8 / 78
神子
神子裏(4)
しおりを挟む
酒呑童子が緑の神地に来たときの話
もも「……」
すさび「……」
きりく「……」
あず「……鬼…」
酒呑童子「そうだ!俺は王子様だ!」
一「えーと新しい家族ですね」
もも「……そうですね…」
すさび「おう、よろしくな…」
きりく「よろしく…」
あず「よろしくね…」
酒呑童子「おう!よろしく頼もうぞ!」
一「家族とはいえ、第三の夫だけどね…」
もも「………」
すさび「また子供ができたのか?」
きりく「そうか無理やりやったのか……」
あず「まじで?!」
一「子供はいないぞ!すごく触ってくるけど…」
もも「?!やめなさい!」
酒呑童子「いいだろう?夫なのだから」
一「はいそこーバチバチしないー」
きりく「そうか、子供はいないのか」
あず「そうなんだ」
酒呑童子「ほら、おいで」
と一(いち)を手招き
仕方なく行く一(いち)
よいっと酒呑童子が一(いち)を膝に乗せて
もも「…!…なっ……くっ…」
と驚きと悲しみと嫉妬
一「案外大きいからスポッとハマるんだよなー」
すさび「ももから黒いものが出そうだぞ」
きりく「ほんとだ」
あず「出る出る…」
一「いいじゃないか、ももにもやって貰おうかな?」
酒呑童子「なっ、離さないぞ」
と一(いち)の事を抱きしめつつ
一「おいおい、また触るのか!?」
もも「……ならこうしましょう、一日に10回までと…」
一「多いな!?計20回か?!」
もも「これでてんちゃんはあと9回しか出来ません!」
酒呑童子「お前もてんちゃん呼びか!?」
一「お、てんちゃん呼びが増えたぞ」
すさび「てんちゃん…」
きりく「てーんちゃん…」
あず「てんちゃん…」
一「お、全員てんちゃん呼びに」
酒呑童子「やめろやめろ、てんちゃんは一(いち)だけの特権だ」
一「ね、てーんちゃん」
と角を触りつつ
もも「ぐは…」
血を吐きそうな勢い
すさび「おおう?!」
きりく「大丈夫か?」
あず「ももー死ぬなー!」
一「ももーおいでー」
と呼び酒呑童子の膝から降りる
もも「はい!!」
と行く
酒呑童子「あ、おい!」
と一(いち)がももの膝に乗る
もも「はっ!私もこれで9回に…」
一「もう何回でもいいよ!!!やって!!!」
もう投げやり
すさび「俺はできないなー」
きりく「俺は料理担当だからな…」
あず「僕は服担当だから」
酒呑童子「ほう、料理に服か、服は俺も着れられるか?」
あず「作ればあるよー作るー?」
酒呑童子「ああ、頼もうぞ」
一「あずもきりくも凄いんだぞー、服も上手いし料理も美味い、すさびは力持ちだからなー、ももはー、俺の補佐だから……優れてて優しいんだぞー、全員」
酒呑童子「ほう、そうか優れているんだな」
きりく「俺の料理は…」
酒呑童子「ああ、頼む」
きりく「そうか、わかった、毒入りだな」
酒呑童子「鬼には毒は効かないぞ」
きりく「なに!?」
一「ハッハッハ!」
もも「1本取られましたね、きりく」
きりく「くそ…」
すさび「ははは!」
あず「服はちゃんと大きいの作っておくねー」
一「そういえば俺、吸血鬼の国に招待されてたんだった」
もも「ほう、行ってみては?」
酒呑童子「なに……少し前にクーデターが起きた場所に行くのは危険では無いか?」
一「別にいいんじゃないか?何ならてーんちゃんも一緒に行く?」
酒呑童子「ああ、それなら行かせよう」
もも「なっ、私も!」
一「大丈夫だって!もも!鬼の王子様がついてくれてんだから!」
もも「ですが…!」
一「もしこれが、最期だとしても良いように言いたい事や、やりたい事、やろうぜ?」
とももに耳打ちし
もも「一(いち)…好きですよ…いつまでも、貴方がどこへ行こうがどこまでも愛し続けます…いつまでも…」
と耳打ちし
一「ああ、ありがとうな、俺も好きだよ」
酒呑童子「なんだそこ!夫婦で話し合って嫉妬するぞ」
きりく「そーだ、そーだ」
と便乗
すさび「俺は諦めたけどなまあ、嫉妬するなら、嫉妬しとけ」
あず「全く仲良しなんだから!」
一「はは、悪いな、てんちゃんじゃあ付き合ってもらうぜ」
と一(いち)と酒呑童子は吸血鬼の国に行くことになった
一(いち)達が帰ってきたそうだ
死体となって…
もも「主様…」
すさび「……」
きりく「主様…」
あず「主様…」
全員、悔しがりつつ
酒呑童子「………守れなかったそうだ…」
もも「やはり、こうなりましたか」
酒呑童子「悪いな、俺がついていながら」
もも「いえ、運んでいただきありがとうございます」
酒呑童子「いや、いいんだ、運ぶくらい」
もも「もう、吸血鬼の国には行けませんね」
酒呑童子「ああ、行かせるものか」
すさび「……元の場所に置いておこうぜ」
きりく「そうだな」
と前に死んだときの場所に運び
あず「あっちで元気でいるといいなー」
もも「そうですね…」
酒呑童子「あっち?」
もも「根の国(底の国)の事です」
酒呑童子「一(いち)はそこにいるのか?」
もも「ええ、そうですが、あるのは魂だけです」
酒呑童子「魂か…」
もも「変な気を起こさないでくださいよ?」
酒呑童子「………わかっている」
あず「さて服の準備しようかな!」
酒呑童子「服?」
あず「そう!主様の服!いつ帰ってきても良いように」
酒呑童子「そうか…」
もも「そうですね、任せましたよあず、私達は主様がお帰りになるのを待つのみです」
一方その頃
誰かが走って首相の部屋に押し入ったようだ
バンッと扉を開け
九泉「なんだ…九十九(つくも)?」
九十九「………死んだ…」
黄泉「誰が?」
九十九「………一(いち)だ…」
九泉「!、何故!?」
黄泉「!?、お母さんが…」
九十九「………死因は出血多量、腹を抉られた」
九泉「吸血鬼の国で殺られたんだろう…」
黄泉「………お母さん…」
九十九「………戦うおうとはしなかった…また…まただ…守れなかった…」
九泉「戦うおうとはしなかった…そうか…そういう…」
黄泉「九十九(つくも)が気に病むことじゃないよ!ね!………」
九十九「……黄泉…お前はそばで守らせてくれ…頼む…もう失いたくない…」
九泉「……(おやおやこれは…)」
黄泉「いいよ、守ってくださいな、付喪神様」
九泉「姉さん?そう軽々しく…まさか気づいてないのか?九十九(つくも)の気持ち」
黄泉「え?守らせてって話でしょ?」
九泉「九十九(つくも)すまん、こんな姉でもよろしく頼む…」
九十九「……ああ、頼まれた」
黄泉「え、ちょ勝手に話を…」
九泉「九十九(つくも)は姉さんに告白したんだ、わかるかい?」
黄泉「…え…まじ?」
九十九「………」
黄泉「ええ、っとね!九十九(つくも)!いいよ!もちろん!うん!いい!!」
と恥ずかしいのか早口に
九十九「そうか、よかった…」
九泉「…うんうん、よしよし、さて、それなら仕事手伝ってもらうぞ(早く帰ってきてくださいよ…母上…でなければ…父上は……きっと…)」
九十九「任せろ(どこまでも付いて行くぞ一(いち)、そして守ってみせる…黄泉)」
黄泉「……よしやるよー!(お母さん早く帰ってくるといいな)」
もも「……」
すさび「……」
きりく「……」
あず「……鬼…」
酒呑童子「そうだ!俺は王子様だ!」
一「えーと新しい家族ですね」
もも「……そうですね…」
すさび「おう、よろしくな…」
きりく「よろしく…」
あず「よろしくね…」
酒呑童子「おう!よろしく頼もうぞ!」
一「家族とはいえ、第三の夫だけどね…」
もも「………」
すさび「また子供ができたのか?」
きりく「そうか無理やりやったのか……」
あず「まじで?!」
一「子供はいないぞ!すごく触ってくるけど…」
もも「?!やめなさい!」
酒呑童子「いいだろう?夫なのだから」
一「はいそこーバチバチしないー」
きりく「そうか、子供はいないのか」
あず「そうなんだ」
酒呑童子「ほら、おいで」
と一(いち)を手招き
仕方なく行く一(いち)
よいっと酒呑童子が一(いち)を膝に乗せて
もも「…!…なっ……くっ…」
と驚きと悲しみと嫉妬
一「案外大きいからスポッとハマるんだよなー」
すさび「ももから黒いものが出そうだぞ」
きりく「ほんとだ」
あず「出る出る…」
一「いいじゃないか、ももにもやって貰おうかな?」
酒呑童子「なっ、離さないぞ」
と一(いち)の事を抱きしめつつ
一「おいおい、また触るのか!?」
もも「……ならこうしましょう、一日に10回までと…」
一「多いな!?計20回か?!」
もも「これでてんちゃんはあと9回しか出来ません!」
酒呑童子「お前もてんちゃん呼びか!?」
一「お、てんちゃん呼びが増えたぞ」
すさび「てんちゃん…」
きりく「てーんちゃん…」
あず「てんちゃん…」
一「お、全員てんちゃん呼びに」
酒呑童子「やめろやめろ、てんちゃんは一(いち)だけの特権だ」
一「ね、てーんちゃん」
と角を触りつつ
もも「ぐは…」
血を吐きそうな勢い
すさび「おおう?!」
きりく「大丈夫か?」
あず「ももー死ぬなー!」
一「ももーおいでー」
と呼び酒呑童子の膝から降りる
もも「はい!!」
と行く
酒呑童子「あ、おい!」
と一(いち)がももの膝に乗る
もも「はっ!私もこれで9回に…」
一「もう何回でもいいよ!!!やって!!!」
もう投げやり
すさび「俺はできないなー」
きりく「俺は料理担当だからな…」
あず「僕は服担当だから」
酒呑童子「ほう、料理に服か、服は俺も着れられるか?」
あず「作ればあるよー作るー?」
酒呑童子「ああ、頼もうぞ」
一「あずもきりくも凄いんだぞー、服も上手いし料理も美味い、すさびは力持ちだからなー、ももはー、俺の補佐だから……優れてて優しいんだぞー、全員」
酒呑童子「ほう、そうか優れているんだな」
きりく「俺の料理は…」
酒呑童子「ああ、頼む」
きりく「そうか、わかった、毒入りだな」
酒呑童子「鬼には毒は効かないぞ」
きりく「なに!?」
一「ハッハッハ!」
もも「1本取られましたね、きりく」
きりく「くそ…」
すさび「ははは!」
あず「服はちゃんと大きいの作っておくねー」
一「そういえば俺、吸血鬼の国に招待されてたんだった」
もも「ほう、行ってみては?」
酒呑童子「なに……少し前にクーデターが起きた場所に行くのは危険では無いか?」
一「別にいいんじゃないか?何ならてーんちゃんも一緒に行く?」
酒呑童子「ああ、それなら行かせよう」
もも「なっ、私も!」
一「大丈夫だって!もも!鬼の王子様がついてくれてんだから!」
もも「ですが…!」
一「もしこれが、最期だとしても良いように言いたい事や、やりたい事、やろうぜ?」
とももに耳打ちし
もも「一(いち)…好きですよ…いつまでも、貴方がどこへ行こうがどこまでも愛し続けます…いつまでも…」
と耳打ちし
一「ああ、ありがとうな、俺も好きだよ」
酒呑童子「なんだそこ!夫婦で話し合って嫉妬するぞ」
きりく「そーだ、そーだ」
と便乗
すさび「俺は諦めたけどなまあ、嫉妬するなら、嫉妬しとけ」
あず「全く仲良しなんだから!」
一「はは、悪いな、てんちゃんじゃあ付き合ってもらうぜ」
と一(いち)と酒呑童子は吸血鬼の国に行くことになった
一(いち)達が帰ってきたそうだ
死体となって…
もも「主様…」
すさび「……」
きりく「主様…」
あず「主様…」
全員、悔しがりつつ
酒呑童子「………守れなかったそうだ…」
もも「やはり、こうなりましたか」
酒呑童子「悪いな、俺がついていながら」
もも「いえ、運んでいただきありがとうございます」
酒呑童子「いや、いいんだ、運ぶくらい」
もも「もう、吸血鬼の国には行けませんね」
酒呑童子「ああ、行かせるものか」
すさび「……元の場所に置いておこうぜ」
きりく「そうだな」
と前に死んだときの場所に運び
あず「あっちで元気でいるといいなー」
もも「そうですね…」
酒呑童子「あっち?」
もも「根の国(底の国)の事です」
酒呑童子「一(いち)はそこにいるのか?」
もも「ええ、そうですが、あるのは魂だけです」
酒呑童子「魂か…」
もも「変な気を起こさないでくださいよ?」
酒呑童子「………わかっている」
あず「さて服の準備しようかな!」
酒呑童子「服?」
あず「そう!主様の服!いつ帰ってきても良いように」
酒呑童子「そうか…」
もも「そうですね、任せましたよあず、私達は主様がお帰りになるのを待つのみです」
一方その頃
誰かが走って首相の部屋に押し入ったようだ
バンッと扉を開け
九泉「なんだ…九十九(つくも)?」
九十九「………死んだ…」
黄泉「誰が?」
九十九「………一(いち)だ…」
九泉「!、何故!?」
黄泉「!?、お母さんが…」
九十九「………死因は出血多量、腹を抉られた」
九泉「吸血鬼の国で殺られたんだろう…」
黄泉「………お母さん…」
九十九「………戦うおうとはしなかった…また…まただ…守れなかった…」
九泉「戦うおうとはしなかった…そうか…そういう…」
黄泉「九十九(つくも)が気に病むことじゃないよ!ね!………」
九十九「……黄泉…お前はそばで守らせてくれ…頼む…もう失いたくない…」
九泉「……(おやおやこれは…)」
黄泉「いいよ、守ってくださいな、付喪神様」
九泉「姉さん?そう軽々しく…まさか気づいてないのか?九十九(つくも)の気持ち」
黄泉「え?守らせてって話でしょ?」
九泉「九十九(つくも)すまん、こんな姉でもよろしく頼む…」
九十九「……ああ、頼まれた」
黄泉「え、ちょ勝手に話を…」
九泉「九十九(つくも)は姉さんに告白したんだ、わかるかい?」
黄泉「…え…まじ?」
九十九「………」
黄泉「ええ、っとね!九十九(つくも)!いいよ!もちろん!うん!いい!!」
と恥ずかしいのか早口に
九十九「そうか、よかった…」
九泉「…うんうん、よしよし、さて、それなら仕事手伝ってもらうぞ(早く帰ってきてくださいよ…母上…でなければ…父上は……きっと…)」
九十九「任せろ(どこまでも付いて行くぞ一(いち)、そして守ってみせる…黄泉)」
黄泉「……よしやるよー!(お母さん早く帰ってくるといいな)」
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる