22 / 53
第二十二回 未麗仙《みれいせん》
しおりを挟む
「どこまで行くんですか金白仙《こんびゃくせん》?」
「仙島だ」
僕の襟をつかんだまま、
空を飛んでいる金白仙《こんびゃくせん》は言った。
「仙人島?金白仙《こんびゃくせん》の」
「違う......あれだ」
そういうと目の前に空に浮いている島が見えてきた。
「これが......でかい島だな。森とか川とかまである。
あれは湖か......これを仙人が作れるのか......」
「お前は仙人の意味とかいってたな。
それは仙人になってから考えろ。さあ、行ってこい」
「えっ?」
仙島の真上までくると、
金白仙《こんびゃくせん》は急に手を離した。
「うわあああ!!」
僕はまっ逆さまに落ちていく、森がどんどん近づいてくる。
「まずい!!水如杖《すいにょじょう》!!」
僕はとっさに杖で気を下に集める。
(まずい!!この高さだと衝撃が防げない!!)
木が近づき、目を閉じる。
バキバキと枝を折りながら下に落ちた。
だが何か柔らかいものにあたり、身体への衝撃はなかった。
「えっ?」
見ると、雲のような柔らかなものが下にある。
よく見ると沢山の羊たちだった。
「ひ、羊!? でも普通の羊じゃない......」
羊たちから何かを感じる。
「これは珍しい捨て子ですか。ずいぶん大きな子ですね」
その時、おっとりした声が聞こえる。
声の方を見ると、そこに男性なのか女性なのかわからない、
白い着物を着た若い人がいた。
「あなたは......」
(ずいぶん綺麗な人だが......仙人か、あれは角!?)
その人の頭には丸まった羊の角のようなものが生えていた。
「わたしは未麗仙《みれいせん》、そう名乗っております」
「あ、あの......」
「まあ、それはあとで......とりあえず屋敷まで行きましょう」
そういうと僕を招いてくれた。
小さな屋敷に着くと、僕は今までのいきさつを話した。
「ふむ、なるほど、金靂仙《こんれきせん》が......」
「コンレキセン?」
「ああ、金白仙《こんびゃくせん》の元の名です。
かつてそう名乗っていたので、つい」
そう微笑むとお茶をゆっくり飲み、静かに目を閉じた。
「どうやら、あなたを育てるためにここに連れてきたのでしょうね」
「僕を......確かに王魔《おうま》には手も足もでませんでした......」
「あれは災害......いや、人が産み出すので人災といえましょうか」
「人が産み出す?」
「ええ、聞いてないのですね......
魔獣とは人から発せられる陰の気が集まり、
吸収し続けた獣なのです。
故に陽の気を強く持つ人間を襲い取り込もうとする本能がある」
「そうなんですか......それで人が襲われるのか」
「そしてその魔獣が更に成長すると王魔《おうま》となるのです」
「金白仙《こんびゃくせん》は陽の気で、
陰の気を消滅させていたと話していましたが......」
「ええ、彼が地仙として地上にいるのはそのためでしょう。
人が吐き出す陰の気が一ヶ所に集まり、
王魔《おうま》となるのを阻止、
もし王魔となれば倒しているのですね......」
「それで地上に......
