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第二十四話
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「磯の香りがするな」
「ええ、それにいい潮風」
おれたちは船の様子を見るために港にきたが、美しい海に見とれていた。
「レキさんたちは東の大陸を説得しているって話しだけど...... クリアは無理なのかな」
アイは不安げにいった。
「そもそもテストプレイヤーたちしかいないからね。 他のゲームみたいに攻略に特化したプレイヤーが多いわけじゃないし、つまるのも仕方ないよ」
「確かに無理に進めれば死者もでかねないしね」
「それに邪魔をしてくるプレイヤーもいるみたいだ」
「ここに残りたい人か......」
「遺跡やダンジョンを破壊したり、古い文献を焼き払ったり、情報を消し去ってるみたいだ」
「厄介ね。 最悪、出会えば実際に襲ってきかねない」
そう話して歩いていると、そこには大きな帆船が停泊していた。
「できてるぜ!」
「早いね」
「まあ、修理だけだからな! 古いがいい船だ! 乗ってくんな!」
船大工からいわれ、おれたちは船にのる。
「そういやアイ、船なんて操縦できるの?」
「これゲームだよ」
アイが笑う。
「水夫なんかはいらないのかな?」
「さすがにそこまでリアルじゃないでしょ」
おれたちは船に乗り込む。
船の操舵室で操舵輪を持つも、一向に進まない。
「......うん、全く進まないよ」
「みたいね......」
「当たり前だ。 水夫がいないなら進むわけがなかろう」
「だね。 ん?」
振りかえると、テラリスがあきれた顔をしてたっていた。
「テラリス!? なんで」
「私も同行したい。 各国の状況をみてくるようにとの王の命だ」
「本当に?」
「こ、今度は本当だ! サナとアイがいるから許可かでた」
そう書類を見せてきた。
「どうする?」
「いいんじゃない。 私たちだけより、この世界に詳しいテラリスがいた方が助かるよ」
(確かに...... 生存率も上がるが)
「じゃあよろしく、テラリス」
「ああ、よろしくたのむ!」
そして再び仲間になったテラリスの手配で、水夫たちが集められ、船で出航する。
「それで西の大陸のどこに行く」
「このマギエクナにいきたいんだけど?」
そうアイがいうと、テラリスは怪訝な顔をした。
「マギエクナ...... そこはほとんど人がいない砂漠だが」
「街もないの?」
「港町と少しの集落だけだ。 その集落もモンスターに滅ぼされた。 そもそもあそこはなにもないのになぜ?」
「古代文明があったんだよね」
「ああ、遥かむかしにな。 今や訪れるものは、落ちている古代文明の遺物目的の者だけだ。 しかも手に入れても価値のないものだぞ。 ほとんどが変わった好事家が欲しがるものだ」
「なにかないか探そうとおもってさ」
「そうなのか...... 私はてっきり世界を旅するのかと」
かなりガッカリした様子でテラリスは肩をおとした。
「なんかガッカリしてるよ」
「多分王女さまだから、旅したこともないのね。 私たちについてきて旅したかったんじゃないかな」
そうアイは小声でいう。
「テラリスはどこかいきたい場所とかあるの?」
「わ、私か、えっと、モンラクトル大樹海とか。 アルフォク砂漠とか、あとはリオネット大氷河とかみてみた...... いや別に」
恥ずかしそうに言葉を止めた。
「ここが終わったら、そっちにいってみよう」
「そうね」
「そ、そうか! じゃあ早く探索を終わらせよう!」
テラリスは意気揚々とそういう。
「なんかやっぱり人間みたいだな」
「そうだね。 !? なにか来る」
アイが叫ぶ。
「後ろからか!」
後方から船が接近してくる。
「海賊船だ!!」
水夫の一人が叫んだ。
「海賊か! そんなものがでるのか!」
確かに帆にドクロがかかれた船が四艘こっちに近づいてくる。
「速いな! 追い付かれる」
「迎え撃つしかないな」
「ええ、船を止めないと動いてる船だと揺れてて戦えない!」
おれたちは船を止めてかまえた。
ウオオオオ!!
そう並走してきた左右の船から、海賊たちがこちらの船に鉤をかけ、乗り込んでくる。 その数は四十人程度だ。
こちらはおれとアイ、テラリスで迎え撃つ。
(水夫がやられると船の操舵ができない。 ここはおれたちでやるしかない)
「ストームグラディウス!」
竜巻のような風が海賊を吹き飛ばし海におとした。
アイは杖で混乱する鱗粉を撒き散らすコンフェモスを呼び、混乱する海賊たちをテラリスは剣をふるい海へおとしていく。
「なんだこいつらたった三人なのに!」
「強すぎる! うわっ!」
クリアが海へと海賊をおとした。
「怒ってるな」
「自分が入ってなかったからかな」
「頭《かしら》! 頼みます!」
海賊の一人がいうと、海賊船から一人の少年が船へと登ってきた。
「ええ、それにいい潮風」
おれたちは船の様子を見るために港にきたが、美しい海に見とれていた。
「レキさんたちは東の大陸を説得しているって話しだけど...... クリアは無理なのかな」
アイは不安げにいった。
「そもそもテストプレイヤーたちしかいないからね。 他のゲームみたいに攻略に特化したプレイヤーが多いわけじゃないし、つまるのも仕方ないよ」
「確かに無理に進めれば死者もでかねないしね」
「それに邪魔をしてくるプレイヤーもいるみたいだ」
「ここに残りたい人か......」
「遺跡やダンジョンを破壊したり、古い文献を焼き払ったり、情報を消し去ってるみたいだ」
「厄介ね。 最悪、出会えば実際に襲ってきかねない」
そう話して歩いていると、そこには大きな帆船が停泊していた。
「できてるぜ!」
「早いね」
「まあ、修理だけだからな! 古いがいい船だ! 乗ってくんな!」
船大工からいわれ、おれたちは船にのる。
「そういやアイ、船なんて操縦できるの?」
「これゲームだよ」
アイが笑う。
「水夫なんかはいらないのかな?」
「さすがにそこまでリアルじゃないでしょ」
おれたちは船に乗り込む。
船の操舵室で操舵輪を持つも、一向に進まない。
「......うん、全く進まないよ」
「みたいね......」
「当たり前だ。 水夫がいないなら進むわけがなかろう」
「だね。 ん?」
振りかえると、テラリスがあきれた顔をしてたっていた。
「テラリス!? なんで」
「私も同行したい。 各国の状況をみてくるようにとの王の命だ」
「本当に?」
「こ、今度は本当だ! サナとアイがいるから許可かでた」
そう書類を見せてきた。
「どうする?」
「いいんじゃない。 私たちだけより、この世界に詳しいテラリスがいた方が助かるよ」
(確かに...... 生存率も上がるが)
「じゃあよろしく、テラリス」
「ああ、よろしくたのむ!」
そして再び仲間になったテラリスの手配で、水夫たちが集められ、船で出航する。
「それで西の大陸のどこに行く」
「このマギエクナにいきたいんだけど?」
そうアイがいうと、テラリスは怪訝な顔をした。
「マギエクナ...... そこはほとんど人がいない砂漠だが」
「街もないの?」
「港町と少しの集落だけだ。 その集落もモンスターに滅ぼされた。 そもそもあそこはなにもないのになぜ?」
「古代文明があったんだよね」
「ああ、遥かむかしにな。 今や訪れるものは、落ちている古代文明の遺物目的の者だけだ。 しかも手に入れても価値のないものだぞ。 ほとんどが変わった好事家が欲しがるものだ」
「なにかないか探そうとおもってさ」
「そうなのか...... 私はてっきり世界を旅するのかと」
かなりガッカリした様子でテラリスは肩をおとした。
「なんかガッカリしてるよ」
「多分王女さまだから、旅したこともないのね。 私たちについてきて旅したかったんじゃないかな」
そうアイは小声でいう。
「テラリスはどこかいきたい場所とかあるの?」
「わ、私か、えっと、モンラクトル大樹海とか。 アルフォク砂漠とか、あとはリオネット大氷河とかみてみた...... いや別に」
恥ずかしそうに言葉を止めた。
「ここが終わったら、そっちにいってみよう」
「そうね」
「そ、そうか! じゃあ早く探索を終わらせよう!」
テラリスは意気揚々とそういう。
「なんかやっぱり人間みたいだな」
「そうだね。 !? なにか来る」
アイが叫ぶ。
「後ろからか!」
後方から船が接近してくる。
「海賊船だ!!」
水夫の一人が叫んだ。
「海賊か! そんなものがでるのか!」
確かに帆にドクロがかかれた船が四艘こっちに近づいてくる。
「速いな! 追い付かれる」
「迎え撃つしかないな」
「ええ、船を止めないと動いてる船だと揺れてて戦えない!」
おれたちは船を止めてかまえた。
ウオオオオ!!
そう並走してきた左右の船から、海賊たちがこちらの船に鉤をかけ、乗り込んでくる。 その数は四十人程度だ。
こちらはおれとアイ、テラリスで迎え撃つ。
(水夫がやられると船の操舵ができない。 ここはおれたちでやるしかない)
「ストームグラディウス!」
竜巻のような風が海賊を吹き飛ばし海におとした。
アイは杖で混乱する鱗粉を撒き散らすコンフェモスを呼び、混乱する海賊たちをテラリスは剣をふるい海へおとしていく。
「なんだこいつらたった三人なのに!」
「強すぎる! うわっ!」
クリアが海へと海賊をおとした。
「怒ってるな」
「自分が入ってなかったからかな」
「頭《かしら》! 頼みます!」
海賊の一人がいうと、海賊船から一人の少年が船へと登ってきた。
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