私も止めようとはしたのですが、吹き飛ばされ、ギリギリのところで生かされる様に少し回復するとまたボコボコに。それを全ての者へと同じ様に。私自身ももう命は無いと最後を悟りました。」
「その状況で良く生き抜く事が出来ましたね。もしかして他の聖獣が参戦してくれたんですか?」
「参戦はしてくれました。ですが、暴走状態の武甕槌命には敵う者は居らず、私以外で参戦した聖獣は、今はもう生きてはおりません。」
「凄い戦いだったんですね。」
「はい。私のトラウマになる程に。」
「それでどうやって生き残ったんですか?もしかして武甕槌命の魔力切れとかですか?」
「いいえ、私を救ってくれたのはカヤでした。」
「え?友だとしても自分の子を理不尽な理由で殺めた相手を助けたって事ですか?」
「それが偶然にもカヤの他の人形が犠牲になる事で助かったのです。」
「その子が動かしたって事ですか?」
「いえ、その子には人形使いとしての才能は無かったので動かす事は不可能です。」
「そうなんですか?」
「はい。カヤもそう言っておりました。」
「じゃあ人形に魂が宿ったって事ですか?」
「分かりません。私の攻撃を身を呈して防いだ際に砕け散ったので。」
「なるほど。」
「ですが、その人形が守った事で私自身もカヤに許され、助けられたのも事実です。」
「それは・・・?」
「あぁ、説明不足で申し訳ありません。実はその人形は私の素材で作製された人形でカヤも水上戦で好んで使用した人形でしてカヤ曰く何度も命を助けられ、自身の子まで救われたのはお前の心が私達を大切に思っている証拠だって言われて助けられました。」
「その時の恐怖が原因だったって事ですか?」
「はい。お恥ずかしながらカヤの居ない世界で武甕槌命を見た瞬間に忘れていた記憶が一気に出てしまい、あの様な失態を犯してしまいました。」
「気にしないで下さい。それよりダンジョンで使用すると危険性が増すんですか?」
「あっ、いえ、カヤの話では魔力調整を少しでも怠ると暴走する為、常に危険が伴う場所での使用は出来るだけ控えた方が良いそうです。」
「えっ?でもカヤ様も戦場で使ってたんですよね?」
「いえ、私の記憶では基本的には使用していなかったかと。」
「確かにカヤ様が使用してた時は魔力調整に神経をすり減らさないと駄目だったんだと思いますが、今の武甕槌命には必要無いですよ。」
俺の言葉にリヴィアタンは不思議そうな顔で俺の方を見ていた。
「大丈夫なんで、出て説明しても?」
「は、はい・・・。」
リヴィアタンはトラウマからか、少し怯えてはいたが、了承を得た俺はアイテムボックス改から武甕槌命を出して瓢箪が見える様にした。
「1つ、聞いて良いですか?」
「は、はい。なんでしょうか?」
「カヤ様が操作していた時は、この瓢箪か、それに近い装備は着けていましたか?」
「いえ、その様な記憶は御座いません。しかしコレはどういう物なのでしょうか?」
「コレはドラウが造ってくれたんですが、武甕槌命に安定的に魔力を供給する装置なんです。」
「という事は暴走する心配は・・・。」
「暴走する可能性は限りなく少ないですね。」
俺の言葉にリヴィアタンはホッとした表情をしていた。
「それで先程の話なんですが・・・。」
「・・・確か、練習する場所でしたよね。」
「はい。精霊魔法も使用出来る様に新たな装備も有るんで、覚えさせようかと思いまして。」
「覚えさせる?・・・あの時の様に勝手に動くと?」
「勝手にというより、自分の指示を確実に遂行する為に操作された情報から動くんです。」
「だからあの時、カヤが操作してる様な感じだったのですね。」
「はい。ですので、ダンジョンで戦力になる様に仕上げたいと思いまして。」
「承知しました。では数箇所、心当たりがございますので今から参りますか?」
「お願いします。」
「ではお乗りになって下さい。」
リヴィアタンはそう言うと海龍に戻ったので案内してもらい、その日は礼を言ってアイテムボックス改へと戻った。
「シュウト、昨日思ったんだが、ホントに此処で良いのか?感覚が可笑しくならないのか?」
「ルークの言いたい事は分かるが、次に本当の意味で使用するのは彼処のダンジョンだからな。」
「だが、話だと陸地も存在するんだろ?」
「分かってる。だからとりあえず、午前中は此処で、午後からは陸地でも同じ事が可能か自分で動かして、その調整もする予定だ。」
「それなら良いが先ずはシュウトの考える動きを見せてくれないか?」
「おぉそうだな。」
