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ビビりとモフモフ、冒険開始
一応被害は最小限
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※時は少し遡りディアドルフ様視点
ガキンッ!!
「あ…」
「っ?!ば、ばかな!教皇様より賜った、聖刻の槍が……!」
…しまった……
『相手の心が折れるまで、ただひたすらにギリギリで避ける』という遊びに興じていたのだが……
巨大なベア種かと思っていた庭の彫像が、よく見るとドレスを着た女性だったことに気付き、思わず2度見したところで…当たってしまった。
それも、思いっきり胸部に当てられたようだ。
人なら致命傷間違いなし。
『人』ならな。
今回の場合、光属性を宿した魔鉱石製の槍は見事に砕け、私の被害は衣服が僅かに破れているのみだ。
だがしかし!
戦闘中に庭の見物をしていた事も含め、妻にバレたらとても不味い…!
何が問題かというと、『攻撃を受けた』という事実により、心配させてしまうこと事態もそうだが…
「バレたら……絶対、暫く離れようとしない…!」
こういうことがあると、妻は心配のあまり、私にベッタリくっついて離れない。
その行動は可愛らしいし、正直ずっと一緒に居られるのは嬉しいのだが…
離れないということは、つまり旅に同行するということだ…!
ミライ達に紹介するのは構わないし、寧ろ紹介するべきだと思うが…
…俗世の餓えた男共の目に、彼女の姿を晒すのは嫌だっ……!!←
「……教皇様に…何とご報告すれば……!」
「隊長しっかりしてください!何やら奴が青ざめている内に捕縛を!」
「だ、ダメだ!槍が砕けてしまった衝撃で、立つことすら…!」
ひ、ひとまず証拠の隠滅を…体は無傷故、服を直せばどうにかなるか?
裁縫は不得意な上、魔法で直すとバレるからな……。
ディアナ……は、確実に妻へ告げ口されるから、シオンに縫ってもらおうか。
それで、この者達は…人の口に戸は建てられぬからな。
…忘れさせる…それしかない。
「斯く成る上は我らで!かかれー!」
「グリフォン召喚成功!お待たせしました!」
『仕方の無い坊や達だこと!アタシの討つべき敵はどいつ?!』
召喚されたのはグリフォンか…わざわざ私の好物を出してくれたのは嬉しい。
ノエルへの良い土産になる。
召喚獣は、従魔と違って『野生』扱いだから、遺体ではなくドロップ品が落ちる。
だが、まずは神兵だ…奴等の記憶を塗り替えねば。
ひとまず、攻撃範囲を庭だけに指定しよう。
「《パーフェクト・バリア》。」
「皆、バルト隊長の分まで奮起せよ!」
『あらぁ、いい男!ゾクゾクしちゃう!アタシの想い、全身で受け止めてぇ~!』
……グリフォンよ、貴君は『オス』に見えるのだが、私の気のせいか?
まあいい。
突っ込んで来たグリフォンを避け、右手を軽く握り、下に向けて振りかぶる。
「…面倒だから、死んでくれるなよ。」
「ひっ…全員退がれ!!『星砕き』が来るぞぉおおお!!」
ソコソコに力を込めて、地面を殴り付けた。
大地が揺れ、亀裂が走り、地殻の奥に眠る紅の水が噴き出す。
この水は鉱石が溶けたモノで、人には熱くて仕方ないらしい。
『星砕き』とは、馬鹿勇者との旅を書き記された伝記にて、勝手に付けられた技名である。
初めてパーティーの前でやった時、『この世の終焉が来たかと思った』と言っていた、エルフの王女が名付けたそうだ。
そこまで大層な名にしなくとも…ただ殴っているだけなのだから。
「ぎゃぁあああ?!」
「お、おい退kぐぁああああ?!」
結界によって、全ての衝撃は『この屋敷の庭』に留まり、ソコだけを徹底的に破壊していく。
地が底まで抜けてしまわぬよう、溢れた紅の水を冷やし固めておこう。
あと、全員死なせないために、範囲回復魔法を適度にかけねば。
「《コールド・ウォーター》、《グランド・ヒール》。」
あ、忘れていた。
大量の紅の水に、いきなり冷水をかけると、爆発するのだったか。
私は兎も角、神兵達は護らねば。
「《パーフェクト・バリア》。」
ドゴォオオオオオンッ!!
…やれやれ、どうにか間に合った。
死人は出てないな?……よし。
ふむ、庭が完全に吹き飛んだな。結界を張っていて正解だった。
最早立っているのは私のみか…グリフォンだけは、舞い上がる土も砕けた彫像も避けきった様だが。
『あ、アンタ!可憐な乙女に、何してくれてんのよ!爆発のせいで、アタシの羽根がボサボサになったじゃないのよぉー!いい男でも容赦しないわよっ!』
「すまないな、お嬢さん。彼等の記憶を抹消したくて、少々派手にやってしまった。」
『え…ヤダ、お、お嬢さんだなんて…』
コレだけ衝撃的なことをしておけば、私を刺したら槍が砕けた程度、些細な記憶になるだろう。
記憶を消せればもっと良いのだが、流石にソコだけを抜き出すのは無理だ。
記憶喪失者をこんなに出したくはない。
……ん?おや、コウメが見ているな。
任務完了一番乗りか、後で誉めてやろう。
軽く手を振ると、微妙な表情で振り返してくれた。
優しい子だからな。
この惨状に、思うところがあるのやも知れん。
『んなっ…!このアタシを前にして、仔猫ちゃんに目移りだなんて!浮気者はお仕置きよっ!』
「…そういう意味での目移りなら、貴君にもしていない。悪いが、妻帯者だ。子供も9人程居る。」
『なぁんですってぇー!その気にさせるだけさせて、このスケコマシぃいいい!!』
再び突っ込んで来た。
はて、何処にその気にさせる要因が…
気を使って「お嬢さん」等と呼んだせいか?
「誤解させてすまない。」
『ギャッ?!』
鉤爪を避け、脚を掴んで地面へ叩きつける。
ほう、この程度では死なないか…
『いったぁ~いっ!あ、アンタ何者?!アタシに、こんなことできるなんて…!』
「ただの、(物理的に)貴君を捕食したい捕食者だ。今宵の酒の席に、付き合ってくれたまえ。」
旨い摘まみの材料として。
『御断りっ!アタシ、そんなに安い女じゃなくってよ!』
「ほう。ならば、最上級の一撃をくれてやろうか。」
周囲に誰も居ないことを確認し、右手のみを元に戻して、ゆっくり振り上げる。
あまり速く動かすと、他の物に当たって、大惨事に成りそうなのでな。
慎重にやろう。
『そ、その腕…貴方はっ?!』
右手を振り下ろし、獲物に爪を立てた。
何の抵抗も無く、肉がスルリと切れていく。
頭が綺麗に落ちた所で、肉や翼,爪がドロップした。
「無駄にはせんよ。悪く思うな。」
右手を再び人のソレにしてから、ドロップ品をアイテムボックスへ入れる。
肉はミライにも少しやろう。
きっと、調理したがる。
「被害は…吹き飛んだ庭と、召喚されたグリフォン。騙されていた、憐れな神兵約30名は、死者無し。うむ、ノエルの要望に応えてやれたな。」
後は…ミライかシオンが、辺り一面更地にしなければ大丈夫だろう。
『マスター。ウィリアムさんと奥様の護送、完了致しました。』
『食品倉庫にて、御2人ともグッスリとお休みでございます。』
ゴーレム達も戻ってきたか。順調だな。
「ご苦労。無いとは思うが、不足の事態に備えて待機を…」
ドカーンッ!!
「……食品倉庫の方だな。」
『倉庫内の、生体反応増加を確認しました。』
『巨大生物が、地下より這い出て来た様です。』
「眠らせた2人を運んだのも、食品倉庫だったな?」
『『申し訳ございません。』』
「気にするな、そちらは私が行こう。君達はコウメとヒナタの避難を。」
『『承知致しました。』』
やれやれ、一体何が起きたのやら。
また、面白く成ってきた!
ガキンッ!!
「あ…」
「っ?!ば、ばかな!教皇様より賜った、聖刻の槍が……!」
…しまった……
『相手の心が折れるまで、ただひたすらにギリギリで避ける』という遊びに興じていたのだが……
巨大なベア種かと思っていた庭の彫像が、よく見るとドレスを着た女性だったことに気付き、思わず2度見したところで…当たってしまった。
それも、思いっきり胸部に当てられたようだ。
人なら致命傷間違いなし。
『人』ならな。
今回の場合、光属性を宿した魔鉱石製の槍は見事に砕け、私の被害は衣服が僅かに破れているのみだ。
だがしかし!
戦闘中に庭の見物をしていた事も含め、妻にバレたらとても不味い…!
何が問題かというと、『攻撃を受けた』という事実により、心配させてしまうこと事態もそうだが…
「バレたら……絶対、暫く離れようとしない…!」
こういうことがあると、妻は心配のあまり、私にベッタリくっついて離れない。
その行動は可愛らしいし、正直ずっと一緒に居られるのは嬉しいのだが…
離れないということは、つまり旅に同行するということだ…!
ミライ達に紹介するのは構わないし、寧ろ紹介するべきだと思うが…
…俗世の餓えた男共の目に、彼女の姿を晒すのは嫌だっ……!!←
「……教皇様に…何とご報告すれば……!」
「隊長しっかりしてください!何やら奴が青ざめている内に捕縛を!」
「だ、ダメだ!槍が砕けてしまった衝撃で、立つことすら…!」
ひ、ひとまず証拠の隠滅を…体は無傷故、服を直せばどうにかなるか?
裁縫は不得意な上、魔法で直すとバレるからな……。
ディアナ……は、確実に妻へ告げ口されるから、シオンに縫ってもらおうか。
それで、この者達は…人の口に戸は建てられぬからな。
…忘れさせる…それしかない。
「斯く成る上は我らで!かかれー!」
「グリフォン召喚成功!お待たせしました!」
『仕方の無い坊や達だこと!アタシの討つべき敵はどいつ?!』
召喚されたのはグリフォンか…わざわざ私の好物を出してくれたのは嬉しい。
ノエルへの良い土産になる。
召喚獣は、従魔と違って『野生』扱いだから、遺体ではなくドロップ品が落ちる。
だが、まずは神兵だ…奴等の記憶を塗り替えねば。
ひとまず、攻撃範囲を庭だけに指定しよう。
「《パーフェクト・バリア》。」
「皆、バルト隊長の分まで奮起せよ!」
『あらぁ、いい男!ゾクゾクしちゃう!アタシの想い、全身で受け止めてぇ~!』
……グリフォンよ、貴君は『オス』に見えるのだが、私の気のせいか?
まあいい。
突っ込んで来たグリフォンを避け、右手を軽く握り、下に向けて振りかぶる。
「…面倒だから、死んでくれるなよ。」
「ひっ…全員退がれ!!『星砕き』が来るぞぉおおお!!」
ソコソコに力を込めて、地面を殴り付けた。
大地が揺れ、亀裂が走り、地殻の奥に眠る紅の水が噴き出す。
この水は鉱石が溶けたモノで、人には熱くて仕方ないらしい。
『星砕き』とは、馬鹿勇者との旅を書き記された伝記にて、勝手に付けられた技名である。
初めてパーティーの前でやった時、『この世の終焉が来たかと思った』と言っていた、エルフの王女が名付けたそうだ。
そこまで大層な名にしなくとも…ただ殴っているだけなのだから。
「ぎゃぁあああ?!」
「お、おい退kぐぁああああ?!」
結界によって、全ての衝撃は『この屋敷の庭』に留まり、ソコだけを徹底的に破壊していく。
地が底まで抜けてしまわぬよう、溢れた紅の水を冷やし固めておこう。
あと、全員死なせないために、範囲回復魔法を適度にかけねば。
「《コールド・ウォーター》、《グランド・ヒール》。」
あ、忘れていた。
大量の紅の水に、いきなり冷水をかけると、爆発するのだったか。
私は兎も角、神兵達は護らねば。
「《パーフェクト・バリア》。」
ドゴォオオオオオンッ!!
…やれやれ、どうにか間に合った。
死人は出てないな?……よし。
ふむ、庭が完全に吹き飛んだな。結界を張っていて正解だった。
最早立っているのは私のみか…グリフォンだけは、舞い上がる土も砕けた彫像も避けきった様だが。
『あ、アンタ!可憐な乙女に、何してくれてんのよ!爆発のせいで、アタシの羽根がボサボサになったじゃないのよぉー!いい男でも容赦しないわよっ!』
「すまないな、お嬢さん。彼等の記憶を抹消したくて、少々派手にやってしまった。」
『え…ヤダ、お、お嬢さんだなんて…』
コレだけ衝撃的なことをしておけば、私を刺したら槍が砕けた程度、些細な記憶になるだろう。
記憶を消せればもっと良いのだが、流石にソコだけを抜き出すのは無理だ。
記憶喪失者をこんなに出したくはない。
……ん?おや、コウメが見ているな。
任務完了一番乗りか、後で誉めてやろう。
軽く手を振ると、微妙な表情で振り返してくれた。
優しい子だからな。
この惨状に、思うところがあるのやも知れん。
『んなっ…!このアタシを前にして、仔猫ちゃんに目移りだなんて!浮気者はお仕置きよっ!』
「…そういう意味での目移りなら、貴君にもしていない。悪いが、妻帯者だ。子供も9人程居る。」
『なぁんですってぇー!その気にさせるだけさせて、このスケコマシぃいいい!!』
再び突っ込んで来た。
はて、何処にその気にさせる要因が…
気を使って「お嬢さん」等と呼んだせいか?
「誤解させてすまない。」
『ギャッ?!』
鉤爪を避け、脚を掴んで地面へ叩きつける。
ほう、この程度では死なないか…
『いったぁ~いっ!あ、アンタ何者?!アタシに、こんなことできるなんて…!』
「ただの、(物理的に)貴君を捕食したい捕食者だ。今宵の酒の席に、付き合ってくれたまえ。」
旨い摘まみの材料として。
『御断りっ!アタシ、そんなに安い女じゃなくってよ!』
「ほう。ならば、最上級の一撃をくれてやろうか。」
周囲に誰も居ないことを確認し、右手のみを元に戻して、ゆっくり振り上げる。
あまり速く動かすと、他の物に当たって、大惨事に成りそうなのでな。
慎重にやろう。
『そ、その腕…貴方はっ?!』
右手を振り下ろし、獲物に爪を立てた。
何の抵抗も無く、肉がスルリと切れていく。
頭が綺麗に落ちた所で、肉や翼,爪がドロップした。
「無駄にはせんよ。悪く思うな。」
右手を再び人のソレにしてから、ドロップ品をアイテムボックスへ入れる。
肉はミライにも少しやろう。
きっと、調理したがる。
「被害は…吹き飛んだ庭と、召喚されたグリフォン。騙されていた、憐れな神兵約30名は、死者無し。うむ、ノエルの要望に応えてやれたな。」
後は…ミライかシオンが、辺り一面更地にしなければ大丈夫だろう。
『マスター。ウィリアムさんと奥様の護送、完了致しました。』
『食品倉庫にて、御2人ともグッスリとお休みでございます。』
ゴーレム達も戻ってきたか。順調だな。
「ご苦労。無いとは思うが、不足の事態に備えて待機を…」
ドカーンッ!!
「……食品倉庫の方だな。」
『倉庫内の、生体反応増加を確認しました。』
『巨大生物が、地下より這い出て来た様です。』
「眠らせた2人を運んだのも、食品倉庫だったな?」
『『申し訳ございません。』』
「気にするな、そちらは私が行こう。君達はコウメとヒナタの避難を。」
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やれやれ、一体何が起きたのやら。
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