9 / 78
神子
神子過去編1
しおりを挟む
神子(過去編)
〈今から21年前〉
どうやら緑の神地に誰かが来たようだ
ヒスイ「なんだ急にっておい、お前その腹…」
と来たのはどうやら吸血鬼最強の王、アリアケの様だ
アリアケは腹に穴が空きながらも女の子の赤子を抱えている
アリアケ「悪いがこの子を頼むぞヒスイ」
といい赤子をヒスイに渡しどこかに霧になって消えてしまう
ヒスイ「たくっ…逃げ足の速い奴め、と、どうしたものか…人の子…ましてや吸血鬼の子など育てたこと無いぞ…」
と赤子を抱えつつ
そこから8年が経ち
「ヒスイー今度は何の勉強だー」
と8年経ち成長した子供
ヒスイ「んー漢字と言葉だなー」
「漢字は草からだろー、言葉はーヒスイからだー!」
ヒスイの勉強方法は草や木々をたくさん使う勉強方法たとえば木に「あ」と文字を草で描きそれを「あ」だと言い聞かせる勉強方法
言葉はヒスイが直で教えているようだ
ヒスイ「ああ、そうだ8年も経ったんだこれくらいは出来なきゃな、じゃあこれはなんて読む」
「緑」と草で描き
「みどりー」
ヒスイ「じゃあこれは?」
「縁」と草で描き
「なんだーこの漢字!」
ヒスイ「えん、えにしと読む」
「えん」、「えにし」と草で描き
「えんと、えにしかー、そうかー、なあ、ヒスイー遊んできていいかー?」
ヒスイ「いいがー、あまり遠くに行くなよ」
「はーい」
と子供はどうやら遊びに行くようです
「わーもう見慣れた風景だなー、ここもー、もっとこっち行ってみよー」
と、どうやらもっと奥に行くようです
「わーここ見てないのいっぱ…い、何だあっち家があるー、行ってみよっかなー?」
と、どうやら行きたいようですが「あまり遠くに行くなよ」と言われたので行かないことにしました
すると
トンッと誰かに押され、子供は家の方に転がっていきます
「うわー」
転がり終わりました
そこは中…人ノ国でした
そして日光が照っています
「痛かったー、?!お家沢山…!」
と興奮気味です
村人「おい今このガキ、神地から出てきたぞ!」
村人「捕まえろ」
「あれ…頭が痛い、熱い熱い、痛い痛い………………」
と気を失ってしまいます
気が付くとそこは
暗い部屋です
子供はベットに寝かされていました
「!」
1人、人がやって来ます
白衣を着た銀髪の青年です
「やあ、起きたんだね」
「誰だーお前」
瑠璃先生「僕?僕は瑠璃(るり)、先生と呼んでおくれよ」
「ぼく?るり?せんせい?」
瑠璃先生「そう、先生」
「漢字は?」
瑠璃先生「こう、書くよ」
と紙に「僕」、「瑠璃」、「先生」と書く
「へー難しいなー」
瑠璃先生「特に僕の名前なんか難しいよね、わかる!」
「なまえ?」
瑠璃先生「君…名前無いの?」
と紙に「名前」漢字を書く
「へー、ない!」
瑠璃先生「そっかー、無いのか」
「うん、ないー!」
瑠璃先生「じゃあ僕といる間に決めようね」
「うんー!」
瑠璃先生「さて君には、ある色々な実験に協力してもらうよ」
「じっけん?」
瑠璃先生「そう、例えば身体を切ったり」と紙に「実験」と書く
「へー、うん、いいよ!」
瑠璃先生「あれ案外飲み込みがいいね、あとはーそうだなー、君の知識を上げようか」
「知識…勉強だなー!」
瑠璃先生「そうそう、勉強!さて実験をしようか」
とメス(ナイフ)を出し
「おー!」
瑠璃先生「じゃあいくよー!」
とメス(ナイフ)でお腹を切られる
「痛たた…」
瑠璃先生「少し我慢してね、すぐ治してあげるから」
といい腹を切ったあと瑠璃先生は子供の切った腹に手を置き傷を治した
「え、?!痛くないー!」
瑠璃先生「これが僕の力、何でも治す力だよ」
「なにそれーすげー」
瑠璃先生「君…神子って知らない?」
「かみこー?知らないー」
瑠璃先生「そっか神地には神子は浸透していないのかな?」
と紙に「神子」と書き
「あ、この字見た事あるぞ!」
瑠璃先生「お、てことは浸透してるな、神子っていうのはとにかく超人さ」
「ちょうじん!?」
瑠璃先生「ほらさっき僕が君を治したみたいなことができる人達の事」
と紙に「超人」と書き
「おお、凄そうー!」
瑠璃先生「凄いんだぞー、まあ、まだそんなにいないんだけどね」
「少ないのかー!」
瑠璃先生「そうそう、少ないの」
と実験をされたり、勉強をしたりと色々な事をやった
と3年が経ち
瑠璃先生「珍しいね君、僕が興味を失わないなんて」
「興味?他の奴らは失うのか?」
瑠璃先生「うん、すぐにね、そうだなー、君の名前決めたよ」
「おー、何だ?」
瑠璃先生「1番興味が失せないから、一(いち)」
一「一(いち)かー!いいな!」
瑠璃先生「じゃあ一(いち)、そろそろ君も痛みに慣れてきたかな?」
一「ああ、痛いの慣れたぞ」
瑠璃先生「そっかよかった、ならそのご褒美にこれとこれをあげよう」
と鈴がついた真っ白い刀と青い傘を一(いち)にあげる
一「うわ、何だこれ」
ともらう
瑠璃先生「白いのは刀っていう武器、青いのは君を日光から守る傘」
一「刀…!綺麗だ!傘も綺麗だ!ありがとう、先生!」
と喜び
瑠璃先生「喜んでくれたなら何より」
と守り刀と傘と名前を貰った一(いち)
そしてここ(政府の研究所)に来て4年が経ったある日
知らない人が部屋に入ってきた
一「誰だ」
「お前にはこれから生贄になってもらう」
とその者が一(いち)に毒の入った注射を刺し
一「先生…瑠璃先生は?」
「瑠璃教授は外に出ている」
と毒入り注射を抜く
一「外…生贄かそうかわかった」
と承諾し、その者に連れて行かれる
〈ああ、もちろん一(いち)は守り刀と傘は持っているよ〉
連れて行かれた場所は屋敷の様だ
一「ここは…屋敷?神地にもあったな…」
ガサゴソと何かが動く
「痛い…痛い…」
と男の声がする
その方にいってみると桃銀の綺麗な髪をした青年がいた
一「大丈夫?」
「あなたは…?」
一「見せてみ」
とその青年の右手を噛み傷を癒やす
「!、あなたは神子?」
一「ううん、俺人間」
「そうですか………決めましたあなたに着いていきます」
一「おー、仲間になるんだな、友達!友達!お前名前は?」
「私に名前はありません…主様(ぬしさま)」
一「名前無いのか、前の俺と一緒だな!じゃあー、お前はももだ!お前の名前はもも!」
もも「もも、わかりました、主様(ぬしさま)」
一「主様(ぬしさま)じゃなくて!俺は一(いち)な!」
もも「一(いち)…はい…わかりました、では主様(ぬしさま)ここにはあと三人程人がいて怪我をしています、助けてください」
一「わかった、助ける」
と他の三人を探しに行くと
そこには黒髪に少し白髪の少年がいた
「くそ、何で治らねえんだ」
一「治してあげるよ」
とその少年の右腕を噛み
「治った…なんだお前」
一「俺は一(いち)こいつ、ももの主様(ぬしさま)らしい、お前さん名前は?」
「名前?あるわけ無いだろう…ここの奴らは皆そうだ」
一「名前無いのか、ならなー、うーん、すさび!お前さんはすさびだ!」
すさび「すさび…わかった俺はすさびだな、俺もお前についていく」
一「おう、来い来いさて次は」
探しに行くとにそこには金髪に青髪の青年が
「治らない…痛い…」
一「治してやるよ」
と左腕を噛み傷を治した
「!」
一「お前も名前ないんだろならつけてやる、そうだなーきりく!お前はきりくだ!」
きりく「よく名前がないってわかったな、そうか、きりくかわかった…俺…も…ついていく」
さてラスト一人です
探し回ります
そこには緑髪に橙色の髪をした青年が
「痛い、痛いよ…」
一「治してやる!」
と脚を噛み傷を癒す
「ありがとう!治った!」
一「よし!お前の名前はあず!あずだ!」
あず「うん!ありがとう、名前つけてくれて、僕も君達と行くよ」
一「これで全員だな!なら外に行こう!」
もも「外?」
一「神地だ俺が住んでた場所に帰ろう!お前たちは家族だ!」
すさび「家族か…」
きりく「いいな…」
あず「いい響きだね」
もも「裏口が開いています、行きましょう」
一同「うん、ああ」
と外に出てすぐ近くに神地がありました
そこを目指して皆走ります
神地に着きました
一「着いた…」
もも「やりましたね、主様(ぬしさま)」
すさび「やったな、主様(ぬしさま)」
きりく「よかったな、主様(ぬしさま)」
あず「やったね!主様(ぬしさま)!」
一「みんな主様(ぬしさま)って…まあ、いいか、さて、かえーろ」
緑の神地の中を歩きます
と木々がざわめき始めます
すると何処かの木からヒスイが出てきます
ヒスイ「心配したぞ!どこに行って…って誰だそいつらは」
一「ヒスイー!久しぶりー!!この人達私の家族!」
ヒスイ「がぞ、家族!?」
もも「はい、主様(ぬしさま)に仕える者共です」
ヒスイ「何があったんだ…」
一「えっとねあ、私名前決まったんだ!一(いち)って言うの!」
ヒスイ「誰が名前をつけ…………何があったんだ!!」
事情を説明する
ヒスイ「そんな事が…神子…か…」
一「知ってるの?」
ヒスイ「神になり損ねた存在だ」
一「へー神ねえ、ヒスイも神でしょ?」
ヒスイ「俺は…神て言ったら神なんだが…」
もも「不安定なんですね」
ヒスイ「まあ…そうだな、俺の本体は刀だからな」
一「え、そうなの?!」
ヒスイ「ああ、ここの地に刀が刺さって出来たのが緑の神地だ、他の土地もそうだぞ」
一「へー、なあ、お前たち契りを結ばないか?」
もも「主様(ぬしさま)が言うのであれば、仰せのままに…」
すさび「いいぜ、内容は?」
一「主従関係?ってやつ!」
きりく「いいぞ、やろう」
あず「いいよー、やろー」
一「なら全員私の血を飲め!」
と守り刀で少し自分の手を切り血を出す
あず「僕からー!」
と血を一滴飲む
きりく「俺も」
と血を一滴飲む
すさび「次は俺な」
と血を一滴飲む
もも「では最後に…」
と血を一滴飲む
すると一(いち)とももに赤子の風景が流れ込んでくる
一「よし!契り終わり!」
と自分の手を噛み傷を治す
ヒスイ「その力は神子の力だ、一(いち)」
一「なら俺神子なんじゃん!」
ヒスイ「人として育てたがまさか神子だとは…」
