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2.エンキ
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「遅い!」
「急いできたのになんだよその態度!」
第一声に顔を歪める。ベッドに座り優雅に足を組んでいるエンキを睨みつけた。
足元まで伸ばした美しい金色の髪をベッドにゆったりと広げている。着物と同じ朱色の大きな瞳がこちらを睨んでいた。
黙っていれば人形みたいなのに…といつも残念に思う。
「ボクが呼んだら3秒で来て!!」
「ムリに決まってるだろ…てか、今日はオツトメって言ったよね?」
「ハクヒの予定なんて覚えてるわけないでしょ!?」
どうしてそこで開き直る…?と思いながら溜息をつく。
エンキは聖姫に関係なく国の三大美女として名前を連ねている。国の血が入っているからか、他の聖姫にはない華やかさがあった。
同じ年の俺たちはことある毎に比較されて育ってきた。俺はエンキに容姿も、頭脳も敵わない。いつの間にか対抗心も失せていた。でも唯一、コミュニケーション能力だけは勝つ自信がある。
「で?用件は?」
とりあえず早く終わらせようと話を進める。すると、エンキがバツが悪そうに視線を彷徨わせた。細長い脚を組み替える。
「…………いつものシて」
「はぁ?まだできないの?いい加減女官に頼みなよ」
「ムカつくからイヤ」
「ムカつくって…俺はいいのかよ…」
こっちの方がムカつくから…という言葉はグッと飲み込む。
開き直ったエンキはいそいそと着物の前を広げている。俺は覚悟を決め足の間に膝をついた。元々その気だったのだろうか、下着は身につけてない。
「そんなんで聖妃になれんの?」
「大丈夫に決まってるでしょ!王様がやってくれるんだから!」
「ふーん?まぁいいけど…」
エンキがとろみのある液体が入ったボトルを押し付ける。本当に王様って抜いてくれんのか…?と思いながらもそれを受け取った。
そっと手のひらに垂らす。冷たいと嫌味を言われるから手で揉み込んだ。
「触るよ」
そっとエンキのモノに指先を伸ばす。
既にゆるく勃ち上がっていた。エンキのモノは俺よりも小ぶりでピンクで可愛らしい見た目をしている。女性の性の方が強いのか乳房も膨らみ始めていた。
ゆっくりと皮を剥いていくと、ビクッ♡とエンキの腰が揺れた。
「なんで溜まってんの?この間オツトメしてたのに」
「ん…ッ゙♡せーり、だったから…お、やすみッ゙♡」
「へぇ、生理の時って休みくれんだ?」
エンキのモノを扱きながら顔を上げる。俺はまだ生理が来ていない。彼は最近生理が来たばかりで周期が安定していなかった。
最近は自分もオツトメが忙しくてエンキの予定は把握していない。生理だったことも気づかなかった。
「くれる…♡ん、もっとはやくぅ゙……♡」
「ハイハイ。こう?」
「いあ゙っ!?先っぽはダメ!!♡♡」
呼びつけた仕返しに先っぽに軽く爪を立てた。
エンキは自分で抜くことができない。オツトメの時は女官に抜いてもらっているという。それがクセになって一人ではできないらしい。
そこで出てくるのが俺である。
「イきそう?」
「ん♡ぅ、うん……ッ゙♡」
エンキは目を閉じてうっとりとした声を出すので、その表情をじぃ…っと眺める。
精通が来てから俺は彼の聖欲処理係に任命された。同室で同じ年だから頼みやすかったのだろう。生来のプライドの高さもあり他の人に頼めなかったのかもしれない。
仲良くはないが付き合いが長いためそれに付き合っている。
「ハクヒ、ハクヒぃ、イ゙…ィ゙くぅ゙ーーー~~~ゔッ゙!!?♡♡♡」
咄嗟に片手で先っぽを覆う。普段オツトメの時に聖液を逃さないようにするための行為だ。
エンキは肩で大きく息をしながら余韻に浸っている。絞り出すようにソコを扱いた。
そっと手のひらを外しソレを見つめる。国や金持ちが大金を払って買い取るソレがこの部屋ではゴミになる。なんとも言えない虚無感に襲われた。
その気持ちを払拭するように軽く頭を振る。腰を上げようとしてふと、ある一点に目を止めた。
「………コレがなかったらなぁ」
無意識にエンキの女性の部分に指が伸びる。
コレがあるから俺は男になれない、でも先ほど扱いたモノがあるから女にもなりきれない。中途半端な体で生まれてこなければ、こんなことをしなくてもいいのに。
「ちょっと!触らないでよ!?」
余韻から戻ったのかエンキが慌てて股の間を隠す。俺たちはソコを見られることに今更羞恥は感じないが、ソコだけは他人に暴かれてはならなかった。
「エンキのに指なんて入れないから安心しなよ」
「当たり前でしょ!?そんなコトしたら堕ちちゃうんだから」
エンキは青ざめて、俺は唇を噛み締めた。
そう、俺たちはソコに指を入れたら堕ちてしまう。女性器の部分には術が掛かっていて、通常他人の指やモノを入れることはできない。
でも、自分の指だけは入れることができる。そして誰かを好きになると女性器にかかった術は解けてしまうらしい。相手を想って自分を慰めるか、自分から相手をソコに招いた時、
…ーー聖姫は堕ちる。
二十歳を待たずに自らの指で堕ちた聖姫は精神が狂ってしまうらしい。生涯愛する人を想いながら自分を慰め続けるそうだ。
だから俺たちはソコに何かが触れることを厭う、…堕ちるわけにはいかないから。
「なんかシてもらったらノド渇いちゃった、お茶淹れて」
「それは自分でできるじゃん…ハイハイ、ちょっと待ってて」
手拭いでエンキの聖液を乱暴に拭う。…こんなモノでなければいいのに。
「急いできたのになんだよその態度!」
第一声に顔を歪める。ベッドに座り優雅に足を組んでいるエンキを睨みつけた。
足元まで伸ばした美しい金色の髪をベッドにゆったりと広げている。着物と同じ朱色の大きな瞳がこちらを睨んでいた。
黙っていれば人形みたいなのに…といつも残念に思う。
「ボクが呼んだら3秒で来て!!」
「ムリに決まってるだろ…てか、今日はオツトメって言ったよね?」
「ハクヒの予定なんて覚えてるわけないでしょ!?」
どうしてそこで開き直る…?と思いながら溜息をつく。
エンキは聖姫に関係なく国の三大美女として名前を連ねている。国の血が入っているからか、他の聖姫にはない華やかさがあった。
同じ年の俺たちはことある毎に比較されて育ってきた。俺はエンキに容姿も、頭脳も敵わない。いつの間にか対抗心も失せていた。でも唯一、コミュニケーション能力だけは勝つ自信がある。
「で?用件は?」
とりあえず早く終わらせようと話を進める。すると、エンキがバツが悪そうに視線を彷徨わせた。細長い脚を組み替える。
「…………いつものシて」
「はぁ?まだできないの?いい加減女官に頼みなよ」
「ムカつくからイヤ」
「ムカつくって…俺はいいのかよ…」
こっちの方がムカつくから…という言葉はグッと飲み込む。
開き直ったエンキはいそいそと着物の前を広げている。俺は覚悟を決め足の間に膝をついた。元々その気だったのだろうか、下着は身につけてない。
「そんなんで聖妃になれんの?」
「大丈夫に決まってるでしょ!王様がやってくれるんだから!」
「ふーん?まぁいいけど…」
エンキがとろみのある液体が入ったボトルを押し付ける。本当に王様って抜いてくれんのか…?と思いながらもそれを受け取った。
そっと手のひらに垂らす。冷たいと嫌味を言われるから手で揉み込んだ。
「触るよ」
そっとエンキのモノに指先を伸ばす。
既にゆるく勃ち上がっていた。エンキのモノは俺よりも小ぶりでピンクで可愛らしい見た目をしている。女性の性の方が強いのか乳房も膨らみ始めていた。
ゆっくりと皮を剥いていくと、ビクッ♡とエンキの腰が揺れた。
「なんで溜まってんの?この間オツトメしてたのに」
「ん…ッ゙♡せーり、だったから…お、やすみッ゙♡」
「へぇ、生理の時って休みくれんだ?」
エンキのモノを扱きながら顔を上げる。俺はまだ生理が来ていない。彼は最近生理が来たばかりで周期が安定していなかった。
最近は自分もオツトメが忙しくてエンキの予定は把握していない。生理だったことも気づかなかった。
「くれる…♡ん、もっとはやくぅ゙……♡」
「ハイハイ。こう?」
「いあ゙っ!?先っぽはダメ!!♡♡」
呼びつけた仕返しに先っぽに軽く爪を立てた。
エンキは自分で抜くことができない。オツトメの時は女官に抜いてもらっているという。それがクセになって一人ではできないらしい。
そこで出てくるのが俺である。
「イきそう?」
「ん♡ぅ、うん……ッ゙♡」
エンキは目を閉じてうっとりとした声を出すので、その表情をじぃ…っと眺める。
精通が来てから俺は彼の聖欲処理係に任命された。同室で同じ年だから頼みやすかったのだろう。生来のプライドの高さもあり他の人に頼めなかったのかもしれない。
仲良くはないが付き合いが長いためそれに付き合っている。
「ハクヒ、ハクヒぃ、イ゙…ィ゙くぅ゙ーーー~~~ゔッ゙!!?♡♡♡」
咄嗟に片手で先っぽを覆う。普段オツトメの時に聖液を逃さないようにするための行為だ。
エンキは肩で大きく息をしながら余韻に浸っている。絞り出すようにソコを扱いた。
そっと手のひらを外しソレを見つめる。国や金持ちが大金を払って買い取るソレがこの部屋ではゴミになる。なんとも言えない虚無感に襲われた。
その気持ちを払拭するように軽く頭を振る。腰を上げようとしてふと、ある一点に目を止めた。
「………コレがなかったらなぁ」
無意識にエンキの女性の部分に指が伸びる。
コレがあるから俺は男になれない、でも先ほど扱いたモノがあるから女にもなりきれない。中途半端な体で生まれてこなければ、こんなことをしなくてもいいのに。
「ちょっと!触らないでよ!?」
余韻から戻ったのかエンキが慌てて股の間を隠す。俺たちはソコを見られることに今更羞恥は感じないが、ソコだけは他人に暴かれてはならなかった。
「エンキのに指なんて入れないから安心しなよ」
「当たり前でしょ!?そんなコトしたら堕ちちゃうんだから」
エンキは青ざめて、俺は唇を噛み締めた。
そう、俺たちはソコに指を入れたら堕ちてしまう。女性器の部分には術が掛かっていて、通常他人の指やモノを入れることはできない。
でも、自分の指だけは入れることができる。そして誰かを好きになると女性器にかかった術は解けてしまうらしい。相手を想って自分を慰めるか、自分から相手をソコに招いた時、
…ーー聖姫は堕ちる。
二十歳を待たずに自らの指で堕ちた聖姫は精神が狂ってしまうらしい。生涯愛する人を想いながら自分を慰め続けるそうだ。
だから俺たちはソコに何かが触れることを厭う、…堕ちるわけにはいかないから。
「なんかシてもらったらノド渇いちゃった、お茶淹れて」
「それは自分でできるじゃん…ハイハイ、ちょっと待ってて」
手拭いでエンキの聖液を乱暴に拭う。…こんなモノでなければいいのに。
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