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第十六話
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応接室でゼオンたちから話を聞くことにした。
「これで回復したはず」
「すまない......」
治療したサクトにゼオンは礼をいう。
「それで誰がコボルトにここを奪えって命じたの?」
「わからん......」
「わからん?」
「しかし、俺達の住みかで病が流行ったのだ。 どうしても治せん。 それを治したくば、ここを襲えと言われた」
「そんな怪しい話しにのったの?」
「実際に俺が病となりその者に治してもらった。 他のものを治したければいうことを聞けと......」
「怪しいですね...... そいつが元凶でしょう」
サクトはそういうと、ゼオンはうなづいた。
「......かもしれんが、もはやそやつに頼るしかない...... 俺の妹も病に伏せている」
そうゼオンは苦しそうな表情で目を伏せた。
(精霊ちゃん、どう思う?)
『病...... 薬草などの知識もあるコボルトが治せないとなると、魔法で作った病のようなものかと思われます』
(おれの力で治せる?)
『いまのあなたの力ならば可能かと』
(そうか......)
「それ、おれが診てもいい」
「お前が......」
「もしダメなら、ここを渡してもいいよ」
「本当か......」
ゼオンは、ガオンと顔を見合わせた。
おれとサクトは森を越えコボルトの住みかへと向かっていた。
「ごめん、サクト、みんなの了承とらずにかってな約束して」
「いえ、かまいません。 我らの主はマサトさま。 皆も不満はありません。 それにもし新しく集落を作るとしたなら、もっとよいものにして見せます!」
そうサクトは笑顔で答えた。
「しかし、どうしてコボルトにそこまで......」
そうサクトが疑問におもっているようだ。
「まあ、殺すこともいとわないモンスター同士の縄張り争いに、一応話をしにきたから、それなりに話ができる。 それに誰がおれたちの集落を狙ってるのかそれがどうにも気になるしな......」
「確かに...... 我らを直接狙わず、わざわざコボルトを仕向けるとは何かありそうではありますね。 さすがマサトさま! 深い思慮です!」
「いやー それほどでも」
そうサクトと話す。
「......ここだ」
ゼオンに言われたそこは大きな洞窟のようだった。
中に入ると、キチンと岩を加工しており、清潔にしている。
「けっこう綺麗だな」
「ええ、鉱物がでるところにコボルトは住みます。 石の加工もお手のものでしょう」
「とはいえ、俺たちも製鉄の技術があるわけではない。 拾ったり奪った武器を研磨して使っている」
そうゼオンは話した。
奥まで入ると、床に引かれた獣の皮のような敷物のうえ、多くのコボルトたちが並び苦しそうに唸っていた。
「よしとりあえず、回復だ」
おれとサクトは回復魔法をかける。 コボルトたちには黒い模様のようなものがあり、魔法をかけると小さくなる。
「だめだ。 一時的にちいさくなってもまた大きくなってくる」
「こちらもです」
「そうだ。 回復魔法でも、どんな薬草でも一時的には回復するが、すぐ悪化する......」
座り込みゼオンがいう。
(精霊ちゃん。 どうすればいい)
『魔法の種類がわからないので、できうるならあなたが罹《かか》るのが一番です。 それでこの魔法の構造が理解できるでしょう』
(なるほど...... しらないとってことか)
「なあゼオン、この病気うつるのか」
「ああ、そばにいればいずれうつる」
「もっと短期間でうつせないか」
「短期間...... それは噛まれたらうつるとは思うが、まさか!?」
「マサトさま! それは! ならば私が!」
「いや、おれじゃないと無理みたいなんだ。 一番ひどいものを教えてくれ」
「それは、俺の妹ネオンだ。 もはや......」
「なら早く!」
ゼオンを急かせて、奥の部屋へとむかう。 そこにはからだ全体が黒くなっていた少女のコボルトがいた。
「うっ...... う、兄さん......」
「ネオン......」
片目をあけながら苦しげに少女は言葉を絞り出す。 ゼオンは口をとじ、血を流している。
「......ネオン、おれを噛むんだ」
そういっておれは腕をだす。
「うっ...... そんな、そんなことできない...... この病気に...... うっ、かかるから......」
苦しそうに唸りながら、少女は拒否する。
「いいから、おれは平気だ」
「だ...... め、苦しいのを...... 与えたく...... ない」
(こんなになってもこの優しさか...... これは何とかして助けないと、回復魔法で一時的に...... だめだな。 しかたない)
「おいゼオン! ネオンの口をあけろ! はやく!」
「あ、ああ!」
「だめ...... だ、め......」
ゼオンは無理やり口をあけさせる。 ネオンは抵抗していたが力がなくなり口が開いた。
「よし!」
おれは腕をネオンの牙に強く当てた。 体に鋭い痛みが走る。 見るまに腕に黒い模様が広がる。
(うっ...... これは魔力が体に流れ込んでくる! なんだこれ!! すごい悪意を感じる!!)
