ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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従業員を増やそう

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あの修行の日から数日が経った。

シフォンも順調に名前が知れ渡っていきお客さんも増えた。

お客さんじゃないのも来てるけど……。



主人公が来たり、クロス(最強主人公だけど名前を呼ばないと泣きそうになるから名前で呼んでる)が来たり、無口少女とツンデレ美少女が来たり、戦闘ギルドのマスターが来たり。

クロスはお客さんとして毎日来てるし、ウィルさんは3日に1回ぐらい(大量のケーキを買いに)来てくれてる。



お客さんじゃない主人公や無口少女やツンデレ美少女はお客さんが居るのに騒ぐから追い出してるけど。
ギルドマスターは食事しながら勧誘してくるから追い出せない。





「忙しい……」





最近、アルフと2人でやるのに限界を感じてきた。

早朝に起きて昼からアルフが起きるから営業開始、夜になる前に店を閉めて、それから修行。

寝るのは日付を越えてからになっちゃうから全然寝れないし。



でも、従業員を増やそうにも女の人には敵対されてるし(主人公やクロスや戦闘ギルドのマスターがよく来る為)

男の人からも嫌われてるみたい(お姫様やツンデレ美少女や無口少女が何か言ってるみたい)

おばさん達やおじさん達は仲良くしてくれるから嬉しいけどね。

表立って攻撃されないのは商業ギルドのマスターが守ってくれてるみたい。

これはウィルさんが言ってたから嘘じゃないだろうし。



でも、どうしよう。

このまま2人だけだったら私もアルフも倒れちゃうかもだし、修行するの今は止めようかな……。







「はぁ……」



「どうかしたのか?」





実は最初からクロスはカウンターに座って居た。

……クロスが居たら店が回らなくなるから長時間居て欲しくないけどね(カウンターに座ってるのはクロスしか居ないけど)



名前呼びだけではなくタメ語も強要されたのでお客さんでもタメ語だ。







「修行するの止めようかなって」





私が呟いたのと同時にガシャンと物が割れる音がした。

今まで何回もあったがクロスがコップを落とした音。

クロスは悲しそうにこちらを見ている。

女の子たちはクロスを見ながらキャーキャー騒いでいた。

中には私を睨んでくる女の子も居るけど。



この悲しそうな目には弱い。

捨てられた子犬のようだし(動物好き)

クロスって最強主人公だからイメージ的に猫っぽかったけど、実際は子犬だったんだよねー……。







「俺は何かしたか?」



「クロスがって訳じゃないよ。 新しく従業員を探そうって思ってね、探す為には今のスケジュールじゃ無理だから」





従業員と聞けば期待に満ちた目で見つめてくるがクロスでは駄目だ。

更にクロス目当ての女の子たちで満席になって回らなくなっちゃう。



まあ、クロスもそれはわかっているのか見つめてくるだけで何も言わないけど。







「わかった………毎日会えなくなるな……」





寂しそうに呟いてるけど修行以外でも会ってるよね?

毎日店に来てるよね?







「また修行出来るようになったら言うね」





 
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