君と恋の始め方

猫目 しの

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前編

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「先生聞いてくれやー」

「何? また振られたの?」



俺の名前は宇津木 聖。
今、俺の隣で飲んだくれてるこの男は俺の高校時代の友人の一人で、佐伯 エミヤ。

俺らはエミさんって呼んでる。

エミさんは良い奴ではあるんだけど、女の子からしたら”良い人止まり”で彼女が出来たことは一度もない。
俺は今まで何人もの女の子と付き合ったことはあるが。


エミさんは見た目も悪くないし、真面目で仕事も出来るし、良い奴なのに何で彼女が出来ないんだろうな?
……なんて、俺のせいなんだけど。



「俺は一生魔法使いなんやろか……」

「気にすんなって。 エミさんは良い奴なんだからエミさんを見てくれる女の子なんてすぐに現れるよ」

「先生ー!」



酒を飲み過ぎたのかエミさんはぐでぐでになってるみたいだが、俺は気にせずにエミさんに酒を進める、気の良いエミさんは俺の思惑も気にせずに俺が進めるがまま杯を空けてる。
それもいつもの二人での飲み会の光景ではあるが。


そう、エミさんに彼女が出来ないのは俺が奪ってるから。

エミさんのことを好きな女の子だって、俺が声をかければひょいひょいと付いて来るんだからそんな尻軽な女の子はエミさんには合わない。
だって、俺が惚れた男なんだからな。

気のいいエミさんは俺がそんなことを思ってるなんて知りもしないで俺の隣で笑っている。


別に俺だって最初は男を好きになるなんて思ってもみなかったし、むしろ普通に女の子が好きだったし。
でも、惚れてしまったのは仕方ない。

エミさんをそこらの女に取られるなんて嫌だし、俺を好きにさせてしまったんだからエミさんには恋人も魔法使い卒業も諦めてもらう。
そうしたら、俺はずっとエミさんの一番の友達で居られるからーー。



「やっぱ、先生は頼りになるわ」



そう、エミさんが笑っていてくれるだけでよかったのに……人間の欲は果てしない。

今日もエミさんがベロベロに酔っぱらってしまったのでもうお開きだ。
いつもより飲み過ぎてしまったのは今回振られた相手に相当本気だったからなのだろうか、ふらふらして自分で歩くことも出来ないくらいなので肩を貸してあげる。

タクシーを呼んで俺も一緒にエミさんの家に向かうことにした。
エミさんの自宅につけば鍵をエミさんの鞄から取り出してドアを開ける、エミさんは弁護士だし、将来のことを思って一戸建てを購入してたんだけど……活用はまだされない。


まあ、気軽に仲間で泊まれるってのはいいことだよな。



「エミさん、家についたよ」



エミさんをベッドに寝かせるととりあえずスーツは脱がしてやるか。
シワになってもクリーニングに出せば問題ないんだろうけど、これぐらいならやってやってもいいだろう。

エミさんのスーツを脱がしているとエミさんがぼんやりとした目で俺を見上げていることに気付いた。



「リサさん……」



ぽつりと今回振られた女の子の名前を呟いている、それほどまでに今回の女の子のことが本気だったのだろうか……。
ズキズキと痛む胸に息苦しさも感じながらもエミさんのスーツを脱がしてあげようとスーツのボタンに手をかける。

すると、ぼんやりしていたエミさんがいきなり俺を組み敷いてきた。



「な!? エミさん!!」



ぼんやりしているエミさんは俺のことが認識出来ていないのか女の子の名前を呟きながら俺の服を脱がそうとしてくる。
俺をその女の子とでも勘違いしているのかまだ服を脱がそうとしてくるので俺はエミさんを止めようとしたが、俺の言葉はエミさんからのキスによって止まってしまった。



「ん……っ!」



エミさんはキスなんてしたことがないのかたどたどしい感じではあるけども、そのエミさんからのキスは俺を高ぶらせ、ゾクゾクと背筋を走る快感に思わずエミさんの服を握り締める。
どんなに女の子との行為に慣れた俺でも好きな人にこんなことをされて拒否出来るわけがない。

例え他の女の子に間違われていたとしても、エミさんが俺を女の子だと勘違いするくらい酔っぱらっていたとしても、こんなチャンスはない。
俺は抵抗するのを止めてエミさんに身を任せる、元々最初の時ぐらいしか抵抗なんてしてなかったけど……俺が大人しくなったのがわかったのかエミさんからのキスはどんどん深くなっていく。



「リサさん……」

「……エミさ……」



くちゅくちゅと音を立てて舌を絡め、エミさんからでなく俺からも積極的に動かせば慣れてないエミさんの息は上がっていく。
口を一度離せばお互いに伝う唾液がぷつりと途切れた。

エミさんの頬は酒のせいか快感のせいかわからないが紅潮していて、初めて見るエミさんの姿に俺の心臓はドキドキと高鳴っている。
こんなチャンスはこれからもないだろう……一度だけ……一度だけでいいからエミさんを感じたい。

俺はそんな自分の欲望を抑えきれずに組み敷かれてる今の状態から逆にエミさんを組み敷くように体勢を変える。
エミさんはそんな俺に驚いたような表情をしていたけど、俺からキスをするとそのまま目を閉じた。


絡み合う俺とエミさんの舌に水音が立ち、キスなんて慣れてるはずなのにそれだけで俺の興奮は収まらない。
こんなこと今まで一度もなかった、エミさんだけに感じてしまうこの想い。

エミさんのYシャツのボタンを外していけば意外と筋肉のついてる体に思わず唾を飲み込んでしまう。
酒によって潤んでる瞳に吸い寄せられそうになりながらも、胸板にキスをする。
ぴくりと小さく動いた体にエミさんに対しては単純な俺は気をよくしてその体に舌を這わせる。


少し汗でしょっぱいし、美味しくなんてないけども、俺は止めることはなかった。
片手でエミさんの股間を撫でるとそこは酒なんか関係ないと言わんばかりにテントが張っていたので、エミさんも興奮してくれているんだという事実にテンションが上がる。



「……ん……」

「エミさん」



エミさんの綺麗な体に俺の印を残したい気持ちを押さえながらもズボンが汚れてしまわないようにズボンを脱がすとそこら辺の床に投げ捨てる。
本当はもっと時間をかけてエミさんを気持ち良くして上げたかったんだけど、いつもエミさんは酒に酔った後は寝落ちしてしまってるからこんなとこで寝られたら困る。

俺の体も興奮して収まりがつかないんだからこのまま最後までいかせてもらう、俺は体を下にずらしてトランクスの中から男根を取り出して先走りで濡れてるそれをそのまま口に咥える。
男のを舐めるなんて想像しただけで気持ち悪いし、他の男にそんな真似させられそうになったら再起不能にしてやろうとも思うけど、エミさんのには何の抵抗もない。

俺が先走りを舐め取る度にぴくぴくと反応してるエミさんの男根に嬉しさが湧き上がって来る、こんなこと初めてで慣れてない愛撫にも反応してくれるだなんて……。

丁寧に舐めていれば男根はどんどん硬く、大きくなってきているのがわかった。
このまま舐めて居たい気持ちもあるけど、今はエミさんが寝落ちしってしまわない為の時間との勝負だ。


俺は男根を咥えたまま自分のズボンとトランクスを脱ぐ、エミさんを好きになってから男同士のやり方を調べていてよかった。
自分の指を唾液で濡らすと尻の穴に唾液を塗り付けるように動かす。
男だから女の子みたいに濡れないし、あまりにも濡れてなかったらエミさんが痛い思いをするかもしれないから丹念に濡らす。



「はあ……きもち……」



尻の穴を濡らすことに集中しながらもエミさんを放置しないように男根を舐めたり、咥えたりしながら刺激を与える。
快感により掠れたようなエミさんの声に俺自身も完全に勃起してるのがわかりながら、尻の穴を慣らす。

尻の穴を使うなんて初めてだから違和感しか感じないがエミさんがヨクなってくれるならそれでいい。


深く深呼吸をしながら指を第一関節のとこまで入れて感じる痛みを紛らわす為に呼吸を繰り返す。
これだけでも苦労するのにエミさんとヤれるのか不安になるが、ここまでやって止めるつもりは毛頭ない。



「ぐっ……!」



痛みに耐えながらも指を奥まで入れればエミさんの……いや、俺の欲望の為に指を動かす。
本当はローションでも使った方が楽なんだろうけど、こんなとこで使ったら掃除するのが大変だ。

こんなチャンスが二度あるなんて思わないからここで完璧にやりたい。


痛みしか感じないはずなのに俺はエミさんの童貞がもらえることに興奮してるのか俺の男根は硬くなり先走りが溢れてることがわかる。
指を動かしながら少し尻の穴が緩んだと思った時に二本目をゆっくりと入れる。

尻よりもエミさんに集中していた方がマシだろうと一生懸命にエミさんの男根に舌を這わせながらエミさんも様子を眺めた……こんな姿を見れるなんて思っても見なかったし、俺だけが見れた姿に興奮が止まらない。
違和感はまだあるけど指はまだ動かせるようになったし、三本くらい入るようになったエミさんのも入ると思う。



「エミさん……」



エミさん……好き……好きだ。
こんな気持ちは今まで一度も感じたことがない、こんなにも誰かを愛するなんて思ってもなかった、お願いだから……俺を嫌わないで欲しい。

エミさんに嫌われたら俺は生きていけない。



「ん……せいせんせぇ……」



俺の言葉に反応したのかわからないけど、掠れた声で俺を呼ぶエミさんの声にぞくぞくとまた快感が体を走る、女の子と勘違いしてると思ってたのに夢だと思ってるのか?
でも、何でもいい、エミさんが俺の名前を呼んでくれるなんて嬉しい。



「エミさん、好きだ」

「ん……」

「好きなんだ」



エミさんの声に反応するように俺の尻は少し緩んだのかそのまま三本目を入れる、正直に三本目は痛みを感じるから脂汗が滲んでしまうけど、ここさえ乗り切ればエミさんと繋がれるんだ。
俺はその為だけに尻の穴を広げるように動かしていく。


一時間も二時間も経ったような感覚に陥りながらも実際に尻を弄り始めてからは30分くらいしか経っていないことは時計を見て知ってる。
エミさんもそろそろ眠気が限界なのかだんだんと目が閉じそうになっているのでここまでが限界だろう。

俺は尻から指を抜くと近くに置いてた俺の鞄からコンドームを取り出してエミさんの男根につける、汚さないように俺のにもつければエミさんの上に跨る。
少しでも尻が緩むようにエミさんにキスをしながらゆっくりとエミさんくらいの男根を俺の中に受け入れていく。



「……っ……キッツ!」

「っん」



指で慣らしただけではエミさんの男根を受け入れるのに足りなかったのか尻の穴が切れそうなくらいの痛みがあるが、ゆっくりと深呼吸をしながら俺の奥までエミさんを受け入れれた。
エミさんは痛みなのか快感なのかよくっわからないけど眉をひそめているのでちゅっとその眉間にキスをする、俺としたら快感なんて全くないけど、エミさんを受け入れられてる事実だけで満足だ。

歯を食いしばりながらもゆっくりと腰を上下に動かす、エミさんを受け入れられたのなら次はエミさんに俺の中でイって貰いたい。
俺で気持ち良くなって貰いたい。

体を屈めてエミさんにキスを繰り返しながら腰を動かす、エミさんの声はどんどんと甘みを増してるのか俺の中でまた大きくなったのがわかり思わず尻を締めてしまったけど、痛くはなかったのか甘い吐息を漏らしてる。


ぼんやりとした目が俺を見ているのがわかる。



「エミさんっ、エミさん!」

「……せいっ……」



意識しない間にきゅうきゅうと尻を締めているのかエミさんの息が荒くなってきてるのが分かる。
もしかして、イキそうなのかもしれない……俺はまだ痛みがあるのを気にせずに尻を動かすのを止めず、逆に早く動かす。



「うっ……あっ!」

「……んあ……っ!」



エミさんの手が俺の腰を掴み自ら腰を動かし、俺の中を突き上げてくる。
いきなりの行動にびっくりしてしまいながらもエミさんの男根が俺の中を擦り上げた時に変なとこに当たったのか俺の体もびくんと跳ねた。

そして、その衝撃のせいかエミさんが俺の中でイってくれたのを感じた。
……エミさんは限界だったのか俺の腰を掴んでいた手がずるりとベッドの上に落ちた、そしてすぅすぅと小さな寝息を立ててるのが聞こえてくる。



「……エミさん?」



声をかけてみながらもエミさんは完全に寝てしまって居るのか名前を呼んでも反応はない、目的は達成出来たので力を入れて俺の中に埋まっていたエミさんの男根を取り出す。
俺は気持ち良くはなかったけど気持ち的には大満足だし、血も出なかったから初めてにしては上出来だろう。

エミさんの寝顔を見つめながらも俺は自身の男根を握りゆっくりと扱き始めた、俺の男根はすでに張り詰めていて寝ているエミさんの前で自慰をすることに興奮する……。
ちゅちゅっとエミさんにキスをしながら男根を扱くのをどんどんと速めるといつも以上に気持ちいいので時間をかけずにすぐにイってしまった。



「エミさん」



ごめん、エミさん……。

……俺も酒に酔ってたのかもしれないな、なんて酒のせいにしても俺の罪は変わらない、せめてエミさんに俺の罪がバレないように俺がやった行為の証拠を隠滅することにした。
窓を開けて臭いを消す為に換気をして、コンドームは外してから鞄に入れてあるビニール袋に捨てる、エミさんの体も俺が持ってたタオルで痕跡がわからないように綺麗に拭く。

俺はこのまま泊まらせてもらう予定なのでシャワーを借りて浴びた、正直に腰が凄い痛い……動こうとするだけでズキっとするし、重いし、動きたくないほど怠いけどもそんなことは言ってられないからな。
シャワーを浴びてすっきりした俺はいつも泊ってる時のようにエミさんが用意してくれている客間に向かい、押し入れにあった布団を引いてそのまま横になる。

明日、エミさんに会った時は平然としてしておかないとな……。

 

翌朝、起きた俺はいつも通りに朝ご飯を作ろうとキッチンに向かう、エミさんの家に泊まった時は料理が得意である俺か料理人のぶーさん辺りが作ることが多いかエミさんに許可は取って私物を増やしてる。
エミさんも普通に自炊は出来るんだけど俺たちの方が美味いからな。

女の子は私物があるってちょっとしたことでも敏感だから他人の存在を示せるものがあった方がいい、エミさんが女の子を連れ込めるなんて思ってないけど念の為に。



「おはよう、先生」

「おはよう、エミさん」



ご飯を炊いておかずを作っていると寝起きのエミさんが欠伸をし目を擦りながらキッチンに入って来た、ちょっと新婚さんっぽいなと思いながらも笑みを浮かべて挨拶する。
昨日のことがバレないかとドキドキしてたけども、全く覚えていないのかいつもと変わらない様子のエミさんにホッと安心する。

覚えてないのが一番良いし、覚えていたらエミさんなら気まずくなって俺を避け始めるかもしれないからな。



「先生、今日窓が開いたままやったけどどうかしたん?」



ヤバ……換気の為に開けてたの寝る前に閉めるの忘れてた。
防犯的にも危ないし、あの後はしんどくてそのまま寝てしまったから言い訳どうしよう……。



「何も覚えてない?」

「えっ、もしかして俺って何かしてもうた!? それやったらごめん!!」



エミさん自身は昨日のことを覚えてないみたいで俺の言葉にわたわたと慌てているみたいだけど、俺的には覚えてなくて助かったよ。
覚えてないならどんな言い訳をしようともエミさんは俺の言葉を信じてくれるだろうし。



「いつも以上に酒を飲んでたみたいで酒臭かったから換気してたの。 でも、俺も眠くて閉めるの忘れてて悪い」

「あー、それならよかった。 朝スッキリした感じで目覚めたから昨日粗相してもうたんかと思ったわ」



……別の意味ですっきりはしただろうけど、エミさんの童貞を酔って前後不覚の時に頂いたなんて絶対に言えないわ。
しかも、台詞的にオヤジくさいし。



「もう少しでご飯も出来るから身支度しとけよ」

「いつもありがとうな」



俺の考えなんて何も知らないエミさんはにこにこと機嫌良く洗面所の方に向かった。

……エミさんは呑気だな、こんな男なんかに童貞を奪われたのに全く気付かずに信用なんかして、俺がこんなにエミさんを愛してるにも全く気付かないで。
でも、そんなエミさんを愛してしまったんだもんな。

そんなことを考えながらも身支度が出来たエミさんと一緒に朝ご飯を食べる。
エミさんは美味しい美味しいと食べてくれたので本当に嬉しい、今日は会社が休みだったからエミさんと一緒に遊びたかったんだけど、残念ながら用事があったので朝ご飯を食べた後にエミさんとは別れた。


 
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