一「……そうだ!お前ら旅に出てきたらどうだ?」
もも「私はあなたのお側に…」
すさび「じゃあ俺達はいくかー」
きりく「ああ、行ってくる」
あず「僕も行くー」
と旅立つ
〈後にすさびは刀鍛冶、きりくは食事処、あずは呉服屋に世話になる事になる〉
一「はあ…」
と屋敷の近くの大木にもたれ掛かる
もも「どうされました?」
ヒスイ「どうし…そういう事か」
もも「どういう事です?」
一「ヒスイー、ももをもも達を頼んだぞー…」
と目を閉じ、毒が身体全体に回り動けず話せなくなるそして、死ぬ
ヒスイ「ああ、任された」
もも「どういう事か…説明しください…」
ヒスイ「人ノ国で毒でも盛られたんだろう…………くそが…」
もも「毒?!そんなでは主様(ぬしさま)は…」
ヒスイ「いい寝顔だよ…全く…」
もも「……………私は政府を許しません」
ヒスイ「………俺も同感だ…」
〈これは一(いち)が死んでから10年後の話です
そしてあの3人(すさび、きりく、あず)が帰ってきた時の話です〉
もも「おかえりなさい、みんな」
ヒスイ「おかえり」
すさび「おう!ただいま、主様(ぬしさま)は元気かー?」
きりく「ただいま…主様(ぬしさま)は?」
あず「たっだいまー!あれ、主様(ぬしさま)いないねー?」
もも「……主様(ぬしさま)はお亡くなりになりましたよ…10年前に…」
すさび「は?!何で死んでんだよ!」
きりく「そうだ、しかも俺たちが旅に出た時だろ…」
あず「なんで…」
ヒスイ「人ノ国で毒を盛られたんだ」
瑠璃先生「え!?それほんと!?」
一同「誰!?」
瑠璃先生「まさか、政府がそんなに用心深いとは…くそが…なんで殺すんだ、くそ…」
俯き独り言を話している
もも「あの…ヒスイ何故この人をここ(緑の神地)に入れたんです?」
ヒスイ「お前たちと似た感じがしたからだ…」
瑠璃先生「そうだ…何故死ななきゃならなかったんだ?一(いち)…」
もも「!、主様(ぬしさま)を知ってるんですね」
瑠璃先生「ああ、一(いち)のことだろ?」
すさび「ああ、そうだ」
瑠璃先生「だって僕が名付けたんだし…それに……ああ!!くそ…政府め…あとで覚えとけよ…!」
きりく「落ち着け、俺も怒りが残っているが…」
あず「そうだよ、僕も怒ってるけど我慢して!そして誰!」
瑠璃先生「ああ!!……もう!!ごめんね!!僕は君達4人を作った博士、瑠璃(るり)先生だよ」
もも「あなたには私達と似た感じがします」
瑠璃先生「そりゃそうだよ、僕の血で作ったんだから君達は」
すさび「そりゃ…つまり、俺達は人間じゃないって事か」
瑠璃先生「……そうだね、人間じゃないよ、君達は僕に作られた存在、だけど、君達、逃げてくれたからね、失敗作として作られたんだ」
〈屋敷の裏口が開いていたのはこの人のおかけだ〉
一同「……」
もも「そうですか…」
瑠璃先生「一(いち)に会わせてもらってもいいかな?そろそろ帰らなくちゃいけなくてね…」
ヒスイ「いいぞ、こっちだ」
と連れて行く
瑠璃先生「あれ?腐ってないんだね、そうだ、少し守り刀を貸してもらってっと、よし返す、
ああ、もし一(いち)が生き返ったらこれ着せてね」
と白い服白い頭巾をヒスイに渡し、そして守り刀から何かを取ったようだ
ヒスイ「生き返る…か…まあ…わかった」
と受け取る
もも「ええ、腐ってないんですよ」
瑠璃先生「……綺麗だ……さて帰るかな」
あず「え、もう!?」
瑠璃先生「だって僕忙しいし、また来るよ、きっと、一応君達の親だし」
きりく「ああ、来てくれ、主様(ぬしさま)に会いに来てくれ」
すさび「そうだな、会ってやってくれ」
もも「ではまた会いましょう」
と瑠璃先生は帰っていく
ヒスイ「なんか情緒不安定だったな…」
もも「怒っていたからなんでしょうね…」
すさび「仕方ないだろあの感じじゃあ…」
きりく「ああ、あの人も主様(ぬしさま)の事が…」
あず「好きなんだよね、きっと…」
〈そしてここから10年この4人はヒスイに剣を教えられることとなる、もうももは教わってるけどね〉
〈一(いち)は死にました、ですが…〉
「おい、起きろ、人間」
と寝ている一(いち)を蹴りつつ
一「………う、なんだよ…」
と起き上がる
「やっと起きたか、人間」
一「……誰だよおじさん…」
スサノオ「俺はスサノオノミコト、スサノオでいいぞ」
一「スサノオ、ここはどこだ」
スサノオ「ここは根の国又は底の国と言う、本当は死者は黄泉の国に行くんだがな…」
一「ふーん、にしても日光に当たっても痛くないな」
スサノオ「底の国だからじゃないか?で、お前はどっちだ、人間」
一「どっちって何が?」
スサノオ「神になるか、そのまま死んで転生を待つか」
一「神に?」
スサノオ「神子は死んだら神になる権利が与えられる」
一「神になんかなら無い、俺には過ごしたい日々がある」
スサノオ「ほう、神になる権利を捨てるか、面白い、自分が息を吹き返すかもしれないと踏むか」
一「いや、俺は死んだ、息を吹き返すとは限らない」
スサノオ「なら何故神を拒む」
一「そりゃあ、人間でいたいからさ」
スサノオ「ははは!面白い!なら人間、俺が鍛えてやる」
一「!、いいのか」
スサノオ「ああ、お前のその過ごしたい日々とやらを守る為に鍛えてやる、さあ、構えろ」
と刀を構える
一「じゃあスサノオ!お前の事は師匠って呼ぶな!」
と守り刀を構える
スサノオ「師匠か、いいぞ、呼べ呼べ!」
と戦闘を開始する
数分後
スサノオ「なかなかじゃないか」
一「サンキュー、いやー先生との戦闘訓練が役に立つとは…」
スサノオ「先生?」
一「先生、時代の先端を行く人だよ」
スサノオ「ほう、面白そうなやつだな」
一「今度地上に出たら会ってみるといいさ」
スサノオ「出来たらな、そうだお前息を吹き返したらヒノカグツチノカミとかに会って神契(かみちぎり)でもしてこい」
一「ヒノカグツチノカミ…たしかイザナギに首を切られたって言う…」
スサノオ「いや、首は切られてない、腕を少し切って別の神を生ませられたんだ」
一「古事記とは少し違うな!」
スサノオ「伝わってる話とは少し違うようだな」
一「わかった、もし息を吹き返したらそいつに会ってみるよ」
スサノオ「ああ、俺の代わりに頼んだ」
一「で神契(かみちぎり)ってなんだ」
スサノオ「神契(かみちぎり)ってのは神と契約する事で命と引き換えにその神から力を貸して貰える」
一「へー、なんか凄そうだな」
スサノオ「まあ、凄いちゃあ凄いな」
一「命と引き換えにねえ…」
スサノオ「別にお前を殺そうとしてるわけじゃないぞ」
一「お前、お前って俺は一(いち)って言うんだ、息を吹き返してくれればいいんだけどなあ…」
スサノオ「そうか一(いち)か、息を吹き返してくれるといいなー…そうそう神契(かみちぎり)は輪廻の契り、死んでも継続される契りだ」
一「へー、輪廻のねえ、やっぱ凄いわ」
スサノオ「神契(かみちぎり)は凄い、何せ契りの証に神が生まれるからな」
一「うわー何それ凄」
と神契(かみちぎり)の話などをし
そして戦いの基本を学びその応用も教えてもらった一(いち)
〈底の国に来てから1年が経ち〉
スサノオ「もうそろそろお前が来て1年か」
一「よくわかるな、俺日付なんてここ書いてないから分からないぞ」
スサノオ「まあ、ここには元々俺しかいなかったからな、自然に日付が分かるようになった」
一「さすが神様、何でもわかるんだな」
スサノオ「まあな」
一「まじで…何でもわかるのか……」
スサノオ「いや、言葉のあやだ」
一「そうかい、そういえば俺の身体が透けてきて光ってる件については何か知らない?」
スサノオ「さあ、わからん、だがもしかしたら息を吹き返したのかもしれないな」
一「まじで?!やった!でも師匠と離れるのかー少し寂しいな」
スサノオ「俺もまた一人になるのは少し寂しいな」
一「じゃあまた来るか?」
スサノオ「もう来るな!!死ぬなよ!」
一「はーい…」
スサノオ「もう身体が消えるな…元気でな一(いち)」
一「おう!師匠ーもなー!」
と一(いち)の身体が光り、消えていきました
一(いち)が目を覚ますとそこは緑の神地の屋敷の近くの大木の所だった
〈つまり、一(いち)が死んだ場所だね〉
一「……本当に生き返るとは…ん?これは刀か?」
と目の前に置かれていた2振りの刀(真っ白い守り刀の太刀と深い青色をした太刀)を取ってさすと傘を持ち
ヒスイ「!一(いち)生き返った…のか…?」
一「よお、ヒスイ生き返ったみたいだな、そうだ…ヒスイ!神契(かみちぎり)をしてくれ!」
ヒスイ「いいが…なんで神契の事を…」
と一(いち)の腕を噛み契りを結ぶ
一「スサノオノミコトから教えてもらったんだ、よし、ありがとうな、これでお前も家族だ!」
と、どうやら新たな神が出来た様だ
ヒスイ「新たな神が出来た様だな」
ミドリ「私、ミドリです!」
と髪も緑の子供の神が出来た
ヒスイ「いかにもって感じなの出来たぞ…」
ミドリ「いかにもってなんですか!ミドリは緑の神地の神です!」
一「よーしよしよし、良い子だ、じゃあそんな良い子にはお願い事しちゃおっかなー」
とミドリの頭を撫で
ミドリ「わーい、お、お、お願い事はなんですかー?」
一「ミドリちゃん、ヒスイ達の事よろしくね」
ミドリ「任されましたー!」
ヒスイ「おいおい、おま、一(いち)ここをまた離れる気か?」
一「ああ、少し遠出になりそうだなあ、ヒスイ、炎の神地はどこだ?」
ヒスイ「炎の神地は……って何で行くんだ、まさか、神契しにいくのか?!あそこに!?」
一「ああ、スサノオに頼まれてなまあ、とにかく場所教えてくれよ」
ヒスイ「………2時の方向をまっすぐ行くとすぐに炎の神地だ…そうだこれを着てけ」
と白い服白い頭巾を渡される
一「ありがとう!じゃあいってくるわ!ミドリーみんなを任せたよー」
と白い服を着て白い頭巾をかぶり2時の方向に進む
ミドリ「はーい」
〈この後ミドリは木々や草と同化しみんなを身守る役割を務めることとなり話す機会が無くなる、もちろん、同化は解ける〉
〈今から21年前〉
