ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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ある日の出会い

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「変な能力にならなかったのはよかったですね」


「ホントよね~。 それでアヤミちゃんの能力はなんだったの?」


「私は探知能力と身体能力を少し強化、魔力は平均より少し上くらいにしてもらって入れた食材が劣化しないよう時間停止する無限鞄と日本にある食材を買えるパソコン、お店、後はサービスで創造も貰いました」



今思えばみんなは一つだけなのに私はたくさん貰っているんだよね。
イケメンだからって拒否し過ぎたかもしれないから帰りに教会に寄って祈っておこうかな、……名前も知らない神様だけどね。



「あら、本当にたくさん貰ったのね」


「昔読んだ小説を参考にしたんですが探知能力は必要な時以外使いませんし、創造も使ったのは最初だけなんですよね……」



お店を貰えたから街の外に出る必要はなくなったし、外に出る必要があれば探知能力を使って食材も集めてたんだろうけど……あれ?
でも、食材は自分で集めた方が仕入れは少なくていいんじゃない?

ちょっと怖いのはあるけど、コーネリアちゃん以外のみんなで行けば大丈夫そうな感じはあるし。
流石にコーネリアちゃんを危ない街の外に連れて行くのは駄目だからね。



「良い神様に出会ったのね~。 そうそう、話は少しズレちゃったけどあたしが保存食を作ってほしいのはあたしが予知夢を見たからなのよ」


「予知夢……戦争のですか?」


「違うわ。 魔物が氾濫して街を襲ってくることを、よ」



え? 魔物の氾濫!?
戦争もヤバいことでもあるけど、魔物の氾濫とかもヤバくない?



「それって……」


「ええ、戦争よりもそっちのが大変よ。 原因はわからないけど大量の魔物がこの街を襲っているのが見えたの。 外には魔物が居て非戦闘員は逃げられない、食材はあるけど数日分しかない、悪い貴族は食材を掻き集め自分たちのことしか考えない、飢えていく子供たち、……悲惨な光景は今でも忘れられないわ」



……私は想像だけしか出来ないのにスチュアートさんは夢とは言えその光景を見てしまったんだもんね。
戦争以外で何でこんな時期に近付いてきたのかわからなかったけど、スチュアートさんが私に近付いてきた理由はわかった。

戦争の為じゃないなら私は喜んで協力するよ。



「そう言うことでしたら私もお手伝いします。 戦争だったらお断りしていましたが」


「ありがと~! その代わりって言ったらあれだけど、レイファちゃんのことは任せて頂戴。 あたしがちゃーんとした身分を作ってあ・げ・る」



スチュアートさんの言葉にぎくりとしてしまう。
バレてないって思わなかったわけじゃないけど……やっぱりバレていたんだね。
それがスチュアートさんだけなのか、それとも他の人にもバレてるのかはわからないとこだけど……。


 
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