【R18】この恋止めて下さいっ!!

白夜

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6話 他の誰かを想っても

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『っ///…もうっ///…もう!挿入いれて下さいっ!!』


『あれ~俺の抜いてくれるんじゃなかった?笑』
くすくすといたずらっ子みたいな笑顔を見せる友也さん

この快感に溺れている俺は何も考えられなくて

『はぁっ///…俺のっ…中で、イっていいんでっ///…んあぁっ///』


もう言葉が出て来なくて…

とにかく…あなたが欲しいんですっ!

『そんなキレイな顔で見つめるのは…ズルいなぁ…』


俺をくるっとひっくり返して

手際よくゴムを着けて

ゆっくりと俺のナカに硬くなったモノを沈めていく


俺のナカを確かめる様にゆっくりと丁寧に…


『…んっ///…ほんとに初めて?』

大きな友也さんを根元まで咥え込んでしまった俺に意地悪な事を言う友也さん

焦らすように動かされて、声が零れてしまいそうになる。


『はいっ///…初めてっ…ですっ///…』

『ナカ…キツイけど…全部挿入はいちゃったよ♡』


『ンン♡…///…恥ずかしいっですっ///…』

『そういうところ♡…可愛い♡』

友也さんはいったいどんな顔で俺を可愛いと言っているのだろう?

本当に…俺を可愛いと…思っているのだろうか?


突然、友也さんの声のトーンが変わった


『ナカ…温かいっ…』

それはまるで愛しい人に語りかける様に優しくて切ない声だった。

ゆっくりと動き出す友也さん

次第にスピードを上げていく

俺の腰を大きな手が包み込むように掴んで、バックから俺を突く


何度も何度も俺に腰を打ちつけて

時々刹那に溺れてしまいそうな程切なく


『ンンっ///…ナカ…気持ちいいっ…///♡』

その切ない声に…振り向くと…


友也さんは目を瞑っていた

ここにはない誰かを想像するように…


きっと…俺じゃない誰かを抱いている


振り向かなければ良かったと後悔しても
その切ない顔の友也さんが頭から離れない


友也さんもまた切ない恋をしているのだと思った

声を押し殺した
声を出さなければ、友也さんは仁さんとシている妄想の中に居られる

俺じゃなく…友也さんが友也さんの本当の好きな人とシていると感じられるように


俺に出来るせめてもの配慮だった

『ンン…///……ンッ……ッン…///』

必死で声を我慢する

友也さんの動きはどんどん加速して

俺のナカをぐちゃぐちゃに掻きまわして
声を我慢するのがやっとだったっ///


そして…


『…っ///…じんっ…さんっ///…ハァハァ♡…』

友也さんは俺じゃない人の名前を呼んで
俺のナカで果てた…

ドクンっドクンっと大きく脈を打つ

その波に飲まれるように俺のナカもヒクヒクと痙攣する


それでもかまわない…

今、俺のナカにいるのは

まぎれもなく俺の好きな人で


友也さんが抱いているのは

まぎれもなく俺なのだから…



友也さんが俺じゃない誰かを想って俺を抱いていても…


俺は…平気な…フリが出来る!!

仁さんを想って俺を抱く友也さんに俺は抱かれる


誰かを想って俺を抱いてもかまわない

俺を抱いてくれればそれでもかまわない…と思ってた


あなたの愛しい人の代わりになれているなら…

誰かの代わりでも…

かまわないって思っていたのに…

この瞳からは冷たい涙が溢れてしまうのはなぜだろう…

後ろ向きに抱かれていて良かった…


友也さんに気が付かれないように涙をシーツに押し付けた

カラダは満たされても…


心が…寂しがっている


友也さんを好きだから…



…こんなに苦しい恋なら…

もう…止めたいっ…


それなのに…止められない恋



誰か…助けて…



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