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第1章 相棒と別れと
旅立ちは雨-2-
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皆をブラックボックスに入れる。ライトニングの手を握り外に出る。
家を出て、見渡しても暗い。この季節ならオレンジ色が淡く広がっているはずだが縁起が悪い。
ライトニングは風にあたり正気を取り戻したがまだ不安は残る。ブラックボックスに、戻るよう言う。
「私は大丈夫です。どうか…はぅ」
ライトニングの背中に手を回すと、声を上げる。
「これでも大丈夫なの」
アーウェンはそう言い手で叩く。
「う、う。だ、大丈…夫です」
ライトニングはどんどん丸まっていき背が縮こまっていく。
「ほら、まだダメじゃないか。僕なら三時間ぐらいは跳んでられる。だから、落ち着いたら、光で包んで運んでくれない」
アーウェンはそう言い、ライトニングに手を差し出す。ライトニングはそれに応えて、手を握り、立ち上がる。
「わかりました。それでは戻ります。必ず主人を光で包みます」
ライトニングはブラックボックスに戻っていく。そのさい、手を強く握り締められる。そしてブラックボックスに消えていく。
「よし、いくとするか」
アーウェンは呟く。気合いを入れて跳び立つ。母親の声が聞こえたようだが振り向かない。お互い相容れないだろうから…。
山を越え、進む。まだ、山の管理人がいない時間帯。兎に角跳び続ける。そんな中雨が降り出す。雨が降り、汗が急激に冷えてく、低体温になり始め体が震えだす。雨で視界が悪くなる。こんな時は近くの山小屋に行くのだが、どこも同じくらい遠い。こうなれば意地で跳ぶしかない。
体の影が自分の体より前に出てくる。徐々に光に飲み込まれ影がなくなり完全に飲み込まれると、一面、白い世界になる。方向がわからなくなり動揺する。ここは。
(ライトニングの光の中)
ライトニングは後ろから抱きしめながらアーウェンに体重を預けている感じだ。
「まだ、本調子じゃないじゃんか」
ライトニングは強く抱きしめてくる。
「それでも、雨に打たれている主人は見ていられません。我慢しますから…我慢してみますから」
アーウェンは心を動かされたような気がする。俯き考える。
(ああ、彼女にこんなこと言わすなんて情けない。俺が意思、責任、自分を持たなくちゃいけない)
アーウェンはライトニングの腕に手を置き、話しかける。
「カバン置いても大丈夫…」
ライトニングは返事を返し、カバンを置く。アーウェンは続けて聞く。
「ちょっと、放してもらったいいかな…」
ライトニングはより強く、抱きしめる。
「大丈夫だよ。濡れている、上着を脱ぎたいんだ」
そう言うとライトニングは放し、アーウェンが濡れた、服を脱ぐのが引っかかって取りづらそうにしているのでライトニングが取ると、細マッチョがあらわになる。
「どんなことがあっても,皆のこと支えるから」
アーウェンは覚悟を決める。
家を出て、見渡しても暗い。この季節ならオレンジ色が淡く広がっているはずだが縁起が悪い。
ライトニングは風にあたり正気を取り戻したがまだ不安は残る。ブラックボックスに、戻るよう言う。
「私は大丈夫です。どうか…はぅ」
ライトニングの背中に手を回すと、声を上げる。
「これでも大丈夫なの」
アーウェンはそう言い手で叩く。
「う、う。だ、大丈…夫です」
ライトニングはどんどん丸まっていき背が縮こまっていく。
「ほら、まだダメじゃないか。僕なら三時間ぐらいは跳んでられる。だから、落ち着いたら、光で包んで運んでくれない」
アーウェンはそう言い、ライトニングに手を差し出す。ライトニングはそれに応えて、手を握り、立ち上がる。
「わかりました。それでは戻ります。必ず主人を光で包みます」
ライトニングはブラックボックスに戻っていく。そのさい、手を強く握り締められる。そしてブラックボックスに消えていく。
「よし、いくとするか」
アーウェンは呟く。気合いを入れて跳び立つ。母親の声が聞こえたようだが振り向かない。お互い相容れないだろうから…。
山を越え、進む。まだ、山の管理人がいない時間帯。兎に角跳び続ける。そんな中雨が降り出す。雨が降り、汗が急激に冷えてく、低体温になり始め体が震えだす。雨で視界が悪くなる。こんな時は近くの山小屋に行くのだが、どこも同じくらい遠い。こうなれば意地で跳ぶしかない。
体の影が自分の体より前に出てくる。徐々に光に飲み込まれ影がなくなり完全に飲み込まれると、一面、白い世界になる。方向がわからなくなり動揺する。ここは。
(ライトニングの光の中)
ライトニングは後ろから抱きしめながらアーウェンに体重を預けている感じだ。
「まだ、本調子じゃないじゃんか」
ライトニングは強く抱きしめてくる。
「それでも、雨に打たれている主人は見ていられません。我慢しますから…我慢してみますから」
アーウェンは心を動かされたような気がする。俯き考える。
(ああ、彼女にこんなこと言わすなんて情けない。俺が意思、責任、自分を持たなくちゃいけない)
アーウェンはライトニングの腕に手を置き、話しかける。
「カバン置いても大丈夫…」
ライトニングは返事を返し、カバンを置く。アーウェンは続けて聞く。
「ちょっと、放してもらったいいかな…」
ライトニングはより強く、抱きしめる。
「大丈夫だよ。濡れている、上着を脱ぎたいんだ」
そう言うとライトニングは放し、アーウェンが濡れた、服を脱ぐのが引っかかって取りづらそうにしているのでライトニングが取ると、細マッチョがあらわになる。
「どんなことがあっても,皆のこと支えるから」
アーウェンは覚悟を決める。
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