413 / 418
第412話 [生命の揺り篭。Part15]
しおりを挟む
スキア達の精霊魔法で移動中の俺達は俺の言葉に促された仲間達が様々な方法で遠距離攻撃を試していった。
「う~ん、武器を使う場合はアキトの様にどんな障害もぶち破る様な破壊力の有る投擲か、ツバキやバトみたいな全てを計算した様な動きをしてる投擲だな。」
「投擲?ルークは弓矢や糸、それに鞭も使ってたよなぁ?」
「まぁ、弓矢は出来て当然だろ?どんだけ正確に狙えるか試しただけだ。まぁ皆んなの投擲もそうだが、やっぱりあの触手が回転して海流が荒れてっから狙い難いがな。」
「まぁ確かにそうだろうな。糸や鞭も同じか?」
「いや、糸も鞭も魔力を帯びてからか、その分、他の武器よりも使用難易度が格段に上がっちまうな。」
「なら武器は投擲、弓矢って感じか?」
「そうだな。じゃないと触手の動きも邪魔しちまうかもしれねぇな。」
「なるほど。それで魔法はどうだったんだ?」
「魔法か?俺は単体への攻撃魔法は問題無く出来っけど、範囲系は触手に掻き消されてるって感じだな。皆んなもそうだよな?」
ルークがそう言うと全員が頷いていた。
「それは掻き消さてるんじゃないぞ。」
「どういう事だ?」
「アレはこの精霊魔法に吸収されてるんだ。」
「吸収?」
「そう吸収して触手の強化、維持。それからスキア達にも魔力の回復効果も有るんだ。」
「って事は範囲攻撃魔法を使えば俺らもこの精霊魔法に協力出来るって事か?そりゃ良いな。」
「まぁとりあえず他に感じた事無いのか?」
「そうだなぁ・・・無属性だと範囲攻撃出来たが触手が揺らいだ気がしたんだよなぁ。」
「それは弱点だからな。味方の攻撃だから揺らいでる程度で済むが・・・まぁ、戦闘センスの良い魔物、いや、敵だと気付かれる恐れが有るから使わない方が良いだろうな。」
「確かにそうかもな。」
「そういえば、皆んなに言える事なんだが、魔物に着弾後、周囲の魔物を巻き込む感じで爆発する様な魔法は無いのか?」
「着弾後、爆発か・・・前世で言うところのグレネードランチャーって事か、それなら・・・って、そうか!そうだよな。」
「2人で分かりあってるみたいだけど、僕達にも分かる分かる様に言ってよ。」
「ん?アキトは分かるだろ?」
「グレネードランチャーだよね。前世でルークが好んで使ってた。」
「分かってるじゃねぇか。」
「そうじゃなくて皆んなにね。」
「あぁそうか。・・・説明するよりやった方が速ぇな。それに効果が有るかも分かんねぇしな。・・・おっ、丁度良いとこに魔物の群れが来やがったな。そんじゃあ皆んな見てろよ。」
ルークはそう言うと魔力を指先に集中し始め、指先が赤く輝くと皆んなを見て、全員が頷いたのを確認すると群れの中心付近に居る魔物に向けて指先の赤い光玉を爆発させた。するとその光玉が光速で飛んで行き、魔物に当たった瞬間、周辺の魔物を巻き込む様に炎が拡散し周辺の魔物は消し炭と化していた。
「これはグレネードランチャーというより別の何かだね。」
「そりゃ海中で爆炎魔法使っても威力は半減されちまうしな。水をも燃やす極炎と爆炎の合成魔法だ。まぁでも伝えてぇ事は分かっただろ?上手く行って良かったぜ。」
「なるほどね。確かに分かりやすいね。皆んなも分かったよね?」
「ウチは分かったで、要は遠距離の相手に当たったら発動する範囲攻撃魔法を放てばええっちゅう事やろ?」
「そうだね。ん?カスミは使えたっけ?」
「昔のウチなら使えんかったけど、シュウト兄の眷属に成ったおかげで投擲武器に付与出来るさかい何とかなるぅ思うわ。そう言うアキトは出来んやろ?」
「確かに僕に難しいかな。代わりに魔法を連射するよ。」
「せやったアキトは眷属に成って恐ろしく速い、いや、それこそ同時やと思えるくらいのスピードで連射出来る様になっとったな。」
「まぁね。今単体を狙った広範囲遠距離魔法が出来ないのはドラウ以外はレイと僕だけじゃない?」
「そうだね。舞いながら魔法を放っても単体だと相変わらず魔法が何処かに行っちゃうからね。だけど、上手く出来れば儀式魔法で遠距離の一定空間を凍らせる事は可能かもしれないよ。」
アキトの言葉に反応したレイはそう言うと接近する魔物の群れの方角を見ながら神楽の舞をすると群れの一部を巻き込む様に氷塊を創り出した。
「移動しながらだからタイミングがズレちゃったね。」
「タイミングって事は魔物自体は狙ってないのか?」
「シュウト、僕だよ。狙ったら別の場所を凍らせちゃうよ。だから僕はこの辺を凍らせるとか、何処かの岩を狙うとかしてるんだ。」
「なるほど、魔物自体を狙わなければ攻撃する事にならないって事なんだな?」
「勿論、舞を行わなければ、別の場所を狙ったとしても上手くは行かないけどね。」
「その辺は攻撃の意思が有るって事になるのか?」
「多分ね。眷属になっても変わらなかったよ。」
「そうか、役に立てなかったか・・・。」
「そんな事ないよ。前も言ったけど戦える事が嬉しいんだから。」
「そうか、なら良いが。」
「って言ってもルークみたいな戦闘狂じゃないよ。」
レイはニヤニヤしながらルークを見てそう言うとルークは不貞腐れながら顔を背けてしまった。
「とりあえず、攻撃出来ると・・・後はこの精霊魔法の形状だな。」
「形状でございますか?」
俺がそう言うとスキアが不安そうに俺の方を見てきた。
「今の状態が悪いって事じゃない事だけは言っとくぞ。」
俺がそう言うとスキア達はホッとしていたので話を続ける事にした。
「この精霊魔法は攻防兼ね備え、更には移動も可能だ。」
「はい。」
「海中ならばどうだ?同じスピードでの移動は可能か?」
「・・・地面に接していないと移動は難しいかと。」
「なら、コレの前に使った精霊魔法以外で空中や海中を移動する様な精霊魔法は有るのか?」
「それは合成魔法の事を指していると考えても?」
「そうだ。」
「でしたら移動系のモノは広範囲のものを移し替える魔法ぐらいでしょうか。」
「転移や転送とは違うのか?」
「それは対象物のみでございますが、その魔法は一定の空間総てを移し替えます。」
「なら俺の世界のモノと今居る場所を入れ替える事が出来るという事か?」
「申し訳ございませんが、完全に別の世界には移動出来ません。」
「いや、でも俺はこの世界の住人なんだろ?」
「はい。それは間違いありませんが、シュウト様の世界はダンジョンでありながら複数の神々の力を受け、シュウト様の能力で創られた世界ですので、別の世界となります。」
「そういうものか。」
「はい。」
「なら入れ替えた場合の話だが境界線に魔物が居た場合はどうなるんだ?」
「完全に切り取られる形になりますので、驚異的な再生能力等のスキルなり能力が無い限りは無理やり引き千切られる形になりますので、多大なダメージを負うでしょう。」
「それなら範囲はどの程度なんだ?」
「以前であれば、私共の家程度でしたが、今は分かりません。」
「なるほどなぁ、それって此処で試す事は可能か?」
「出来ない事はありませんが・・・。」
「どうした?」
「範囲が想定以上の可能性があり、その場合はダンジョン自体にどの様な影響を与えるか分かりません。」
「・・・止めておこうか。」
「その方が宜しいかと。」
「俺の世界だったら試せるか?」
「はい。私共が管理していますので、問題無いかと思われます。」
「分かった。緊急事態の際に使ってもらうかもしれないから戻った時に試しておいてくれ。」
「御意。」
「それなら・・・触手の形状は変えれるか?」
「細かい形成は今はまだ難しいですが、触手全体を剣や槍等の刃部分の様にする事は可能です。」
スキアと俺がそう話しているとルークが肩を叩いてきた。
「何だ?」
「スキア達に何をさせようってんだ?」
「最終的にはジェット推進を使用した移動を可能に出来ないかと思ってな。」
「ジェットって、前世の乗り物みたいな事か?」
「あぁ。」
「あれだろ?爆発する力で吹っ飛ばす的な事だろ?危険じゃねぇか?」
