ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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アルドラ

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私が強欲過ぎたからか相田さんもぽかんとしてるし……身体能力と魔力はなくてもよかったかも。
でも、今戦ってしまってることを考えればあった方がいいよね。




「え? あれ? 一つって言われませんでした?」


「え? 言われてないですよ」




むしろ、どんどん能力付けてこようとしてたぐらいだし。
神様の息子のせいで死んだらしいからその慰謝料みたいなものかな。




「俺の時は女神様に一つって言われてたんですよ。 ファレスさんが会った神様のが位が高かったんですかね?」


「どうなんでしょ? 私が会った神様ってそんなに位高そうではなかったですけど」




んー、チャラチャラしててそんな感じはしなかったけどもしかしたら凄い神様だったのかも。
人に能力ぽんぽん与えるのは神様だったら当たり前かと思ってたし……でも、相田さんが会った女神様が一つって事はその女神様よりは上ってことだよね。




「それにしても、日本の物を買える携帯って良いですね!」


「小説とかの異世界物って醤油とか味噌とか探すの大変なイメージありましたからね。 チョコとか食べたくてもカカオをどう加工してるのか全く知りませんし」




カカオを見つけたとしてもそれだけでチョコは食べられないし、加工の仕方なんて全く知らないから作ることも出来ないし。
他にも砂糖とか塩とか必要なのはたくさんあるからね。




「小説とか結構読んでたんですか?」


「もう、大好きでしたね。 毎日更新楽しみにしてた小説とかもありましたし、悪役令嬢系とか異世界転生系とか色々……」


「人気あるのは人気ありましたからね」


「神様にお願いする能力はそこから考えましたね」


「そうでしたか」



あの時はずっと読んでたからね、普通の分厚い小説から手軽に読める携帯小説まで。
文字を読むのは楽しかったけど部屋が本や漫画で埋まってしまったのはいけなかったからな。




「あの、避ければ何ですが……日本の物売ってくれませんか?」


「え?」



まあ、確かにこの世界のでも美味しいのは作れるけどまだまだ研究不足ってのはあるかも。
日本はどんどん研究してどんどん美味しいのが出来てきたから質は良いしね。
数少ない日本人だし今話してたけど全然まともな人だから仕入れ先を他の人にバラすってことはしないでしょ。




「いいですよ」


「やった! 有難うございます!」


「王都の私の店をまた帰りにでも教えますね」




私もこの能力がなかったら凄い嬉しいから喜ぶ気持ちはわかるな。
こっちでは砂糖とかも結構高いみたいだし、なかったら今のように喫茶店なんて出来なかったね。




「じゃあ、代わりに俺の転移で好きな場所に送りますよ! 結構色んな所に行ったことあるんでどこでも大丈夫だと思います!」



 
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