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18 代償 2
しおりを挟む「あの…ありがとうございます。本当に助かりました」
ルキはテーブルに置かれたロザリオをじっと眺めていた。
そしていつものように怪しく微笑んだ。
「いえ、司祭様の力になれて嬉しい限りです。
ーーーところで、何故ロザリオを外したのですか?」
「それは…」
ミハイルは言葉に詰まり黙った。
そしてルキの赤い瞳がキラキラと、いつも以上に煌めいて見え目を合わせられなかった。
ミハイルは意を決して立ち上がると、司祭服のボタンを外し始めた。
そしてーーー。
パサリと衣服が脱ぎ捨てられる音。
服を脱いでいくミハイルをルキは黙って見つめていた。
「ーーー代償を支払います」
上衣を脱ぐとミハイルは強い視線でルキを見る。
「ええ…」
ルキは怪しい微笑みを浮かべたまま、ペロリと舌舐りした。
「司祭様のそういう思い切りが良いところ、好きですよ」
「…ですが、貴方の望み通りには出来ないかもしれません」
ミハイルは少しぎこちなく答えた。
するとルキは席を立ち、ミハイルの横まで来ると耳元で囁いた。
「では…お願いを聞いて貰うことにしましょう」
そう言ったルキの耳にかかる吐息に身体がビクッと反応する。
「…お願いとは?」
ルキの瞳を見ると、吸い込まれそうな程にミハイルを真っ直ぐに見ている。
美しい筈なのに背筋に寒気が走るような、妖艶な美しさだ。
「まずは…私の服を脱がして貰いましょうか」
ミハイルは震える手を伸ばすと、覚束無い手つきでルキのブラウスのボタンに手をかけた。
指が震えないように力を込めると思うように指が動かせず、ただボタンを外すだけの時間がかなり長く感じられた。
「フフ…司祭様は不器用なんですね」
ルキは恥じらう様子もなく軽口を叩いている。
ミハイルはかぁっと頬が熱くなるのを感じた。
ボタンを全て外し終えると、そこには今まで見たことのないルキの肌が見えた。
白くきめ細かな、けれども騎士のように鍛えた肉体に、思わずドキリとする。
「下もですよ。全て脱がせてください」
「下も…」
ふとズボンに目をやると、ルキの股間の部分が膨らんでいる。
「あ……」
ミハイルは真っ赤になりながらベルトを外し始め、静まった部屋に衣服が擦れる音が響く。
パサリ…とズボンが床に落ちる音がして、ルキの裸が露になった。
彼の性器は大きく膨らみ、そそり立っている。しかし、ルキは全く恥じらう様子がない。
だが、そんな事よりおかしな事があった。
ーーー彼の裸の肢体を、興奮した性器を見て、あり得ない事に自分のそれも興奮していたのだ。
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