俺はそう言うと武甕槌命に糸を取り付けてドラウの前でやった動きに加え、精霊魔法での動きの補助と各関節部分の回転も加えて出来るだけ技の切れ目が無い様に動かしていった。
「う~ん、確かにその使い方をベースにする他は無さそうだな。後は遠心力を使って刃の部分を挟み持って大剣の様に振り下ろすか、回転力を使ってブーメランの様に投げるとか、まぁ何にしても他の武器みたいに突っ立った状態で戦うよりも武器を回転させる事を要として多少トリッキーに映るかもしんねぇが・・・そういやぁ、持ち手んとこから紐を出てたよなぁ?」
「あぁ。それで振り回しても下手をしたら導線を切ってしまうぞ?」
「違ぇよ。出来るかは分かんねぇが、導線を魔力で固めたりは出来ないのか?」
「導線をか・・・1回試すか。」
俺はそう言うと導線内で魔力を圧縮して留めようとすると思った以上に硬くそして、しなやかに、まるで硬いバネの様に金剛杵をグラグラさせつつも支えていた。
「なんか前世でこんな面白斧があったよな。」
「編み込んで見える材質の所為かもな。まぁでもあの斧だったり、大鎌だったり、トリッキーな攻撃を軸にした方が向いてるのかもな。」
「そうだな。模擬戦で使ってた警棒術だって、この世界の人間からしたらトリッキーだしな。」
「まぁ、点穴も経絡も知らないなら不思議な武術って認識にはなるか。」
「だろうな。サスケが知らなかったぐらいだからな。」
「強くなるだけならレベル上げで済むから必要ないしな。まぁでもルークのお陰で方向性は固まったな。」
「じゃあ、いっちょやってみっか?」
「そうだなって言っても新しい武術を創るみたいな感じになりそうだから一朝一夕には完成させれないだろうけどな。」
「だな。しかもコイツは人形だから人体構造を無視した攻撃も可能だからな。その分も面白い攻撃が出来るんじゃないか?」
「そうだな。その辺も考慮して色々やってみるか。」
俺はそう言うと武甕槌命をルークと向かい合わせ、試行錯誤しながら様々な戦法を試していった。
そうしてある程度戦法は定まったところで皆んなも俺が操作した武甕槌命ともやってみたいという事になったので、多人数戦もやる事になった。
その後、昼までの訓練を終えた俺は昼食を済ませてから荒野/渓谷フィールドにて精霊魔法の風と雷を活かして、ルークと固めた武甕槌命用の武術を行っていった。
そうして、ある程度納得いくところまで練習を続けた俺は、今日中にリヴィアタンに練習場所を紹介してもらおうと思い、神の瞳で位置を確認して転送した。
「おや、シュウト様、どうされましたか?」
「ダンジョンで使用するつもりの神機を試す場所をご存知ですか?」
「神機?」
「はい。コレです。」
「ヒィィィ~!!」
俺が武甕槌命を出すとリヴィアタンは悲鳴を上げながら腰を抜かして離れようと這いずっていた。
「えっ?・・・リヴィアタンさん?ど、どうしたんですか?」
「ソレを早く!ソレは暴走して周囲の者を破壊し尽くすまで止まりません!!!」
「え?武甕槌命を知ってるんですか?」
「・・・。」
リヴィアタンは俺の質問にも応えられない程、頭を抱えて震えていたので、俺はとりあえず武甕槌命をアイテムボックス改に仕舞ってから肩を叩くとリヴィアタンはビクッとしてからそ~と俺の方を覗いて、武甕槌命が居ないのを確認すると何事も無かった様にすぅ~と立ち上がった。
「リヴィアタンさん?」
「お恥ずかし所をお見せして申し訳御座いません。」
「いえいえ、それは良いんですけど、武甕槌命と何かあったって事ですか?あっ、言い難いのであれば・・・。」
リヴィアタンは俺の言葉を遮る様な身振りをすると俺の方を真剣な表情で見てきた。
「シュウト様はアレを武甕槌命をダンジョンで使用するつもりという事で宜しかったでしょうか?」
「はい。少しでも戦力になるなら使用していこうかと思っていますね。」
「でしたらお話致します。あれはまだ私が若かった頃の話なのですが、聖獣に成って天狗になっていたという事もあって、戦争で海を荒らす者達が許せず、自身の子が巻き添えになった事で、あらゆる戦争に介入する様になっていました。」
リヴィアタンはそう言うと過去を思い出す様に目を閉じて話し始めた。
「最初は自身の子を殺した国だけを狙っていたのですが、他の子まで危険に晒される様な戦争が起こり、協力関係にあった当時は女武将であったカヤとも最後は戦う事になったのです。」
「カヤ様とは戦友だったって事ですか?」
「はい。ですが増長した私は海に敵無しと思い、軍船であろうと商船であろうと破壊していった所為で、カヤと戦う事に・・・始めの方は、カヤの操作していたので、私が圧倒していたのですが、戦いの最中に遭遇した船を邪魔だという身勝手な理由で壊した事で、カヤが限界以上の魔力を武甕槌命に送り込み、カヤの操作から外れてしまったのです。」
「カヤ様にとって大切な方でも乗っていたんですか?」
「はい。後々分かった事ですが、カヤの子が乗っていた商船に偽装した軍船だったのです。」
「だからカヤ様は・・・。」
「はい。もしかしたら態とだったのかもしれませんが、その所為で暴走した武甕槌命は己の保有している魔力を使い切ると己の腕を破壊し、膨大な魔力と神気を使い、周辺全ての生きとし生けるものへと攻撃し、私も止めようとはしたのですが、吹き飛ばされ、ギリギリのところで生かされる様に少し回復するとまたボコボコに。それを全ての者へと同じ様に。私自身ももう命は無いと最後を悟りました。」
「その状況で良く生き抜く事が出来ましたね。もしかして他の聖獣が参戦してくれたんですか?」
「参戦はしてくれました。ですが、暴走状態の武甕槌命には敵う者は居らず、私以外で参戦した聖獣は、今はもう生きてはおりません。」
「凄い戦いだったんですね。」
「はい。私のトラウマになる程に。」
「それでどうやって生き残ったんですか?もしかして武甕槌命の魔力切れとかですか?」
「いいえ、私を救ってくれたのはカヤでした。」
「え?友だとしても自分の子を理不尽な理由で殺めた相手を助けたって事ですか?」
「それが偶然にもカヤの他の人形が犠牲になる事で助かったのです。」
「その子が動かしたって事ですか?」
「いえ、その子には人形使いとしての才能は無かったので動かす事は不可能です。」
「そうなんですか?」
「はい。カヤもそう言っておりました。」
「じゃあ人形に魂が宿ったって事ですか?」
「分かりません。私の攻撃を身を呈して防いだ際に砕け散ったので。」
「なるほど。」
「ですが、その人形が守った事で私自身もカヤに許され、助けられたのも事実です。」
「それは・・・?」
「あぁ、説明不足で申し訳ありません。実はその人形は私の素材で作製された人形でカヤも水上戦で好んで使用した人形でしてカヤ曰く何度も命を助けられ、自身の子まで救われたのはお前の心が私達を大切に思っている証拠だって言われて助けられました。」
「その時の恐怖が原因だったって事ですか?」
「はい。お恥ずかしながらカヤの居ない世界で武甕槌命を見た瞬間に忘れていた記憶が一気に出てしまい、あの様な失態を犯してしまいました。」
「気にしないで下さい。それよりダンジョンで使用すると危険性が増すんですか?」
「あっ、いえ、カヤの話では魔力調整を少しでも怠ると暴走する為、常に危険が伴う場所での使用は出来るだけ控えた方が良いそうです。」
「えっ?でもカヤ様も戦場で使ってたんですよね?」
「いえ、私の記憶では基本的には使用していなかったかと。」
「確かにカヤ様が使用してた時は魔力調整に神経をすり減らさないと駄目だったんだと思いますが、今の武甕槌命には必要無いですよ。」
俺の言葉にリヴィアタンは不思議そうな顔で俺の方を見ていた。
「大丈夫なんで、出て説明しても?」
「は、はい・・・。」
リヴィアタンはトラウマからか、少し怯えてはいたが、了承を得た俺はアイテムボックス改から武甕槌命を出して瓢箪が見える様にした。
「1つ、聞いて良いですか?」
「は、はい。なんでしょうか?」
「カヤ様が操作していた時は、この瓢箪か、それに近い装備は着けていましたか?」
「いえ、その様な記憶は御座いません。しかしコレはどういう物なのでしょうか?」
「コレはドラウが造ってくれたんですが、武甕槌命に安定的に魔力を供給する装置なんです。」
「という事は暴走する心配は・・・。」
「暴走する可能性は限りなく少ないですね。」
俺の言葉にリヴィアタンはホッとした表情をしていた。
「それで先程の話なんですが・・・。」
「・・・確か、練習する場所でしたよね。」
「はい。精霊魔法も使用出来る様に新たな装備も有るんで、覚えさせようかと思いまして。」
「覚えさせる?・・・あの時の様に勝手に動くと?」
「勝手にというより、自分の指示を確実に遂行する為に操作された情報から動くんです。」
「だからあの時、カヤが操作してる様な感じだったのですね。」
「はい。ですので、ダンジョンで戦力になる様に仕上げたいと思いまして。」
「承知しました。では数箇所、心当たりがございますので今から参りますか?」
「お願いします。」
「ではお乗りになって下さい。」
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