婚姻=スキル共有!? ハズレと追放された俺に、美少女女王とイケメン魔王が嫁婿に来て土下座してきたんだが。俺の隠しスキルはガチャ確操作だった

みにぶた🐽

文字の大きさ
55 / 72
第1章12話「古代遺跡制圧作戦と暗躍の影」

「古代遺跡制圧作戦と暗躍の影」 ③

しおりを挟む
 一行は神殿の真下にキャンプを設営した。

 焚き火を囲んで作戦会議が開かれた。マクシム副団長が中心となって状況を整理する。

「神殿への侵入方法を検討しましょう」

 地図と過去の調査記録が広げられる。

「第一案は飛行魔法による直接アプローチ。ただし、危険度は高い」

「第二案は?」

 俺が尋ねる。

「神殿の魔力放出を一時的に停止させ、安全に近づく方法です」

「それは可能なんですか?」

「理論上は可能です」

 マクシム副団長が説明する。

「神殿の四隅にある制御石を同時に魔法で封印すれば、一時的に魔力放出を抑制できるはずです」

「同時に、ということは」

「四人が連携して作業する必要があります」

 エドリアンが地図を見ながら言う。

「距離が離れているため、正確なタイミング合わせが重要だな」

「それなら俺たちの連携でできそうですね」

 俺は希望を感じた。

「三人の連携に、マクシム副団長が加わっていただければ」

「喜んで」

 マクシム副団長が頷く。

 しかし、ルーカスが横やりを入れてきた。

「待ってください。隼人殿の【ガチャ確操作】を使えば、もっと確実にできるのではないですか?」

「どういう意味ですか?」

「制御石の封印成功確率を上げる、という使い方です」

 ルーカスの提案は一見合理的だったが、俺には別の思惑があるように思えた。

「【ガチャ確操作】にも限界があります」

 俺は慎重に答える。

「あまり複雑な操作は難しいんです」

「では、簡単な操作から試してみましょう」

 ルーカスが手帳を取り出す。

「まずは制御石の位置確認から。【ガチャ確操作】で制御石を発見する確率を上げられませんか?」

 その提案に、俺は戸惑った。確かに制御石の位置が分かれば作戦は立てやすくなる。しかし、ルーカスの真意が読めない。

「やってみましょう」

 エリシアが俺に頷く。

「慎重にやれば問題ないはずです」

 俺は【ガチャ確操作】を発動した。

 制御石を発見する確率を上げる、という意図で能力を使用する。すると、神殿の四隅がかすかに光って見えた。

「見えました」

 俺は四つの光点を指差す。

「あそこに制御石があります」

「素晴らしい!」

 マクシム副団長が興奮する。

「これで作戦が立てられます」

 ルーカスも記録を取っている。しかし、その表情は喜んでいるというより、何かを確認したかのようだった。

「それでは、明日の朝一番で作戦を実行しましょう」

 マクシム副団長が決定する。

「隼人殿、エリー殿、エイドリアン殿、そして私の四人で制御石を同時封印します」

「分かりました」

 俺は頷いた。

 その夜、俺たちは交代で見張りをすることになった。

 俺の見張りの時間帯に、ルーカスが近づいてきた。

「隼人殿、少しお話しできますか?」

「何でしょうか?」

「実は、魔法評議会から極秘の任務を受けています」

 ルーカスが周囲を見回してから小声で話し始める。

「隼人殿の【ガチャ確操作】について、詳細な能力測定を行うよう指示されています」

「能力測定?」

「はい。具体的には、能力の限界値、持続時間、副作用などです」

 俺は嫌な予感がした。

「それは何のためですか?」

「王国の安全保障のためです」

 ルーカスが真剣な表情になる。

「隼人殿の能力は強大すぎます。もし暴走したり、悪用されたりした場合、王国全体が危険に晒されます」

「俺は王国に敵対するつもりはありません」

「それは分かっています」

 ルーカスが頷く。

「しかし、問題は隼人殿の意図ではありません。能力そのものの危険性です」

 彼の言葉には、一理あった。しかし、俺にはルーカスの真意が別のところにあるように思えてならなかった。

「明日の作戦では、ぜひとも【ガチャ確操作】を最大限活用してください」

 ルーカスが念を押す。

「できる限り詳細なデータを取らせていただきます」

「分かりました」

 俺は表面上は同意したが、内心では警戒を強めていた。

 翌朝、作戦が開始された。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。

真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆ 【あらすじ】 どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。 神様は言った。 「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」 現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。 神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。 それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。 あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。 そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。 そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。 ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。 この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。 さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。 そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。 チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。 しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。 もちろん、攻略スキルを使って。 もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。 下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。 これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。 【他サイトでの掲載状況】 本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。

町島航太
ファンタジー
 かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。  しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。  失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。  だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

処理中です...