126 / 249
ビビりとモフモフ、冒険開始
適材適所殲滅戦
しおりを挟む
顔バレはヤバいんで、全員詩音お手製忍者服を着ての突入である。
兵士さん達の武装は、お揃いの重厚な鎧と大きめの盾。
武器は槍が多くて、剣や杖、メイスを持ってる人も何人か居る。
最初は戸惑ってたけど、すぐ持ち直して陣形を取る辺り、盗賊とは違うね。
[詩音、俺全くリスト覚えてないから、悪い人居たら教えて~。]
[やっぱりですか……]
『小梅、リストの人見付けたら、解るようにして捕まえるです。』
[お、ありがと!]
ぶっ飛ばし易そうなのは、剣の人かな~。
そんな重装備で、どうやって敵の懐潜り込むのさ。
まあ、鑑定してみたら鎧も盾も、大体鋼鉄製で硬くて魔鉱製だから、俺が殴ればぶっ壊せると思うけど。
「前衛、突撃用意!」
「「「はっ!」」」
「来るぞ、皆気合い入れて…アレ?蛇連れた大人は?」
「彼方に。」
…あ、相手の司令官っぽい人の後ろに居た。
「そんじゃ、頼むぜリグル。」
『ふわぁ……さっさと片したら、寝ていいっすか。いいっすよね。』
「なっ?!き、貴様いつの間に…ぐぇえっ?!」
……蛇が首絞めてくるとかエグい。
『此方は、足下埋めてあげるのです!』
「き、気を付けろ!砂に足を取られるな!」
「《バリア》!にゃんこよ、魔法使い頼むわ。武道家いっきまぁーっす!!」
『お任せなのです!』
「え、ちょっと、武道家くん行かないでっ…!」
大丈夫大丈夫、お前らに防御壁張ったから!
ジャーンプッ!からの、なんちゃって月●!
小さい防御壁を空中に出して、その上をジャンプで渡ってっちゃえば、槍兵の壁なんざ意味無いぜ!
「1人空から抜けます!」
「帝国の魔術部隊を甘くみるな…!撃ち落とせー!」
「《アイスバレット》!」
「《サンダーランス》!!」
げ、魔法使い思ったより居る!
うおっとぉ、雷怖い雷怖いっ!
『はぁ~……蛇使い荒いっすわ旦那ぁ。』
「おお、リグルさん!?ここ危ないよ!」
『だから飛ばされたんす…《グレイブミスト》。』
はい?何その禍々しいブレス?
ミストは解るけど、グレイブって何ぞ?
「っ!退避しろ!石化ブレスだ!」
「ま、まさかバジリスク?!」
「ぐぁっ?!」
「に、にg……!」
ブレスに包まれた、魔法使いと護衛役が、次々石に!
そっかバジリスクだもんね。
石化技とか、即死技使えてもおかしくない!
「サンキュ、リグルさん!超助かった!」
『あーヤダヤダ…コレで彼方さんからの、あっしの脅威度上がるわ、多少打ち解けれた猫ちゃんドン引いてるわ…はぁぁ~……もういっそ、《アイズ・オブ・デス》撃っていいっすか。』
「ダメダメダメ!それたぶん即死ビームだよね?!」
あくまでも、お仕置きに来てるだけだから!
誰も殺りに来てないからね?!
「ふぅ…君、声を聞く限りまだ子供だろう!投降するんだ!」
「抵抗しなければ、痛い思いはしなくて済む!此方へ来なさい!」
「あわわわわわ…!」
『うーん…兜が邪魔で、お顔見えないです。』
あ、兵士さん達それ以上近付かない方が…
『……シオン坊っちゃん、助けに行くっすわ。』
「いや、大丈夫だよ。」
むしろ助けるべきは兵士さん達だ。
「こ、ここここ来ないでくださいぃいいいっ!!」
「「「うわぁああっ?!」」」
戦場に、突如として川ができた。
なかなかの激流だね。
相手の魔法使い全滅してるから、防ぐ術無し……怖い怖い。
空中に居て正解だったわ。
『…人は見かけに寄らないっすね。』
「よし、魔法避けつつ頑張ろ~。」
おお?リグルさん消えた…いや、ビルムさんが回収したのか。
さて、石になってなくて、まだ動いてる人を担当しよう。
真上に防御壁作って、壁キックならぬ天井キックでメテオじゃーっ!
「!空に居たもう1人が、突っ込んで来るぞ!」
「回避だ!落ちた所を捕らえろ!」
おっと、流石に冷静だな。
ならば、地面に手着いて横に飛ぶ!
「《バリア・グローブ》!おりゃあーっ!」
「ぐあっ?!」
「おぶっ!?」
おお、ドミノ倒し!
よっしゃ、倒れた人から兜外そう。
「先ずはお前!お顔はいけーん!」
「っ?!」
「はぁ…はぁ…武道家くん、その人飲食店での踏み倒し常習犯です……」
「な、何を根拠に…!」
「マジか、一発とか凄くね?よし、捕獲捕獲。」
『念のため、砂じゃなくて、鋼鉄で縛っておくです!』
「離せっ!違う、私は無実だ!」
はいはい、異議申し立ては、情報持ってきたジェイクさんにどーぞ。
「次はお前じゃー!」
「ひっ?!お、俺は何もしてないぞ!」
「あ、この人はリストに居ませんね。」
「じゃあ気絶でいいや。」
「え…ごはぁっ!?」
さあさあ、次の方~?
「ちょ、兵士さん達!逃げんなコラァー!」
『小梅、気絶してる人確認しとくです。』
「あ、お願いします!」
───────
※時の神様視点
いやぁ、子供達は元気ですねぇ。
ちょいとばかし、危ないところはありましたが、魔術部隊をリグルが潰したら、後は一気に片が着いたようで。
「おのれ、我が部下達を…!そこの間者共、覚悟せよ!」
おっと、漸くお出ましですかい、ベアード将軍。
『あれまぁ、旦那にゃ気付いてないようで。』
「好都合じゃないか。《ワールドクロック・フルストップ》!」
魔力を込めた懐中時計を、カチリと止める。
コイツを作るまでは、念じるだけだったんで、気が緩んだ瞬間動いちまうこともあったんですよね。
キーがあるのと無いのとで、スキルの使い勝手も大違いなんですよ。いや、本当に。
んで、リグルだけ《リスタート》。
『もう、時動かすと同時に、あっしの牙にかけちまいません?』
「そりゃ、死んじまうよ…手は下さずに倒すぞ。」
あまり止めすぎると、調整大変になりますんで…行動は迅速に。
左腕にシールド展開して、狙われてるミライくんと将軍の間に登場でいいかね。
「《ワールドクロック・リスタート》!」
時は動き出す…!なんてねぇ。
ミライくんに見せて貰った、マンガっていう絵物語…なかなか参考になる絵がありまして。
「っ!き、貴様何処から…?!」
「何処でも構わんでしょうに。とりあえず、アンタの相手は、俺がするって約束なんで。」
「おお!またザ・ワー●ド!」
『坊っちゃん方、罪人探しの続きどうぞ。』
「はい、ありがとうございます!」
『頑張るのです!』
何やら嫌な予感もしますんで…さっさと自滅して貰いますか。
兵士さん達の武装は、お揃いの重厚な鎧と大きめの盾。
武器は槍が多くて、剣や杖、メイスを持ってる人も何人か居る。
最初は戸惑ってたけど、すぐ持ち直して陣形を取る辺り、盗賊とは違うね。
[詩音、俺全くリスト覚えてないから、悪い人居たら教えて~。]
[やっぱりですか……]
『小梅、リストの人見付けたら、解るようにして捕まえるです。』
[お、ありがと!]
ぶっ飛ばし易そうなのは、剣の人かな~。
そんな重装備で、どうやって敵の懐潜り込むのさ。
まあ、鑑定してみたら鎧も盾も、大体鋼鉄製で硬くて魔鉱製だから、俺が殴ればぶっ壊せると思うけど。
「前衛、突撃用意!」
「「「はっ!」」」
「来るぞ、皆気合い入れて…アレ?蛇連れた大人は?」
「彼方に。」
…あ、相手の司令官っぽい人の後ろに居た。
「そんじゃ、頼むぜリグル。」
『ふわぁ……さっさと片したら、寝ていいっすか。いいっすよね。』
「なっ?!き、貴様いつの間に…ぐぇえっ?!」
……蛇が首絞めてくるとかエグい。
『此方は、足下埋めてあげるのです!』
「き、気を付けろ!砂に足を取られるな!」
「《バリア》!にゃんこよ、魔法使い頼むわ。武道家いっきまぁーっす!!」
『お任せなのです!』
「え、ちょっと、武道家くん行かないでっ…!」
大丈夫大丈夫、お前らに防御壁張ったから!
ジャーンプッ!からの、なんちゃって月●!
小さい防御壁を空中に出して、その上をジャンプで渡ってっちゃえば、槍兵の壁なんざ意味無いぜ!
「1人空から抜けます!」
「帝国の魔術部隊を甘くみるな…!撃ち落とせー!」
「《アイスバレット》!」
「《サンダーランス》!!」
げ、魔法使い思ったより居る!
うおっとぉ、雷怖い雷怖いっ!
『はぁ~……蛇使い荒いっすわ旦那ぁ。』
「おお、リグルさん!?ここ危ないよ!」
『だから飛ばされたんす…《グレイブミスト》。』
はい?何その禍々しいブレス?
ミストは解るけど、グレイブって何ぞ?
「っ!退避しろ!石化ブレスだ!」
「ま、まさかバジリスク?!」
「ぐぁっ?!」
「に、にg……!」
ブレスに包まれた、魔法使いと護衛役が、次々石に!
そっかバジリスクだもんね。
石化技とか、即死技使えてもおかしくない!
「サンキュ、リグルさん!超助かった!」
『あーヤダヤダ…コレで彼方さんからの、あっしの脅威度上がるわ、多少打ち解けれた猫ちゃんドン引いてるわ…はぁぁ~……もういっそ、《アイズ・オブ・デス》撃っていいっすか。』
「ダメダメダメ!それたぶん即死ビームだよね?!」
あくまでも、お仕置きに来てるだけだから!
誰も殺りに来てないからね?!
「ふぅ…君、声を聞く限りまだ子供だろう!投降するんだ!」
「抵抗しなければ、痛い思いはしなくて済む!此方へ来なさい!」
「あわわわわわ…!」
『うーん…兜が邪魔で、お顔見えないです。』
あ、兵士さん達それ以上近付かない方が…
『……シオン坊っちゃん、助けに行くっすわ。』
「いや、大丈夫だよ。」
むしろ助けるべきは兵士さん達だ。
「こ、ここここ来ないでくださいぃいいいっ!!」
「「「うわぁああっ?!」」」
戦場に、突如として川ができた。
なかなかの激流だね。
相手の魔法使い全滅してるから、防ぐ術無し……怖い怖い。
空中に居て正解だったわ。
『…人は見かけに寄らないっすね。』
「よし、魔法避けつつ頑張ろ~。」
おお?リグルさん消えた…いや、ビルムさんが回収したのか。
さて、石になってなくて、まだ動いてる人を担当しよう。
真上に防御壁作って、壁キックならぬ天井キックでメテオじゃーっ!
「!空に居たもう1人が、突っ込んで来るぞ!」
「回避だ!落ちた所を捕らえろ!」
おっと、流石に冷静だな。
ならば、地面に手着いて横に飛ぶ!
「《バリア・グローブ》!おりゃあーっ!」
「ぐあっ?!」
「おぶっ!?」
おお、ドミノ倒し!
よっしゃ、倒れた人から兜外そう。
「先ずはお前!お顔はいけーん!」
「っ?!」
「はぁ…はぁ…武道家くん、その人飲食店での踏み倒し常習犯です……」
「な、何を根拠に…!」
「マジか、一発とか凄くね?よし、捕獲捕獲。」
『念のため、砂じゃなくて、鋼鉄で縛っておくです!』
「離せっ!違う、私は無実だ!」
はいはい、異議申し立ては、情報持ってきたジェイクさんにどーぞ。
「次はお前じゃー!」
「ひっ?!お、俺は何もしてないぞ!」
「あ、この人はリストに居ませんね。」
「じゃあ気絶でいいや。」
「え…ごはぁっ!?」
さあさあ、次の方~?
「ちょ、兵士さん達!逃げんなコラァー!」
『小梅、気絶してる人確認しとくです。』
「あ、お願いします!」
───────
※時の神様視点
いやぁ、子供達は元気ですねぇ。
ちょいとばかし、危ないところはありましたが、魔術部隊をリグルが潰したら、後は一気に片が着いたようで。
「おのれ、我が部下達を…!そこの間者共、覚悟せよ!」
おっと、漸くお出ましですかい、ベアード将軍。
『あれまぁ、旦那にゃ気付いてないようで。』
「好都合じゃないか。《ワールドクロック・フルストップ》!」
魔力を込めた懐中時計を、カチリと止める。
コイツを作るまでは、念じるだけだったんで、気が緩んだ瞬間動いちまうこともあったんですよね。
キーがあるのと無いのとで、スキルの使い勝手も大違いなんですよ。いや、本当に。
んで、リグルだけ《リスタート》。
『もう、時動かすと同時に、あっしの牙にかけちまいません?』
「そりゃ、死んじまうよ…手は下さずに倒すぞ。」
あまり止めすぎると、調整大変になりますんで…行動は迅速に。
左腕にシールド展開して、狙われてるミライくんと将軍の間に登場でいいかね。
「《ワールドクロック・リスタート》!」
時は動き出す…!なんてねぇ。
ミライくんに見せて貰った、マンガっていう絵物語…なかなか参考になる絵がありまして。
「っ!き、貴様何処から…?!」
「何処でも構わんでしょうに。とりあえず、アンタの相手は、俺がするって約束なんで。」
「おお!またザ・ワー●ド!」
『坊っちゃん方、罪人探しの続きどうぞ。』
「はい、ありがとうございます!」
『頑張るのです!』
何やら嫌な予感もしますんで…さっさと自滅して貰いますか。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました
たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。
「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」
どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。
彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。
幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。
記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。
新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。
この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。
主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。
※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる