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ビビりとモフモフ、冒険開始
祝・脱ニート!
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詰所から四人で出ると、レナさんに手を引かれて町の中へ。
絵が描かれた解りやすい看板の数々を、横目で確認する。
宿が2件,道具屋,薬屋,本屋,酒屋,パン屋,八百屋に肉屋。
魚屋は無さそうだなぁ。詩音が肉より魚派だから、食べさせてあげたいんだけども。
更に奥へ行くと、大きくて豪華な建物がある。何かを積んだ荷車を運び込む人が見えた。
アレが商業ギルドかな?
庶民には買えない品物もあるんだろうな。
豪華な装飾のある店は、貴族も利用する店と見て間違い無さそうだ。
串焼きなんかの屋台もあって、いい香りが漂ってる。是非とも食べたかったけど、レナさんが急かすため断念。
まあ、何日かは滞在するつもりだし、後々買えばいいさ。
途中、でっかい屋敷の門番さんに、訝しげな目を向けられたけどスルー。
この町、人族っぽい人ばっかりみたいだから、俺が浮いてるんだろうな。
小さめで素朴な教会の前を抜けて、武器屋と防具屋の側に建つ、大きめの建物に連れ込まれた。
中は受付があって、壁に掲示板。
奥のほうに飲食スペース…と言うか酒場が設けられてる。
「到着!ここがケールの冒険者ギルドよ!」
「お~、イメージ通りな感じ!」
「れ、レナさん…ゼー……速い、です……ゼー……」
「あらら…シオンちゃん大丈夫?ごめん、急ぎ過ぎちゃったわね。」
「あっはっはっはっwおいおいシオン、大丈夫かぁ?」
レナさんの早歩きは、モヤシっ子な詩音には辛かったらしい。
軽く涙目になっている。
……転生前だったら、途中で倒れてるな。
まだお昼くらいだからか、酒場に人は殆ど居ない。
もう少し、昼から呑んでる人、居るもんだと思ってた。
絡まれる率低いってことだから、良いんだけどね。
「レナさん、マスター。お帰りなさい。お客様ですか?」
「おう!留守番ありがとよ、ネージュ。俺は奥に居るからよ、あと頼むぜ。」
「はい。お任せください、マスター。」
「ただいま、ネージュ!この子達、ギルドの新入りよ。今回、大当たり♪」
「まあ!レナさんのお墨付きなんて、期待しちゃいます♪」
受付のお姉さんが、レナさんとキャアキャア話し始めた。
レナさんも受付のお姉さんも美人さんだから、見ていて眼福だよ。ありがとう。
「二人とも、おいで。登録するわよ。」
「初めまして、受付担当のネージュです。」
「新入りの未來だよ。こっちは詩音。」
「よ、よろしくお願いします…。」
ネージュさんは、栗色の髪にエメラルドっぽい緑の目だ。肌が白くて、ツヤツヤしてる。
「ミライさんと、シオンさんですね。よろしくお願いします。」
「さ、二人とも身分証カード出して。」
「うん。」
「はい。」
「お預かり致します。」
こういう手続きって、あんましたことないから、ちょい緊張するな。
「何か特技などは御座いませんか?特技・技能を登録することで、お二人に合った依頼をご紹介できます。また、他の冒険者の方から、助っ人オファーが来る可能性も上がりますよ。」
「…何か登録しとくかな。けっこうザックリしててもいい?」
「はい。御参考までに、現在登録中の特技で、一番ザックリしてるものは『喧嘩』です。」
それで登録した人スゲェな。
「登録したい特技・技能は、こちらの紙に書いてください。」
「はーい。」
「あ、では私も…。」
紙っていうか…木の皮っぽいな。
そしてコレは……木炭を同じ木の皮的な紙で巻いた物?
羽根ペンとかじゃないのか…高いのかね?
まあいいや、鉛筆みたいなもんだろ。
……何書こう。
俺ができることは…力仕事,体術,火属性魔法,索敵,料理かな。
とりあえず書いとこう。
「書けたよ。」
「私のも。お願いします。」
「はい、承りました。」
「詩音、何て書いた?」
「えっと…回復魔法と、光属性魔法,水属性魔法,裁縫です。」
「妥当だな。」
道具への魔法効果付与とか書いてたら、どうしようかと思ったよ。
安全面考えると、そんな特殊技能書かない方がいい。うん。
「お待たせしました。登録完了です。此方が、本登録の身分証カードですよ。無くさないでくださいね。」
「うん、ありがとう。」
「ありがとうございます。」
やったー!これで脱ニート!
高校中退に成っちゃったけど、就職できたよ母さん。
伝える術が無いのは残念だなぁ。
「注意事項をご説明致しますね。こちらのカードには、御二人の個人情報が入っております。全ての冒険者ギルドで、同じ情報を管理しています。」
パソコンも無いのに、そんなことできるんだ。
それとも、似たような魔道具で管理してるのかな?
「カードは町へ入るときの、身分証にもお使いください。表面には氏名・年齢・性別・種族・冒険者ランクが記載され、確認用の魔道具に入れることで犯罪歴,ギルドに登録した特技などを見ることが可能です。冒険者ランクはFから始まり、E,D,C,B,A,Sと上がります。」
ふむふむ。レナさんはBランクだったか。
滅茶苦茶頑張ったんだろうなぁ。
「ランクはギルドへの貢献度…依頼を達成していくことで上がっていきます。ランクが上がると、受けられる依頼が増えるので、頑張ってくださいね。Bランク以上へ上がるには、昇格試験を受ける必要がありますので、その時に詳しくご説明致します。」
試験まであんのか……座学じゃないといいな。
俺の得意科目は、家庭科と体育の実技だ。
「最後に、もしも御二人が何かしらの罪を犯された場合…正規の処罰に加えて身分証カードの剥奪と共に、冒険者ギルドからの永久追放という罰が課せられます。ご注意ください。」
「了解!」
「解りました。御丁寧にありがとうございます。」
犯罪者には成るなってことな。気を付けよう。
「ネージュ、お疲れ様。お客様対応モード、オフっていいわよ。」
「はい、ありがとうございます。ふぅ~…ミライさん、従魔の首輪着けてるんですね。獣状態に成ることが多いんですか?」
ほほう、ネージュさんはコレが素か。
喋り方は詩音タイプだな。
「そうっすね。詩音が俺の毛並み好きなんで。」
「未來くんの毛、モフモフのフカフカで最高ですよ~。」
「そんなにですか…!…あの、無礼を承知でお願いしたいんですが……。」
「…触る?」
「是非にっ!!獣人さんも従魔連れてる人も、この町少ないんです!」
おお、テンション一気に上がった。
モフモフ好きなんだね。
「あ、じゃあアタシも!」
「私も、モフモフさせてください!」
「え、3人同時?!あ、ちょ、待って獣状態成るまで待って!耳と尻尾はダメだって!」
振りほどくわけにもいかないから、逃げられない!
だ、誰かー!
受付に他の冒険者さんが来るまで、3人のモフモフタイムは続く。
絵が描かれた解りやすい看板の数々を、横目で確認する。
宿が2件,道具屋,薬屋,本屋,酒屋,パン屋,八百屋に肉屋。
魚屋は無さそうだなぁ。詩音が肉より魚派だから、食べさせてあげたいんだけども。
更に奥へ行くと、大きくて豪華な建物がある。何かを積んだ荷車を運び込む人が見えた。
アレが商業ギルドかな?
庶民には買えない品物もあるんだろうな。
豪華な装飾のある店は、貴族も利用する店と見て間違い無さそうだ。
串焼きなんかの屋台もあって、いい香りが漂ってる。是非とも食べたかったけど、レナさんが急かすため断念。
まあ、何日かは滞在するつもりだし、後々買えばいいさ。
途中、でっかい屋敷の門番さんに、訝しげな目を向けられたけどスルー。
この町、人族っぽい人ばっかりみたいだから、俺が浮いてるんだろうな。
小さめで素朴な教会の前を抜けて、武器屋と防具屋の側に建つ、大きめの建物に連れ込まれた。
中は受付があって、壁に掲示板。
奥のほうに飲食スペース…と言うか酒場が設けられてる。
「到着!ここがケールの冒険者ギルドよ!」
「お~、イメージ通りな感じ!」
「れ、レナさん…ゼー……速い、です……ゼー……」
「あらら…シオンちゃん大丈夫?ごめん、急ぎ過ぎちゃったわね。」
「あっはっはっはっwおいおいシオン、大丈夫かぁ?」
レナさんの早歩きは、モヤシっ子な詩音には辛かったらしい。
軽く涙目になっている。
……転生前だったら、途中で倒れてるな。
まだお昼くらいだからか、酒場に人は殆ど居ない。
もう少し、昼から呑んでる人、居るもんだと思ってた。
絡まれる率低いってことだから、良いんだけどね。
「レナさん、マスター。お帰りなさい。お客様ですか?」
「おう!留守番ありがとよ、ネージュ。俺は奥に居るからよ、あと頼むぜ。」
「はい。お任せください、マスター。」
「ただいま、ネージュ!この子達、ギルドの新入りよ。今回、大当たり♪」
「まあ!レナさんのお墨付きなんて、期待しちゃいます♪」
受付のお姉さんが、レナさんとキャアキャア話し始めた。
レナさんも受付のお姉さんも美人さんだから、見ていて眼福だよ。ありがとう。
「二人とも、おいで。登録するわよ。」
「初めまして、受付担当のネージュです。」
「新入りの未來だよ。こっちは詩音。」
「よ、よろしくお願いします…。」
ネージュさんは、栗色の髪にエメラルドっぽい緑の目だ。肌が白くて、ツヤツヤしてる。
「ミライさんと、シオンさんですね。よろしくお願いします。」
「さ、二人とも身分証カード出して。」
「うん。」
「はい。」
「お預かり致します。」
こういう手続きって、あんましたことないから、ちょい緊張するな。
「何か特技などは御座いませんか?特技・技能を登録することで、お二人に合った依頼をご紹介できます。また、他の冒険者の方から、助っ人オファーが来る可能性も上がりますよ。」
「…何か登録しとくかな。けっこうザックリしててもいい?」
「はい。御参考までに、現在登録中の特技で、一番ザックリしてるものは『喧嘩』です。」
それで登録した人スゲェな。
「登録したい特技・技能は、こちらの紙に書いてください。」
「はーい。」
「あ、では私も…。」
紙っていうか…木の皮っぽいな。
そしてコレは……木炭を同じ木の皮的な紙で巻いた物?
羽根ペンとかじゃないのか…高いのかね?
まあいいや、鉛筆みたいなもんだろ。
……何書こう。
俺ができることは…力仕事,体術,火属性魔法,索敵,料理かな。
とりあえず書いとこう。
「書けたよ。」
「私のも。お願いします。」
「はい、承りました。」
「詩音、何て書いた?」
「えっと…回復魔法と、光属性魔法,水属性魔法,裁縫です。」
「妥当だな。」
道具への魔法効果付与とか書いてたら、どうしようかと思ったよ。
安全面考えると、そんな特殊技能書かない方がいい。うん。
「お待たせしました。登録完了です。此方が、本登録の身分証カードですよ。無くさないでくださいね。」
「うん、ありがとう。」
「ありがとうございます。」
やったー!これで脱ニート!
高校中退に成っちゃったけど、就職できたよ母さん。
伝える術が無いのは残念だなぁ。
「注意事項をご説明致しますね。こちらのカードには、御二人の個人情報が入っております。全ての冒険者ギルドで、同じ情報を管理しています。」
パソコンも無いのに、そんなことできるんだ。
それとも、似たような魔道具で管理してるのかな?
「カードは町へ入るときの、身分証にもお使いください。表面には氏名・年齢・性別・種族・冒険者ランクが記載され、確認用の魔道具に入れることで犯罪歴,ギルドに登録した特技などを見ることが可能です。冒険者ランクはFから始まり、E,D,C,B,A,Sと上がります。」
ふむふむ。レナさんはBランクだったか。
滅茶苦茶頑張ったんだろうなぁ。
「ランクはギルドへの貢献度…依頼を達成していくことで上がっていきます。ランクが上がると、受けられる依頼が増えるので、頑張ってくださいね。Bランク以上へ上がるには、昇格試験を受ける必要がありますので、その時に詳しくご説明致します。」
試験まであんのか……座学じゃないといいな。
俺の得意科目は、家庭科と体育の実技だ。
「最後に、もしも御二人が何かしらの罪を犯された場合…正規の処罰に加えて身分証カードの剥奪と共に、冒険者ギルドからの永久追放という罰が課せられます。ご注意ください。」
「了解!」
「解りました。御丁寧にありがとうございます。」
犯罪者には成るなってことな。気を付けよう。
「ネージュ、お疲れ様。お客様対応モード、オフっていいわよ。」
「はい、ありがとうございます。ふぅ~…ミライさん、従魔の首輪着けてるんですね。獣状態に成ることが多いんですか?」
ほほう、ネージュさんはコレが素か。
喋り方は詩音タイプだな。
「そうっすね。詩音が俺の毛並み好きなんで。」
「未來くんの毛、モフモフのフカフカで最高ですよ~。」
「そんなにですか…!…あの、無礼を承知でお願いしたいんですが……。」
「…触る?」
「是非にっ!!獣人さんも従魔連れてる人も、この町少ないんです!」
おお、テンション一気に上がった。
モフモフ好きなんだね。
「あ、じゃあアタシも!」
「私も、モフモフさせてください!」
「え、3人同時?!あ、ちょ、待って獣状態成るまで待って!耳と尻尾はダメだって!」
振りほどくわけにもいかないから、逃げられない!
だ、誰かー!
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