「ルーク、正確には違うぞ。」
「何が違ぇんだよ?」
「例えば波動砲みたいな魔法を使う時に踏ん張りが効かない場所だと移動してしまうだろ?」
「あぁ。」
「そういう反発力を推進力にして通常よりも凄い速度で移動するんだよ。」
「なるほどなぁ、なら触手に魔法を放たさせるのか?スキア、そんな事可能なのか?」
「シュウト様、触手から魔法を放つ事は不可能です。」
「そうか。まぁでもジェット推進の構造を理解出来れば、形成して空中、水中を移動出来る様になるさ。」
俺がそう言うとスキアは少し困った様な顔をしていた。
「おいおい、スキア達が細かい形成は無理だって言ってたろ?」
「それは分かってるよ。だから先ずは、その前段階のプロペラ機を模試ていって貰おうかなって。」
「プロペラ・・・プロペラ・・・プロペラ・・・あの薄い羽根みたいなのを回して飛ぶヤツか。」
「そう、剣に変化可能なら出来そうだろ?」
「出来るかもしれないが、いきなり浮かして移動とか危なくねぇか?」
「そんなのは分かってるさ。だからそこはこうやって・・・。」
俺はそう言いながらプロペラを前方に配置した不格好な車の様な絵を地面に描いて見せた。
「なるほどなぁ。確かにコレなら岩礁地帯以外なら可能かもな。」
「スキア達もどうだ?可能か?」
「この程度の造りでしたら可能です。今すぐ行いますか?」
「あぁ、やってみてくれ。」
俺がそう言うとスキア達は魔力を込めていき、俺の描いた絵と同じ様な形に形成した。
「プロペラ部分とタイヤ・・・えっと、丸くしてもらった場所を動かせるか?」
俺がそう言うとタイヤとプロペラ部分が動き出した。しかし、プロペラ部分の形状がダメなのか、前方から来る魔物が裁断されるだけで推進力には程遠く、ゆっくりとタイヤの回転する力のみで移動していた。
「う~ん。形状が少し違うなぁ。」
「間違えましたでしょうか?」
「いや、形は大丈夫だが、角度が問題だな。」
俺はそう言うとスキア達に指示して羽根の角度を調整して行った。
「う~ん、武器を使う場合はアキトの様にどんな障害もぶち破る様な破壊力の有る投擲か、ツバキやバトみたいな全てを計算した様な動きをしてる投擲だな。」
「投擲?ルークは弓矢や糸、それに鞭も使ってたよなぁ?」
「まぁ、弓矢は出来て当然だろ?どんだけ正確に狙えるか試しただけだ。まぁ皆んなの投擲もそうだが、やっぱりあの触手が回転して海流が荒れてっから狙い難いがな。」
「まぁ確かにそうだろうな。糸や鞭も同じか?」
「いや、糸も鞭も魔力を帯びてからか、その分、他の武器よりも使用難易度が格段に上がっちまうな。」
「なら武器は投擲、弓矢って感じか?」
「そうだな。じゃないと触手の動きも邪魔しちまうかもしれねぇな。」
「なるほど。それで魔法はどうだったんだ?」
「魔法か?俺は単体への攻撃魔法は問題無く出来っけど、範囲系は触手に掻き消されてるって感じだな。皆んなもそうだよな?」
ルークがそう言うと全員が頷いていた。
「それは掻き消さてるんじゃないぞ。」
「どういう事だ?」
「アレはこの精霊魔法に吸収されてるんだ。」
「吸収?」
「そう吸収して触手の強化、維持。それからスキア達にも魔力の回復効果も有るんだ。」
「って事は範囲攻撃魔法を使えば俺らもこの精霊魔法に協力出来るって事か?そりゃ良いな。」
「まぁとりあえず他に感じた事無いのか?」
「そうだなぁ・・・無属性だと範囲攻撃出来たが触手が揺らいだ気がしたんだよなぁ。」
「それは弱点だからな。味方の攻撃だから揺らいでる程度で済むが・・・まぁ、戦闘センスの良い魔物、いや、敵だと気付かれる恐れが有るから使わない方が良いだろうな。」
「確かにそうかもな。」
「そういえば、皆んなに言える事なんだが、魔物に着弾後、周囲の魔物を巻き込む感じで爆発する様な魔法は無いのか?」
「着弾後、爆発か・・・前世で言うところのグレネードランチャーって事か、それなら・・・って、そうか!そうだよな。」
「2人で分かりあってるみたいだけど、僕達にも分かる分かる様に言ってよ。」
「ん?アキトは分かるだろ?」
「グレネードランチャーだよね。前世でルークが好んで使ってた。」
「分かってるじゃねぇか。」
「そうじゃなくて皆んなにね。」
「あぁそうか。・・・説明するよりやった方が速ぇな。それに効果が有るかも分かんねぇしな。・・・おっ、丁度良いとこに魔物の群れが来やがったな。そんじゃあ皆んな見てろよ。」
ルークはそう言うと魔力を指先に集中し始め、指先が赤く輝くと皆んなを見て、全員が頷いたのを確認すると群れの中心付近に居る魔物に向けて指先の赤い光玉を爆発させた。するとその光玉が光速で飛んで行き、魔物に当たった瞬間、周辺の魔物を巻き込む様に炎が拡散し周辺の魔物は消し炭と化していた。
「これはグレネードランチャーというより別の何かだね。」
「そりゃ海中で爆炎魔法使っても威力は半減されちまうしな。水をも燃やす極炎と爆炎の合成魔法だ。まぁでも伝えてぇ事は分かっただろ?上手く行って良かったぜ。」
「なるほどね。確かに分かりやすいね。皆んなも分かったよね?」
「ウチは分かったで、要は遠距離の相手に当たったら発動する範囲攻撃魔法を放てばええっちゅう事やろ?」
「そうだね。ん?カスミは使えたっけ?」
「昔のウチなら使えんかったけど、シュウト兄の眷属に成ったおかげで投擲武器に付与出来るさかい何とかなるぅ思うわ。そう言うアキトは出来んやろ?」
「確かに僕に難しいかな。代わりに魔法を連射するよ。」
「せやったアキトは眷属に成って恐ろしく速い、いや、それこそ同時やと思えるくらいのスピードで連射出来る様になっとったな。」
「まぁね。今単体を狙った広範囲遠距離魔法が出来ないのはドラウ以外はレイと僕だけじゃない?」
「そうだね。舞いながら魔法を放っても単体だと相変わらず魔法が何処かに行っちゃうからね。だけど、上手く出来れば儀式魔法で遠距離の一定空間を凍らせる事は可能かもしれないよ。」
アキトの言葉に反応したレイはそう言うと接近する魔物の群れの方角を見ながら神楽の舞をすると群れの一部を巻き込む様に氷塊を創り出した。
「移動しながらだからタイミングがズレちゃったね。」
「タイミングって事は魔物自体は狙ってないのか?」
「シュウト、僕だよ。狙ったら別の場所を凍らせちゃうよ。だから僕はこの辺を凍らせるとか、何処かの岩を狙うとかしてるんだ。」
「なるほど、魔物自体を狙わなければ攻撃する事にならないって事なんだな?」
「勿論、舞を行わなければ、別の場所を狙ったとしても上手くは行かないけどね。」
「その辺は攻撃の意思が有るって事になるのか?」
「多分ね。眷属になっても変わらなかったよ。」
「そうか、役に立てなかったか・・・。」
「そんな事ないよ。前も言ったけど戦える事が嬉しいんだから。」
「そうか、なら良いが。」
「って言ってもルークみたいな戦闘狂じゃないよ。」
レイはニヤニヤしながらルークを見てそう言うとルークは不貞腐れながら顔を背けてしまった。
「とりあえず、攻撃出来ると・・・後はこの精霊魔法の形状だな。」
「形状でございますか?」
俺がそう言うとスキアが不安そうに俺の方を見てきた。
「今の状態が悪いって事じゃない事だけは言っとくぞ。」
俺がそう言うとスキア達はホッとしていたので話を続ける事にした。
「この精霊魔法は攻防兼ね備え、更には移動も可能だ。」
「はい。」
「海中ならばどうだ?同じスピードでの移動は可能か?」
「・・・地面に接していないと移動は難しいかと。」
「なら、コレの前に使った精霊魔法以外で空中や海中を移動する様な精霊魔法は有るのか?」
「それは合成魔法の事を指していると考えても?」
「そうだ。」
「でしたら移動系のモノは広範囲のものを移し替える魔法ぐらいでしょうか。」
「転移や転送とは違うのか?」
「それは対象物のみでございますが、その魔法は一定の空間総てを移し替えます。」
「なら俺の世界のモノと今居る場所を入れ替える事が出来るという事か?」
