マイノリティ教師の一般論

こせい。

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異世界に来てしまった編

異世界に行こう!

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背景日本並びに地球の皆様、お元気ですか?
私は元気にやっています。
最近は立派に教師に就職してお金も貰い、独り暮らしも慣れてきました。


…………………………。


「やってられっか!!!!」

ぁぁぁあああアアアア嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!
なんでこうなったんだ!?
いや、わかるよ?わかってるよ?
あれは今から2ヶ月前のこと…………





「明日から俺が社会人か……」

俺、空乃木 佑紅そらのぎ たすくは一人、自分の部屋で何気なくぼやく。
大学を無事卒業し、就職も出来た。
中高大とやんちゃだった俺がよくここまでこれたものだ。
今ぐらいは思い出に浸っても良いだろう。

「それにしても……あいつら元気かな?」

あいつらとは高校、大学と一緒だった友達のことである。
まぁ、高校は男子校だったから女子の友達は殆んどいないがな!

《ジャジャジャーン!》
「うわっ!?」

いきなり大きな音がなってビックリして部屋の机でおもいっきり足をぶつけてしまった……。
痛い……。

「って、電話かよ……しかもこの音楽……」

大学で出来た友達?師走 通しわす とおるだ。
こんな名前だが実は女である。
中高と男子校ということもあり、実は女子とどう付き合えばいいのかわからず変な距離感だからな……。
正直苦手だ。
出たくないな……。いや、出るんだけども……。

「はい、もしもし」
「あっ……でたっ……もしもし?」
「どうしたんだ?」
「あ、あのさ……」

ん?どうしたんだ?俺は今すぐにでも電話を切りたいんだが……。

「きょっ!今日さ!な、なんか……用事あるの……?」
「なんにもないけど……どうしたんだ?」

あんまり溜めるなぁぁぁあああ!
何が来るかドキドキして心臓に悪いわ!

「あのさ……今日、1日付き合って欲しいんだけど!」
「なんだよ……そんなことか……」

物凄い溜めるからビビってしまったじゃないか……。

「別に良いが、どうしてだ?」
「え……?あ、あぁ。そ、それは……あの……そう!私、明日から仕事始まるんだけど、一緒に会社まで来てくれないかな?」
「お、おう。いいけど……不安なのか?」
「あ、あぁ、うん。そうそう」

なんか嘘臭すぎる……。

「まぁ、暇だしいいよ……」
「本当!?じゃ、じゃあ11時にポチ公前で!」
「お、おう……」

《ツー……ツー……》

…………。
そう言えば今何時だ?
時計を見るとわかるさっきの約束の理不尽……。

「今10時48分じゃねーか!?」

くそっ!ここからポチ公前まで約10分……。
よって準備に使える時間約2分。あれこれ考えているうちに後1分!
あ………


ーーーー無理だわこれーーーー


「いや、できるだけ早く行こう」

遅れたぶんは後で謝れば良い!
うん。






で、来たはいいが……

「通いねーじゃ……」

なんだよ!言った本人遅れてんじゃん!
まぁ、間に合ってよかったか……。




あれから30分たった……。

…………。

全然来ないんだけど!?
まじであいつなんなんだよ!
何処かで時間潰すか……。
来たら連絡来るだろうし。

「スマホでも見とくか……」

俺は近くの人気のない路地に行き自動販売機で缶コーヒーを買って適当に座ることにした。

「ははっ!なんだよこれ!」

スマホで動画をみていると『やってみた』系の動画があった。

「懐かしいな……俺もこんなことしたっけ……」

確かエレベーターで異世界に行く方法試してみたんだっけ?

もう一回やってみようかな……。
社会人なる前の最後の日だしやってみるか!
通からの連絡も来ないし。

「まずエレベーターからか……」

確かあまり人が乗らないエレベーターにしないと人がのって来てできないんだよな。
と言うことで……ここら辺にエレベーターないかな?

「懐かしいな……本当……」

つい一週間前に皆と別れたばかりなのにもう全てが懐かしい……。
そうこうエレベーターを探しているうちに一ヶ所だけ見つかった。
でも…………

「これ動くのか?」

まじでぼろいぞ?
しかもこのエレベーターがついてる建物、どっからどう見ても2階までしかない。

「それなのに中のボタンとか上の階数が光るやつは50階まであるし……このエレベーターどうツッコんで良いかわかんねー……」

まぁ、これで良いか……
確か一階から最上階にかけてボタンを押す。
次に……確か最上階に着いたら一回外に出る。
するとエレベーターが閉まり、勝手に一階に戻ってしまう。
その後上がってきたエレベーターに再び乗って一階上の階に行くとそこには魔法やモンスターがいるファンタジーな世界に行ける!
だった気がする!
前試したのが5年前だったからな……。
正直あってるかも怪しい……。
実際に一回試してみてなにも起こらなかったし。
まぁ、もう一回試してみるか。

「まずは……」

乗るか……。
このエレベーターのボタンは……あ 、あったあった。
上りのボタンを押して、ドアが開いた!
乗ったはいいがやっぱりこれ五十階まであるんだな……。
まぁ、とりあえず全部押してっと……。
おっ!ちゃんと動きだし……

「やっぱ壊れてんじゃん……」

動かないなこれ……。
でも階数の表示はちゃんと上がっていっている。
何て言うか……これ……

「シュールだな……」

あ、最上階だ。外に一回出るか……。

「んんっ!」

結構乗っていたから疲れたな……。
一階から五十階だもんな……そりゃ疲れるか。
てか降りた後、勝手にエレベーターが一階まで行ってしまった。
もう一回ってあれ?
ボタンって下りだったっけ?
まぁ、良いか。

「あ、帰って来た」

後はエレベーターで一階まで降りれば……


《ブツン!!!!》


「は?」

体にいきなり浮遊感が襲う。

「な、なな」

ヤバい!これ死ぬんじゃね!?


《ガーーーーーン!!!!!!!!!》


しかし…………


「あれ…………?」

俺が起きたときには………

「ここは戻って来たのか?」

俺はもとの場所にいた。

「なんだよ。やっぱり失敗か……いや、マジ焦った……」

進からも連絡来ないし帰るか。


この時の俺は知らなかった……。
自分がふざけ半分で『異世界にいこう!』なんてしたことが自分の人生を大きく変える事だということに……。
俺が路地裏を抜けた先にあった光景……

それは…………

「こ、ここ何処だよーーーーー!!!???」

西洋風のいかにも異世界らしい光景…………。
こうして俺の異世界生活が始まった。
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