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第五話
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「それで、ここに本気で住むつもりかリン」
アエルがそう聞いてくる。
「アエルもそのつもりだったんでしょ」
「いや私はただやみくもに逃げてきただけだ...... どこに逃げても居場所なんてないのにな......」
そうかなしそうにつぶやいた。
「そうか少しそこで休んでて、私の力でもすぐに回復できるわけじゃないから。 【念力】《サイコキネシス》、【念動力】《テレキネシス》、【空念力】《エアロキネシス》」
埋まっている周囲の大木を地面から浮かせると、風で木材へと加工する。
「【念力】《サイコキネシス》」
加工した木材を移動させ地面においた。
「あとは【念動力】《テレキネシス》【地念力】《アースキネシス》」
町で買っておいた鉄の板を長い釘状に変え、それを木材に打ち込み汲み上げ、簡易のログハウスのようにしてみた。
「なんだ...... その魔法」
アエルは唖然としている。
「とりあえず、家の建てかたはわからないけど、住むだけならこれでいい。 後で手を加えていこう」
家のなかにはいり、町で手に入れた家具をおく。
「ベッドはアエルが使えばいいよ。 毛布は予備で何枚か買ってあるから大丈夫か......」
「リン、お前は勇者というやつか」
少し怯えながら、アエルはいった。
「勇者? なにそれは?」
「魔族の人口が増えると襲ってくる人間で、今まで幾度も魔族は滅ぼされかけたという。 尋常じゃない力と魔法を操るらしい......」
「ちがうといっても、無理かも知れないけど、そんな英雄みたいなら、こんなところに住むわけないと思うけど」
「......まあ、確かに、私を助けてくれたしな」
「どういうこと?」
「勇者は魔族を躊躇なく殺害するときいたことがある」
そういうと少しほっとしたようだった。
その日は、軽く食事を取り、少し魔族のことをきいて眠る。
次の日、起きると軽く食事を取り、外に出る。
「さて、これからどうするか?」
「住むなら水だろうな」
アエルが体を伸ばしながらいった。
「確かに...... 食料は町に行けば手に入るけど、飲み水は必要だね。 魔法でつくれないの?」
「水をだす魔法か、あれは大量に作るには時間がかかるぞ」
「それなら、水を探すしかないか」
「水を...... どうやって?」
アエルは不思議そうに見ている。
【地念力】《アースキネシス》で鉄の板を二本のL字状の棒に加工した。
「なんだそれは?」
「これはダウジングロッド。 「物体探知」《ダウジング》で水脈を探すの」
地面をその棒をもち歩く、すると棒が左右に大きく開いた場所がある。 そこを【遠隔透視】《リモートビューイング》でみると地下に水があった。
「さてこの地下に水脈があるが、どうするかな」
「大地を操る魔法で開ければいいんじゃないか?」
「【地念力】《アースキネシス》は土は操れない、鉱物だけ。 使えるなら【念力】《サイコキネシス》か【念動力】《テレキネシス》だが、うまく開けられるか...... 広範囲に破壊してしまうかも」
「よくわからんが、井戸をつくるのに、この地面を縦に掘ればいいのか」
「ええ、できるの?」
アエルは目をつぶると両手を地面に向けた。
ーー大地を、我が想いにこたえ、汝のその姿を変えよーー
「ビルド、アースモーフィング」
すると地面が穴があき、地下へと石の筒ができた。 下から水がしみだしてくる。
「それが魔法!」
「なにを驚いている。 お前の方がすごいだろ」
不思議そうにアエルがいう。
「まあ...... だけど、どういう原理なの」
「原理? 【コード】という規定される指示をだし、実行するだけだが? 人間の魔法は違うのか?」
(よくわからないな...... まあ、魔法だからか。 それなら、もしかしたら帰れるような魔法があるかもしれない)
とりあえず、桶に荷物を縛っていたロープをくぐり、水を引き上げる。
ーー水よ、汚れし汝の身を、清く浄めよーー
「ビルド、アクアクリア」
アエルが魔法を使った。
(【霊的感知】《クレアセンティエンス》が反応しない。 無害か)
飲んでみるとおいしかった。
「よし、これで飲み水は確保だ。 さてこれからなにが必要?」
「とりあえずモンスター対策だな」
「近くのものはあらかた倒したよ」
「いやモンスターはどんどん増えてくる。 倒しても倒してもだ。 とにかく増えるんだ。 つがいになってなくても増える」
(単性生殖、あんな複雑な生き物が...... 魔素とかの力のせいか)
「そうなのか...... なら壁か」
「それは私が作ろう。 ただ材料がほしい。 木を切ってくれるか」
「その魔法は何でもつくれるの」
「大気から量をつくるのは難しいが、基本的に何かの物質があれば、魔法を覚えていれば大抵のものはつくれる。 できるだけ小さい方がつかれないな」
「小さくか、灰でもいい?」
「かまわないが...... どうやって灰をつくるんだ?」
それを聞き風を操って木々を斬り倒し空に浮かせると、それを【炎念力】《パイロキネシス》で燃やし灰にした。
「なっ!? やはりお前は勇者か!」
アエルは距離をとってかまえる。
「違う、と説明するのは面倒だね......」
怯えるアエルをなんとか時間をかけてなだめた。
アエルがそう聞いてくる。
「アエルもそのつもりだったんでしょ」
「いや私はただやみくもに逃げてきただけだ...... どこに逃げても居場所なんてないのにな......」
そうかなしそうにつぶやいた。
「そうか少しそこで休んでて、私の力でもすぐに回復できるわけじゃないから。 【念力】《サイコキネシス》、【念動力】《テレキネシス》、【空念力】《エアロキネシス》」
埋まっている周囲の大木を地面から浮かせると、風で木材へと加工する。
「【念力】《サイコキネシス》」
加工した木材を移動させ地面においた。
「あとは【念動力】《テレキネシス》【地念力】《アースキネシス》」
町で買っておいた鉄の板を長い釘状に変え、それを木材に打ち込み汲み上げ、簡易のログハウスのようにしてみた。
「なんだ...... その魔法」
アエルは唖然としている。
「とりあえず、家の建てかたはわからないけど、住むだけならこれでいい。 後で手を加えていこう」
家のなかにはいり、町で手に入れた家具をおく。
「ベッドはアエルが使えばいいよ。 毛布は予備で何枚か買ってあるから大丈夫か......」
「リン、お前は勇者というやつか」
少し怯えながら、アエルはいった。
「勇者? なにそれは?」
「魔族の人口が増えると襲ってくる人間で、今まで幾度も魔族は滅ぼされかけたという。 尋常じゃない力と魔法を操るらしい......」
「ちがうといっても、無理かも知れないけど、そんな英雄みたいなら、こんなところに住むわけないと思うけど」
「......まあ、確かに、私を助けてくれたしな」
「どういうこと?」
「勇者は魔族を躊躇なく殺害するときいたことがある」
そういうと少しほっとしたようだった。
その日は、軽く食事を取り、少し魔族のことをきいて眠る。
次の日、起きると軽く食事を取り、外に出る。
「さて、これからどうするか?」
「住むなら水だろうな」
アエルが体を伸ばしながらいった。
「確かに...... 食料は町に行けば手に入るけど、飲み水は必要だね。 魔法でつくれないの?」
「水をだす魔法か、あれは大量に作るには時間がかかるぞ」
「それなら、水を探すしかないか」
「水を...... どうやって?」
アエルは不思議そうに見ている。
【地念力】《アースキネシス》で鉄の板を二本のL字状の棒に加工した。
「なんだそれは?」
「これはダウジングロッド。 「物体探知」《ダウジング》で水脈を探すの」
地面をその棒をもち歩く、すると棒が左右に大きく開いた場所がある。 そこを【遠隔透視】《リモートビューイング》でみると地下に水があった。
「さてこの地下に水脈があるが、どうするかな」
「大地を操る魔法で開ければいいんじゃないか?」
「【地念力】《アースキネシス》は土は操れない、鉱物だけ。 使えるなら【念力】《サイコキネシス》か【念動力】《テレキネシス》だが、うまく開けられるか...... 広範囲に破壊してしまうかも」
「よくわからんが、井戸をつくるのに、この地面を縦に掘ればいいのか」
「ええ、できるの?」
アエルは目をつぶると両手を地面に向けた。
ーー大地を、我が想いにこたえ、汝のその姿を変えよーー
「ビルド、アースモーフィング」
すると地面が穴があき、地下へと石の筒ができた。 下から水がしみだしてくる。
「それが魔法!」
「なにを驚いている。 お前の方がすごいだろ」
不思議そうにアエルがいう。
「まあ...... だけど、どういう原理なの」
「原理? 【コード】という規定される指示をだし、実行するだけだが? 人間の魔法は違うのか?」
(よくわからないな...... まあ、魔法だからか。 それなら、もしかしたら帰れるような魔法があるかもしれない)
とりあえず、桶に荷物を縛っていたロープをくぐり、水を引き上げる。
ーー水よ、汚れし汝の身を、清く浄めよーー
「ビルド、アクアクリア」
アエルが魔法を使った。
(【霊的感知】《クレアセンティエンス》が反応しない。 無害か)
飲んでみるとおいしかった。
「よし、これで飲み水は確保だ。 さてこれからなにが必要?」
「とりあえずモンスター対策だな」
「近くのものはあらかた倒したよ」
「いやモンスターはどんどん増えてくる。 倒しても倒してもだ。 とにかく増えるんだ。 つがいになってなくても増える」
(単性生殖、あんな複雑な生き物が...... 魔素とかの力のせいか)
「そうなのか...... なら壁か」
「それは私が作ろう。 ただ材料がほしい。 木を切ってくれるか」
「その魔法は何でもつくれるの」
「大気から量をつくるのは難しいが、基本的に何かの物質があれば、魔法を覚えていれば大抵のものはつくれる。 できるだけ小さい方がつかれないな」
「小さくか、灰でもいい?」
「かまわないが...... どうやって灰をつくるんだ?」
それを聞き風を操って木々を斬り倒し空に浮かせると、それを【炎念力】《パイロキネシス》で燃やし灰にした。
「なっ!? やはりお前は勇者か!」
アエルは距離をとってかまえる。
「違う、と説明するのは面倒だね......」
怯えるアエルをなんとか時間をかけてなだめた。
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