ブラックボックス 〜禁じられし暗黒の一角〜

parip Nocturne

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第4章  破壊と再生

待ち人来ず-6-

 「それでは、次は…これをお願いします」
 受付嬢が依頼書を出した。
 オーク、30体いない場合はいなくなるまでと書かれている。
 「これ…普通のオークなの。そこそこ多いけどオークぐらいだったら倒せるんじゃないの」
 アーウェンが言う。
 「オークの肉が今すぐ欲しいんです。肉に関しては若いオークの方が美味しいので、ジェネラルとかロードとかより普通のオークがいいです」
 受付嬢が言う。
 「曖昧なのがってあるけど、前に三体しか居なくって見渡してもいない、少し探してもいない場合どうするの、コレしかいませんでしたで良いの」
 アーウェンが質問する。
 「そうですね…30体は絶対取ってもらって、それ以上なら更に良いってことです」
 受付嬢も判断がつかないような辿々しい言い方だった。多ければ文句は言われないだろうという判断だろう。
 「分かりました…倒しすぎて怪物愛護団体見たいのは来ないですよね」
 アーウェンは念をいれる。
 「…大丈夫です。なんとかします」
 受付嬢は驚いた顔をになり、そのあと顔を逸らし話す。
 怪物愛護団体みたいのはいるみたいだ。
 「分かりました…それではオーク狩ってきます」
 アーウェンは言いギルドを出る。
 「…いってらっしゃい…」
 受付嬢が挨拶を言い切る前に出て行ってしまった。
 「アーウェンさんのあの態度はないかと思いまして」
 会計が前に出てくる。コツコツと靴を鳴らしながら話しかけってくる。
 「本当にね、緊急だってあんな態度取られて…ほ ん と な に さ ま…」
 「———何か、ありましたか」
 書記が話している中アーウェンが帰ってきた。
 「いえいえ、アーウェンさんのことではなく、問題起こす冒険者が居て…オークは見つかりました」
 受付嬢はなんとか嘘をつき、話題を変えた。皆、目が飛び出しそうな顔をする。
 「う、うん……オークの群れなのか村なのかわからないけど、全員持ってきたよ。急いでいるって言ってたから、捕まえてきた」
 アーウェンがそう言うと、受付嬢が確認したいと言う。アーウェンはその場に三体オークを出す。
 「これで全部ですか」
 「———あと50体はいる」
 「っ…そんなに」
 「———うん、倉庫に入れるんで良いよね。生け捕りもいて活きがいいよ」
 受付嬢はそれを聞き、倉庫に連れて行く。
 目の前に馬小屋を気持ち大きくしたものがある。
 「これが我がギルドの保管庫よ」
 受付嬢が苦々しい顔で言う。
 「これじゃあ、オークが圧タヒしちゃうよ。このまま、依頼主の所に持って行こうか」
 アーウェンはそう言うと、ギルドに戻る。受付嬢は呆気に取られたが、すぐに追いかける。
 「オークの依頼書見せてくれない…」
 アーウェンは依頼書を書記から渡される。受付嬢は駆け寄るも遅かった。
 「ふ~ん、モンテカルル伯爵か。わかった」
 アーウェンはそう言いギルドを出て行く。
 「だめ~~~~」
 受付嬢の悲痛な叫びも届かなく。アーウェンはモンテカルル伯の元に行くのであった。
 
 
 
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