仙人たちが、地上に降りて手伝うことは無理なのでしょうか」
「......元々仙人は修練により、自らを昇華させ、
真人《しんじん》へと至る為に、この仙境にいるのです。
故に一部の仙人以外、人がどうなろうが興味はありません。
こちらに連れてきたのも酔狂のようなもの」
そう未麗仙《みれいせん》は涼やかな顔で話した。
「そんな......仙人とは徳の高い人なのではないのですか?」
「......所詮仙人とて心ある生物なので、
己が為に生きるのは仕方なきことでしょう。
......それに真人《しんじん》という完璧となるため、
そのような些事には関わっていられない」
「完璧......」
「完璧とは傷のない宝玉《ほうぎょく》のこと、
真人《しんじん》を目指す仙人というのは、
多くはそういうものなのですよ」
そう静かに語る。
「あなたもですか?」
そう聞くと未麗仙《みれいせん》は少し微笑む。
「私も真人《しんじん》には興味はなく、
地上から立ち上るの陰の気を、
この子たちを使って消し去っています」
そういうと、懐から小さなモコモコを取り出した。
よく見るとそれは、子羊だった。
「ひ、羊!?」
「ですが、ただの羊ではありません。霊獣《れいじゅう》です」
「霊獣《れいじゅう》?そういえば公尚《こうしょう》さんが、
初めてあったときそんなことを......」
「霊獣とは、陽の気を浴びた獣がなる存在......」
そういうと、子羊を部屋におく、子羊はトコトコと部屋を歩くと、
おもむろに何もないところで何かを食べ始めた。
「なにか食べてる......これは気かな」
「霊獣は、陰の気を食べるのです」
「陰の気を食べる......魔獣と逆の存在か、
それらに陰の気を......それなら地上にいればよいのでは?」
「......私は地上にはいられません」
「どういうことです?」
「私は人間ではないのです」
「人間じゃない......仙人だから?」
「いいえそうではありません。私は霊獣仙人なのです」
「霊獣仙人?霊獣が仙人になったということですか
「ええ、仙人とは人間だけがなるものではないのです。
獣だけではなく、虫や鳥、土や水、雷や風なども、
陽の気を浴び続ければ霊獣となり、
そして更に陽の気を操り修めれば人化し、
陰の気を修めれば仙人となります」
「それが霊獣仙人......では魔獣や王魔《おうま》も」
「いいえ、陰の気から産まれた、
魔獣や王魔《おうま》は仙人にはなれません。
陰陽の気を操り修めねば仙人とはなれぬのです」
「そうなのか......
でも霊獣仙人がなぜ地上にいけないのですか」
「そうですね。人は自らと異なるものを排するでしょう。
それは我ら仙人に対しても同じなのです」
「迫害......仙人をですか?」
「強大な力を持つものは人にとって恐怖の対象なのです。
道士ならばまだ構わないでしょうが、
魔獣も霊獣も仙人も変わりありません。
仙人や霊獣は吉祥と言われますが、
あくまで近くにいなければの話なのですよ」
(確かに明らかに、今まであった人は、
仙人には線引きがあったな......)
「それでこの仙島に」
「ええ、互いのためにも近くにいない方がいいでしょう」
そう淡々というと、未麗仙《みれいせん》はお茶をすする。
「では修行を始めましょうか」
「えっ?」
「あなたは仙人としては半人前なのです。色々考えるのは、
一人前の仙人となってからでもよろしいでしょう」
そう未麗仙《みれいせん》はにこやかに微笑んだ。
「は、はあ」
僕は未麗仙《みれいせん》の元で修行することになった。
「仙島だ」
僕の襟をつかんだまま、
空を飛んでいる金白仙《こんびゃくせん》は言った。
「仙人島?金白仙《こんびゃくせん》の」
「違う......あれだ」
そういうと目の前に空に浮いている島が見えてきた。
「これが......でかい島だな。森とか川とかまである。
あれは湖か......これを仙人が作れるのか......」
「お前は仙人の意味とかいってたな。
それは仙人になってから考えろ。さあ、行ってこい」
「えっ?」
仙島の真上までくると、
金白仙《こんびゃくせん》は急に手を離した。
「うわあああ!!」
僕はまっ逆さまに落ちていく、森がどんどん近づいてくる。
「まずい!!水如杖《すいにょじょう》!!」
僕はとっさに杖で気を下に集める。
(まずい!!この高さだと衝撃が防げない!!)
木が近づき、目を閉じる。
バキバキと枝を折りながら下に落ちた。
だが何か柔らかいものにあたり、身体への衝撃はなかった。
「えっ?」
見ると、雲のような柔らかなものが下にある。
よく見ると沢山の羊たちだった。
「ひ、羊!? でも普通の羊じゃない......」
羊たちから何かを感じる。
「これは珍しい捨て子ですか。ずいぶん大きな子ですね」
その時、おっとりした声が聞こえる。
声の方を見ると、そこに男性なのか女性なのかわからない、
白い着物を着た若い人がいた。
「あなたは......」
(ずいぶん綺麗な人だが......仙人か、あれは角!?)
その人の頭には丸まった羊の角のようなものが生えていた。
「わたしは未麗仙《みれいせん》、そう名乗っております」
「あ、あの......」
「まあ、それはあとで......とりあえず屋敷まで行きましょう」
そういうと僕を招いてくれた。
小さな屋敷に着くと、僕は今までのいきさつを話した。
「ふむ、なるほど、金靂仙《こんれきせん》が......」
「コンレキセン?」
「ああ、金白仙《こんびゃくせん》の元の名です。
かつてそう名乗っていたので、つい」
そう微笑むとお茶をゆっくり飲み、静かに目を閉じた。
「どうやら、あなたを育てるためにここに連れてきたのでしょうね」
「僕を......確かに王魔《おうま》には手も足もでませんでした......」
「あれは災害......いや、人が産み出すので人災といえましょうか」
「人が産み出す?」
「ええ、聞いてないのですね......
魔獣とは人から発せられる陰の気が集まり、
吸収し続けた獣なのです。
故に陽の気を強く持つ人間を襲い取り込もうとする本能がある」
「そうなんですか......それで人が襲われるのか」
「そしてその魔獣が更に成長すると王魔《おうま》となるのです」
「金白仙《こんびゃくせん》は陽の気で、
陰の気を消滅させていたと話していましたが......」
「ええ、彼が地仙として地上にいるのはそのためでしょう。
人が吐き出す陰の気が一ヶ所に集まり、
王魔《おうま》となるのを阻止、
もし王魔となれば倒しているのですね......」
「それで地上に......
仙人たちが、地上に降りて手伝うことは無理なのでしょうか」
「......元々仙人は修練により、自らを昇華させ、
真人《しんじん》へと至る為に、この仙境にいるのです。
故に一部の仙人以外、人がどうなろうが興味はありません。
こちらに連れてきたのも酔狂のようなもの」
そう未麗仙《みれいせん》は涼やかな顔で話した。
「そんな......仙人とは徳の高い人なのではないのですか?」
「......所詮仙人とて心ある生物なので、
己が為に生きるのは仕方なきことでしょう。
......それに真人《しんじん》という完璧となるため、
そのような些事には関わっていられない」
「完璧......」
「完璧とは傷のない宝玉《ほうぎょく》のこと、
真人《しんじん》を目指す仙人というのは、
多くはそういうものなのですよ」
そう静かに語る。
「あなたもですか?」
そう聞くと未麗仙《みれいせん》は少し微笑む。
「私も真人《しんじん》には興味はなく、
地上から立ち上るの陰の気を、
この子たちを使って消し去っています」
そういうと、懐から小さなモコモコを取り出した。
よく見るとそれは、子羊だった。
「ひ、羊!?」
「ですが、ただの羊ではありません。霊獣《れいじゅう》です」
「霊獣《れいじゅう》?そういえば公尚《こうしょう》さんが、
初めてあったときそんなことを......」
「霊獣とは、陽の気を浴びた獣がなる存在......」
そういうと、子羊を部屋におく、子羊はトコトコと部屋を歩くと、
おもむろに何もないところで何かを食べ始めた。
「なにか食べてる......これは気かな」
「霊獣は、陰の気を食べるのです」
「陰の気を食べる......魔獣と逆の存在か、
それらに陰の気を......それなら地上にいればよいのでは?」
「......私は地上にはいられません」
「どういうことです?」
「私は人間ではないのです」
「人間じゃない......仙人だから?」
「いいえそうではありません。私は霊獣仙人なのです」
「霊獣仙人?霊獣が仙人になったということですか
「ええ、仙人とは人間だけがなるものではないのです。
獣だけではなく、虫や鳥、土や水、雷や風なども、
陽の気を浴び続ければ霊獣となり、
そして更に陽の気を操り修めれば人化し、
陰の気を修めれば仙人となります」
「それが霊獣仙人......では魔獣や王魔《おうま》も」
「いいえ、陰の気から産まれた、
魔獣や王魔《おうま》は仙人にはなれません。
陰陽の気を操り修めねば仙人とはなれぬのです」
「そうなのか......
でも霊獣仙人がなぜ地上にいけないのですか」
「そうですね。人は自らと異なるものを排するでしょう。
それは我ら仙人に対しても同じなのです」
「迫害......仙人をですか?」
「強大な力を持つものは人にとって恐怖の対象なのです。
道士ならばまだ構わないでしょうが、
魔獣も霊獣も仙人も変わりありません。
仙人や霊獣は吉祥と言われますが、
あくまで近くにいなければの話なのですよ」
(確かに明らかに、今まであった人は、
仙人には線引きがあったな......)
「それでこの仙島に」
「ええ、互いのためにも近くにいない方がいいでしょう」
そう淡々というと、未麗仙《みれいせん》はお茶をすする。
「では修行を始めましょうか」
「えっ?」
「あなたは仙人としては半人前なのです。色々考えるのは、
一人前の仙人となってからでもよろしいでしょう」
そう未麗仙《みれいせん》はにこやかに微笑んだ。
「は、はあ」
僕は未麗仙《みれいせん》の元で修行することになった。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
灰の街の灯火と、名もなき英雄
にゃ-さん
ファンタジー
「英雄なんて、もういらない」
滅びかけた異世界〈グレンヘイム〉に転生した青年リオは、過去の記憶と引き換えに“世界の欠片”を託された。荒廃した街、心を失った住人たち、光を信じなくなった国。だが、灰の中でも灯は消えていなかった。
リオは仲間とともに、滅びの真実を探す旅へ出る。
守るためではなく――“誰かをもう一度信じるため”に。
運命に抗う者たちが紡ぐ、再生と希望のファンタジー。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【第一部完結】転生99回目のエルフと転生1回目の少女は、のんびり暮らしたい!
DAI
ファンタジー
【第一部完結!】
99回のさよならを越えた、究極の『ただいま』
99回転生した最強エルフは、のんびり暮らしたいだけなのに――なぜか家族が増えていく。
99回も転生したエルフの魔法使いフィーネは、
もう世界を救うことにも、英雄になることにも飽きていた。
今世の望みはただひとつ。
――森の奥の丸太小屋で、静かにのんびり暮らすこと。
しかしその願いは、
**前世が日本人の少女・リリィ(12歳)**を拾ったことで、あっさり崩れ去る。
女神の力を秘めた転生少女、
水竜の神・ハク、
精霊神アイリス、
訳ありの戦士たち、
さらには――
猫だと思って連れ帰ったら王女だった少女まで加わり、
丸太小屋はいつの間にか“大所帯”に!?
一方その裏で、
魔神教は「女神の魂」と「特別な血」を狙い、
世界を揺るがす陰謀を進めていた。
のんびり暮らしたいだけなのに、
なぜか神々と魔王と魔神教に囲まれていくエルフ。
「……面倒くさい」
そう呟きながらも、
大切な家族を守るためなら――
99回分の経験と最強の魔法で、容赦はしない。
これは、
最強だけど戦いたくないエルフと、
転生1回目の少女、
そして増え続ける“家族”が紡ぐ、
癒しと激闘の異世界スローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる