ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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旅の道中

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ここで休憩を取ることになったので木を背にして地面に座る。
鞄から水筒とコップを出すと用意していた麦茶を注ぐ。




「はい、アルフ」


「ありがとう!」





まだお昼には早いからお茶だけだけど。
クロスにも麦茶を注ぐと渡す、ジュースでもよかったんだけど運動するからすぐに喉も乾くだろうしね。

ポカリは美味しいけどあまり飲み過ぎはいけないって話は聞いたことある。
熱中症の時とか水分補給が必要な時は飲むのがいいんだっけな。





「この茶は飲みやすくていいな」


「私も麦茶好きなんだよね」





あまりも苦すぎたり、辛かったりするのは飲まないけど基本的に嫌いなのはないかな。
お酒はとりあえず一通りは飲めるし、好き。
こっちの世界ではビールはエールって名前らしいけど冷たくないから美味しくない。
やっぱりビールはキンキンに冷えた方が美味しい。




「アヤ姉と街の外に出るのは初めてだね」




私は街の外にでたことなかったからね。
最初にこの世界に来た時は街の外からスタートだったけど、街に着いてからは行く必要がなかったし。
街の外なんて絶対危険じゃない。




「そうだね、魔物とかは昼間でも出るの?」




RPGだと昼と夜では出るモンスターが違ったりするけど。
いくらRPGっぽくてもここは現実だから違うのかな。

んー、でも魔物でも睡眠は取る可能性高いし夜行性とかあるのかな。




「ああ、だからいつでも動けるように警戒していなければならない」




まあ、こんなだだっ広い所で魔物が来てもすぐにわかるか。
夜だったら盗賊とかも居そうだし、徹夜するのは慣れてるけど警戒しながらってのはやったことないからね。

一日クロスに起きててもらうわけにもいかないし。
流石にそこまでさせるのは良心が痛む。





「見張りってのも大変なのね」



この旅が終わった後もやりたくはないけど、もしかしたらやる必要がある時もあるかもしれない。
日本みたいに平和なわけではないから、何があるかわからないしね。


飲み終わったコップを回収すれば寝る前にまとめて洗うので袋に入れてから鞄にしまう。
一回一回洗うのはちょっと面倒だし、一気に洗った方が楽だしね。

店では魔力で動かせる食器洗い洗浄機も作ってみたからアルフも簡単に洗い物が出来るように工夫してるし。
まあ、私がちょっと面倒ってのもあるんだけど。




「そろそろ行けるか?」





のんびり休憩しながら話しているとクロスが立ち上がる。
今度はさっきより長い時間歩くみたいだけど、あんまりのんびりしていたら帝国に着くのが遅くなるし。
遅くなったらリーフィとキースが無事で居るかも心配になっちゃう。




「大丈夫だよ」




私もアルフも立ち上がればクロスが歩き出す。
クロスしか帝国の道がわからないから仕方ないけど、帰ってきたらこの大陸のことぐらい勉強しようかな。




 
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