フレンド

飛鳥槐

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ある日の兄弟

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僕には双子の妹と弟がいる。

二人とも僕と年が離れているが、とっても可愛い僕の大事な兄弟だ。

が、

妹「それ私のソーセージなの!とらないで!」

弟「僕のソーセージもうないの!」

そう。かなりやんちゃで煩い。

今は夕食の時間なのだが、一つのソーセージをめぐって二人が喧嘩している。

蜜柑「あ~あ、二人ともまたやってるよ」

蜜柑が呆れている。

ちなみに僕の家族はペルソナの事も、フレンドの事も知らないので、蜜柑達は見えない。

秋「こら。二人とも。僕のソーセージあげるから喧嘩しない」

僕が自分のお皿からソーセージを一つとって弟のお皿に置く。

弟が妹のソーセージから手を引いて、美味しそうにソーセージを食べ始めた。

母「秋、ごめんね。ソーセージもう一つ焼くからちょっと待ってて」

母さんがキッチンから顔を出し、僕にばつの悪そうな顔をした。

秋「有り難う」

そう返して僕は今日の夕食のポトフの中からキャベツを小さく千切って、足元に持っていった。

あ、別に捨てる訳じゃないよ。

まつり「はむっ」

千切って足元を母さん達にバレないように繰り返す。

蜜柑「はむっ」

シュン「ガブッ!」

秋「っ!」

シュンに手を噛まれたのでとりあえず蹴っておく。

ごすっ

シュン「っ!」

この噛む⏩蹴るが最近の日常である。

母「はい。いつもありがとね、秋」

こと。とお皿を僕の前に置く母。

秋「ううん。ソーセージ有り難う」

母「沢山食べてね」

秋「うん!」

―――――――

秋ができたてのソーセージにかぶりついた時、机の下ではシュンが蹴られた脛を押さえながらうずくまっていた。

シュン「っ(泣)」

まつり「何回噛みつけば気がすむのよ」

シュン「100回!」

まつり「じゃあ後、94回噛みつかなくちゃね」

シュン(数えてたのか⁉)

――――――――――

その日の夜、秋が自室のベッドに横になろうとした時

妹「えほんよんで~」

と妹が入ってきた。

続いて弟も

弟「ぼくも~」

二人が小さな腕に抱えてきた本は…

『ふゆのおくりもの』

これは二人が大好きなシリーズの一つだ。

僕も何度も読んだことがある。

本を受け取り懐かしい思い出に浸り、眺めていると

妹「はやくはやく~」

秋「あ、ごめんね。じゃあ読むよ。今日はクリスマス。お父さんとお母さんと町へ買い物に出掛けました……」

3人でベッドに並んで座り、床にはシュン達が座って秋の語る物語を黙って聴いていた。



翌朝秋が起きると床で寝ているシュン達と、秋の両サイドで寝ている妹と弟がいましたとさ。

秋(え⁉僕いつ寝た⁉)



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