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告白
⑥
しおりを挟む私たちが行ったレストランは噂以上に美味しくて満足だった。
やっぱ人間美味しい物を食べると幸せを感じるよね、人間の三大欲求の一つは食欲なんだから当たり前って言えば当たり前なんだけどね。
値段も良心的だし、今度はアルフたちも誘ってみんなで行こうかな。
「教会の場所はわかるのか?」
「うん、迷子にならないようにちゃんと下調べしてるよ」
正直私はちょっと方向音痴でもあるから下調べしてないと迷ってしまって大変なことになっちゃうから……クロスとの初めてのデートなのに迷って時間を潰してしまうのは駄目だし。
まあ、私が迷ってもクロスなら道がわかるとは思うんだけど、今日は私がリードしたいからね。
「アヤミはこっちに来てまだ日は浅いから迷うだろう」
「浅いって言ってももう一年経つけどね」
でも、まだ一年しか経ってないのにトラブル多すぎるよね……。
私的にはのんびりと暮らしたかったはずなのに色々なことに巻き込まれてしまったりして全然のんびり暮らせてないからね。
……色々巻き込まれたからこそ色んな人に出会えたってのはあるから微妙な気持ちかな。
「そうか、アヤミとはもっと長いこと一緒に居たような感じがするな」
好きだと自覚したせいなのかクロスの微笑みに何だかキラキラしたエフェクトが見えるような感じがするのは仕方ないのかな。
いや、実際キラキラしてるわけではなく比喩表現なんだけど……少女漫画だったら絶対にキラキラしてるよ。
「でも、これからもまだ一緒に居るからね。 長い付き合いになるんじゃない?」
「ああ、そうだな」
嬉しそうな笑みを浮かべているとこは年相応かなっとも思うね。
私はもうこの世界で生きることも決めたし、クロスが私を嫌いにならない限り私から離れて行くことはないかな。
だから、多分長い付き合いになると思う。
「あ、ここかな」
のんびり話しながら歩いているとお店のお客さんに聞いてた通りのちょっと豪華な教会の前に着いた。
教会は孤児院も経営しているみたいで大きい教会の隣にはまた別の小さめの建物がある……小さめって言っても教会に比べたらって感じだけどね。
「ああ、ここは創世神レイア様の教会だからどの教会よりも綺麗だな」
「創世神レイア様かー、どんな神様なんだろうね」
「中には巫女が信託の時に会えたレイア様の像がある。 本当の姿かどうかはわからないがな」
へー、信託って声だけじゃなくて姿まで見れるんだね。
もしくはそのレイア様が巫女さんにも見えるように姿を現したとか?
神様の考えることが私にわかるわけないけどね。
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