ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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従業員を増やそう

 




「無実です」







とりあえず、無駄だとわかっているけど無実を訴えてみる。

いや、だって本当に無実だし。



だけど、私の話なんか聞いてないのか戦マスターは自分の世界に入っている。

戦マスターってナルシスト?







「彼女は僕の友達だったんだ。 僕の所はもう受付は雇っていなかったからゼイルにお願いして雇ってもらったのに……」



「ああ、だからあんなおばはんがゼイルん所の受付やってたんやな。 ゼイルに迷惑かけんなや、最悪やな」







確かに商マスターは真面目だからちゃんと仕事する人を選ぶだろう。

……あんな私事で仕事しない人は選ばないだろうし(無視されたからイラついてるわけじゃないよ、うん)







「彼女を侮辱するなっ」





多分、ボルギルフさんは受付さんじゃなくて戦マスターに言いたいんじゃない?







「お前に言うねんねんっ」



「僕に……?」





きょとんとしてる顔が少しムカつく。

自分が言われるなんて有り得ないと思ってるの?

まあ、イケメンだからチヤホヤされて叱る人も居なかったんだろうけど。







「やっぱりアホやな、何でお前がギルドマスターになってんねん。 自分の我が儘でノイズを振り回したり、鬱陶しい女共が虐めしてんの気付かんかったりしたくせに。 魔法やって何だってゼイルには勝てんのに、帝にやってなりたかったのになられへんかったのに!」







あっ、やっぱり戦マスターは帝じゃなかったんだ。

確かに思い込みが激しい人は帝にはなれないだろうけど。







「学園の時はそうだったかもしれないが、今はゼイルに負けないっ」



「勝てるわけないわっ」



「勝てるさ。 僕は卒業してから修行してギルドマスターになったんだ。 旅行して遊んでいたゼイルとは違う」







商マスターを悪く言わない方がよくない?

今にでもボルギルフさんがキレそうだけど……あっ、ボルギルフさんの手が光ってる。







「遊んでへんわ、ボケッ!」





ボルギルフさんの手から放たれた光が一直線に戦マスターに向かう。







「なっ!」





戦マスターに向かった光はそのままぶつかり爆発した。

これって、無詠唱ってやつ?



手加減したのかこっちには被害なかったけど避けなよ。

戦闘ギルドのマスターなんだから避けれるんじゃない?(一応、私が目で追えるぐらいの速さだったし)









「クレード、止せ」





そして、商マスターは止めるの遅い。

戦マスターに攻撃が当たってから止めたって無意味じゃん。







「ゼイルは身内に甘過ぎんねん。 今こいつはゼイルを馬鹿にしてんで、あの旅の大変さ知らずに旅行とか言ってっ」



「クレード……」





見つめ合う2人。



ってか、戦マスターは何故何も言わない。





 
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