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戦争の予感
⑦
しおりを挟む「アヤミさん、もし戦争が始まるなら私の実家へ行きませんか?」
「え? 実家って?」
「父にも王都から避難するように言われてまして……私の実家は帝国とは反対のリオレイトにあるんです。 そこなら戦争の余波も少ないだろうと」
コーネリアちゃんのお父さんからしたらやっぱり娘が心配なんだね。
リオレイトか……やっぱり知らない街だからちょっと色々勉強しないといけないかも。
コーネリアちゃんの実家にお泊りさせてもらうわけにはいけないからそこら辺も宿を取ったり色々考えないとね。
「じゃあ、コーネリアちゃんのお父さんの許可が取れたらご一緒させてもらおうかな」
「もちろん、父も了承しますわ」
お邪魔させてもらえれがアルフも危ない目に合わないだろうから安心するよ。
でも、この世界は何が起こるかわからないからちょっとは警戒してないといけないけどね。
それでも、前線に居るより全然安全ではあるだろうからよかったよ。
「えー、じゃあ、俺も行こっかな」
「そうだね、レイファの力は色々便利ではあるけど、危ない戦争に行く必要ないからね」
これは戦争に参加する他の人には言えないけど……戦争なんて人がたくさん死ぬだけなのに何で戦争をするのか全くわからない。
それなら、戦争賛成派の人だけ死んでほしいよ。
これも他の人には言えないことだけど。
「アヤミさん!! 大変です!!」
レイファやコーネリアちゃんと話していると慌てた様子で相田さんがお店に入ってきた。
いきなり来たことにビックリしたけど、こんなに相田さんが慌てているなんてどうしたんだろう?
「いきなり現れて何言ってんだよ」
「今はそれ所じゃない! 帝国が今回の戦争の為に大量の勇者召喚をするって!」
勇者召喚ってあの良く小説とかでもある他の世界から誰か呼び出して働かせるアレだよね?
あれって本当に誘拐だし、本人からしたらいきなり呼び出されて知らない人の為に戦うなんて冗談じゃないよね。
「はあ? だから?」
「……帝国は大量の勇者召喚をする為に昨日実験を行ったんだ。 そして、勇者は召喚された」
戦争の為にわざわざ誘拐して戦わせようとしてるの?
本当に帝国って良くない国だよね……しかも、大量に呼ぶために一人の人を実験として使うなんてありえない。
最初に着いたのが王国で私的には助かったよね。
「俺たちは戦争に参加しねえから関係ないだろ」
「召喚されたのがまだ中学生の日本人だとしても?」
「え?」
中学生!?
まだ義務教育中の子供に何してるわけ?
「何でお前がそれを知ってるんだよ」
「ちょっと訳ありで城に忍び込んだんだ。 その時にその中学生が牢屋に閉じ込められてるって聞いたんだよ」
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