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1月第4週目。紹介状もって病院に行きました。
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重い腰を上げ、ようよう診察受けにいった病院で、
乳がんの疑いがあって、
「うちより専門の医師に診てもらったほうがいい」ということで
別のC病院への紹介状をもらいまして。
1月の第4週目に、やってきましたC病院。
紹介状を渡して、程よく待合で待たされて。
ようやく医師とご対面。
問診で、先の病院の先生に話したように話すと。
これまた速攻、改めて詳細映像をとるために立体マンモグラフィ。
それ以外にもエコー検査もうけましたし。各血液検査も。
そして、検査終了しての再度の問診では
「乳がんの疑いが高いです。
それ以外の腫瘍の可能性もありますが、
生体検査(腫瘍の一部を取って検査する)をしないと
乳ガンがそうでないか、悪性か良性の区別はつけられません」
というものでした。
そんでもって
「今日、生体検査で、腫瘍の一部を針でついて採取して、病理にだしましょう」
ということで~~~~
処置室に入って、表皮麻酔と部分麻酔をかけられて。
皮膚を1センチ程度切って穴をあけ、
針という名の、ぶっとい金属の管を差し込まれ、腫瘍の一部を採取されました。
痛くはないけど、体の中に差し込まれた管?針?の感触は微妙な感じ。
採取後に、
「病理の結果が来週でます。それでガンかどうかを判定します。
ガンでなくても、このサイズの腫瘍は採っておくのが確実です。
来週は、手術前の検査も行いますね」
とのお言葉が……。
はい、腫瘍のサイズから、良性だろうが悪性だろうが、
ガンであろうとなかろうと、
切除手術からは免れませんでした。
というか、この時点でさえ、手術に及び腰でした。
が、しかし、担当医は自分のまだ予定の埋まっていない日をいくつか挙げて。
「いつ手術しますか? 入院は、手術前日の昼過ぎになります」
と。
さっさと取ってしまいましょう、とばかりに話の道筋を決められました。
まあ、事実、乳がんだった場合、
マンモグラフィで見る限り、
腫瘍近くのリンパ節に腫れがみられ
(リンパ節に転移してるかも、な診断)、
早く手術した分、生存率を挙げられるのは確実だったのでしょう。
リンパ節どまりだったなら、肺や他の内臓に転移する直前で止めることができるから。
(この日の検査で、他の内蔵への転移は見受けられなかった。)
その場でドクターに断りを入れ、
会社の上司に電話をして、2月のシフトを確認。
その場で、いくつかのやりとりをして、
2月中旬から入院のため、仕事を休むことが決定。
そして、翌週の診察&手術前検査。
その翌々週に、入院日と手術日が決定しました。
退院予定は2月28日。
決まった時点で、ドクターに退院後の仕事の復帰可能時期を聞いたのですが
「リンパ節切除した場合、手術してから4週間が目安ですが、
手術してみないとはっきりとは言えません。
リハビリ(リンパ節とったら必要みたい)や、
抗ガン剤を投与することになったら、最初は一泊入院していただくことになります。
また、放射線治療の場合も定期的に通院してもらいますので」
と。
顔面蒼白になりました。
保険には入っているので、手術や入院の費用はあまり心配はしませんが、
有給は10日分しかないですから、それ以上に仕事休んだら休んだ分だけ、
収入が減るんですから。
もちろん、保健組合に傷病手当を申請しますが、申請して給付受けるまで時間かかりますしね。
翌日、上司に入院の期間を告げました。
私の職場、人数ぎりぎりですから、一人休むと、大変なんですよ。
それでも、上司や同僚の協力で、2月のシフトにめどは立ちました。
が、3月からは、仕事量が増えるので、私の欠勤が続くと仕事が回らないといわれました。
そして、ガンだった場合。
「もし、入院が長引いたり、抗がん剤治療で、仕事を休みことが増えたら、
悪いけれど、4月からの雇用契約の更新はできないかもしれない。」
と上司に告げられました。
抗がん治療や放射線治療で、私の休みが増えれば、
他の人への負担が増えるが、3月以降の仕事量では、
残りの人数では回せないこと。
回すためには、新たに人員を採用しなくてはならないが、
営業所規模で考えると、もう一人の採用は本社から許可がでないこと。
他の人のことを考えると、私に退職してもらい、
健康で、休まない人材を新たに入れる方が効率がよいこと。
そう言われました。
この時点で、手術後失業の危機発生です。
命には代えられませんが、
それでも、気分はダダ下がり。
政治を担うお偉い方々は
「働き方改革」とか言ってますが、
手術で入院&治療で、
即失業するパートや派遣などの
弱い立場があること、もっと考えてほしいです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
私は、今現在、こうしてPCに向かって文章を書き、
アルファポリスさんに投稿できています。
でも、それはたまたま運がよかっただけ。
「冬陽さんって人、1年放置してて大丈夫だったから、
私だって大丈夫。私、運がいい方だから、いけるいける」
なんて考えはしないでください。
****************************
20202年 2月末日 時点にて、しこりは切除手術にて摘出できてます。
乳がんの疑いがあって、
「うちより専門の医師に診てもらったほうがいい」ということで
別のC病院への紹介状をもらいまして。
1月の第4週目に、やってきましたC病院。
紹介状を渡して、程よく待合で待たされて。
ようやく医師とご対面。
問診で、先の病院の先生に話したように話すと。
これまた速攻、改めて詳細映像をとるために立体マンモグラフィ。
それ以外にもエコー検査もうけましたし。各血液検査も。
そして、検査終了しての再度の問診では
「乳がんの疑いが高いです。
それ以外の腫瘍の可能性もありますが、
生体検査(腫瘍の一部を取って検査する)をしないと
乳ガンがそうでないか、悪性か良性の区別はつけられません」
というものでした。
そんでもって
「今日、生体検査で、腫瘍の一部を針でついて採取して、病理にだしましょう」
ということで~~~~
処置室に入って、表皮麻酔と部分麻酔をかけられて。
皮膚を1センチ程度切って穴をあけ、
針という名の、ぶっとい金属の管を差し込まれ、腫瘍の一部を採取されました。
痛くはないけど、体の中に差し込まれた管?針?の感触は微妙な感じ。
採取後に、
「病理の結果が来週でます。それでガンかどうかを判定します。
ガンでなくても、このサイズの腫瘍は採っておくのが確実です。
来週は、手術前の検査も行いますね」
とのお言葉が……。
はい、腫瘍のサイズから、良性だろうが悪性だろうが、
ガンであろうとなかろうと、
切除手術からは免れませんでした。
というか、この時点でさえ、手術に及び腰でした。
が、しかし、担当医は自分のまだ予定の埋まっていない日をいくつか挙げて。
「いつ手術しますか? 入院は、手術前日の昼過ぎになります」
と。
さっさと取ってしまいましょう、とばかりに話の道筋を決められました。
まあ、事実、乳がんだった場合、
マンモグラフィで見る限り、
腫瘍近くのリンパ節に腫れがみられ
(リンパ節に転移してるかも、な診断)、
早く手術した分、生存率を挙げられるのは確実だったのでしょう。
リンパ節どまりだったなら、肺や他の内臓に転移する直前で止めることができるから。
(この日の検査で、他の内蔵への転移は見受けられなかった。)
その場でドクターに断りを入れ、
会社の上司に電話をして、2月のシフトを確認。
その場で、いくつかのやりとりをして、
2月中旬から入院のため、仕事を休むことが決定。
そして、翌週の診察&手術前検査。
その翌々週に、入院日と手術日が決定しました。
退院予定は2月28日。
決まった時点で、ドクターに退院後の仕事の復帰可能時期を聞いたのですが
「リンパ節切除した場合、手術してから4週間が目安ですが、
手術してみないとはっきりとは言えません。
リハビリ(リンパ節とったら必要みたい)や、
抗ガン剤を投与することになったら、最初は一泊入院していただくことになります。
また、放射線治療の場合も定期的に通院してもらいますので」
と。
顔面蒼白になりました。
保険には入っているので、手術や入院の費用はあまり心配はしませんが、
有給は10日分しかないですから、それ以上に仕事休んだら休んだ分だけ、
収入が減るんですから。
もちろん、保健組合に傷病手当を申請しますが、申請して給付受けるまで時間かかりますしね。
翌日、上司に入院の期間を告げました。
私の職場、人数ぎりぎりですから、一人休むと、大変なんですよ。
それでも、上司や同僚の協力で、2月のシフトにめどは立ちました。
が、3月からは、仕事量が増えるので、私の欠勤が続くと仕事が回らないといわれました。
そして、ガンだった場合。
「もし、入院が長引いたり、抗がん剤治療で、仕事を休みことが増えたら、
悪いけれど、4月からの雇用契約の更新はできないかもしれない。」
と上司に告げられました。
抗がん治療や放射線治療で、私の休みが増えれば、
他の人への負担が増えるが、3月以降の仕事量では、
残りの人数では回せないこと。
回すためには、新たに人員を採用しなくてはならないが、
営業所規模で考えると、もう一人の採用は本社から許可がでないこと。
他の人のことを考えると、私に退職してもらい、
健康で、休まない人材を新たに入れる方が効率がよいこと。
そう言われました。
この時点で、手術後失業の危機発生です。
命には代えられませんが、
それでも、気分はダダ下がり。
政治を担うお偉い方々は
「働き方改革」とか言ってますが、
手術で入院&治療で、
即失業するパートや派遣などの
弱い立場があること、もっと考えてほしいです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
私は、今現在、こうしてPCに向かって文章を書き、
アルファポリスさんに投稿できています。
でも、それはたまたま運がよかっただけ。
「冬陽さんって人、1年放置してて大丈夫だったから、
私だって大丈夫。私、運がいい方だから、いけるいける」
なんて考えはしないでください。
****************************
20202年 2月末日 時点にて、しこりは切除手術にて摘出できてます。
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