「申し訳ございませんが、完全に別の世界には移動出来ません。」
「いや、でも俺はこの世界の住人なんだろ?」
「はい。それは間違いありませんが、シュウト様の世界はダンジョンでありながら複数の神々の力を受け、シュウト様の能力で創られた世界ですので、別の世界となります。」
「そういうものか。」
「はい。」
「なら入れ替えた場合の話だが境界線に魔物が居た場合はどうなるんだ?」
「完全に切り取られる形になりますので、驚異的な再生能力等のスキルなり能力が無い限りは無理やり引き千切られる形になりますので、多大なダメージを負うでしょう。」
「それなら範囲はどの程度なんだ?」
「以前であれば、私共の家程度でしたが、今は分かりません。」
「なるほどなぁ、それって此処で試す事は可能か?」
「出来ない事はありませんが・・・。」
「どうした?」
「範囲が想定以上の可能性があり、その場合はダンジョン自体にどの様な影響を与えるか分かりません。」
「・・・止めておこうか。」
「その方が宜しいかと。」
「俺の世界だったら試せるか?」
「はい。私共が管理していますので、問題無いかと思われます。」
「分かった。緊急事態の際に使ってもらうかもしれないから戻った時に試しておいてくれ。」
「御意。」
「それなら・・・触手の形状は変えれるか?」
「細かい形成は今はまだ難しいですが、触手全体を剣や槍等の刃部分の様にする事は可能です。」
スキアと俺がそう話しているとルークが肩を叩いてきた。
「何だ?」
「スキア達に何をさせようってんだ?」
「最終的にはジェット推進を使用した移動を可能に出来ないかと思ってな。」
「ジェットって、前世の乗り物みたいな事か?」
「あぁ。」
「あれだろ?爆発する力で吹っ飛ばす的な事だろ?危険じゃねぇか?」
「ルーク、正確には違うぞ。」
「何が違ぇんだよ?」
「例えば波動砲みたいな魔法を使う時に踏ん張りが効かない場所だと移動してしまうだろ?」
「あぁ。」
「そういう反発力を推進力にして通常よりも凄い速度で移動するんだよ。」
「なるほどなぁ、なら触手に魔法を放たさせるのか?スキア、そんな事可能なのか?」
「シュウト様、触手から魔法を放つ事は不可能です。」
「そうか。まぁでもジェット推進の構造を理解出来れば、形成して空中、水中を移動出来る様になるさ。」
俺がそう言うとスキアは少し困った様な顔をしていた。
「おいおい、スキア達が細かい形成は無理だって言ってたろ?」
「それは分かってるよ。だから先ずは、その前段階のプロペラ機を模試ていって貰おうかなって。」
「プロペラ・・・プロペラ・・・プロペラ・・・あの薄い羽根みたいなのを回して飛ぶヤツか。」
「そう、剣に変化可能なら出来そうだろ?」
「出来るかもしれないが、いきなり浮かして移動とか危なくねぇか?」
「そんなのは分かってるさ。だからそこはこうやって・・・。」
俺はそう言いながらプロペラを前方に配置した不格好な車の様な絵を地面に描いて見せた。
「なるほどなぁ。確かにコレなら岩礁地帯以外なら可能かもな。」
「スキア達もどうだ?可能か?」
「この程度の造りでしたら可能です。今すぐ行いますか?」
「あぁ、やってみてくれ。」
俺がそう言うとスキア達は魔力を込めていき、俺の描いた絵と同じ様な形に形成した。
「プロペラ部分とタイヤ・・・えっと、丸くしてもらった場所を動かせるか?」
俺がそう言うとタイヤとプロペラ部分が動き出した。しかし、プロペラ部分の形状がダメなのか、前方から来る魔物が裁断されるだけで推進力には程遠く、ゆっくりとタイヤの回転する力のみで移動していた。
「う~ん。形状が少し違うなぁ。」
「間違えましたでしょうか?」
「いや、形は大丈夫だが、角度が問題だな。」
俺はそう言うとスキア達に指示して羽根の角度を調整して行った。
1
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる