ビビりとモフモフの異世界道中

とある村人

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ビビりとモフモフ、冒険開始

まずは色々確認しよう(装備鑑定と擬人化編)

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気になる物…気になる物……やっぱソレ?

「後は…従魔用のアクセサリー着けちゃいましょうか。首輪ですね。石の色…どれがいいですか?」
[んー…俺火属性っぽいし、赤で。]
「はい!じゃあ、着けてあげますね♪」
[あ、ちょい待て一応調べよう。着け方とか解んないしょ?俺のスキルに鑑定あったし。《鑑定》!]


『装備品 従魔用アクセサリー(首輪)』
テイム、または召喚したモンスターや獣に着けるアクセサリー。
モンスター,獣にとっての身分証のようなもの。
首を通すと自動で大きさが調整される。
【使い方】
従魔の首に着けてから付属の主人登録石を嵌め、主人の魔力を石に籠める。
石が光ったら主人登録完了。
石に魔力を籠めないと仮契約扱いになり、従魔が脱走する可能性大。


[……大丈夫かな。]
「そ、そんなに難しそうなんですか?」
[手順はそうでもない。俺の首に首輪かけて。]
「はい。」

おおぅ、本当に大きさ変わった。
苦しくない程度で、かつすっぽ抜けたりしなさそう。

[石嵌めて。]
「えーと……ここですかね?…あ、嵌まりました!」
[そして、詩音の魔力を石に籠めるんだと。石光るまで。]
「…………どうやるんですか?」
[解らん。]

シェープ様、一般常識じゃ足りないです。
この世界のウィキ●ディアください。

[…とりあえず、魔力注入は保留しよう。下手に無理矢理やって壊したらアレだし。]
「そう、ですね。首輪が着いていれば、討伐はされなさそうですし。」
[うん。一応、仮契約扱いにはなるみたい。リスクも脱走の可能性がある、としか書いてなかったし。]

とりあえず、赤石が嵌められた首輪の装備だけ完了。
うん、ダークレッドな俺の毛の色に合っている。

「コレで良し、ですね!」
[だね。あとは、詩音の現状装備確認しようか。]
「はい!」

んーと、杖とローブとズボンにブーツか。
手袋あり。帽子系は無し。
盾も無いけど大丈夫かな?俺が防壁張れってこと?
アクセサリーも無さげだね。

[まずは輝きの杖から…《鑑定》!]

『武器 輝きの杖』
種別 杖(神器)
属性 光
効果 魔攻力+200(2000),攻撃力+50(500)
特性1 バフ・バリアを解除する光を放つ
特性2 MP自動回復大
特性3 状態維持
備考 創造神シェープの加護を受けた神器。シオン・ユヅキが装備した時のみ、武器としての効果値が10倍になる。

うん、シェープ様マジ過保護。
いや、ありがたいんだけどさ。

「どうですか?」
[魔攻力と攻撃力がけっこう上がるみたいだよ。あと、MP自動回復に、相手のバフとバリア消す効果あるって。]
「そうですか!サポート強化と、自己防衛に役立つ感じですね!」
[そうだね。]

自己防衛どころじゃないんだけどね。
どっちかっていうと、オーバーキルだ。

[次は服かな。]
「このローブ、肌触りとってもいいですよ!」
[マジか、後で触らせて。《鑑定》!]

『装備品 悟りのローブ』
種別 ローブ(神器)
属性 光
効果 防御力+80(800),魔防力+100(1000)
特性1 状態異常無効(+反射)
特性2 HP自動小回復
特性3 状態維持
備考 創造神シェープの加護を受けた神器。シオン・ユヅキが装備した時のみ、 状態異常を相手に反射する。また、防具としての効果値が10倍になる。

これもう、俺は心置きなく敵の殲滅に専念してオッケーってことかな。

[とりあえず、詩音は状態異常気にしないで大丈夫だと。あと、HP自動回復付いてるよ。]
「それはありがたいです!未來くんの治療に専念できますね!」

うん、なんかもう、それでいいよ。

それから一通り鑑定したけど、ローブの下のシャツと手袋,ズボン,ブーツは、特別な装備ってわけじゃないみたいだ。
俺用の武器であろう、ドラゴンスレイヤーと獣王の爪は急ぐことないんで後回し。

[鑑定はこんなもんかなぁ。]
「ですね。では、未來くん。」
[ん?]
「擬人化!してください!」

瞬く間に詰め寄って来て、俺の前肢を両手で包む詩音。二本足辛いよ。
お前そんな速く動けたっけ?一瞬ビビったのは内緒だ。

[そ、そうだね。お前のおかげで手に入れた擬人化だもんな。]

目を閉じて、どんなんにしようか考える。
擬人化も魔法の一種なのかな?
シェープ様から貰った知識には、魔法はイメージが大切とある。

うーん、イメージか…今の俺の全身が見たい。
とりあえず、毛の色をまんま髪に当てはめていいだろう。髪型はちょい長めのウルフカットな感じで。

服は白のワイシャツに毛の色のベストかな。
あと動きやすい黒ズボン。ブーツ。
首輪は大きさ変わってくれるだろうから、大丈夫かな。
折角だから、耳と尻尾残そう。詩音が喜ぶ。

何か言った方がいいのかな…擬人化!って叫ぶのは間抜けっぽい。
擬人化…擬人化…変身?
仮●ライダー的に「変・身!」って叫ぶ?
ポーズ決めて。んー、微妙……あ、そうだ。

『《ヴァリアント》!!』

俺の好きなゲームに、変身士と書いてヴァリアントと読む職があったんだ。
ちょっとカッコいい気がするから、コレで。

ぽふっ

[む?]
「わっ!」

狐とかの変化音みたいなのが聞こえた。
そっと目を開けてみる。

さっきまで見上げていた詩音の顔が、見慣れた光景より更に少し下にある。
元々10センチくらい差があったけど、今は15センチ差ありそうだな……

「……詩音、縮んだ?」
「いいいいえいえいえ!!未來くんが大きいんですよ!」

未だ詩音に包まれてる前肢へ目を向けると、そこには人間の手があった。
けっこうゴツい…物理チート補正で体格良くなったのかな?

「成功、してる?」
「はい!大成功ですっ!」

詩音の目がキラキラしてる。
視線は俺の頭に向けられてるな。

うん……
本能が俺に『逃げろ』と告げている。

「未來くん!」
「う、うん?」

ふにっ

「ふぉっ?!」
「その耳と尻尾をモフモフさせてくださいお願いしますー!!」
「ちょ、ま、やめ、言葉より先にモフるなぁーっ!!」

俺の攻撃力では、詩音をぶっ飛ばすわけにもいかず。
過保護装備で安全だろうけども、置いて逃げるのも憚られ。
ろくに抵抗できないまま、モフモフタイムに移行する。

純粋な獣状態より、擬人化の方でストッパーが壊れるとは思わなかったよ……。

「はぁぁ~最高です…未來くんの毛並み、素晴らしいです!」
「やーめーてっ!耳も尻尾も基本お触りNG部位だろ!」
「あ、す、すみません!私としたことが、つい我を忘れてしまいました!」
「も、もう、擬人化やめていい?」
「はい…名残惜しいですが……。」

そんな残念そうにしないでよ…二度としないとは言ってないんだからさ。

ぽふっ

[ふぅ…]
「未來くん、本当にごめんなさい。」
[ん、別にいいよ。戦闘中とか、人前とかじゃないし。]
「お詫びに、マッサージしますね!」
[え…ま、待って詩音、お前のマッサージは……!]
「さあ、遠慮なさらず!」

この後、神の手で滅茶苦茶マッサージモフモフタイム延長された。
お詫びって言ってたけど、詩音の方が得してない?
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