『構造を理解しました。 それを中和する魔力を【創造】《クリエイト》してください』
「よし【創造】《クリエイト》!」
腕から痛みが引いていくと同時に黒い模様もきえた。
『回復にこの魔法を中和する力が備わったはずです』
「わかった!」
おれはネオンに回復をほどこす。
「おお!! ネオンの体から黒い場所が少しずつなくなっていく!」
ゼオンがそう涙を流した。
「これで回復したはず」
「すまない......」
治療したサクトにゼオンは礼をいう。
「それで誰がコボルトにここを奪えって命じたの?」
「わからん......」
「わからん?」
「しかし、俺達の住みかで病が流行ったのだ。 どうしても治せん。 それを治したくば、ここを襲えと言われた」
「そんな怪しい話しにのったの?」
「実際に俺が病となりその者に治してもらった。 他のものを治したければいうことを聞けと......」
「怪しいですね...... そいつが元凶でしょう」
サクトはそういうと、ゼオンはうなづいた。
「......かもしれんが、もはやそやつに頼るしかない...... 俺の妹も病に伏せている」
そうゼオンは苦しそうな表情で目を伏せた。
(精霊ちゃん、どう思う?)
『病...... 薬草などの知識もあるコボルトが治せないとなると、魔法で作った病のようなものかと思われます』
(おれの力で治せる?)
『いまのあなたの力ならば可能かと』
(そうか......)
「それ、おれが診てもいい」
「お前が......」
「もしダメなら、ここを渡してもいいよ」
「本当か......」
ゼオンは、ガオンと顔を見合わせた。
おれとサクトは森を越えコボルトの住みかへと向かっていた。
「ごめん、サクト、みんなの了承とらずにかってな約束して」
「いえ、かまいません。 我らの主はマサトさま。 皆も不満はありません。 それにもし新しく集落を作るとしたなら、もっとよいものにして見せます!」
そうサクトは笑顔で答えた。
「しかし、どうしてコボルトにそこまで......」
そうサクトが疑問におもっているようだ。
「まあ、殺すこともいとわないモンスター同士の縄張り争いに、一応話をしにきたから、それなりに話ができる。 それに誰がおれたちの集落を狙ってるのかそれがどうにも気になるしな......」
「確かに...... 我らを直接狙わず、わざわざコボルトを仕向けるとは何かありそうではありますね。 さすがマサトさま! 深い思慮です!」
「いやー それほどでも」
そうサクトと話す。
「......ここだ」
ゼオンに言われたそこは大きな洞窟のようだった。
中に入ると、キチンと岩を加工しており、清潔にしている。
「けっこう綺麗だな」
「ええ、鉱物がでるところにコボルトは住みます。 石の加工もお手のものでしょう」
「とはいえ、俺たちも製鉄の技術があるわけではない。 拾ったり奪った武器を研磨して使っている」
そうゼオンは話した。
奥まで入ると、床に引かれた獣の皮のような敷物のうえ、多くのコボルトたちが並び苦しそうに唸っていた。
「よしとりあえず、回復だ」
おれとサクトは回復魔法をかける。 コボルトたちには黒い模様のようなものがあり、魔法をかけると小さくなる。
「だめだ。 一時的にちいさくなってもまた大きくなってくる」
「こちらもです」
「そうだ。 回復魔法でも、どんな薬草でも一時的には回復するが、すぐ悪化する......」
座り込みゼオンがいう。
(精霊ちゃん。 どうすればいい)
『魔法の種類がわからないので、できうるならあなたが罹《かか》るのが一番です。 それでこの魔法の構造が理解できるでしょう』
(なるほど...... しらないとってことか)
「なあゼオン、この病気うつるのか」
「ああ、そばにいればいずれうつる」
「もっと短期間でうつせないか」
「短期間...... それは噛まれたらうつるとは思うが、まさか!?」
「マサトさま! それは! ならば私が!」
「いや、おれじゃないと無理みたいなんだ。 一番ひどいものを教えてくれ」
「それは、俺の妹ネオンだ。 もはや......」
「なら早く!」
ゼオンを急かせて、奥の部屋へとむかう。 そこにはからだ全体が黒くなっていた少女のコボルトがいた。
「うっ...... う、兄さん......」
「ネオン......」
片目をあけながら苦しげに少女は言葉を絞り出す。 ゼオンは口をとじ、血を流している。
「......ネオン、おれを噛むんだ」
そういっておれは腕をだす。
「うっ...... そんな、そんなことできない...... この病気に...... うっ、かかるから......」
苦しそうに唸りながら、少女は拒否する。
「いいから、おれは平気だ」
「だ...... め、苦しいのを...... 与えたく...... ない」
(こんなになってもこの優しさか...... これは何とかして助けないと、回復魔法で一時的に...... だめだな。 しかたない)
「おいゼオン! ネオンの口をあけろ! はやく!」
「あ、ああ!」
「だめ...... だ、め......」
ゼオンは無理やり口をあけさせる。 ネオンは抵抗していたが力がなくなり口が開いた。
「よし!」
おれは腕をネオンの牙に強く当てた。 体に鋭い痛みが走る。 見るまに腕に黒い模様が広がる。
(うっ...... これは魔力が体に流れ込んでくる! なんだこれ!! すごい悪意を感じる!!)
『構造を理解しました。 それを中和する魔力を【創造】《クリエイト》してください』
「よし【創造】《クリエイト》!」
腕から痛みが引いていくと同時に黒い模様もきえた。
『回復にこの魔法を中和する力が備わったはずです』
「わかった!」
おれはネオンに回復をほどこす。
「おお!! ネオンの体から黒い場所が少しずつなくなっていく!」
ゼオンがそう涙を流した。
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