子供と話しておきたいこと。

冬陽

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3)デリケートな話ですが。

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3)デリケートな話ですが。

 *本気でデリケートな話です。「流産について」です。
 *きれいごとですまないですし、不快に思う方もおいでるかもしれません。
 *私なりに、子供が理解できるかなぁと、考えてした話です。
 *これが正解とも言えないし、傷つく方がいらっしゃるかもしれません。

 *「いや!」と思う方は、即座に別ページに移動をお願いします。

 *デリケートな話なのに、私の能天気な性格でデリカシーがないかもしれません。
  
 この手のお話に、ちょっと、と思う方は、本当に、即座に移動してください。














***************************************

 子供がまだ、保育所に通っていた頃の話です。

 保育園のママ友さんが、二人目のおめでたになりました。
 子供が仲良くしている園児ちゃんは、次年度には弟か妹が生まれると
嬉しそうに話をしていました。

 しかし、残念なことに流産となったのです。

子供「Aちゃん、弟か妹、できんようになったんやって。
   リューザンってなに?」

 子供のこの質問に、どう答えるべきか、マジに固まってしまいました。
 どう説明しろと?

 無い知恵を無理くり絞りだし、どうにかこうにかだしたのですが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*赤ちゃんはな、天国の特別なコウノトリさんが、運んでくるんよ。
*コウノトリさん、高い遠い空から頑張ってお母さんのお腹に届けてくれるの。

*今回のAちゃんのお母さんのお腹に、コウノトリさんが運んできた赤ちゃんね、
 Aちゃんやお母さんに早く会いたくて、慌てたから、
 ちょ~っと、天国に忘れ物してきたの。
 だから、コウノトリさんと一緒に、忘れ物取りに帰っちゃったの。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 無い知恵絞って答えた私に、さらなる追い打ちかけられました。

子供「ふ~ん、いつ帰ってくるん?」

 子供の天然突っ込みに、再び頭を悩ませましたよ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*赤ちゃんってな、みたことあるやろ?(親戚の子)
 抱っこさせてもらったから、知っとるやろ?
 重かったやろ?抱っこさせてもらった時。

 コウノトリさんな、赤ちゃん連れて往復したから、とっても疲れたんやって。

*それに赤ちゃんって、すーぐ寝ちゃうでしょ? 
 コウノトリさんと一緒で、赤ちゃんもすごく疲れて、
 天国でもうしばらくお休みするんだって。

*ゆっくり休んで、アンパンマンみたいに元気いっぱいになったら、
 そしたら、コウノトリさんにまた運んできてもらうって。
 だから、今はまだ、「いつ」っていうのはわからないなぁ。

*AちゃんやAちゃんママに「まだ?」って聞くのはダメだよ。
 天国の赤ちゃん、そーっとお休みさせてあげないといけないでしょ?
 あんたも、お昼寝のとき、そーっとしてもらってるでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これが私にできる、精一杯のストーリーでした。

 保育園児の説明に、これでいいのか今でもわからないけれど、
 当時保育園児だった子供は、ひとまず納得してくれました。




 あのとき保育園児だった子供は、現在中学と高校。
 当時、そんな話をしたことなんてすっかり忘れていました。
 あの時の私の「どう説明すればいいんだ」って苦労、なんだったのか。




 ちなみに、「明るい家族計画」的に、学校の保健の補講的に。



  年齢的に、そーゆーのに興味が出てきてもおかしかない。
  エッチな本なりサイトに興味がでるのはおかしかない。

  が! 

  万引き等でその手の本やDVDを手に入れることは許さん!

  さらにいうなら、

  よそのお嬢さん(お坊ちゃんもだが)に、不埒なまねは許さん!
  胸や股を触るなどもってのほかだ!
  スカートめくりなんぞした日にゃ、百叩きではすまさん!

  そういう本を見たいなら、適正年齢なってから。
  えっちなことを異性と(同性でもだが)したいなら、
  自分の稼ぎで自分ともう一人を養えるようになってから!


と、食後のテーブルで言い聞かせました。

去年の話だからねえ。
また、テレビで、キスシーンとかそれっぽいシーンとか出てきたら、
その場で再度、というか繰り返し、話そうと思っています。

は! こないだの鬼滅の刃の遊郭編あたりで、そんな話にもってきゃよかった。

 

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