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ビビりとモフモフ、冒険開始
いざ、隣の領地(敵陣?)へ
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おとーさんによるブレイクオフの稽古は、死ぬかと思うレベルのスパルタ式でした。
なんとか…生き残ったよ…
生き残ったけども…!
最初は火属性でやってくれてたのに、後半どんどん水属性撃ってきたんだけど!
「最終的に、直径俺の背丈くらいある水球、大量に撃って来るとか酷くね!?」
最後の1球、半分くらいまで減らした所で当たっちゃって、死にかけたよ?!
すぐに回復かけてくれたし、美味しい炎モグモグして、鎮火も治まったけどさぁ!
「お、お疲れ様です。」
『よしよし、です。』
嫁と親友による、労りのナデナデが染み渡る。
うん、元気出てきた。
全くもー。
俺にさえあの調子って、ラルフは大丈夫なんだろうな……?
『おにーちゃん、ぎょーざ!』
「そだね。この怒りは餃子に包んで、焼いちゃおう!!」
『おー!』
『頑張って~♪』
「まずは、俺がお手本見せるね。」
皮は常温の方が包みやすい。
まずは、真ん中に具を乗せて…皮の縁に水をつける。
『濡らしちゃうです?』
「こうすると、ちゃんとくっ付くんだよ。」
『ペタペタ?』
「そーそー、ペタペタすんの。」
軽く半分に折りかけて、右端を摘まむ。
あとは、左手の指で上手いことひだを寄せて、右手の指で閉じていく。
『凄ーい!』
『器用だね~♪』
「わぁー…何が起きてるのか、全くわからないですね。」
「お前の裁縫の動きの方が、わけわかんねーよ。」
最後に手前を軽く押して底を作れば、完成!!
「てな感じで。小梅と若葉は、今の通りやってみて。」
『はいです♪』
『頑張るよ!』
やる気充分だな♪
若葉も、手順見せたらちゃんとできそうだ。
ノーマル餃子は2体に任せて、俺はお野菜餃子を包もう。
「詩音、肉の方の具を乗せるだけなら、イケるか?」
「ぜ、善処します!」
「よーし、頑張れ。時雨には、お水つけて貰おうかな。」
『はーい♪』
詩音と時雨にも、『できそうな所』をやってもらおう。
んでもって
「陽向、手段は問わない。この形目指して『梱包』してくれ。」
『つつむ!』
陽向の梱包はなぁー…物理おかしいから、敢えて好きにやらせた方が、上手いことできる気がするんだ。
「ちょっと、やってみ。」
『うん♪ぱったん、わしゃしゃ~♪』
半分にガッツリ畳んで、餃子を左右に揺らしてる……?
『できたよ~♪』
「いや、それで何でできんの?!」
『…………?!』
「え、えぇぇ……」
面白過ぎだろ、そのスキル!!
小梅と詩音が、呆然としてるよ!
頭良い分、理解不能なんだねきっと!
まあいいや、その方法で量産してくれ!
「ハッ…!未來くん!盛りすぎた場合はどうすれば…?!」
「戻していいから!」
『お兄ちゃん!ビシャビシャに成っちゃった!』
「おっふ…?!それは別の何か考える!」
『破れたー!』
「よーし、ダメになったやつ、纏めてこのボウルにinして!」
後で、スープにでもするから!
───────
──────
─────
餃子を包み終えて、出発用意の最終確認もした。
残る荷物は、テントのみ。
そのテントから
「何があった、ラルフぅーっ?!」
「ちょっと!稽古つけて貰うとは聞いてたけど、ボロボロじゃない!」
「落ち着け、全部掠り傷だ。詩音、頼めるか?」
「は、はい!《ヒール》!!」
ボロボロのラルフが出てきた。
傷は詩音のヒールで、瞬く間に治っていく。
おとーさん、ラルフに何したのさ?
「もう少し長く飛べるように成りたい、と言うのでな。池の上で、練習させただけだが。」
「言い方を変えよう。ラルフが飛んでる間、おとーさんは何してた?」
「飛んでいるラルフに向けて、剣で弾き返せる光弾を撃っていた。」
「どこの魔王だよ!!」
某緑の勇者とバトル繰り広げる魔王様じゃねーんだから!
「ディアドルフ様、せめて怪我は、治してあげてくださいな。」
「あれだけ全身くまなく怪我を負っていれば、シオンの良い練習に成ると、本人が言い出してな。」
「ラルフおま……」
「全身の傷を残さず治すのは、1ヶ所の大怪我を治すより、魔力のコントロールが難しいと聞いた事があってな。」
だからってさぁ…いやうん、詩音のスキルアップのこと考えてくれて、ありがとね。
───────
いよいよ隣の領地へ向けて出発!
皆、手を振って見送ってくれる。
『昨日、マジ大丈夫だった~?なんか、ヤバめなの来たんしょ?』
「とりあえず、被害は無いよ。」
『小梅と総長さんで、魅了かけて帰したです。悪いようには、成らないのです。』
『大丈夫大丈夫~♪』
『平気だよ、あの隠密さんはもう、敵には成らないから。』
『なら、いっけどさ~。』
ポプラちゃんも、被害が無かったようで何よりだ。
さーて、例の女好き(ロリコン確定)は、どう出るかな。
こっちのメンバー聞いて、喧嘩売ってくるとは思えない。
どっちかっつーと、『ウサちゃんの現状、ロリコン通して男爵家に伝わってんじゃね?』って方が心配だ。
でも、索敵はちゃんとしますとも。
だって、相手が救い様の無い馬鹿だったら、襲って来るもん!
屋根の上から、目視でも確認する。
森の中で1キロ先の鳥の様子を視認できる、俺の視力を活用しない手はない。
「…流石に、此処から関所は見えないか。」
『馬車で数時間の距離なのに、今から見えたらビックリなのです。』
「そだね。」
しっかし、意外と街道にモンスターとかって、出て来ないのな。
もっと、人間襲うもんだと思ってた。
「ん?……御者さーん!ルート外れてない?!」
地図で確認できた進行方向は、関所に真っ直ぐ進むルートじゃない。
「この先は、勾配が急な坂に成っているんだ!回り込まないと、馬車では進めないんだよー!」
「あ、そうなの?」
等高線とか、無いもんねこの地図。
実際見ないと解らないもんだ。
………あれ?
真っ直ぐ関所へ向かうルートの途中に、何かドクロマークが……?
………気になる…目視できるかな?
───────
──────
─────
結論、目視はできた。
「…………何あれ。」
『……明らかに罠なのです。』
『ちょw丸見えとか、ウケるんですけどwww』
『何か見えたの~?』
『トラップ?』
「うん。」
屋根に乗ってて良かった。
時雨や若葉の位置からだと、前の馬車で丁度見えないんだろう。
……ドクロマークの位置に、ゲームの落石トラップに使われそうな、デカい丸岩が見える。
側に人影……いや、アレはゴブリン?
違うな…もっとデカい……体は薄ピンク色…顔が豚っぽい。
「……アレ、オークじゃね…?」
『なんで、オークがトラップ?武器は使うけど、そんなに頭は良くない筈だよ~?』
『誰かの入れ知恵ってやつかなぁ…?』
「ん…?アイツ、従魔の首輪してる!」
『は、マジ?オーク従魔にするって、どんな奴よ?趣味わっる!』
『でも、従魔なら納得なのです。あの程度の罠なら、1から指示されれば、オークでも作れるです。』
…とりあえず……
「範囲指定『岩』。」
人様の従魔殺るのは、不味いらしいし。
「《照日之業火・爆炎鬼斬り玉》!!」
遠距離爆撃で、岩だけぶっ壊しとこ。
おー、飛んだ飛んだ。
俺、今なら外野のフェンスギリギリから、レーザービームでバックホームできそうだな。
『ブモォオオオオッ!?』
「ごめんなー!お前には害無い炎だから、安心してー!」
一応鑑定してみたけど、ロリコンの従魔ではないらしい。
ヤーナ・ココットって、誰だ。
「ラルフ、ヤーナ・ココットって人について、なんか知らん?」
「ココット…?……ブルーム伯爵家の執事が、トルテア・ココットという名だったが……と言うか、屋根から窓を覗き込むな。危ないだろ。」
「へー。サンキュ、後で事の詳細教える。」
さてさて。
相手は、救い様の無い馬鹿だった、ということかな?
何にせよ、警戒するに越したことないね!
───────
──────
─────
太陽の位置的に、そろそろお昼かな?って頃。
関所が近付いてきた。
冒険者っぽい人や、行商人が並んでる。
「お昼は、関所越えてからだよね。」
『その筈なのです。』
関所の側は、比較的安全らしい。
シルフィード領とブルーム領、両方の兵士さんが常駐していて、モンスターを間引いてるからなんだって。
確かに、索敵の敵対反応が無い。
俺達は貴族の護衛ってことで、貴族用の検問所を通るから、列に並ばなくて良いらしい。
「アルファスト男爵家の者です。ケールから、王都への戻りで。」
「お疲れ様です。」
御者さんは通行許可書と、俺達が持ってるギルドカードみたいな物を、兵士さんに見せた。
「そちらは、護衛の方々で……すか…………?!」
『兄ちゃん、降りて来てあげてー!』
「あ、すんません。」
「おお?!君、そんな場所に乗っていたら、危ないぞ?」
「いやぁ、見張りも兼ねてまして。」
こっちも許可書と、カード見せれば良いかな?
「確認どーぞ!」
「はい、確かに。冒険者Dランク…?護衛依頼は、Cランク以上からの筈。パーティーを組んでいるのかい?」
「うん。リーダーがAランクで、サブリーダーがBランク。俺ともう1人がDランクだよ。」
「成る程、確かにそれならCランクパーティーだな……念のため、メンバー全員確認しても良いかな?」
「どぞどぞ。」
兵士さんは、窓から中を覗き込む。
「済まない、パーティーでの護衛は、全員のカード確認が必要だったな。失念していた。」
「いえいえ、よくある事で……ラルフ坊っちゃん?!し、失礼致しました!!」
「今はただの冒険者だ。しっかり確認してくれ。」
「はっ!!」
皆のカードも確認してもらい、無事に通行できた。
お昼を食べる場所までは…15分くらいかな?
街道の脇に、開けた場所があるらしい。
なんとか…生き残ったよ…
生き残ったけども…!
最初は火属性でやってくれてたのに、後半どんどん水属性撃ってきたんだけど!
「最終的に、直径俺の背丈くらいある水球、大量に撃って来るとか酷くね!?」
最後の1球、半分くらいまで減らした所で当たっちゃって、死にかけたよ?!
すぐに回復かけてくれたし、美味しい炎モグモグして、鎮火も治まったけどさぁ!
「お、お疲れ様です。」
『よしよし、です。』
嫁と親友による、労りのナデナデが染み渡る。
うん、元気出てきた。
全くもー。
俺にさえあの調子って、ラルフは大丈夫なんだろうな……?
『おにーちゃん、ぎょーざ!』
「そだね。この怒りは餃子に包んで、焼いちゃおう!!」
『おー!』
『頑張って~♪』
「まずは、俺がお手本見せるね。」
皮は常温の方が包みやすい。
まずは、真ん中に具を乗せて…皮の縁に水をつける。
『濡らしちゃうです?』
「こうすると、ちゃんとくっ付くんだよ。」
『ペタペタ?』
「そーそー、ペタペタすんの。」
軽く半分に折りかけて、右端を摘まむ。
あとは、左手の指で上手いことひだを寄せて、右手の指で閉じていく。
『凄ーい!』
『器用だね~♪』
「わぁー…何が起きてるのか、全くわからないですね。」
「お前の裁縫の動きの方が、わけわかんねーよ。」
最後に手前を軽く押して底を作れば、完成!!
「てな感じで。小梅と若葉は、今の通りやってみて。」
『はいです♪』
『頑張るよ!』
やる気充分だな♪
若葉も、手順見せたらちゃんとできそうだ。
ノーマル餃子は2体に任せて、俺はお野菜餃子を包もう。
「詩音、肉の方の具を乗せるだけなら、イケるか?」
「ぜ、善処します!」
「よーし、頑張れ。時雨には、お水つけて貰おうかな。」
『はーい♪』
詩音と時雨にも、『できそうな所』をやってもらおう。
んでもって
「陽向、手段は問わない。この形目指して『梱包』してくれ。」
『つつむ!』
陽向の梱包はなぁー…物理おかしいから、敢えて好きにやらせた方が、上手いことできる気がするんだ。
「ちょっと、やってみ。」
『うん♪ぱったん、わしゃしゃ~♪』
半分にガッツリ畳んで、餃子を左右に揺らしてる……?
『できたよ~♪』
「いや、それで何でできんの?!」
『…………?!』
「え、えぇぇ……」
面白過ぎだろ、そのスキル!!
小梅と詩音が、呆然としてるよ!
頭良い分、理解不能なんだねきっと!
まあいいや、その方法で量産してくれ!
「ハッ…!未來くん!盛りすぎた場合はどうすれば…?!」
「戻していいから!」
『お兄ちゃん!ビシャビシャに成っちゃった!』
「おっふ…?!それは別の何か考える!」
『破れたー!』
「よーし、ダメになったやつ、纏めてこのボウルにinして!」
後で、スープにでもするから!
───────
──────
─────
餃子を包み終えて、出発用意の最終確認もした。
残る荷物は、テントのみ。
そのテントから
「何があった、ラルフぅーっ?!」
「ちょっと!稽古つけて貰うとは聞いてたけど、ボロボロじゃない!」
「落ち着け、全部掠り傷だ。詩音、頼めるか?」
「は、はい!《ヒール》!!」
ボロボロのラルフが出てきた。
傷は詩音のヒールで、瞬く間に治っていく。
おとーさん、ラルフに何したのさ?
「もう少し長く飛べるように成りたい、と言うのでな。池の上で、練習させただけだが。」
「言い方を変えよう。ラルフが飛んでる間、おとーさんは何してた?」
「飛んでいるラルフに向けて、剣で弾き返せる光弾を撃っていた。」
「どこの魔王だよ!!」
某緑の勇者とバトル繰り広げる魔王様じゃねーんだから!
「ディアドルフ様、せめて怪我は、治してあげてくださいな。」
「あれだけ全身くまなく怪我を負っていれば、シオンの良い練習に成ると、本人が言い出してな。」
「ラルフおま……」
「全身の傷を残さず治すのは、1ヶ所の大怪我を治すより、魔力のコントロールが難しいと聞いた事があってな。」
だからってさぁ…いやうん、詩音のスキルアップのこと考えてくれて、ありがとね。
───────
いよいよ隣の領地へ向けて出発!
皆、手を振って見送ってくれる。
『昨日、マジ大丈夫だった~?なんか、ヤバめなの来たんしょ?』
「とりあえず、被害は無いよ。」
『小梅と総長さんで、魅了かけて帰したです。悪いようには、成らないのです。』
『大丈夫大丈夫~♪』
『平気だよ、あの隠密さんはもう、敵には成らないから。』
『なら、いっけどさ~。』
ポプラちゃんも、被害が無かったようで何よりだ。
さーて、例の女好き(ロリコン確定)は、どう出るかな。
こっちのメンバー聞いて、喧嘩売ってくるとは思えない。
どっちかっつーと、『ウサちゃんの現状、ロリコン通して男爵家に伝わってんじゃね?』って方が心配だ。
でも、索敵はちゃんとしますとも。
だって、相手が救い様の無い馬鹿だったら、襲って来るもん!
屋根の上から、目視でも確認する。
森の中で1キロ先の鳥の様子を視認できる、俺の視力を活用しない手はない。
「…流石に、此処から関所は見えないか。」
『馬車で数時間の距離なのに、今から見えたらビックリなのです。』
「そだね。」
しっかし、意外と街道にモンスターとかって、出て来ないのな。
もっと、人間襲うもんだと思ってた。
「ん?……御者さーん!ルート外れてない?!」
地図で確認できた進行方向は、関所に真っ直ぐ進むルートじゃない。
「この先は、勾配が急な坂に成っているんだ!回り込まないと、馬車では進めないんだよー!」
「あ、そうなの?」
等高線とか、無いもんねこの地図。
実際見ないと解らないもんだ。
………あれ?
真っ直ぐ関所へ向かうルートの途中に、何かドクロマークが……?
………気になる…目視できるかな?
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結論、目視はできた。
「…………何あれ。」
『……明らかに罠なのです。』
『ちょw丸見えとか、ウケるんですけどwww』
『何か見えたの~?』
『トラップ?』
「うん。」
屋根に乗ってて良かった。
時雨や若葉の位置からだと、前の馬車で丁度見えないんだろう。
……ドクロマークの位置に、ゲームの落石トラップに使われそうな、デカい丸岩が見える。
側に人影……いや、アレはゴブリン?
違うな…もっとデカい……体は薄ピンク色…顔が豚っぽい。
「……アレ、オークじゃね…?」
『なんで、オークがトラップ?武器は使うけど、そんなに頭は良くない筈だよ~?』
『誰かの入れ知恵ってやつかなぁ…?』
「ん…?アイツ、従魔の首輪してる!」
『は、マジ?オーク従魔にするって、どんな奴よ?趣味わっる!』
『でも、従魔なら納得なのです。あの程度の罠なら、1から指示されれば、オークでも作れるです。』
…とりあえず……
「範囲指定『岩』。」
人様の従魔殺るのは、不味いらしいし。
「《照日之業火・爆炎鬼斬り玉》!!」
遠距離爆撃で、岩だけぶっ壊しとこ。
おー、飛んだ飛んだ。
俺、今なら外野のフェンスギリギリから、レーザービームでバックホームできそうだな。
『ブモォオオオオッ!?』
「ごめんなー!お前には害無い炎だから、安心してー!」
一応鑑定してみたけど、ロリコンの従魔ではないらしい。
ヤーナ・ココットって、誰だ。
「ラルフ、ヤーナ・ココットって人について、なんか知らん?」
「ココット…?……ブルーム伯爵家の執事が、トルテア・ココットという名だったが……と言うか、屋根から窓を覗き込むな。危ないだろ。」
「へー。サンキュ、後で事の詳細教える。」
さてさて。
相手は、救い様の無い馬鹿だった、ということかな?
何にせよ、警戒するに越したことないね!
───────
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太陽の位置的に、そろそろお昼かな?って頃。
関所が近付いてきた。
冒険者っぽい人や、行商人が並んでる。
「お昼は、関所越えてからだよね。」
『その筈なのです。』
関所の側は、比較的安全らしい。
シルフィード領とブルーム領、両方の兵士さんが常駐していて、モンスターを間引いてるからなんだって。
確かに、索敵の敵対反応が無い。
俺達は貴族の護衛ってことで、貴族用の検問所を通るから、列に並ばなくて良いらしい。
「アルファスト男爵家の者です。ケールから、王都への戻りで。」
「お疲れ様です。」
御者さんは通行許可書と、俺達が持ってるギルドカードみたいな物を、兵士さんに見せた。
「そちらは、護衛の方々で……すか…………?!」
『兄ちゃん、降りて来てあげてー!』
「あ、すんません。」
「おお?!君、そんな場所に乗っていたら、危ないぞ?」
「いやぁ、見張りも兼ねてまして。」
こっちも許可書と、カード見せれば良いかな?
「確認どーぞ!」
「はい、確かに。冒険者Dランク…?護衛依頼は、Cランク以上からの筈。パーティーを組んでいるのかい?」
「うん。リーダーがAランクで、サブリーダーがBランク。俺ともう1人がDランクだよ。」
「成る程、確かにそれならCランクパーティーだな……念のため、メンバー全員確認しても良いかな?」
「どぞどぞ。」
兵士さんは、窓から中を覗き込む。
「済まない、パーティーでの護衛は、全員のカード確認が必要だったな。失念していた。」
「いえいえ、よくある事で……ラルフ坊っちゃん?!し、失礼致しました!!」
「今はただの冒険者だ。しっかり確認してくれ。」
「はっ!!」
皆のカードも確認してもらい、無事に通行できた。
お昼を食べる場所までは…15分くらいかな?
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