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30話 愛してる
しおりを挟む『ンンっ…違うっ…ひなたがっ…おっきいっ…からっ…///』
唇をかんで堪えてる陽向は
何とも言えないくらいにセクシーだった
そんな顔見てると堪らなくなって
気が付いたら…
腰…動いて、自分で気持ちいいを追ってた
『…動いて…欲しいの?』
少し黙っていると
もっと、奥まで突かれて…
ナカを掻きまわされる
中途半端な刺激が…耐えられない程に感じていて
『…動いてっ…///…もっと…』
お願いしてた…
『ちゃんと言えたね。ひさめさん♡』
にっこり笑ったかと思うと
急に表情を変えて
『俺…忘れないから!…氷雨…』
真剣な表情といつもよりも少し低くて、ずっしりとくる声
そして、俺の名前を呼び捨てにして
激しく動き出す陽向
陽向が動く度に、どんどん昇りつめて
ふたりで昇っていく感じが堪らなく愛おしい
好き…
って、何度も心の中で言った
念じる様に心の奥で言った
俺をぐっと抱き寄せたかと思うと
『…一緒に…イってーーー』
さらに、スピードを速めた
そして、ふたりで迎える絶頂
お互いのカラダなんてベトベトで
頭ん中はとろとろに溶けて
…なんだか分かんない涙でぐちゃぐちゃになった
それでも、
【これで最後】
だから、朝まで何度も重なって
繋がって
このままひとつになっちゃうんじゃないかって思う程に
ぴったりとくっついていた
このまま、朝が来なければいい…
そう思った
朝が来なければいいなんて、思ったことはなかった
早く朝になって、暗い夜が明ければいいっていつも思ってたのに…
今は、朝なんて来なければ…いい
本気でそう思ってる
このままずっと繋がっていたいから…
陽向と一緒に居たいから
何度もイかされて
意識が遠くなって
少しするとまたイかされて…
それを繰り返して
ほんとに俺が壊れてしまいそうなほど、俺を抱いた
俺の体力の限界が来て
明け方近くに
俺は意識を手放した…
何度も触れられて
流れ込んだ前世の映像はかなりの量だった
そして…
それが前世なのか…
今世なのか…
朦朧とする意識の中…
懐かしい大好きな優しい声が聞こえた
『…愛してる…』
『…あいしてる…』
『…アイシテル…』
『…今も…ずっと…愛してる…』
『これからも…変わることなく…愛してる』
『来世でも…また…君を…愛してしまうから…ずっと…愛してる』
……
……
そんな声に…
俺も…
『…愛してる…』
俺も…ずっと…愛してる…
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