どうやら緑の神地に誰かが来たようだ
ヒスイ「なんだ急にっておい、お前その腹…」
と来たのはどうやら吸血鬼最強の王、アリアケの様だ
アリアケは腹に穴が空きながらも女の子の赤子を抱えている
アリアケ「悪いがこの子を頼むぞヒスイ」
といい赤子をヒスイに渡しどこかに霧になって消えてしまう
ヒスイ「たくっ…逃げ足の速い奴め、と、どうしたものか…人の子…ましてや吸血鬼の子など育てたこと無いぞ…」
と赤子を抱えつつ
そこから8年が経ち
「ヒスイー今度は何の勉強だー」
と8年経ち成長した子供
ヒスイ「んー漢字と言葉だなー」
「漢字は草からだろー、言葉はーヒスイからだー!」
ヒスイの勉強方法は草や木々をたくさん使う勉強方法たとえば木に「あ」と文字を草で描きそれを「あ」だと言い聞かせる勉強方法
言葉はヒスイが直で教えているようだ
ヒスイ「ああ、そうだ8年も経ったんだこれくらいは出来なきゃな、じゃあこれはなんて読む」
「緑」と草で描き
「みどりー」
ヒスイ「じゃあこれは?」
「縁」と草で描き
「なんだーこの漢字!」
ヒスイ「えん、えにしと読む」
「えん」、「えにし」と草で描き
「えんと、えにしかー、そうかー、なあ、ヒスイー遊んできていいかー?」
ヒスイ「いいがー、あまり遠くに行くなよ」
「はーい」
と子供はどうやら遊びに行くようです
「わーもう見慣れた風景だなー、ここもー、もっとこっち行ってみよー」
と、どうやらもっと奥に行くようです
「わーここ見てないのいっぱ…い、何だあっち家があるー、行ってみよっかなー?」
と、どうやら行きたいようですが「あまり遠くに行くなよ」と言われたので行かないことにしました
すると
トンッと誰かに押され、子供は家の方に転がっていきます
「うわー」
転がり終わりました
そこは中…人ノ国でした
そして日光が照っています
「痛かったー、?!お家沢山…!」
と興奮気味です
村人「おい今このガキ、神地から出てきたぞ!」
村人「捕まえろ」
「あれ…頭が痛い、熱い熱い、痛い痛い………………」
と気を失ってしまいます
気が付くとそこは
暗い部屋です
子供はベットに寝かされていました
「!」
1人、人がやって来ます
白衣を着た銀髪の青年です
「やあ、起きたんだね」
「誰だーお前」
瑠璃先生「僕?僕は瑠璃(るり)、先生と呼んでおくれよ」
「ぼく?るり?せんせい?」
瑠璃先生「そう、先生」
「漢字は?」
瑠璃先生「こう、書くよ」
と紙に「僕」、「瑠璃」、「先生」と書く
「へー難しいなー」
瑠璃先生「特に僕の名前なんか難しいよね、わかる!」
「なまえ?」
瑠璃先生「君…名前無いの?」
と紙に「名前」漢字を書く
「へー、ない!」
瑠璃先生「そっかー、無いのか」
「うん、ないー!」
瑠璃先生「じゃあ僕といる間に決めようね」
「うんー!」
瑠璃先生「さて君には、ある色々な実験に協力してもらうよ」
「じっけん?」
瑠璃先生「そう、例えば身体を切ったり」と紙に「実験」と書く
「へー、うん、いいよ!」
瑠璃先生「あれ案外飲み込みがいいね、あとはーそうだなー、君の知識を上げようか」
「知識…勉強だなー!」
瑠璃先生「そうそう、勉強!さて実験をしようか」
とメス(ナイフ)を出し
「おー!」
瑠璃先生「じゃあいくよー!」
とメス(ナイフ)でお腹を切られる
「痛たた…」
瑠璃先生「少し我慢してね、すぐ治してあげるから」
といい腹を切ったあと瑠璃先生は子供の切った腹に手を置き傷を治した
「え、?!痛くないー!」
瑠璃先生「これが僕の力、何でも治す力だよ」
「なにそれーすげー」
瑠璃先生「君…神子って知らない?」
「かみこー?知らないー」
瑠璃先生「そっか神地には神子は浸透していないのかな?」
と紙に「神子」と書き
「あ、この字見た事あるぞ!」
瑠璃先生「お、てことは浸透してるな、神子っていうのはとにかく超人さ」
「ちょうじん!?」
瑠璃先生「ほらさっき僕が君を治したみたいなことができる人達の事」
と紙に「超人」と書き
「おお、凄そうー!」
瑠璃先生「凄いんだぞー、まあ、まだそんなにいないんだけどね」
「少ないのかー!」
瑠璃先生「そうそう、少ないの」
と実験をされたり、勉強をしたりと色々な事をやった
と3年が経ち
瑠璃先生「珍しいね君、僕が興味を失わないなんて」
「興味?他の奴らは失うのか?」
瑠璃先生「うん、すぐにね、そうだなー、君の名前決めたよ」
「おー、何だ?」
瑠璃先生「1番興味が失せないから、一(いち)」
一「一(いち)かー!いいな!」
瑠璃先生「じゃあ一(いち)、そろそろ君も痛みに慣れてきたかな?」
一「ああ、痛いの慣れたぞ」
瑠璃先生「そっかよかった、ならそのご褒美にこれとこれをあげよう」
と鈴がついた真っ白い刀と青い傘を一(いち)にあげる
一「うわ、何だこれ」
ともらう
瑠璃先生「白いのは刀っていう武器、青いのは君を日光から守る傘」
一「刀…!綺麗だ!傘も綺麗だ!ありがとう、先生!」
と喜び
瑠璃先生「喜んでくれたなら何より」
と守り刀と傘と名前を貰った一(いち)
そしてここ(政府の研究所)に来て4年が経ったある日
知らない人が部屋に入ってきた
一「誰だ」
「お前にはこれから生贄になってもらう」
とその者が一(いち)に毒の入った注射を刺し
一「先生…瑠璃先生は?」
「瑠璃教授は外に出ている」
と毒入り注射を抜く
一「外…生贄かそうかわかった」
と承諾し、その者に連れて行かれる
〈ああ、もちろん一(いち)は守り刀と傘は持っているよ〉
連れて行かれた場所は屋敷の様だ
一「ここは…屋敷?神地にもあったな…」
ガサゴソと何かが動く
「痛い…痛い…」
と男の声がする
その方にいってみると桃銀の綺麗な髪をした青年がいた
一「大丈夫?」
「あなたは…?」
一「見せてみ」
とその青年の右手を噛み傷を癒やす
「!、あなたは神子?」
一「ううん、俺人間」
「そうですか………決めましたあなたに着いていきます」
一「おー、仲間になるんだな、友達!友達!お前名前は?」
「私に名前はありません…主様(ぬしさま)」
一「名前無いのか、前の俺と一緒だな!じゃあー、お前はももだ!お前の名前はもも!」
もも「もも、わかりました、主様(ぬしさま)」
一「主様(ぬしさま)じゃなくて!俺は一(いち)な!」
もも「一(いち)…はい…わかりました、では主様(ぬしさま)ここにはあと三人程人がいて怪我をしています、助けてください」
一「わかった、助ける」
と他の三人を探しに行くと
そこには黒髪に少し白髪の少年がいた
「くそ、何で治らねえんだ」
一「治してあげるよ」
とその少年の右腕を噛み
「治った…なんだお前」
一「俺は一(いち)こいつ、ももの主様(ぬしさま)らしい、お前さん名前は?」
「名前?あるわけ無いだろう…ここの奴らは皆そうだ」
一「名前無いのか、ならなー、うーん、すさび!お前さんはすさびだ!」
すさび「すさび…わかった俺はすさびだな、俺もお前についていく」
一「おう、来い来いさて次は」
探しに行くとにそこには金髪に青髪の青年が
「治らない…痛い…」
一「治してやるよ」
と左腕を噛み傷を治した
「!」
一「お前も名前ないんだろならつけてやる、そうだなーきりく!お前はきりくだ!」
きりく「よく名前がないってわかったな、そうか、きりくかわかった…俺…も…ついていく」
さてラスト一人です
探し回ります
そこには緑髪に橙色の髪をした青年が
「痛い、痛いよ…」
一「治してやる!」
と脚を噛み傷を癒す
「ありがとう!治った!」
一「よし!お前の名前はあず!あずだ!」
あず「うん!ありがとう、名前つけてくれて、僕も君達と行くよ」
一「これで全員だな!なら外に行こう!」
もも「外?」
一「神地だ俺が住んでた場所に帰ろう!お前たちは家族だ!」
すさび「家族か…」
きりく「いいな…」
あず「いい響きだね」
もも「裏口が開いています、行きましょう」
一同「うん、ああ」
と外に出てすぐ近くに神地がありました
そこを目指して皆走ります
神地に着きました
一「着いた…」
もも「やりましたね、主様(ぬしさま)」
すさび「やったな、主様(ぬしさま)」
きりく「よかったな、主様(ぬしさま)」
あず「やったね!主様(ぬしさま)!」
一「みんな主様(ぬしさま)って…まあ、いいか、さて、かえーろ」
緑の神地の中を歩きます
と木々がざわめき始めます
すると何処かの木からヒスイが出てきます
ヒスイ「心配したぞ!どこに行って…って誰だそいつらは」
一「ヒスイー!久しぶりー!!この人達私の家族!」
ヒスイ「がぞ、家族!?」
もも「はい、主様(ぬしさま)に仕える者共です」
ヒスイ「何があったんだ…」
一「えっとねあ、私名前決まったんだ!一(いち)って言うの!」
ヒスイ「誰が名前をつけ…………何があったんだ!!」
事情を説明する
ヒスイ「そんな事が…神子…か…」
一「知ってるの?」
ヒスイ「神になり損ねた存在だ」
一「へー神ねえ、ヒスイも神でしょ?」
ヒスイ「俺は…神て言ったら神なんだが…」
もも「不安定なんですね」
ヒスイ「まあ…そうだな、俺の本体は刀だからな」
一「え、そうなの?!」
ヒスイ「ああ、ここの地に刀が刺さって出来たのが緑の神地だ、他の土地もそうだぞ」
一「へー、なあ、お前たち契りを結ばないか?」
もも「主様(ぬしさま)が言うのであれば、仰せのままに…」
すさび「いいぜ、内容は?」
一「主従関係?ってやつ!」
きりく「いいぞ、やろう」
あず「いいよー、やろー」
一「なら全員私の血を飲め!」
と守り刀で少し自分の手を切り血を出す
あず「僕からー!」
と血を一滴飲む
きりく「俺も」
と血を一滴飲む
すさび「次は俺な」
と血を一滴飲む
もも「では最後に…」
と血を一滴飲む
すると一(いち)とももに赤子の風景が流れ込んでくる
一「よし!契り終わり!」
と自分の手を噛み傷を治す
ヒスイ「その力は神子の力だ、一(いち)」
一「なら俺神子なんじゃん!」
ヒスイ「人として育てたがまさか神子だとは…」
一「……そうだ!お前ら旅に出てきたらどうだ?」
もも「私はあなたのお側に…」
