217 / 249
ビビりとモフモフ、冒険開始
どう足掻いても有罪
しおりを挟む
婚約破棄男が倒れると、おかーさんは自主的に獣化して、おとーさんの腕に収まった。
柴犬サイズのピンク色の狼が、白い上着にくるまれて、顔と前肢だけヒョコッと出している状態だ。
滅茶苦茶可愛いです、ありがとうございます。
「だ、大丈夫ですか?血、止まりました…?!」
「止まってる止まってる。…詩音、目開けれるか?」
「もう少し待ってくださいぃぃ……!」
痛みで気絶した婚約破棄男は、詩音のノールック応急ヒールで、一旦止血だけされた。
ショック死はしてないらしい。良かった良かった。
血で盛大に汚れてるから、時雨にチョロチョロと水で洗い流してもらう。
そうしないとマトモに診察できそうにないし、何より血塗れじゃ、恐怖で詩音が何もできねぇ。
『洗ったよ~。』
「あ、ありがとうございます。」
『シグレちゃんも、だいぶ平気に成ったねー。』
『目玉オバケよりマシだもん。』
『小梅はマダダメなのです……』
「よしよし、苦手なもんは仕方ないって。」
『ラルフにーちゃん?みえないよー?』
「もう少し、目隠しさせてくれヒナタ。」
「し、シオンちゃん、大丈夫そう?」
「が、頑張ります…うぅ…失礼しますね~……」
流石に村の人も、サリアさん達も心配そうに見守る中、爪突き立てられた目の診察が始まった。
主治医ガッタガタ震えてるけど。
ほら、俺が隣に居るから!
頑張れ、元大病院の院長子息で、天才外科医と秀才内科医と優しい看護師の弟にして、獣医師志望!
「わ、私で本当に大丈夫なんでしょうか…?」
「だーいじょーぶ大丈夫。例え治せなくたって、誰も責めねーよ。そんときは、おとーさんに責任もって治してもらおうぜ。それに、お前こういうのも、勉強してたんだろ?」
「確かに、兄さん達の医学書や論文借りて、勉強はしてましたけど…!実際に孔空いた眼球見たことなんて、無いですよぉ…!…ぅぅ~…ええぃ《診察》!!」
おおぅ、また何か新魔法産み出した?!
「えっと……あ、良かった…視神経は無事ですね…。コレなら、傷付いた硝子体と、角膜や水晶体を再生できればどうにか……」
「…医学特化の鑑定的な…?」
「イメージはそんな感じです…素人の目視より、確実かと思いまして…。」
うん…まあ、緊急事態だし……村の人達もそんなに騒いでないから、大丈夫かな。
たぶん、詩音が何をしてんのか、解ってないんだろう。
「マクベスに《リザレクション》のやり方は習っているだろう?君の魔回力なら、充分治せる。」
『落ち着いて、しっかり蘇生してあげてください。失敗しても、私達が居ますから大丈夫ですよ。』
「は、はい!最前は尽くします…!《リザレクション》!!」
目の孔が、みるみる塞がっていく。
詩音は目玉の構造を、ちゃんと解ってる。
だから、きっと大丈夫…だと思う。
「…で、できました……」
「シオンちゃん、凄い!こんな大怪我まで治せるのね!!」
「見た目は、綺麗に再生されてるな。下手な治癒師だと、歪んだり色が変わったりするらしいぞ。」
「そういったヤブ治癒師に蘇生されても、まず視力は戻らんが…コレなら見えるのではないか?どれ、叩き起こして…」
「ストップストップおとーさん、俺やる!」
おとーさんに『叩き』起こされたら、永眠しちゃうよ!
さて……
「起きろこらぁーっ!!」
「おふっ?!」
『総長さん、それだと『蹴り』起こすなのです。』
大丈夫大丈夫、そんな力入れてないから!
「くっ…な、なにを…」
「俺の顔見えてる?」
「あ、ああ……」
よっしゃ、視力も戻ってる!流石詩音!!
───────
無事に両目を取り戻した婚約破棄男、もといローグの野郎は、なんとこの村の高級宿『蜜華亭』の、跡取り息子でしたとさ。
ご両親からのお詫び兼口止め的な感じで、ウサちゃんだけじゃなく、俺らもだいぶ良い部屋に泊まれる事に成った。
本来、こういう高級宿で、スイートとかに泊まれるのは身分ある人とか、貴族も納得するような有名人だけなんだって。
『庶民が使った部屋なんかで寝れるか!』ってお貴族様が、けっこう居るらしい。特に女性。
護衛は、大部屋に皆で泊まったり、1番安い部屋を幾つか取るのが通常だそうだ。
…まあでも、宿代タダになったくらいで、部屋のグレードはあんまお詫びに成ってないかも。
世界屈指の大商会の会長夫婦と、領主様のとこの次男がいる時点で、普通に泊まれたんじゃないかな。
んで、現在地はおとーさんとおかーさんの泊まる部屋。
おとーさんが、『魅了』について詳しく講義してくれるらしい。
「そもそもだな。」
高そうなソファーに腰掛けたおとーさんは、長い御御脚を組み、ドスッと音を立ててフットチェア……いや……
「うぐぅっ…?!」
「魅了というスキルは、絶対的なものではない。」
『目隠しされた状態で土下座してるローグの背中』に踵を乗せた。
目隠しは、今度は詩音に惚れられる事を、危惧しての処置だ。
こんな美少女男子に助けられたなんて知ったら、絶対口説きにかかるだろ、この馬鹿。
おとーさんは、柴犬サイズのおかーさんを、優しく撫でながら話し始める。
家のおとーさん、どこのマフィアのドンだっけ?
ブランドスーツ着て、葉巻吸ってたら完璧じゃないかな。
「魅了は、必要な条件をクリアした時のみ発動し、またクリアしたとしても、効き方の程度は相手によりけりだ。全ての魅了に共通する条件は、『使用者が対象者から見て、魅力的であること』。此処までは覚えているな?」
確か、帝都で小梅が魅了使った時、猫好きに効いて犬派に効かなかったんだよな。
「うん。」
「はい、覚えています。」
「大丈夫です。」
「俺も問題ありませんが…全ての、とは…?魅了に、種類があるのでしょうか?」
「うむ。正確には『目的の違い』と言うべきか。」
目的?……魅了の目的ってーと、『惚れさせる』が1番に出てくるけども。
「例えば、コウメは帝都で隠密達に、魅了を使ったな。『どのような目的で』使用した?」
『皆に嫌なこと、しないで欲しかったのです。お友達になったら、辞めてくれると思って、使ったです。』
「うむ。『庇護欲を煽る』または『友愛を求める』時にも、魅了は有効な手段だ。このような場合、単に『可愛らしい』『好ましい』と感じれば、大抵かかってしまう。私とて、子供達に『おねだり』で使われれば、少々我儘を聞いてしまう程度には効くだろうな。」
あー、うん。超効きそう。
「さて、ここで1つ問いを出そう。この脚置きがかけられた魅了は、どのような目的を持ったモノだろうか。」
『脚置きって…』
「おとーさん、人間はフットチェアじゃないよ。」
「この話を終えるまで、コレの扱いは喋る脚置きで充分だ。」
「酷っ…いだだだだ?!すみませんすみませんっ!!文句なんて無いですっ!!」
ひでぇ。…後で、この件に関しては、慰めてやろうかな。
自業自得ってのも踏まえた上で。
「セーラちゃんの性格を考えると…『恋に落とす』でしょうか。」
「私は彼女の事、よく知らないけど…魅了って聞いたら、最初にソレが思い浮かぶわね。」
「うむ。脚置きの言動から考えても、ソレで間違い無いだろう。さて、此方の使い方は、かなり強力だが条件が厳しくなる。……と言うより、厳しくしなければ今回以上に、取り返しの着かぬ事態が頻発しかねん。」
確かに、簡単に惚れさせる事ができちゃったら、マジで大変な事になるよな…
「『相手に恋愛感情を抱かせる』場合、『魅力的』の意味がかなり狭まる。最低限『番にしても良いと思える』こと、恋人や婚約者、番が居るなら『己のパートナーよりも深く愛せる』こと。それが条件となるのだよ。」
「…パートナーより……?」
「……ということは…」
「…まさか……」
「このフットチェアの場合……」
『おにーさん、だいじょーぶ?』
『汗凄いね~。』
ローグの野郎に視線を向けると、滅茶苦茶冷や汗を流していた。
床に少し水溜まりできてる。
脱水症状起きてない?大丈夫?
「あの状況で、ロゥミアへ目移りする程度には、浮気性があり、更に言ってしまえば、サリアへの愛は『その程度だった』ということだ。」
「そ、そんな事は…イテッ?!」
『乙女心を弄ぶなんて、酷いのです!』
『酷い酷い~!』
『母様も私も、許しませんよっ!』
「痛い痛いっ!!ご、ごめんなさい!そうですっ!正直村で1番美人だから口説きましたぁあああっ!!」
すげー最低なこと自白した…!
「有罪だな、有罪。」
「有罪ですね。」
「サリアさんを、呼んで来るか?もう10発くらい殴って良いと思うが…」
「やめときましょ…これは傷つくわ。」
このクズ野郎、慰めんのやめた。
そのまま、暫く反省してろ!!
…………あれ?
ウサちゃんの被害者、婚約者居る奴結構居たよね?!
まさか、ソレ全部コレ系……?!
───────
※作者コメント
修羅場脱出しました……!
これからまた、2~3日ペースにできると思います。
───────
2019,2,20 0:16 一部修正しました
柴犬サイズのピンク色の狼が、白い上着にくるまれて、顔と前肢だけヒョコッと出している状態だ。
滅茶苦茶可愛いです、ありがとうございます。
「だ、大丈夫ですか?血、止まりました…?!」
「止まってる止まってる。…詩音、目開けれるか?」
「もう少し待ってくださいぃぃ……!」
痛みで気絶した婚約破棄男は、詩音のノールック応急ヒールで、一旦止血だけされた。
ショック死はしてないらしい。良かった良かった。
血で盛大に汚れてるから、時雨にチョロチョロと水で洗い流してもらう。
そうしないとマトモに診察できそうにないし、何より血塗れじゃ、恐怖で詩音が何もできねぇ。
『洗ったよ~。』
「あ、ありがとうございます。」
『シグレちゃんも、だいぶ平気に成ったねー。』
『目玉オバケよりマシだもん。』
『小梅はマダダメなのです……』
「よしよし、苦手なもんは仕方ないって。」
『ラルフにーちゃん?みえないよー?』
「もう少し、目隠しさせてくれヒナタ。」
「し、シオンちゃん、大丈夫そう?」
「が、頑張ります…うぅ…失礼しますね~……」
流石に村の人も、サリアさん達も心配そうに見守る中、爪突き立てられた目の診察が始まった。
主治医ガッタガタ震えてるけど。
ほら、俺が隣に居るから!
頑張れ、元大病院の院長子息で、天才外科医と秀才内科医と優しい看護師の弟にして、獣医師志望!
「わ、私で本当に大丈夫なんでしょうか…?」
「だーいじょーぶ大丈夫。例え治せなくたって、誰も責めねーよ。そんときは、おとーさんに責任もって治してもらおうぜ。それに、お前こういうのも、勉強してたんだろ?」
「確かに、兄さん達の医学書や論文借りて、勉強はしてましたけど…!実際に孔空いた眼球見たことなんて、無いですよぉ…!…ぅぅ~…ええぃ《診察》!!」
おおぅ、また何か新魔法産み出した?!
「えっと……あ、良かった…視神経は無事ですね…。コレなら、傷付いた硝子体と、角膜や水晶体を再生できればどうにか……」
「…医学特化の鑑定的な…?」
「イメージはそんな感じです…素人の目視より、確実かと思いまして…。」
うん…まあ、緊急事態だし……村の人達もそんなに騒いでないから、大丈夫かな。
たぶん、詩音が何をしてんのか、解ってないんだろう。
「マクベスに《リザレクション》のやり方は習っているだろう?君の魔回力なら、充分治せる。」
『落ち着いて、しっかり蘇生してあげてください。失敗しても、私達が居ますから大丈夫ですよ。』
「は、はい!最前は尽くします…!《リザレクション》!!」
目の孔が、みるみる塞がっていく。
詩音は目玉の構造を、ちゃんと解ってる。
だから、きっと大丈夫…だと思う。
「…で、できました……」
「シオンちゃん、凄い!こんな大怪我まで治せるのね!!」
「見た目は、綺麗に再生されてるな。下手な治癒師だと、歪んだり色が変わったりするらしいぞ。」
「そういったヤブ治癒師に蘇生されても、まず視力は戻らんが…コレなら見えるのではないか?どれ、叩き起こして…」
「ストップストップおとーさん、俺やる!」
おとーさんに『叩き』起こされたら、永眠しちゃうよ!
さて……
「起きろこらぁーっ!!」
「おふっ?!」
『総長さん、それだと『蹴り』起こすなのです。』
大丈夫大丈夫、そんな力入れてないから!
「くっ…な、なにを…」
「俺の顔見えてる?」
「あ、ああ……」
よっしゃ、視力も戻ってる!流石詩音!!
───────
無事に両目を取り戻した婚約破棄男、もといローグの野郎は、なんとこの村の高級宿『蜜華亭』の、跡取り息子でしたとさ。
ご両親からのお詫び兼口止め的な感じで、ウサちゃんだけじゃなく、俺らもだいぶ良い部屋に泊まれる事に成った。
本来、こういう高級宿で、スイートとかに泊まれるのは身分ある人とか、貴族も納得するような有名人だけなんだって。
『庶民が使った部屋なんかで寝れるか!』ってお貴族様が、けっこう居るらしい。特に女性。
護衛は、大部屋に皆で泊まったり、1番安い部屋を幾つか取るのが通常だそうだ。
…まあでも、宿代タダになったくらいで、部屋のグレードはあんまお詫びに成ってないかも。
世界屈指の大商会の会長夫婦と、領主様のとこの次男がいる時点で、普通に泊まれたんじゃないかな。
んで、現在地はおとーさんとおかーさんの泊まる部屋。
おとーさんが、『魅了』について詳しく講義してくれるらしい。
「そもそもだな。」
高そうなソファーに腰掛けたおとーさんは、長い御御脚を組み、ドスッと音を立ててフットチェア……いや……
「うぐぅっ…?!」
「魅了というスキルは、絶対的なものではない。」
『目隠しされた状態で土下座してるローグの背中』に踵を乗せた。
目隠しは、今度は詩音に惚れられる事を、危惧しての処置だ。
こんな美少女男子に助けられたなんて知ったら、絶対口説きにかかるだろ、この馬鹿。
おとーさんは、柴犬サイズのおかーさんを、優しく撫でながら話し始める。
家のおとーさん、どこのマフィアのドンだっけ?
ブランドスーツ着て、葉巻吸ってたら完璧じゃないかな。
「魅了は、必要な条件をクリアした時のみ発動し、またクリアしたとしても、効き方の程度は相手によりけりだ。全ての魅了に共通する条件は、『使用者が対象者から見て、魅力的であること』。此処までは覚えているな?」
確か、帝都で小梅が魅了使った時、猫好きに効いて犬派に効かなかったんだよな。
「うん。」
「はい、覚えています。」
「大丈夫です。」
「俺も問題ありませんが…全ての、とは…?魅了に、種類があるのでしょうか?」
「うむ。正確には『目的の違い』と言うべきか。」
目的?……魅了の目的ってーと、『惚れさせる』が1番に出てくるけども。
「例えば、コウメは帝都で隠密達に、魅了を使ったな。『どのような目的で』使用した?」
『皆に嫌なこと、しないで欲しかったのです。お友達になったら、辞めてくれると思って、使ったです。』
「うむ。『庇護欲を煽る』または『友愛を求める』時にも、魅了は有効な手段だ。このような場合、単に『可愛らしい』『好ましい』と感じれば、大抵かかってしまう。私とて、子供達に『おねだり』で使われれば、少々我儘を聞いてしまう程度には効くだろうな。」
あー、うん。超効きそう。
「さて、ここで1つ問いを出そう。この脚置きがかけられた魅了は、どのような目的を持ったモノだろうか。」
『脚置きって…』
「おとーさん、人間はフットチェアじゃないよ。」
「この話を終えるまで、コレの扱いは喋る脚置きで充分だ。」
「酷っ…いだだだだ?!すみませんすみませんっ!!文句なんて無いですっ!!」
ひでぇ。…後で、この件に関しては、慰めてやろうかな。
自業自得ってのも踏まえた上で。
「セーラちゃんの性格を考えると…『恋に落とす』でしょうか。」
「私は彼女の事、よく知らないけど…魅了って聞いたら、最初にソレが思い浮かぶわね。」
「うむ。脚置きの言動から考えても、ソレで間違い無いだろう。さて、此方の使い方は、かなり強力だが条件が厳しくなる。……と言うより、厳しくしなければ今回以上に、取り返しの着かぬ事態が頻発しかねん。」
確かに、簡単に惚れさせる事ができちゃったら、マジで大変な事になるよな…
「『相手に恋愛感情を抱かせる』場合、『魅力的』の意味がかなり狭まる。最低限『番にしても良いと思える』こと、恋人や婚約者、番が居るなら『己のパートナーよりも深く愛せる』こと。それが条件となるのだよ。」
「…パートナーより……?」
「……ということは…」
「…まさか……」
「このフットチェアの場合……」
『おにーさん、だいじょーぶ?』
『汗凄いね~。』
ローグの野郎に視線を向けると、滅茶苦茶冷や汗を流していた。
床に少し水溜まりできてる。
脱水症状起きてない?大丈夫?
「あの状況で、ロゥミアへ目移りする程度には、浮気性があり、更に言ってしまえば、サリアへの愛は『その程度だった』ということだ。」
「そ、そんな事は…イテッ?!」
『乙女心を弄ぶなんて、酷いのです!』
『酷い酷い~!』
『母様も私も、許しませんよっ!』
「痛い痛いっ!!ご、ごめんなさい!そうですっ!正直村で1番美人だから口説きましたぁあああっ!!」
すげー最低なこと自白した…!
「有罪だな、有罪。」
「有罪ですね。」
「サリアさんを、呼んで来るか?もう10発くらい殴って良いと思うが…」
「やめときましょ…これは傷つくわ。」
このクズ野郎、慰めんのやめた。
そのまま、暫く反省してろ!!
…………あれ?
ウサちゃんの被害者、婚約者居る奴結構居たよね?!
まさか、ソレ全部コレ系……?!
───────
※作者コメント
修羅場脱出しました……!
これからまた、2~3日ペースにできると思います。
───────
2019,2,20 0:16 一部修正しました
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる