千年恋物語~何度生まれ変わっても、また君に恋をする~【R18】

白夜

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52話  ゆっくり…深く…

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そっと、俺のパジャマの下に手が入ってくる。


それだけで、次の行為を期待している自分がいる。


 早く…

   早くっ…


 ---陽向…。


…なんて、呼べばいいんだろ?


今は陽向だから…やっぱり、陽向でいいか?


『…ひなた…』


名前を呼ぶと、返って来たのは…



『…愛してるよ。』


大好きな優しい声。


今も、昔も大好きっ…。好きが溢れ出す。


もう、好きが溢れてもいいんだ。


陽向の手が俺のカラダを愛おしそうに、撫でる。


触れられるだけで、こんなにも気持ちよくなる…

前に触れられてから、ずっとこの感覚を忘れられずに


何度ひとりで物足りなさを感じたことか…


器用な陽向の手にパジャマは脱がされて、気が付けば何一つ纏っていないカラダ


舐めまわすように熱い瞳で俺を見るから

なんだか恥ずかしくなるっ///

思わず体を丸める様に小さくなると


『見せて♡全部…全部見たいからっ!』


恥ずかしかったけど、その言葉には威力があって逆らう事なんてできず

ゆっくりとカラダを開いた


目が合って、にっこりとすると、陽向の視線はゆっくりと俺のカラダを犯し始める


熱いくらいの視線


陽向の視線が唇から、首筋に移って、肩のラインから胸の突起を凝視する


しばらく、胸の突起を見つめられて…

なんだかそれだけで感じてしまう


なおも視線はゆっくりと動いて、腹部から大きくなった俺のモノへと移った


見つめられるだけなのに


どんどん質量を増していくのがわかる


もう、その視線に酔ってしまいそうなくらいにくらくらしていると


ゴクンと陽向の喉が鳴った。


『…ひーくん…。そのカラダに、いつだって魅せられて…堕ちてしまう…。綺麗…。』


陽向の呼吸が上がっていくのがわかる


器用な指が俺のカラダに触れて、もう一度視線を辿る様につーっと唇から首筋、肩…胸…そして、下腹部へ降りていった。


そぉっと、先端に触れて
『こんなに大きくして。見られてるだけで感じちゃった?』


『っちっっちがうっ!!…』


『いつもの饒舌なひーくんはどうした?全然言い訳出来てないね。』

くすくすと色っぽい声で言う。


反り勃ったソレの根元から、ゆっくりとカタチをなぞる様に陽向の指が動いていく


陽向に触れられたところから、快感に支配されていく

何度も敏感な所を微妙に触れては、他の場所へ動いていく

強い刺激は与えられずに、甘い痺れだけを体中に残して触れる


焦らされて

頭ん中おかしくなりそうっ…


早く、もっと触れて

もっと、欲しいっ…


切実に願ってしまう、えっちなカラダ。

もっと快感が欲しいソレは、勃ち上がり快楽を求めてゆるゆると腰を動かす


もう頭の中は【触れて欲しい】しかなくて、右手は自分のモノへ伸びていた


けれど、その手は陽向によって阻止されて指を絡められてそのまま頭の上で、シーツに押し付けられた


自分で快楽を貪る事を許さないとでも言うように、唇を塞がれ手の自由を奪われた。

久しぶりの行為は激しいというよりも、官能的で確かめるような求めあうようなそんな行為。


ゆっくりと…ゆっくりと…

カラダを浸食していくような

深く、奥深くまで溶かしていくようなそんな行為をふたりで…



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