すさび「じゃあ俺達はいくかー」
きりく「ああ、行ってくる」
あず「僕も行くー」
と旅立つ
〈後にすさびは刀鍛冶、きりくは食事処、あずは呉服屋に世話になる事になる〉
一「はあ…」
と屋敷の近くの大木にもたれ掛かる
もも「どうされました?」
ヒスイ「どうし…そういう事か」
もも「どういう事です?」
一「ヒスイー、ももをもも達を頼んだぞー…」
と目を閉じ、毒が身体全体に回り動けず話せなくなるそして、死ぬ
ヒスイ「ああ、任された」
もも「どういう事か…説明しください…」
ヒスイ「人ノ国で毒でも盛られたんだろう…………くそが…」
もも「毒?!そんなでは主様(ぬしさま)は…」
ヒスイ「いい寝顔だよ…全く…」
もも「……………私は政府を許しません」
ヒスイ「………俺も同感だ…」
〈これは一(いち)が死んでから10年後の話です
そしてあの3人(すさび、きりく、あず)が帰ってきた時の話です〉
もも「おかえりなさい、みんな」
ヒスイ「おかえり」
すさび「おう!ただいま、主様(ぬしさま)は元気かー?」
きりく「ただいま…主様(ぬしさま)は?」
あず「たっだいまー!あれ、主様(ぬしさま)いないねー?」
もも「……主様(ぬしさま)はお亡くなりになりましたよ…10年前に…」
すさび「は?!何で死んでんだよ!」
きりく「そうだ、しかも俺たちが旅に出た時だろ…」
あず「なんで…」
ヒスイ「人ノ国で毒を盛られたんだ」
瑠璃先生「え!?それほんと!?」
一同「誰!?」
瑠璃先生「まさか、政府がそんなに用心深いとは…くそが…なんで殺すんだ、くそ…」
俯き独り言を話している
もも「あの…ヒスイ何故この人をここ(緑の神地)に入れたんです?」
ヒスイ「お前たちと似た感じがしたからだ…」
瑠璃先生「そうだ…何故死ななきゃならなかったんだ?一(いち)…」
もも「!、主様(ぬしさま)を知ってるんですね」
瑠璃先生「ああ、一(いち)のことだろ?」
すさび「ああ、そうだ」
瑠璃先生「だって僕が名付けたんだし…それに……ああ!!くそ…政府め…あとで覚えとけよ…!」
きりく「落ち着け、俺も怒りが残っているが…」
あず「そうだよ、僕も怒ってるけど我慢して!そして誰!」
瑠璃先生「ああ!!……もう!!ごめんね!!僕は君達4人を作った博士、瑠璃(るり)先生だよ」
もも「あなたには私達と似た感じがします」
瑠璃先生「そりゃそうだよ、僕の血で作ったんだから君達は」
すさび「そりゃ…つまり、俺達は人間じゃないって事か」
瑠璃先生「……そうだね、人間じゃないよ、君達は僕に作られた存在、だけど、君達、逃げてくれたからね、失敗作として作られたんだ」
〈屋敷の裏口が開いていたのはこの人のおかけだ〉
一同「……」
もも「そうですか…」
瑠璃先生「一(いち)に会わせてもらってもいいかな?そろそろ帰らなくちゃいけなくてね…」
ヒスイ「いいぞ、こっちだ」
と連れて行く
瑠璃先生「あれ?腐ってないんだね、そうだ、少し守り刀を貸してもらってっと、よし返す、
ああ、もし一(いち)が生き返ったらこれ着せてね」
と白い服白い頭巾をヒスイに渡し、そして守り刀から何かを取ったようだ
ヒスイ「生き返る…か…まあ…わかった」
と受け取る
もも「ええ、腐ってないんですよ」
瑠璃先生「……綺麗だ……さて帰るかな」
あず「え、もう!?」
瑠璃先生「だって僕忙しいし、また来るよ、きっと、一応君達の親だし」
きりく「ああ、来てくれ、主様(ぬしさま)に会いに来てくれ」
すさび「そうだな、会ってやってくれ」
もも「ではまた会いましょう」
と瑠璃先生は帰っていく
ヒスイ「なんか情緒不安定だったな…」
もも「怒っていたからなんでしょうね…」
すさび「仕方ないだろあの感じじゃあ…」
きりく「ああ、あの人も主様(ぬしさま)の事が…」
あず「好きなんだよね、きっと…」
〈そしてここから10年この4人はヒスイに剣を教えられることとなる、もうももは教わってるけどね〉
〈一(いち)は死にました、ですが…〉
「おい、起きろ、人間」
と寝ている一(いち)を蹴りつつ
一「………う、なんだよ…」
と起き上がる
「やっと起きたか、人間」
一「……誰だよおじさん…」
スサノオ「俺はスサノオノミコト、スサノオでいいぞ」
一「スサノオ、ここはどこだ」
スサノオ「ここは根の国又は底の国と言う、本当は死者は黄泉の国に行くんだがな…」
一「ふーん、にしても日光に当たっても痛くないな」
スサノオ「底の国だからじゃないか?で、お前はどっちだ、人間」
一「どっちって何が?」
スサノオ「神になるか、そのまま死んで転生を待つか」
一「神に?」
スサノオ「神子は死んだら神になる権利が与えられる」
一「神になんかなら無い、俺には過ごしたい日々がある」
スサノオ「ほう、神になる権利を捨てるか、面白い、自分が息を吹き返すかもしれないと踏むか」
一「いや、俺は死んだ、息を吹き返すとは限らない」
スサノオ「なら何故神を拒む」
一「そりゃあ、人間でいたいからさ」
スサノオ「ははは!面白い!なら人間、俺が鍛えてやる」
一「!、いいのか」
スサノオ「ああ、お前のその過ごしたい日々とやらを守る為に鍛えてやる、さあ、構えろ」
と刀を構える
一「じゃあスサノオ!お前の事は師匠って呼ぶな!」
と守り刀を構える
スサノオ「師匠か、いいぞ、呼べ呼べ!」
と戦闘を開始する
数分後
スサノオ「なかなかじゃないか」
一「サンキュー、いやー先生との戦闘訓練が役に立つとは…」
スサノオ「先生?」
一「先生、時代の先端を行く人だよ」
スサノオ「ほう、面白そうなやつだな」
一「今度地上に出たら会ってみるといいさ」
スサノオ「出来たらな、そうだお前息を吹き返したらヒノカグツチノカミとかに会って神契(かみちぎり)でもしてこい」
一「ヒノカグツチノカミ…たしかイザナギに首を切られたって言う…」
スサノオ「いや、首は切られてない、腕を少し切って別の神を生ませられたんだ」
一「古事記とは少し違うな!」
スサノオ「伝わってる話とは少し違うようだな」
一「わかった、もし息を吹き返したらそいつに会ってみるよ」
スサノオ「ああ、俺の代わりに頼んだ」
一「で神契(かみちぎり)ってなんだ」
スサノオ「神契(かみちぎり)ってのは神と契約する事で命と引き換えにその神から力を貸して貰える」
一「へー、なんか凄そうだな」
スサノオ「まあ、凄いちゃあ凄いな」
一「命と引き換えにねえ…」
スサノオ「別にお前を殺そうとしてるわけじゃないぞ」
一「お前、お前って俺は一(いち)って言うんだ、息を吹き返してくれればいいんだけどなあ…」
スサノオ「そうか一(いち)か、息を吹き返してくれるといいなー…そうそう神契(かみちぎり)は輪廻の契り、死んでも継続される契りだ」
一「へー、輪廻のねえ、やっぱ凄いわ」
スサノオ「神契(かみちぎり)は凄い、何せ契りの証に神が生まれるからな」
一「うわー何それ凄」
と神契(かみちぎり)の話などをし
そして戦いの基本を学びその応用も教えてもらった一(いち)
〈底の国に来てから1年が経ち〉
スサノオ「もうそろそろお前が来て1年か」
一「よくわかるな、俺日付なんてここ書いてないから分からないぞ」
スサノオ「まあ、ここには元々俺しかいなかったからな、自然に日付が分かるようになった」
一「さすが神様、何でもわかるんだな」
スサノオ「まあな」
一「まじで…何でもわかるのか……」
スサノオ「いや、言葉のあやだ」
一「そうかい、そういえば俺の身体が透けてきて光ってる件については何か知らない?」
スサノオ「さあ、わからん、だがもしかしたら息を吹き返したのかもしれないな」
一「まじで?!やった!でも師匠と離れるのかー少し寂しいな」
スサノオ「俺もまた一人になるのは少し寂しいな」
一「じゃあまた来るか?」
スサノオ「もう来るな!!死ぬなよ!」
一「はーい…」
スサノオ「もう身体が消えるな…元気でな一(いち)」
一「おう!師匠ーもなー!」
と一(いち)の身体が光り、消えていきました
一(いち)が目を覚ますとそこは緑の神地の屋敷の近くの大木の所だった
〈つまり、一(いち)が死んだ場所だね〉
一「……本当に生き返るとは…ん?これは刀か?」
と目の前に置かれていた2振りの刀(真っ白い守り刀の太刀と深い青色をした太刀)を取ってさすと傘を持ち
ヒスイ「!一(いち)生き返った…のか…?」
一「よお、ヒスイ生き返ったみたいだな、そうだ…ヒスイ!神契(かみちぎり)をしてくれ!」
ヒスイ「いいが…なんで神契の事を…」
と一(いち)の腕を噛み契りを結ぶ
一「スサノオノミコトから教えてもらったんだ、よし、ありがとうな、これでお前も家族だ!」
と、どうやら新たな神が出来た様だ
ヒスイ「新たな神が出来た様だな」
ミドリ「私、ミドリです!」
と髪も緑の子供の神が出来た
ヒスイ「いかにもって感じなの出来たぞ…」
ミドリ「いかにもってなんですか!ミドリは緑の神地の神です!」
一「よーしよしよし、良い子だ、じゃあそんな良い子にはお願い事しちゃおっかなー」
とミドリの頭を撫で
ミドリ「わーい、お、お、お願い事はなんですかー?」
一「ミドリちゃん、ヒスイ達の事よろしくね」
ミドリ「任されましたー!」
ヒスイ「おいおい、おま、一(いち)ここをまた離れる気か?」
一「ああ、少し遠出になりそうだなあ、ヒスイ、炎の神地はどこだ?」
ヒスイ「炎の神地は……って何で行くんだ、まさか、神契しにいくのか?!あそこに!?」
一「ああ、スサノオに頼まれてなまあ、とにかく場所教えてくれよ」
ヒスイ「………2時の方向をまっすぐ行くとすぐに炎の神地だ…そうだこれを着てけ」
と白い服白い頭巾を渡される
一「ありがとう!じゃあいってくるわ!ミドリーみんなを任せたよー」
と白い服を着て白い頭巾をかぶり2時の方向に進む
ミドリ「はーい」
〈この後ミドリは木々や草と同化しみんなを身守る役割を務めることとなり話す機会が無くなる、もちろん、同化は解ける〉
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる