子供と話しておきたいこと。

冬陽

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1)通学に関して

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 子供が一人(あるいは集団で)登下校するようになり、玄関先で行ってらっしゃいと声をかけるときになんとはなしに言っていたのは「車(あるいは事故)に気をつけてね」という言葉でした。

 事故にあわないように、
1)横断歩道の信号・左右の確認
2)狭い道での車との距離
3)飛び出さない
4)知らない人に声をかけられたら、「いかのおすし」!
なんて色々話してました。

 でも、さらに大切な話をしていなかったことに気付いたのは、事が起こった後でした。

 ある日、中学の長男の担任から電話があり、
「数日前に、下校時に停車していた車に自転車でぶつかり、そのまま当て逃げしてました」
という事実を知らされました。

 事故の経緯は、
1)車で信号で停車中
2)長男は自転車で走っていたが路肩の段差でバランスを崩し、その車に結構な勢いでぶつかる
3)車の運転手さんが「大丈夫? けがはない?」と聞いたのに、
  「大丈夫です」と答えたものの、そのまま走り去った。
4)車はドアミラーの破損と、その周囲のぶつかった際の傷とへこみ
5)通学路の関係上、すぐに中学の特定ができ、警察から問い合わせ。
6)教師からの「誰か心あたりは?」に、長男「俺です」と名乗りでる。
7)そして、親に電話。

 帰宅した長男に、どうしてその場から去ったのか。親に話をしなかったのかを聞いたところ、
「気が動転して逃げてしまった」
「車を壊したけど、どこのだれかわからないから、どう言えばいいかわからなかった」
とのこと。

 『事故に気をつけなさい』と言い、事故にあいそうな場所や行動を話したり、教えたりしていたけれど、『事故にあったとき』『事故を起こした時』の話はしてなかったと、気付いたのはこの時でした。

 
 相手様と学校経由で連絡が付き、長男連れて菓子折り持参で相手様先にお詫びに行きました。
 
 相手様は、(運転されていたのは息子さんで応対してくださったのはお父様でした)凄く良い人で、
「逃げて申し訳ありませんでした」と言った長男に

「事故を起こしてびっくりしたんだね。名乗り出るのに、勇気がいっただろう。ごめんと言えてえらいね」
と、優しく対応してくれました。
 
 もっと厳しいことを言われるかと思ったのですが、
 逃げたことはともかく、きちんと名乗り出て、親とともに本人もきて謝罪をしたということで、こちらの謝罪を受け入れていただけました。

 もちろん、車の修理は全額こちら負担です。10万強。
 痛い出費でしたが、これを機に、「事故に気をつけなさい」だけでなく
『事故をおこしたらこうしなさい』ということを話すことができました。

 事故をおこしたら。(自転車で。車やバイク、歩いている人と)
 事故に巻き込まれたら。(人同士・自転車・バイク・車)

 その場合、どうするか。

 この春から、次男も自転車通学が始まったので、二人を並べて、
「事故にあったら、事故を起こしたら」という話をしました。

 このページを読んでいる子供をお持ちの皆さんも、
【もしもの時】を想定して、どう行動するかを話しておくことをお勧めします。
 
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