3 / 5
二章 外部からの訪問者
しおりを挟む
それからというもの、マークは夜のことを聞こうか悩み始める。
あれはただの夢だったのかもしれない。でも、と自身の反復する思考を咎めてはそれを繰り返した。
聞くタイミングを逃しに逃した少年だったが、数日が経った頃ある転機が訪れる。
村の外から久しぶりによそ者が来たのだ。それも、大層御立派な服を着た三十半ば程度の男だった。
男は村長を呼びつけて村人全員を集めるよう言い、村長は「素性の分からない者は信用できない」と言った。
すると男はこう名乗っていく。
「私はある呪いの調査をしている異端審問官、ニコラスだ。あなた方にかけられている呪いについて話をしに来た」
呪いと聞いて何を思ったか、村長はまずイリシェを差し出そうとした。異端審問官なら魔女を探しているはずだと踏んだのだろう。しかしニコラスは彼女をにらみつけるだけで「全員を集めろと言ったはずだぞ」と村長へ言いつける。
強面の彼に恐れをなした村長は村人たちを集会で使っている集合所に集め、渋々、彼の話を待つ。
「世迷ビトという呪いがあるということは知っているか?」
「よま……? 何ですか、それは」
「魔女の恨みや怒りを買った町や村にかけられる呪いの一種だ。その呪いにかかった者たちは、昼は平常であっても夜には狂暴化し、殺し合いや略奪という悪事を働くようになる」
誰かが息を呑む。イリシェか、マークか、それ以外か。
全員、思い当たることが多かったのだろう。特にマークは「あれは夢じゃなかったんだ」と彼の話を聞いて確信を得て、内心、穏やかではいられなかった。
イリシェはこの呪いを知っていて、何かをするために夜に行動していたのか、と。
「解く方法は、ないんですか?」
一人の村人から切羽詰まったような声が上がる。当然だ。既にこの村では過去に殺し合いが起きていて、それが収まった今でも食糧難の危機を迎えようとしているのだから。
この心理状態を知ってか知らずか一言、一言だけその問いに答えた。
「呪いの根源を見つけること」
一週間後、再び来る。そう言い残してニコラスは去っていった。それは暗に「一週間の間に原因を見つけ出せ」と言っているようなものであった。
残された人々は重苦しい静寂の中、ただ「どうして自分たちがこんな目に」と理不尽だと嘆き悲しんでいる。
恨まれるほどのことをしたと思ってすらいない。
理由はどうあれ、誰かを蔑み憎んできた村人たちが招いたことだとマークは理解していた。
「あの人はさ、外から来たんだよな」
イリシェを連れて森に出たマークはつぶやく。食べられる木の実をバスケットに入れていきながら少女はうなずいた。
「うん。それが?」
「イリシェはこの村を出ようとは思わないのかなって。皆、お前に対して酷いことばっか言ってるんだから、出てっても文句言わないだろうしさ」
「マークはあたしに、出てってほしいんだ」
「出てってほしいというか、村を出ていけば今みたいな理不尽な罵倒も嫌がらせもなくなるじゃないか。あの人、魔女の呪いの調査をしてるって言ってたし……心配なんだ。まあ、いなくなるのは寂しいけど」
友達として純粋に心配しているのだと受け取り、木の実取りを一旦止め振り返る。イリシェが地面に座ったところでマークも隣に座っていく。緊張しているのか気まずいのか、彼女は膝の上で両手の人差し指をくるくると回し始めた。
「あたしね、やることがあるの」
「やること?」
「そう。だからあたしはここにいて、マークのことを気にかけている」
「……よく分かんねえの」
イリシェの言葉の意味が分からず少年は困惑する。自分を気にかけているとは一体どういうことだ。聞きたいことが多すぎて、いっぱいいっぱいの少年は取りあえず、今一番聞きたかったことを口にしていた。
「ニコラスって人と知り合いなのか?」
「ううん。知らない人」
嘘だ。
直感的に、マークはイリシェが嘘を吐いていると見抜く。彼は少女とともに二年間過ごしていく内に無意識で嘘を吐くときの癖を覚えていたのだろう。
正直なときは前髪を触らない彼女がどうしたことか、今は前髪に触れているではないか。
イリシェが素直に話してくれないことがマークにとってはもどかしくもあり、苦しくもあった。
まさか、外にいた恋人なのか? などと村以外でつながりがあった人物ではないかと心配し始めるマーク。
時々、マーク自身もイリシェに対しての感情が友情なのか疑わしく思うことがある。それでも彼女を見て奇麗だと思うこともなければ胸が躍るような感覚もないため、彼はこの感情を「友情」だと確信していた。
騙されていないか心配になったのかもしれない。何にしろ、いい関係ではなさそうだ。
この美しき友情を守るべく少年は「心配なだけだ」と自らに言い聞かせ、夕方、一人でどこかへ行こうとするイリシェの後をこっそりと着いていった。要は気になって仕方なかっただけである。
人気のない村の裏口でイリシェの前に立っていたのは金髪の男性、ニコラスであった。
あいつがどうして彼女と会っているんだ!
村人が魔女だとでも言ったのだろうか、すぐに出ていこうとした少年だったがイリシェの発言で思いとどまる。
「残りは一週間ということ?」
残り?
まるで一週間よりも前から何かの期限があったという口ぶりに疑念を抱くマーク。
建物の壁越しに、ひそかに聞き耳を立てる。
「元々そういう約束だったろう。もう十分待った、これ以上の譲歩はない」
「……分かった。十六歳までに、だったもんね。どうにかする」
ニコラスの冷たい声とイリシェの深刻そうな声色が少年の耳に届く。
理由は分からないが、これだけは確実だろう。
早く原因を突き止めないと「イリシェが危ない」ということ。
村全体に募っている不信感も踏まえ、今の状況は彼女一人が背負うには重すぎるものだった。
このままではいけない。追い詰められる姿なんて見たくない、そんな思いがマークを突き動かす。
翌日、真っ先にイリシェの家へと向かった少年は扉を人差し指でたたいた。
「おはよう」
「おはよ。ちょっといいか」
話があるのだと察した少女は大人しく彼を家の中へ招き入れる。立ち話も何だ、とマークは互いにテーブルで向かい合わせになったタイミングで話を切り出す。
「イリシェ。お前、何か隠してるだろ。教えてくれよ」
「何のこと?」
すっとぼけようとする彼女が正直に話さない理由は「何も知らない」と思っているからだろう。そう踏んだ少年は赤い瞳を見据え、この前見たことを伝えた。
「夜に、自由に動き回ってる姿を見たんだ。狂暴化した自分たちの姿も。だから余計に気になるんだよ、何を探してたのか。イリシェは村に来てからずっと殺し合いを止めてくれてたんだろ? 心優しい友のことを、手伝いたい」
「あたしは、優しくなんて」
罪悪感を抱いたのかイリシェは視線を外し、しばらくうつむいていた。
数分が経ったぐらいだろう。顔を上げ、不安をよどませた声で彼女は口を開く。
「……マークは最後まであたしのこと信じてくれる?」
「もちろん」
即答したことで安心感を得たに違いない。彼女の表情は瞬く間に安どしたものへ打って変わっていった。
「あたしね」
視線を落とし、間を置く。
「この村に呪いをかけた魔女の娘なんだ」
イリシェの告白にマークはぼう然とする。
予想していたことではあった。あの光を帯びた目を見たときから、本当に魔女なのかもしれないとは思っていた。
それでも驚いたのは「呪いをかけた魔女がイリシェの母親」だとは思っていなかったからであった。
だから、窓から三つ編みの後ろ姿が見えたことにも気付かなかったのだ。
あれはただの夢だったのかもしれない。でも、と自身の反復する思考を咎めてはそれを繰り返した。
聞くタイミングを逃しに逃した少年だったが、数日が経った頃ある転機が訪れる。
村の外から久しぶりによそ者が来たのだ。それも、大層御立派な服を着た三十半ば程度の男だった。
男は村長を呼びつけて村人全員を集めるよう言い、村長は「素性の分からない者は信用できない」と言った。
すると男はこう名乗っていく。
「私はある呪いの調査をしている異端審問官、ニコラスだ。あなた方にかけられている呪いについて話をしに来た」
呪いと聞いて何を思ったか、村長はまずイリシェを差し出そうとした。異端審問官なら魔女を探しているはずだと踏んだのだろう。しかしニコラスは彼女をにらみつけるだけで「全員を集めろと言ったはずだぞ」と村長へ言いつける。
強面の彼に恐れをなした村長は村人たちを集会で使っている集合所に集め、渋々、彼の話を待つ。
「世迷ビトという呪いがあるということは知っているか?」
「よま……? 何ですか、それは」
「魔女の恨みや怒りを買った町や村にかけられる呪いの一種だ。その呪いにかかった者たちは、昼は平常であっても夜には狂暴化し、殺し合いや略奪という悪事を働くようになる」
誰かが息を呑む。イリシェか、マークか、それ以外か。
全員、思い当たることが多かったのだろう。特にマークは「あれは夢じゃなかったんだ」と彼の話を聞いて確信を得て、内心、穏やかではいられなかった。
イリシェはこの呪いを知っていて、何かをするために夜に行動していたのか、と。
「解く方法は、ないんですか?」
一人の村人から切羽詰まったような声が上がる。当然だ。既にこの村では過去に殺し合いが起きていて、それが収まった今でも食糧難の危機を迎えようとしているのだから。
この心理状態を知ってか知らずか一言、一言だけその問いに答えた。
「呪いの根源を見つけること」
一週間後、再び来る。そう言い残してニコラスは去っていった。それは暗に「一週間の間に原因を見つけ出せ」と言っているようなものであった。
残された人々は重苦しい静寂の中、ただ「どうして自分たちがこんな目に」と理不尽だと嘆き悲しんでいる。
恨まれるほどのことをしたと思ってすらいない。
理由はどうあれ、誰かを蔑み憎んできた村人たちが招いたことだとマークは理解していた。
「あの人はさ、外から来たんだよな」
イリシェを連れて森に出たマークはつぶやく。食べられる木の実をバスケットに入れていきながら少女はうなずいた。
「うん。それが?」
「イリシェはこの村を出ようとは思わないのかなって。皆、お前に対して酷いことばっか言ってるんだから、出てっても文句言わないだろうしさ」
「マークはあたしに、出てってほしいんだ」
「出てってほしいというか、村を出ていけば今みたいな理不尽な罵倒も嫌がらせもなくなるじゃないか。あの人、魔女の呪いの調査をしてるって言ってたし……心配なんだ。まあ、いなくなるのは寂しいけど」
友達として純粋に心配しているのだと受け取り、木の実取りを一旦止め振り返る。イリシェが地面に座ったところでマークも隣に座っていく。緊張しているのか気まずいのか、彼女は膝の上で両手の人差し指をくるくると回し始めた。
「あたしね、やることがあるの」
「やること?」
「そう。だからあたしはここにいて、マークのことを気にかけている」
「……よく分かんねえの」
イリシェの言葉の意味が分からず少年は困惑する。自分を気にかけているとは一体どういうことだ。聞きたいことが多すぎて、いっぱいいっぱいの少年は取りあえず、今一番聞きたかったことを口にしていた。
「ニコラスって人と知り合いなのか?」
「ううん。知らない人」
嘘だ。
直感的に、マークはイリシェが嘘を吐いていると見抜く。彼は少女とともに二年間過ごしていく内に無意識で嘘を吐くときの癖を覚えていたのだろう。
正直なときは前髪を触らない彼女がどうしたことか、今は前髪に触れているではないか。
イリシェが素直に話してくれないことがマークにとってはもどかしくもあり、苦しくもあった。
まさか、外にいた恋人なのか? などと村以外でつながりがあった人物ではないかと心配し始めるマーク。
時々、マーク自身もイリシェに対しての感情が友情なのか疑わしく思うことがある。それでも彼女を見て奇麗だと思うこともなければ胸が躍るような感覚もないため、彼はこの感情を「友情」だと確信していた。
騙されていないか心配になったのかもしれない。何にしろ、いい関係ではなさそうだ。
この美しき友情を守るべく少年は「心配なだけだ」と自らに言い聞かせ、夕方、一人でどこかへ行こうとするイリシェの後をこっそりと着いていった。要は気になって仕方なかっただけである。
人気のない村の裏口でイリシェの前に立っていたのは金髪の男性、ニコラスであった。
あいつがどうして彼女と会っているんだ!
村人が魔女だとでも言ったのだろうか、すぐに出ていこうとした少年だったがイリシェの発言で思いとどまる。
「残りは一週間ということ?」
残り?
まるで一週間よりも前から何かの期限があったという口ぶりに疑念を抱くマーク。
建物の壁越しに、ひそかに聞き耳を立てる。
「元々そういう約束だったろう。もう十分待った、これ以上の譲歩はない」
「……分かった。十六歳までに、だったもんね。どうにかする」
ニコラスの冷たい声とイリシェの深刻そうな声色が少年の耳に届く。
理由は分からないが、これだけは確実だろう。
早く原因を突き止めないと「イリシェが危ない」ということ。
村全体に募っている不信感も踏まえ、今の状況は彼女一人が背負うには重すぎるものだった。
このままではいけない。追い詰められる姿なんて見たくない、そんな思いがマークを突き動かす。
翌日、真っ先にイリシェの家へと向かった少年は扉を人差し指でたたいた。
「おはよう」
「おはよ。ちょっといいか」
話があるのだと察した少女は大人しく彼を家の中へ招き入れる。立ち話も何だ、とマークは互いにテーブルで向かい合わせになったタイミングで話を切り出す。
「イリシェ。お前、何か隠してるだろ。教えてくれよ」
「何のこと?」
すっとぼけようとする彼女が正直に話さない理由は「何も知らない」と思っているからだろう。そう踏んだ少年は赤い瞳を見据え、この前見たことを伝えた。
「夜に、自由に動き回ってる姿を見たんだ。狂暴化した自分たちの姿も。だから余計に気になるんだよ、何を探してたのか。イリシェは村に来てからずっと殺し合いを止めてくれてたんだろ? 心優しい友のことを、手伝いたい」
「あたしは、優しくなんて」
罪悪感を抱いたのかイリシェは視線を外し、しばらくうつむいていた。
数分が経ったぐらいだろう。顔を上げ、不安をよどませた声で彼女は口を開く。
「……マークは最後まであたしのこと信じてくれる?」
「もちろん」
即答したことで安心感を得たに違いない。彼女の表情は瞬く間に安どしたものへ打って変わっていった。
「あたしね」
視線を落とし、間を置く。
「この村に呪いをかけた魔女の娘なんだ」
イリシェの告白にマークはぼう然とする。
予想していたことではあった。あの光を帯びた目を見たときから、本当に魔女なのかもしれないとは思っていた。
それでも驚いたのは「呪いをかけた魔女がイリシェの母親」だとは思っていなかったからであった。
だから、窓から三つ編みの後ろ姿が見えたことにも気付かなかったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる