ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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内緒話は密室で

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「……お恥ずかしい限りですわ」



泣いた目元が赤くなってまま恥ずかしそうにしてるリーフィはとっても可愛い。
あの後、リーフィとキースが落ち着いてからリーフィの方の奴隷紋も消した、もちろんキースみたいに脱いでじゃなくて奴隷紋だけ見えるようにしてからだけど。

レイファの元の性格を知ってるキースはレイファがセクハラをしないようにじっとレイファを見ていた。
そんなキースに見られていたレイファは冷や汗が止まらなかったみたいだけど、身から出た錆ってやつだよね。



「でも、これで安心して帝国から出れるね」



他の帝国民の人たちは流石に助けられないけど。
人数が多すぎるし、もし何かの拍子にレイファが転生者ってバレたらレイファの身に危険があるからね。

知らない他人より知ってる知人のが大切なのよ。



「あー、そのことなんだが……」


「私たちは帝国に残りますわ」



苦笑いしてるキースにまだ頬は赤いけどどこか真剣な表情のリーフィ。
え、折角助かったのに……。



「アヤミには本当に感謝してる。 俺たちはお前を裏切っていたのに助ける為にわざわざ帝国まで来てくれて、敵だと分かったのにまだ助けようとしてくれた」


「お姉様のおかげで私たちは奴隷の身から解放されましたわ。 今まで駄目兄貴しか信頼しておりませんでしたが、お姉様だけは信じられます」


「じゃあ、どうして?」



感謝されたくて帝国まで来たわけじゃないけど、……疑われてるから王国に戻りたくないのかな?
確かに王国では騎士の人に疑われているみたいだけど帝国紋も奴隷紋もないから誤魔化すことは可能だろうから戻れるとは思う。

感謝してくれてるなら私がやったことは有難迷惑ってわけでもないだろうし……。



「俺達には敵が居るんだ」


「私たちはまだ幼い時に両親を殺されました。 違法な奴隷商人が奴隷を集める為に盗賊と手を組み、私たち家族が乗った乗り合い馬車を襲ったんですの」


「俺はその時十歳だったから覚えてる、敵であるあいつ等の顔を……。 だから、帝国のクソ共から解放されたら復讐をするつもりだったんだ」


「お姉様には申し訳ありませんが、私たちは両親の敵を討つまでは……」



……そっか、二人にはそんな過去があったんだ。
無駄に正義感がある人なら復讐なんて止めろって言うんだけど、私はある程度の正義感はあっても私刑は賛成派だから何も言わない。
大切な人を殺されたなら復讐したくなるのも分かるし。

日本では人権問題で未だに死刑反対派も居たよね。
ずっと思ってたけど、その人たちは大切な人を殺されても同じことを言えるのかな?っていつも思ってた。

私は大切な人を殺されたら多分復讐するだろうからリーフィとキースが復讐することに反対はしない。


 
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